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海風の追憶
絞首刑を宣告された父親の命を救うため、グレースは秘密組織に金を払った。このことが明らかになれば、グレース自身が罪人となる。彼女は身を隠そうと、大叔母の家を目指して船旅に出た。一週間が経った夜、大型の帆船が近づいてきた。そして、イーサン・シャープ船長と名乗る男がグレースを呼び出した。憎悪と嫌悪に満ちた表情。これほど冷たい青い目も、たくましく引きしまった美しい体も、グレースは今まで見たことがなかった。「残念だが、あなたに選択の余地はない」男はグレースを抱えあげ、自分の船へと連れ去った。 -
花嫁の首飾り
遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。 -
水都の夜に
故あってイタリアで暮らすセシリーは怒りを覚えた。十七歳の継娘がイギリス人子爵に騙されていると聞かされたのだ。ふたりを引き離すために相手の館へ出かけたところ、そこにいたのは子爵のいとこにあたる公爵――ドメニコだった。彼もセシリーと同じ目的でヴェネツィアから戻ってきたという。ふたりをけしかけたとドメニコに疑われ、彼女はさらに憤慨する。その夜、音楽会で再会したセシリーに彼は意味ありげに言った。「明日あなたの館を訪ねる。お互いをよく知り合うために」あのふたりのことを話し合いに来るだけなのに、彼はどうしてわたしに気があるふりをするのかしら……。★英国摂政期(リージエンシー)のロマンスを得意とする作家アン・エリザベス・クリーが本作で日本デビューを飾ります。情熱の地イタリアを舞台に繰り広げられる上流階級の優雅な物語をお楽しみください。★ -
オペラハウスの貴婦人
英国の天才オペラ作曲家、サー・エドモンドが謎の死を遂げた。残された妻のエレノアは悲しみのなか一通の書状を受け取る。大胆な崩し文字の署名を見て、彼女は思わずどきりとした。アンソニー・ニール伯爵――1年前に初対面の私を財産目当ての妖婦と蔑んだ男が、面会を求めてきている。即座に断り外出したエレノアだったが、馬車が速度を落とした瞬間、男がいきなり飛びこんできた。驚きと怒りを押し殺し、彼女は穏やかに切りだした。「ニール卿……このような思いがけないご訪問をいただくとは、いったいどのようなご用件でしょう」 -
プラムローズは落とせない
「ロケット?」戸口に現れた探偵の顔を見て、ヴィクトリアは自分の目を疑った。行方不明の弟を捜すために雇った探偵ジョン・ミリョーニが、あのロケットと同一人物だなんて。私が知っているロケットは、かつてバカンス先で恋に落ち、互いにニックネームしか明かさずに別れた海兵隊員――そして、一人で産んだ娘の父親。彼との再会が自分にもたらす多大な影響に気づいたとたん、ヴィクトリアはパニックに陥った。だがロケットはいきなり彼女を強く抱きしめ、かすれた声で囁いた。「ちくしょう、トーリ。また君に会えて嬉しいよ」 -
伯爵の華麗なる復讐
彼女なら完璧だ! まさに月と狩猟の女神アルテミス……。旅先でアンボーン伯爵は死刑執行前夜の娘を買い取った。ある男への復讐の小道具にするために。二カ月後、伯爵が城へ戻ると、パーディタと名づけたその娘は憂愁の調べを奏で、優雅にワルツを踊ってみせた。貴婦人さながらの気品まで漂わせ、想像以上の変身ぶりだ。気づくと伯爵は彼女の唇を奪っていた。パーディタは心をかき乱された。伯爵の氷のような瞳。彼は私を汚れた女だと思い込んでいる。なのにキスをされただけで、あの苦い教訓を忘れてしまいそう。■心を閉ざした囚われの美女と、復讐に燃える伯爵。やがて二人は数奇な運命の巡り合わせに愕然としますが……。人気作家が描く切なくも絢爛豪華な愛憎劇、どうぞご堪能ください。 -
夢の舞踏会へ
双子の妹との“身代わり作戦”で、ジャイルズに仕返しようとロンドンの屋敷に到着したアナベルだったが、彼が息をのむほどの美男子と知って、拍子抜けした。それに、ああ、都会の生活って刺激的!日焼けして野山を歩き回っていた田舎暮らしとはまるで違う。最新流行のドレスで着飾って、すてきな貴族の御曹司たちと優雅にダンス。そして明日は、夢に見た初めての舞踏会。一躍社交界のスターになったアナベルは本来の目的も忘れ、シンデレラ気分を満喫した。だが、すぐに魔法は解けた。妹の亡き夫は、忌まわしい置き土産を遺していたのだ。 -
罪深き修道女
