国内ミステリー作品一覧
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-演出家の柳田洋三が内縁の妻紫はこべや若手俳優の水壁辰樹を率いて「オイディプス王」をアヴィニョン演劇祭で上演すべく稽古をしている。柳田はやけに水壁に厳しく当たるようにみえるのは、紫が水壁に目をかけている反動なのだろうか。紫は仏文出身の柳田の語学力を信用せず、女子大で演劇部を指導しているフランス留学経験のある松沢倫太郎に同行を頼む。 紫は水壁とのキスシーンをマスコミに盗撮され、柳田との関係がさらに険悪になる。日本での公演を終えた一行はフランスに出発する。Kテレビのディレクターの山中辰雄は、紫も出演する『嫉妬の構図』というドラマの舞台をアヴィニョン演劇祭に設定して、公演に帯同することになった。アヴィニョン演劇祭では招待公演の『オイディプス王」は人気の演目となるが、松沢のフランス留学時代の恋人ヴィオレット・ウィロウが「NARIHIRA」という芝居で大注目の女優になっているのであった。 水壁の高校時代の友人である桐山敏也は名古屋で見た舞台に魅せられてフランスまで付いてきた。アヴィニョンでの公演中、ディレクターの思いつきでドラマの出演まで果たすことになった桐山は、千秋楽にオイディプス王の役を交代してくれるように水壁に泣きついた。フランスの演劇学校の学生イリスと一緒に代役の桐山の演技を見る水壁の目の前で突然オイディプス王役の桐山が心臓麻痺で死んだ。 出演者やテレビクルーは後ろ髪を引かれながら日程通り日本に帰国することになったが、自然死と思われた桐山の遺体の解剖の結果、ニオイスミレの種の毒による他殺が発覚した。
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-新宿区のテアトルふらんすで三橋里奈という新人脚本家が書いた『ジャンヌ・ダルク』の舞台稽古が坂戸真の演出で始まっている。坂戸はベテラン脚本家の高井麻巳子に相談を持ちかけた。脚本の内容に納得がいかないためだ。麻巳子は鎌倉大学教授の山浦に相談を持ちかけた。三橋の台本を見た山浦が演劇文化館で調べてみると第四幕と第五幕の後半部分は亡くなった劇作家都崎あきの初期の脚本の引き写しであった。そもそも三橋里奈に台本を書かせたのは演出家協会の理事佐々部春吉だったが、三橋里奈が佐々部春吉の愛人なのは公然の秘密であった。『ジャンヌ・ダルク』の公演は初日から一週間経った。新聞も各紙が取り上げ、テレビも連日取り上げている。しかし、収まらないのは三橋里奈であった。盗作の罪を悔いているどころか、まだ『ジャンヌ・ダルク』に執着しているのだ。この事実を知った佐々部も照山もそれぞれ里奈を許せない。照山は盗作と旅費の流用について、佐々部は芹山を愛人にしたことについてである。 『ジャンヌ・ダルク』千秋楽の日、主演の川田夕美が現れない。仕方なく、新人女優の新井夢子が代役を努めて無事第四幕が終わった。第五幕でジャンヌ・ダルクが張り付けられた処刑台が突然倒れてしまう。舞台は大混乱に陥る。ジャンヌ・ダルクで蘇りを狙った三橋里奈が荒井夢子を脅して役を入れ替わったのであった。
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-悪人は誰? 善人は誰? 世界の見え方が反転する、リーガル・エンタメミステリ! 中野奈々は、なんとなく法学部に通う大学生。 実家の抱えるトラブルのせいで鬱々とし、家に帰る気になれないでいた。 そんなとき、ふと見かけた子猫の後を追いかけ、ある店に辿り着く。 壁に「正義の女神」のプレートが掲げられたそこは、「BAR Lawful」――合法的なバー。 ――弁護士兼バーテンダーの相楽圭が、依頼人の相談を聞く、法律事務所の出張所だった。 相楽に依頼者と間違えられた奈々だが、じきに本物の依頼者が訪れる。 認知症の母の財産を叔父が奪い取ったため、取り返してほしい。 そんな切実な相談のあと、不意に現れた、BARのオーナーで敏腕弁護士の暮坂に問い詰められ、 奈々はなりゆきで相楽の助手として調査に参加することになり……。 流され系女子大生と善人貧乏弁護士、エリート(悪徳?)弁護士のトリオが送る、 いつか使える法律知識満載の、リーガル・エンタメミステリ! ※本書は、2016年6月1日に配信を開始した単行本「法廷外弁護士・相楽圭 はじまりはモヒートで」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
