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Posted by ブクログ
著者は辨野義己(べんのよしみ)さん。名は体をあらわすというけど、本と一緒に忘れられない名前だ。テレビ番組に出演したとき、タモリには「先生は、便の研究をするよしみで、”べんのよしみ”になったんですよね?」とからかわれたらしい。
大便は、自分が食べたものが体内で消化され、発酵なり腐敗なりして外に出て行くもの。だから、辨野さんは「体の中の様子を知らせるお便り」という。発酵や腐敗をさせるのは主として腸内細菌。腸内には1~1.5kgの細菌が生息しているらしい。これってすごい量だ。
発酵は善玉菌がうながし、腐敗は悪玉菌が起こす。うんちやおならが臭いのは、この悪玉菌が原因。アンモニア、硫化水素、スカトール、インドール、フェノール、メチルメルカプタンなどの悪臭を放つ物質を作るらしい。だから、うんちはおならの臭いがひどい場合は、腸内環境が悪くなっているサインだという。腸内環境は、善玉菌、悪玉菌、そして、状況によってどちらに加勢するかを変える日和見菌の比率で決まるという。
辨野さんは、大便はデザインするものだという。つまり、食生活や腸内環境を整えることで、結果として出てくる大便の状態をよくする。また、大便を観察(臭いや比重、そして色や大きさも!)をして、それをフィードバックしていく。食物繊維を適切に採って、ヨーグルトに含まれる善玉菌(ビフィズス菌)で腸内を整える。このあたりは、昔からよく言われていることだけど、辨野さんが紐解くと、説得力が出てくるから不思議だ。
たかが大便、されど大便。
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