ヴァイキングの血を継ぐ金髪のたくましい体躯の戦士、ルーリク・エレンギスルソンは、あらゆる女を知り尽くした放蕩者だ。遠い異国に追放されて以来、戦と女を糧に生きてきた。そんな彼に十三年間音沙汰のなかった父から突然下された命はマルグリートという名の無垢な修道女を連れ、帰郷すること。黒い修道服の美女を意識するまいと思うのに、心はかき乱される。一方、マルグリートは罪深き秘密をひた隠しにして旅に臨んだ。真実を告げれば、父は激怒するだろう。でも、ひょっとしたらあの人との結婚を許してくれるかもしれない。旅路の果てに、恐るべき謀略が待ち受けていることをルーリクもマルグリートもまだ知らずにいた。 -
すり替わった恋
ロザベルの悲劇的な結婚生活は、夫の急死により幕を下ろした。数年ぶりに帰郷し、家族との再会に心癒されたが、ロンドンの屋敷へ戻るのが憂鬱でならない。心配した姉はロザベルにしばらく実家で静養するよう勧める。幸い、二人は一卵性双生児。子供のころ、悪戯で入れ替わっては使用人たちを困らせたものだ。姉は替え玉として、ロンドンの屋敷へと旅立っていった。一方、そんなこととはつゆ知らず越してきて間もない隣人フィリップはとまどっていた。妙だな……あのじゃじゃ馬娘。いったい、なんだって急にああも清楚ではかなげになったのだ?★はからずも、すてきにすり替わった美しき双子姉妹の人生……。ラストシーンで“深みのある声”を響かせた謎の人物の正体は5月5日刊の関連作「夢の舞踏会へ」で明らかになります。どうぞお見逃しなく。★ -
宿敵との一夜
エレノアはある夜、義父に手込めにされそうになり、家を離れ、叔父の家にしばらく住まわせてもらおうと決心する。義理の姉の結婚式に出席し、その夜に出ていこう。だが祝宴もたけなわのとき、乱入してきた男を見て彼女は凍りついた。ウィリアム・マーストン!父を裏切って処刑台に送り、その後領地を没収されて国外追放となっていた男。かつて宮廷で最も魅力的と言われた彼は、端整な顔で義父をにらみつけ、自分を異国へ追いやった恨みを必ず晴らすと宣言する。二人を見守るエレノアは、次の瞬間、思いがけない行動に出ていた――領地へ帰ると言う彼に、同行させてほしいと頼み込んでいたのだ。★父の死の原因となった憎き男性と一緒に旅をすることになったエレノア。しかし行く先々で起こるさまざまな出来事は、二人の絆を強くするばかり。はたしてこの旅の終わりは?★ -
最後の放蕩者
ジャックは“強欲な性悪女”を捜しに、美術館へ出かけた。ひと目みれば、それとわかるだろう。いとこをたぶらかしたその女はクラブのホステスだという。ジャックはそこで官能的で優美な女性と出会い、心奪われた。だが別れ際、女性の名を聞いて凍りついた。ミス・ボウズ?おじを強請っているのは彼女だったのか!翌日、彼は動揺を隠して彼女が働くナイトクラブへ向かった。地味な服装で机に向かうミス・ボウズは、ホステスには見えない。強請っているのはサリーではなく妹のコニーだった。コニーの帰りを待つ間、二人は一緒に食事をとることになった。ところが、情熱のおもむくまま愛を交わしてしまい……。★本作はニコラ・コーニックの人気ミニシリーズ〈読書会の秘密〉の関連作です。放蕩者でならすケストレル家の末裔ジャックが、せつない恋に悶々とします。ご堪能ください。★ -
罪深き秘密
世界旅行の最中に、父親ほど年の離れた夫が急死。グウェンは失意の中、滞在先のイタリアから帰国した。近くに住む親友ジェーンを訪ねたが、思いがけず彼女の死を知らされ、さらにショックを受ける。ここ数年、屋敷にほど近い森では若い女性が殺される事件が発生していたのだ。手がかりはなく、捜査は遅々として進まない。グウェンは、親友の死の真相を調べてみることにした。親友の雇い主だったというジョスリン・ノースブリッジは女嫌いで尊大な、とても好きになれないタイプの男性だった。けれど彼が捜査に協力すると言い出し……。★人気沸騰中アン・アシュリーの、人間の持つ温かさと哀しみを描いたサスペンス・タッチの作品をお届けします。まるで一編の詩のような、情趣あふれる作風をご堪能ください。★ -
愛の革命
准男爵のネヴィルは意気消沈していた。よい妻になりそうな女性に求婚したのに、また断られてしまった。それもこれも、僕が退屈で堅物な男と評されるせいだ。そんなある日、彼はパーティで一人の女性に引き合わされた。つややかな黒髪と、まるでキスを誘っているかのような唇。その女性が奔放と噂されるダイアナだと聞き、ネヴィルは驚いた。ネヴィルにダンスに誘われ、ダイアナは思わず同意した。華麗な動きで彼女をリードするハンサムな男性は、真面目すぎてやぼったいと評判の准男爵とはとても思えない。だが私には恋をする資格はない――あの秘密があるかぎり。 -
