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健康至上主義の妻と美食家の夫の晩餐は、殺意が隠し味の特別料理。(『危険な食卓』) がさつな嫁に耐える姑の、穏やかな顔の下にある、もうひとつの顔。(『天使の棲む家』) 21年ぶりに電話をかけてきた同級生の魂胆。(「同窓の女」) 妻と夫、姑と嫁など、普通の人々のありふれた日常に芽生える小さな悪意、殺意の兆し。人間の心理を、恐怖というスパイスをきかせて鮮やかに料理した極上のメニュー8編。
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Posted by ブクログ
短編集って、ぜったいハズレの話があるって思い込んでたわたしですが、小池さん作品を読んで反省しました。ほんとにどの話も、短い中にもちゃんと起承転結があり、ぞくっとこわいオチがある。。 小池さん短編集の中では、『会いたかった人』が1番すきだったけど、この『危険な食卓』はそれを上回りました。何と言っても短...続きを読む編集だし、ひとつひとつの話は短いけど、読み終わった後には、長編ミステリーを読んだ後か?ってくらいの満足度を味わえました。 特に、囚われて、同窓の女、天使の棲む家がすき!同窓の女は、なんとなく予想できるのに、そうくるかーっていう恐ろしさが、、たまりませーん♡ 久々短編集のヒット!
JCOM 2025.4.30 「鍵老人」 睦まじい夫と妻、恋人同士、女友達、父と娘、嫁と姑の間に巧妙に隠された嘘、過去、そして殺意。ありふれた日常に、突如開かれる戦慄の扉。幸福な人々に待ち受ける恐怖の陥穽。ホラーサスペンス8編。
いわゆるどんでん返し物とは違う種類の そうきたか...な裏切りを豊富なバリエーションの鳥肌と共に味わえるハズレ無しの短編集。 人間の根本的な恐ろしさと人間故の賢さの融合で産まれた「闇の部分」を、ライトで簡潔なボリュームで楽しむ事が出来る。 ヒェッ:( ;´꒳`;): となるものから シュン(´・...続きを読む_・`) となるもの、 ホッε-(´∀`*) と出来るものと 怖いけど....( *´艸`)クスッ となる、飽きが来ない素晴らしいセットリスト。
女性を奇妙などこか影のある謎の状態にさせておくほど恐ろしく描くことができるから簡単に騙されるのがいかに滑稽なことがよく分かる。 簡単に信用してはいけない、誰もかも。
ミステリー短編。全8話。 背筋がぞーっとなります。これよ、これなのよ、私が好きな小池真理子さんは!!日常に潜む殺意っていうか、誰でもちょっとした歯車の狂いで陥りうる怖さ。 小池真理子さんは長編もめちゃくちゃいいけど、短編もすごくうまい。心理サスペンスの女王だね♪
表題作「危険な食卓」の展開は、日本推理作家協会賞を受けた「妻の女友達」に通ず。夫婦による騙し合いの様子とブラックユーモア感の漂うラストが愉快。短編の名手と呼ばれる小池真理子の粋な語り口が光る
やっぱり読みやすい小池真理子3作目! 少しゾクっとするけど 実際にありそうな人間模様を描いた短編集。 『姥捨ての街』の展開が1番好き。 『天使の棲む家』の殺し方が爽快。 『花火』のように死んでゆく旦那さんが素敵。 身近にはないけどこんな不可解な事が この世には溢れているんだろうなー。
短編集。 どのお話も怖い〜。 日常の出来事でもありそうなんだけど、ちょっとした非日常な感じ? 優しそうな人が本当はそうじゃ無かったりとか。 刺激があって面白い作品でした。
さくっと読めて、なかなか恐い。 面白かった。 小池真理子は得意じゃないと思ってたんだけど、そんなことなかったかも。
再読。8編収録。 囚われて、同窓の女、路地裏の家、姥捨ての街、天使の棲む家、花火、鍵老人、危険な食卓 後味の悪い話ばかりではないが、総じて良くはない。 「同窓の女」は後で思えば予想がつくような話だが、面白かった。
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小池真理子
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