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-美貌の実力派女優・鈴子(すずこ)は人気絶頂のなか、年上のちょっと冴えない舞台出身の脇役俳優・由崎克彦(ゆざきかつひこ)と結婚。奔放で飾らない鈴子の人柄で明るい家庭を渋谷区松涛に構えていた。克彦の仕事場である世田谷区の撮影所で鈴子は、弁当を届けにきていた女子高生・佳恵(よしえ)に出逢い、鈴子に憧れていた彼女を自宅のお手伝いさんとして採用する。鈴子の寵愛を受けていた佳恵だが、鈴子が娘を出産したことで様子が一変する。赤ちゃんの世話役として、いけすかない別の若い女性が家に入ってきたのだ。そして悲劇が起こる。赤ちゃんが亡くなった状態で自宅から発見されたのだ――。スキャンダラスに報じられた事件の7年後、由崎家には4つになる娘の日阿子(ひあこ)と、新しいお手伝いさんの暁子(あきこ)がいた。元気はつらつで食欲旺盛な日阿子はテレビドラマの子役に抜擢され、その笑顔が日本中を夢中にさせる存在に。この家の平和を心から願う控えめなお手伝いさんの暁子だが、彼女には胸に隠したある「秘密」があった――。幸せそうに見える家族。けれど実際は、それぞれが人に言えない暗い過去や闇を抱えながら生きている。夫婦とは、親子とは、血のつながりとは……という深いテーマに挑んだ、家族の魂の再生の物語。 ※本書は、2016年4月1日に配信を開始した単行本「虹の巣」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
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4.0“普通”じゃない── 〈狂人村〉での絶望ゲーム!? 特殊ルールの中、圧倒的に不利な闘いが、いま始まる! 映画化決定! 原作&コミカライズ シリーズ累計70万部突破の〈サバイバル・ホラー〉! ◎疑うのか? 信じるのか? 勝つのは“狼”か、“村人”か、はたまた――。 集められた高校生たちの生死を賭けた“疑心暗鬼”が始まる! ベストセラー『人狼ゲーム』シリーズ、最新作! ◎汝は人狼なりや? 話題の「人狼ゲーム」をテーマにしたソリッド・シチュエーション・サバイバル・ミステリー! ◎村人たちが狂人!?──これまでのルールとは違う、“普通”じゃない人狼ゲーム! 特殊ルールの中、生き残るのは誰か? これまでの人狼とは違う、推理・思惑・工作が、スリリングに展開する! 〈あらすじ〉『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイして頂きます。この中には二人の人狼役がまぎれこんでいます。それ以外は村人。毎日二十時に、十人は自分が人狼だと思う相手に投票してください。最も多くの票を集めた住人が死亡します。人狼は零時から二時までの間に部屋を出て、村人の中から1人を選んで殺害してください――』 今回の参加者は、全員が過去にも同じような殺戮ゲームを勝ち上がった経験者らしい。あたし、高野蘭子も同じ。家族を借金から救うために、もう一度このゲームに勝たなくちゃいけない。新しく追加された〈キューピッド〉と〈恋人〉のルールで混迷する状況のなか、〈人狼〉に加えて〈恋人〉の役職を得たあたしは、見え隠れする殺戮ゲームの運営側の気配を感じつつゲームの完全勝利を目指す……!
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3.5ミステリー文学資料館は、日本の探偵・推理小説の書籍や雑誌を収集保存し、研究者や一般読者の利用に供するために1999年4月に開館しました。本書は“遺産”ともいえるその膨大なコレクションより、戦前から人気作家として活躍した大下宇陀児と、トリックに執着し続けた楠田匡介のレアな長編2作を選りすぐり、さらには2人の共作も加えた傑作アンソロジー!!
