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Posted by ブクログ
怪盗ものはそれほど食指が動かないな〜まあでも法月先生だし読んでみましょうかね…と、偏屈な本格フリークは、不遜な態度で読み始めたのですが。が。
何よこれ…お…面白いやないの〜〜!!!(悶)
「あるべきものを、あるべき場所に」を信条とする怪盗グリフィンが、奇妙な依頼の遂行を達成しつつ、その依頼を行うことで破られるはずの自らのポリシーを守ってみせるという、トンチのような前半戦。
そして、呪いの人形に秘められた秘密の真相が二転三転しながらも、やはり最後には自身のポリシーを守り切ったグリフィンの雄姿が眩しい後半戦。
意外な人物の意外な正体や、最後の最後でこれまでに構築してきたトリックに関わる価値観を瓦解させるグリフィンの容赦ない指摘など、特に後半はページをめくる度に新しい展開が待ち受けていて、非常に読み応えがありました。うおお〜どこで休憩挟めばいいんだ〜!と興奮しながら読み終えて、気付けば22時@職場。
今でこそ「本格!密室!嵐の孤島!見立て!」って鼻息荒くしてるけど、そう言えば昔はホームズよりルパン派だったもんなあ…私、こういう冒険活劇大好きじゃん…と、図書室の常連だった小中学生時代が懐かしく思い出されるのでした。
自分の主人が所有しているゴッホの【本物】の絵と、メトロポリタン美術館に展示されている【偽物】を交換して欲しい、と言う奇妙な依頼人が訪問したその時から、怪盗グリフィンの一世一代の冒険活劇が幕を開けた!上手く依頼を果たし終えたとグリフィンが確信した次の瞬間、彼は協力を仰いだ友の窮地を救う為、ある「盗み」の依頼を受けることになる。しかしそこには、アメリカ合衆国の威信をかけた思惑が隠されていた!
Posted by ブクログ
法月綸太郎シリーズじゃない法月綸太郎を読むのが、
多分昔読んだ『密閉教室』以来くらいのものすごい久しぶりなので、
こんな感じのコンゲームものも書くの?!という驚きがあった。
「かつて子どもだったあなたと少年少女のための――」というコンセプトの
ミステリーランドから出ている子ども向けの本という事もあって、
目まぐるしい場面転換とストーリーの起伏で、飽きさせないしどんどん読み進められる。
キャラクターの名前の遊びごころなんかもあって、翻訳者あとがき(!)まで、
茶目っ気たっぷりですごく面白かった。
ちょっと目まぐるしすぎて振り回された感じもあるけど、
子どもが読むならこれくらいピンチと見せ場がくるくるあった方が楽しめるのかも。
だましだまされ、スリル満点、アクションありーの、謎の妖術師ありーの、
呪いのアイテムありーのと、子どもの冒険心をくすぐるものてんこ盛り。
でも、ちゃんと本格らしい謎解きもきっちりあるのが法月綸太郎。
おなか一杯楽しめました。
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