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Posted by ブクログ
内田康夫『遺譜 浅見光彦最後の事件 上』角川文庫。
浅見光彦シリーズは数作しか読んでいないのだが、いきなり浅見光彦最後の事件を読むことになった。貰い物の文庫本である。上下巻をまとめて貰ったので、読まない訳にはいかないのだ。
実は浅見光彦シリーズは全体的にふわりとした雰囲気で、浅見光彦の余りのマザコンぶりと、テレビドラマを意識したと思われるような観光地巡りが必ず登場するので好みではない。ハードボイルドの対極にあるソフトボイルド探偵小説と呼べば良いのだろうか。
プロローグに1994年にオーストリアで起きた日本人殺害事件が描かれ、浅見光彦の兄が警視庁の課長という肩書で登場する。このプロローグは本編とどのように関わるのか……
本編は現代。軽井沢で開催された浅見光彦34歳の誕生日。過去の事件で関わりのあった女性が多数集う中、浅見は初恋の女性からドイツから来日した美貌の女性ヴァイオリニスト、アリシア・ライヘンバッハの日本滞在中のボディガードを依頼される。また、アリシアは公演の傍ら、60年前に祖母がインヴェという謎の人物に預けたフルトヴェングラーの楽譜を受け取ることを望んでいたのだが……
作中には浅見光彦シリーズのこの作品に登場した人物だとかエピソードだとか注釈が多く、シリーズ総集編という意味合いもあるのかと考えたりもする。
本体価格680円(貰い物0円)
★★★
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