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-2016年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!新本格30周年――今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に!
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5.0待望の全3巻合本版!! 日航機「もく星号」墜落の謎を追う問題作。 昭和27年4月9日、突然消息を絶った日航定期便福岡行き「もく星号」は、羽田を離陸した20分後に消息を絶った。 乗客には八幡製鉄社長・三鬼隆、漫談家・大辻司郎など著名な顔ぶれも混じっていた。翌日、伊豆大島三原山噴火口付近で、バラバラになった機体が発見されたが事故原因は特定されないまま。朝鮮戦争の最中に起ったこの事故は、果たして偶然か謀略か? 筆者代表作「日本の黒い霧」などと同様に、昭和の“謎”事件の真相を解明するため、記録的手法を導入して真正面から挑んだドキュメントタッチの長編小説。
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-小学生の女子児童を狙った連続殺人事件が、東京の八王子市内で発生した。 容疑者すら浮かび上がらないまま、3人の幼い命が奪われる結果となった。 ある日、警察庁科学警察研究所に勤める風祭栞は、義理の妹のかおるから、「姉の行方がわからない」と相談を受ける。 栞のアドバイスにより、夫が警察に行方不明届を出した直後、切断された彼女の〈左腕〉が、八王子市内を流れる南浅川から発見された。 警察が遺体の発見を急ぐ中、新たな女性の〈左腕〉が、別な川に流れ着く……。 〈左腕〉を切断する犯人の目的はなんなのか? 八王子市を舞台に2つの連続殺人事件が交差する。 風祭栞&忍シリーズ最新作!
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-生霊から想い出まで、つかめます。 昆明館(こんめいかん)大学の名物サークル「心霊現象研究ゼミナール」、略して「心研ゼミ」に所属する大学生・岬健吾(みさきけんご)の右手にはある特殊能力があった。 それは、過去に手を伸ばしたり、霊など実体のないものをつかんで具現化させてしまう力だった。 顧問の後藤田(ごとうだ)教授は健吾の特殊能力を見込み、同じく霊と話せる力を持つ女子学生・西脇由香(にしわきゆか)とコンビを組ませ、怪奇事件の解決にあたらせる。 触ると家族の記憶を失くしてしまう桜の木、飛び降り自殺を繰り返す霊、病棟に現れる少女の死神……事件の裏に隠された切なすぎる真相を追いながら、健吾はその右手で彷徨える魂を救おうとする。 だいじょうぶ、この手をつかんで――涙ホロリとくるハートフルホラーミステリ!
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3.3桑の花咲く新月の晩、神が乙女を攫いにやってくる… 悪霊や黄泉の鬼を祓うことを生業としている一宮晶良とその助手・諏訪陽仁は、鎮魂祭の依頼を受け、熊本県矢沢町を訪れる。 そこでは十代の少女たちが次々と昏睡状態に陥り、そのまま肉体が琥珀色に硬化してしまう奇病に侵され変死していた。 矢沢町には古より、桑の花咲く新月の夜、神が人間の乙女を娶りにやってくるという、オカイコ様の嫁取り伝説があった。 折しも町は、二百年に一度の大祭であるオカイコ祭りの季節――オカイコ様を祀る扶桑寺では本尊の即身仏が二百年ぶりに開帳されたが、その即身仏と少女たちの変死体は酷似していて……。 美麗の拝み屋が怪奇事件の謎に迫る伝奇ホラーミステリ!