奪われた乙女
長年敵対関係にあるラ・ヴァロン家の次男バードに娘を傷物にされることを恐れたサー・ギランは、イゾルデを知人宅に預けることにした。そして、あろうことか、バードの妹フェリシアを誘拐した。一方、イゾルデは、居心地の悪い知人宅をこっそり逃げだした。タイミングよく現れたバードに続き、彼の兄サイラスもやってきた。自信たっぷりで傲慢なサイラスに反発しつつも、イゾルデは屋敷まで船で送ってもらうことにする。ところが、連れていかれたのは見知らぬ異国の地。なんとイゾルデもまた、誘拐されてしまった!★歴史上の人物たちが大勢登場し、美しく絵画的なシーンの数々はため息が出るほどです。まるで中世の宮廷にタイムスリップしたかのような華やいだ雰囲気を、どうぞご堪能ください。★ -
伯爵との一夜
美貌の陸軍少佐アレックス。マルタ島でひと目見たときから、ヒービーは彼に恋をした。だがプロポーズの言葉を待ちわびていたヒービーは、アレックスに婚約者がいると知って彼から離れた。数週間ののち、二人はともにマルタを離れることになるが、乗り込んだ船が突然の激しい嵐に見舞われる。様子を見ようと甲板に出たヒービーは大波に襲われ、助けようとしたアレックスともども海に投げ出された。翌朝、気づくとヒービーは海岸に流れ着いていた――アレックスと二人きりで。★歴史とエキゾチックな舞台に深い興味を抱くルイーズの波瀾万丈のストーリーをご堪能ください。★ -
白昼の闇
次世代エネルギーの開発に情熱を注ぐ、美しき科学者サブリナ。ある日、上司のドワイト博士が忽然と姿を消した。貴重品が入った鞄や駐車場に残された車を見て、サブリナは不審を抱く。彼は本当に自ら蒸発したのだろうか?やがて彼女は稼働していないはずの工場で、博士の名前が刻まれた腕時計を発見する。われ知らず“遺体なき殺人”の証拠を握ってしまったサブリナは、恐るべき陰謀に巻き込まれ、運命を翻弄されていく……。圧巻の心理サスペンス! -
気高き心は海を越えて
サーカスを訪れた伯爵令嬢クリスタは、裸同然で見せ物にされている男性を見つける。鎖につながれ、長身のたくましい体を傷つけられた彼にクリスタは同情するが、彼はぶしつけに彼女を眺め回すと、すたれたはずの古ノルド語で欲望をあからさまに口にした。偶然にも学者の父からその言語を学んでいたクリスタが言い返したとたん、彼は助けを求めてきた。彼――リーフは航海中に遭難したバイキングで、言葉も通じず囚われているという。クリスタは父とともにすぐさまリーフを救い出す。やがて彼は驚くほど優雅な紳士に変身して……。 -
幸せの記憶
エミリーは十六歳のとき、セバスチャン・ホークリッジ卿と婚約した。幼いころから憧れていたハンサムなセバスチャンとの婚約――エミリーは幸せの絶頂にいるはずだった。ところが、ある日彼が従妹のキャロラインと話しているのをもれ聞き、その内容を知ったエミリーは愕然とした。彼が本当に愛しているのは、私ではなくキャロラインなのね……。それから五年がたち、エミリーの周囲で起きた盗難事件をきっかけに、再会したセバスチャンはすっかり道楽者の雰囲気を漂わせていた。今さら、こんな遊び人になど興味はないわ。だが、冷淡にあしらおうとしたエミリーに、彼は意外な提案をした。 -
ひだまりに咲く微笑み
結婚の夢に破れたリンジーが訪問したのは、父の故郷バッファロー・バレー。小さな町はかつての賑わいをなくし、学校は閉鎖の危機に直面していた。人生を再出発しようと臨時教師を引き受けたリンジーは、住民から温かく歓迎され、そこで美しいブルーグレイの瞳の男性──農場経営者のゲイジに出会う。ことあるごとに衝突するふたりだったが、ゲイジがふとしたはずみで彼女の唇を奪った瞬間、恋心に火がついた。だが、都会生まれの“よそ者”であるリンジーと自らの地を誇りとするゲイジの間に、ある事件から大きな溝が生まれて……。 -
塞がれた声
ブラック・フライデー――1年で最も賑わう感謝祭翌日の金曜日、15万もの人々で込み合うアメリカ最大のショッピングモールで、原因不明の爆発が起きた。粉塵が舞い、悲鳴をあげる人の波が出口へ押し寄せ、地面を揺るがすような大混乱が生じる。誰もがテロの可能性を思い浮かべるなか、休暇中の捜査官マギーも緊急の呼び出しを受けて飛行機に乗り込んだ。まさに悪夢と化した現場で、彼女は防犯カメラの粗い映像をすぐさま調べはじめる。そのときマギーは知る由もなかった。自分の異母弟がこの事件に深くかかわっていることを。 -
人材コンサルタントに騙されるな!
