かくも水深き不在(新潮文庫)

かくも水深き不在(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

3.2

森に包まれた廃墟の洋館で次々と鬼に変化(へんげ)していく仲間たち。何故か見るだけで激しい恐怖に襲われるCM。想い人のストーカーを追及する男の狂気。大御所芸人の娘を狙った不可解な誘拐事件。浮かび現われては消える4つの物語は、異能の精神科医・天野の出現により誰も見たことのない局面へと変容していく。全ての謎を看破する超越的論理(ロジック)と幻想の融合で煌めく、めくるめく万華鏡(カレイドスコープ)を体感せよ!

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かくも水深き不在(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年04月15日

    ミステリーだと思って読み始め、ホラーじゃないか!って泣きそうになり、ラストで強引にまとめられる(個人的には嫌いではない)感じがよいです。
    ややこしくて強引で、ひっぱられて突き放されるみたいに終わるとこがとても好き。
    解説にもあったけど、この感じがうまく説明できないんだよなぁ…

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月30日

    タイトルに引かれて。最初の短編がなんとも不気味で、1篇読んできょうはやめようと思ったところを思わず最後まで一気読みしてしまった。こんな終わり方、、、虚構の世界ならアリかな。

    0

    Posted by ブクログ 2020年04月18日

    オープンエンディングなのはそれでも良いんだが、割とはじめの方でネタが分かってしまったので、もうひと展開欲しかった。

    0

    Posted by ブクログ 2019年10月29日

    再読。今作には作者の別作品にも出てくる精神科医の天野先生を一種の安楽椅子探偵として据えている。が、もちろんこの作者の事、そう簡単に推理して犯人なり事件の背景なりを暴いて終わりという訳では勿論ない。しかしこの作品は竹本先生らしくミステリアスで幻想的で、かつ推理ものでもあるという贅沢仕様。

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月28日

    鬼ごっこと怖い映像は繋がっているのか? 明言がないため疑問を感じながら読み進めていたが、なんとなく繋がっているっぽい気がする。
    相談者の一人称が僕で統一されているため、ぼうっとしながら読み進めたせいで途中で訳が分からなくなってしまったのは、笑い話だ。
    花の軛と零点透視の誘拐は「僕」が壊れていく様は恐...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年12月22日

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     4つの短編とエピローグ的な作品である「舞台劇を成立させるのは人でなく照明である。」という作品からなる短編集
     全体を通じる大きな仕掛けがある。その仕掛けは4つの短編の主人公は,一人の人間の別の人格だった。解離性同一性障害をテーマとしたミステリは,安易に「幻想的な謎」を作り...続きを読む

    0

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