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4.0二宮光二郎七十五歳、元理科教師で趣味は分解。大抵の故障はすぐ直す。ただし最近頭の調子がイマイチで、家族はちょっと困ってる。そんな俺のじいちゃんが、芝刈り中の老人を刺したって!? クセありじじばばも巻き込み、浪人生活まっさかりのかけるは、真犯人を捜せるのか。「二人で一人」の迷探偵が大活躍! ※本作品は 2015年7月24日~2017年6月15日まで販売しておりました単行本版『分解日記 光二郎備忘ファイル』の文庫版となります。本編内容は同じとなりますので予めご了承下さい。既に同作品をご購入されているお客様におかれましてはご注意下さい。
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-「疑惑のラビリンス 異国の少女」第二次世界大戦後期、海南島沖で漂流する輸送船。調査に向かう憲兵少尉の雪下胡桃。生き残っていたのはドイツ人の美少女エルナただ一人。そして大量のアヘン。いったい何があったのか。さらに妖艶な美女がエルナの命を狙うのはなぜ。背後に見える巨大な陰謀。そして終戦の混乱に生き残れるのか。胡桃の洞察力が冴える。「疑惑のラビリンス 雛人形の悪夢」終戦直後の日本。元憲兵隊の雪下胡桃の洞察力と抜群の戦闘能力が冴える。お色気満載で魅惑的な陽子。天才美少女エルナ。ドジな安藤政季をもり立て探偵事務所を開設した四人。ある富豪から雛人形の捜索という変わった依頼。都内では若い女性らしき切断された腕や足が見つかる。また近くには雛人形の同じ部位も発見される。数百年の呪いと巨大な陰謀。果たして胡桃は謎が解けるのか。「疑惑のラビリンス 亡国の少女」終戦直後の日本。元憲兵隊の雪下胡桃の洞察力と抜群の戦闘能力が冴える。お色気満載で魅惑的な陽子。天才美少女エルナが製造した原爆が2発。果たして本物はどちら?旧帝国軍人たちが武装蜂起してGHQと交渉。果たしてテロリストたちの要求は?胡桃は爆発を阻止できるのか。息詰まる戦いの中、アメリカからは更に3発目の原爆を搭載したB29が……。著者渾身のアクションサスペンスミステリー。価格もお得な三部作合本版。
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-三十年前に幼い二人の心をとらえた緑色の小瓶、その秘密が明らかにされたとき… わたしはこっそりと、例の小部屋に忍び込んだ。緑色の小瓶をポケットに仕舞うと、抜き足差し足で研究所を出、あとは一目散に林の中を駆け抜けたのだ。怖ろしかった。自分の行為が怖ろしかったのか、それは忘れた。木々の間から斜光になって射し込む陽光まで、無気味に思えたのを憶えている。(「瓶詰めの過去」より) 読者を驚かせる逆転ストーリーの数々。切れ味鋭い本格ミステリ10篇を収録。 *旅先の女 *おやすみなさい、永遠に *六年ぶりの夫 *瓶詰めの過去 *木の上の眼鏡 *バラの中の死 *黒い火 *炎天下の密室 *ひき逃げ *ネガティブ ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
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-二人は幸福そうに見える……だが、夫婦のことなんて人には分からない 不動産業者・室津恒明が殺害された。容疑者・居郷幹夫が犯行時刻に喫茶店で人妻・山脇康子と会った、と証言したことから、康子のもとに警察の事情聴取がくる。居郷の証言を肯定した康子だが、室津の弟・明が不審を抱き、康子の友人・妙子に相談を持ちかける。康子の結婚までの経緯や、事件当日の不明瞭な行動、偶然起こったように見えた窃盗事件に秘められた謎を、独自の調査で掴んだ妙子は疑問を持ち、真相を康子に問い質すが…。(「待ちくたびれた妻」より)。 日常に起こりうる殺人事件とその当事者心理を、迫真の筆さばきで活写した渾身の七篇を収録。 *待ちくたびれた妻 *六畳一間の殺意 *友情ある証言 *撮られたもの *夫が消えてから *素晴らしき隣人 *友情のアリバイ ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
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-奥飛騨山荘の怪火が呼び寄せた殺人事件と哀しき運命の女たち 昭和五十二年夏、奥飛騨の山荘が全焼し、三人の娘が死傷した。それから六年後、南紀白浜の三段壁から男が墜死、房総の別荘で女性翻訳家が絞殺された。まったく関係がないように見えたこれらの事件について、「犯人は自分だ」との遺書を残し、デザイナーの七里梢が自殺してしまう。だが、梢を娘のように可愛がっていた喫茶店オーナーの木次喬は、彼女の死に不審を抱く。真相を究明しようと梢の足取りを追うが…。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
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