「転職」「採用」その前に! だれも書かなかった業界のウソ・ホント。通勤電車やインターネットの広告で目につく「転職」の文字。景気回復の追い風もあり、世は求人難・転職ブームの時代だ。そこで始まる<人材コンサルタント>とのお付き合い。しかしその実態には謎も多いのではないだろうか。本書では、求職者と求人企業を仲介し転職を支援する<人材紹介会社>の内実と賢い利用方法を紹介・伝授する。公務員から人材コンサルタントへの転職を果たした著者自らが明かす、業界のホンネとタテマエとは。“3年で辞める”若者やキャリアアップをめざすビジネスマン、定年後の仕事を探す団塊世代も、優秀な人材を求める企業も、人材業界で働きたい人々も、必読の情報満載! 初の業界うちあけ話。 -
日米野球史
イチロー、佐々木の活躍に沸くメジャー・リーグ。しかし日本のプロ野球がメジャーに近づくまでには遠く険しい道のりがあった。日米野球交流はどのように発展してきたのか。本書はその歴史をふり返り、プロ野球発展に尽力した人々の逸話を紹介。特に最大の功労者であった鈴木惣太郎氏の日記を元に綴っている。昭和9年の大日本東京野球倶楽部創設の裏話から、戦後のプロ野球がGHQの計らいでスピード復活を遂げた話、カージナルス来日と長嶋の活躍など、今明かされる逸話が満載。プロ野球存亡の危機に、日米野球は今後どうあるべきか。ベースボールを真に愛した男達による激動の物語。 -
つい誰かに話したくなる日本史雑学
ミリオンセラー『つい誰かに話したくなる雑学の本』に続く歴史雑学・人物篇!! うぬぼれピカいち紫式部、手紙魔秀吉、93回も引っ越しした葛飾北斎、気まぐれ人事で大ひんしゅくの徳川将軍、じつはヒラメ顔だった沖田総司、写真ぎらいの西郷ドン、ゴマスリ専門大久保利通、根っからの娼婦好き永井荷風、都々逸の名人だった高杉晋作、借金好きの石川啄木、元祖ストーカー国木田独歩などなど、歴史を彩った人々の知られざる素顔と逸話!! -
日本魔界案内~とびきりの「聖地・異界」を巡る~
空海、役小角、浄蔵、安倍晴明、源義経……。私たちの心の中で、今も光り輝いているスーパー・スターに会いに出かけよう。高野山、吉野、京都、熊野、津軽……。彼らが活躍していた聖地=魔界に触れることで、きっとあなたも新しい自分を発見できる。ページを開くだけで、恐ろしくも心震える「非日常」の世界が始まる。 -
渦動破壊者 レンズマン・シリーズ7
原子爆発で生じた、すさまじい破壊力を持つエネルギー渦動――“原子渦動”。渦動制御研究所の次長であった核物理学者ニール・クラウド自身も、この不滅にして制御不能な新種の災害に見舞われ、一瞬にして愛する妻子を失った。だがそれと引き換えに渦動を破壊するアイデアを得たクラウドは、勇躍渦動に挑みかかり、瀕死の重傷を負ってしまう。しかし彼は、レンズマンの助力を得てよみがえった――その名も“渦動破壊者”として。やがてクラウドは、渦動の陰にひそむ邪悪な陰謀に気づく・・・・・・。『第二段階レンズマン』の後の時代を舞台にした外伝作品にして、シリーズの掉尾を飾る雄編! -
つい誰かに話したくなる日本史雑学
ミリオンセラー『つい誰かに話したくなる雑学の本』に続く歴史雑学・事件篇!! しびん持参で戦った武士たち、義経ニセ首説、美少年世阿弥と足利義満のあぶない関係、参勤交代の経費節減対策とは、家康が死んだのは天ぷらの食べすぎ? 日本中が熱狂した「おかげ参り」、文部大臣の日本語廃止論、痴漢対策に登場した特別電車とは? 古代から明治までの面白エピソードを満載した歴史ものしり雑学の決定版!! 人物篇も好評発売中!! -
作る少年、食う男
港町マーキスで検死官を務めるウィルフレッド。耳慣れぬ職業、銀髪に暗青色の瞳、高い身分を持ちながら社交界に出入りせず独り身を貫く彼はいつしか人々の間で「北の死神」と呼ばれるようになっていた。そんなウィルフレッドが出会ったのが、孤児院出身で男娼のハルだった。料理の勉強がしたいと屋敷に出入りするようになったハルは、ウィルフレッドに生きた人間の肌の温もりを感じさせた。それは北の国からこの街に流れ着いて初めて知る感情――、<愛しさ>を彼にもたらすようになる。ところが些細な行き違いからハルが街の荒くれ者たちに囚われ、嬲られるという事件が起こり……。男前で誠実な旦那様とはねっかえりな使用人兼助手が、近世ヨーロッパ風港町で巻き込まれる事件と恋の嵐! -
恋の花
カフェ・チェーンを経営する美貌の青年実業家・朝比奈。ある日、ヤミ金に追われていた男・大槻を助けるが、彼は以前から朝比奈が自社へ引き抜こうと誘いをかけていた接客のプロだった。借金肩代わりの交換条件として、新店舗のマネージャーになってほしいと頼むがにべもなく断られ、カッとなった朝比奈が持ちかけたのはなんと――愛人契約!? 結局同居を始めた二人だが、愛人として「夜のおつとめ」をするという大槻の誘いを、朝比奈は断り続け・・・。意地っ張り美人社長&ワイルドな凄腕カフェ店長、素直になれない大人同士の愛の駆け引き! 朝比奈の超絶可愛い意地っ張りぶりに大槻がメロメロな書き下ろしつき。 -
傷だらけの天使ども
探偵の竜崎英彦が、親友・深見の弟、謙二朗を雇ってから、早一年。竜崎のもとで男の生き方を学んだ謙二朗は、公私共に竜崎の相棒として成長した。そして、過去の傷も癒えつつある謙二朗に、初めてできた友人・・・バイク好きが縁で知り合った古賀崇との、初々しい友達づきあいを見て、微笑ましく思いつつも嫉妬心を覚えた竜崎は、謙二朗を甘く攻め立ててしまう。しかし、ささやかな幸せの日々も長くは続かず、崇がらみの事件に巻き込まれてゆき・・・。探偵×助手のエロティック・ハードボイルド第2弾! 書き下ろしは、7年後。色香の増した29歳の謙二朗と、オヤジパワーのアップした竜崎のもとへ、再び台風がやってくる! -
ブロードキャストを突っ走れ!
早川拓は民放局BNSの新人アナウンサー。持ち前の明るさで看板情報番組のレギュラーに抜擢されたものの、先輩アナウンサーの北岡観月には叱られてばかりの毎日。北岡の冷艶な美貌と堅物ぶりは局内でも有名だったが、きつく当たられるのにはそれ以上の何かが? ある日拓は番組の担当コーナーで若手狂言師・久納卯月をゲストに迎えることに。なぜか非協力的な卯月を相手になんとかその場をしのいだ拓を初めて褒めてくれた北岡だが、その態度は不自然なほどにぎこちない。意志疎通ができないことに焦れ、思わず北岡を抱きしめてしまった拓に彼は予想だにしない言葉を告げてきて…。時代の先端をゆくテレビ局と、由緒正しき古典芸能の世界を舞台にしたエンターテインメントラブ。書き下ろしはタブーな恋に挑む卯月の物語。 -
思へば乱るる朱鷺色の
大学在学中、ある事件をきっかけに友人たちから避けられるようになった朱鷺。過去を捨て、東京に出てWEBデザイナーとなった今も、想いを寄せていた同級生の添島雄大を忘れることができず、金持ちの男に暴力的に抱かれることでどうにか自分を鎮めてきた。ある日、そんな朱鷺の家に雄大が突然やってくる。必死で追い返そうとするものの、雄大はそのままマンションに居つき、同居生活が始まってしまう。拭いきれない過去への罪悪感から、訪ねてきた理由を尋ねることもできず、苦しさを持て余した朱鷺は再び男のもとに出かけてゆくが…。もどかしくも狂おしい、スウィート・ラブ!
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