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Posted by ブクログ 2021年05月26日
この本を読んでから、私はコンディショニングや食べ物についてかなり気を付けるようになりました。購入以来5回は読んだでしょうか。友人・知人、趣向の似ている方にも貸して読ませてきました。
この男らしい?本のタイトルとコンパクトな新書の中に、腸と食事と健康についてのヒントが沢山詰まっています。
何...続きを読むについて書かれているかって、それはもろ腸の仕組み。私は、そもそも腸について知っているようで何も知りませんでした。うんこが作られることとか栄養素が吸収されるとかその程度。実際には1000種類以上の大腸菌が生息し、善玉菌・悪玉菌・日和見菌に分類されます。この菌種の勢力状況によって便が発酵ないし腐敗して体外に排出されます。なるほど。これがお話の前提となります。
この腸内環境を善玉菌優勢に導き“発酵”した便を排出するには当然ながら食事が重要です。筆者に言わせると、食物繊維とヨーグルトがおすすめとのこと。ヨーグルトの善玉菌で腸内を善玉菌優勢にし、食物繊維を餌にして腸内で善玉菌を繁殖させ、これで便をすっきり排出すると。誤解を恐れずに言えば便とは毒の排出でもあるので、定期的に排出できるような便を生み出すのが理想です笑
思うに、ダイエットやコンディショニングを考えると、伝統的な和食が最適なのだろうなと感じました。逆に、糖質制限ダイエットで肉食オンリーみたいな人は腸での腐敗がおきそうです。お米はお米で食物繊維もありますし。まあ結局、動物性たんぱく質の重要性や糖質過多が起こす体調不良のことも諸々考えると、最後はやはり食事はバランス、ということなのでしょうね。面白みのない結論ですが笑。
ひとつだけ疑問であったのは牛乳否定論者に対して激しく反論している箇所です(P.168)。私もそうした本を以前読みましたが、日本人の8割程度がそうだという乳糖不耐性は、腸内環境を整えていればきちんと分解できるのでしょうか。謎は深まります。。。
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まとめますと、この本は食事や健康に興味がある方には絶対的におすすめです。腸と食事の関係、そして健康への影響がよく理解できます。よく言われますが、人は食べたものでできています。暴飲暴食やスナック菓子の摂取など、頭でわかっていてもやめられない場合も、この本を読むと大分食べる気がなくなります笑。腸にまつわる小ネタも多く楽しく読める一冊です。
Posted by ブクログ 2018年04月21日
便は腸からのお便り、というキャッチフレーズにシビレました。
内容はめちゃくちゃ真面目で物凄く勉強になります。
便は茶色く、水に浮き、柔らかすぎず硬すぎず。
そうなっていないと腸に問題ありです!また、臭いや、色で腸内細菌の良し悪しが見えるということで、私も日々腸からのお便りを読んで、応えていこうと思え...続きを読むました!
ヨーグルトと、食物繊維を摂ろう!
健康な生活は腸から!
ヤクルト、カルピス、ヨーグルトって良い!
Posted by ブクログ 2017年02月27日
世界中の誰よりも多くの大便を見てきたと自負するうんこ博士ベンノ先生が書いたうんこの本。役立つ情報が満載であることに加え、飾らない文章が非常に魅力的。毎日のうんこに気を配るようになった。腸内細菌のバランスをコントロールしよう。コアラの食糞文化は初めて知った。
Posted by ブクログ 2015年01月13日
排泄物のお話、となると抵抗のある方もいらっしゃるかもしれませんが、読んでおいて損はない本です。
便の状態から自分の健康状態を把握する考え方は良くありますが、なぜそういった状態のものが出るのか、どうしたらより良い状態に改善できるのか、そこをしっかり理解出来るので、正しいしくみに基づいた行動をとれるよう...続きを読むになります。
しかも、とっても分かりやすいです!
ちょっとビジネス書やがっちりした自己啓発に疲れた時にオススメです。
Posted by ブクログ 2014年12月07日
良書。
大便、大腸、大事。
著者のような専門家がいるとは。いろんな人が世の中にはいるもんだ。
最近、タンパク質が大事で、炭水化物が悪者にされているが、やっぱりご飯は大事。穀物大事。
善玉菌が大事。ヨーグルト、ヤクルト。
バランスのとれた食事が大事ということか。
適度な運動、いろんなものを食べる。でも...続きを読む食べ過ぎない。睡眠、休養。
偏らない生活を心がけよう。
Posted by ブクログ 2014年06月21日
便の専門家辨野先生による便の入門書。内容も面白いし、専門的な話も少なくさらっと読めて、それでいて普通の人が必要とする便の知識は得られます。
わたしはこの本を読んで以来、便は自分でデザインするという精神に目覚め?、食と便についての簡単な記録を取るようになりました。これまで、鹿のフンみたいなものがコロコ...続きを読むロ出ていたのが、今はそういうことはほぼなくなり、辨野先生推奨の理想的便に近い日が多くなりました。そういえば、「うんこ!」って絵本がありましたが、あの絵なんかは辨野先生推奨の便に近いですね。
Posted by ブクログ 2013年07月13日
腸内細菌の研究者である筆者が、腸内細菌と大腸ガンや炎症性腸疾患の関連について、筆者の仮説も含めてわかりやすく講義してくれる本である。
この分野はまだまだわかっていないこと、これまでの研究の経緯など、信用できる話で安心して読んでいけるという印象を持った。
巷にあふれる微妙な健康法や、医師の独りよがりの...続きを読む論理展開などとは一線を画する。
一般に広く読まれると、世の中に貢献する本だと思う。
Posted by ブクログ 2013年09月15日
著者は辨野義己(べんのよしみ)さん。名は体をあらわすというけど、本と一緒に忘れられない名前だ。テレビ番組に出演したとき、タモリには「先生は、便の研究をするよしみで、”べんのよしみ”になったんですよね?」とからかわれたらしい。
大便は、自分が食べたものが体内で消化され、発酵なり腐敗なりして外に出て行...続きを読むくもの。だから、辨野さんは「体の中の様子を知らせるお便り」という。発酵や腐敗をさせるのは主として腸内細菌。腸内には1~1.5kgの細菌が生息しているらしい。これってすごい量だ。
発酵は善玉菌がうながし、腐敗は悪玉菌が起こす。うんちやおならが臭いのは、この悪玉菌が原因。アンモニア、硫化水素、スカトール、インドール、フェノール、メチルメルカプタンなどの悪臭を放つ物質を作るらしい。だから、うんちはおならの臭いがひどい場合は、腸内環境が悪くなっているサインだという。腸内環境は、善玉菌、悪玉菌、そして、状況によってどちらに加勢するかを変える日和見菌の比率で決まるという。
辨野さんは、大便はデザインするものだという。つまり、食生活や腸内環境を整えることで、結果として出てくる大便の状態をよくする。また、大便を観察(臭いや比重、そして色や大きさも!)をして、それをフィードバックしていく。食物繊維を適切に採って、ヨーグルトに含まれる善玉菌(ビフィズス菌)で腸内を整える。このあたりは、昔からよく言われていることだけど、辨野さんが紐解くと、説得力が出てくるから不思議だ。
たかが大便、されど大便。
Posted by ブクログ 2013年02月25日
腸の大切さがよくわかる本。この本を読むと、目をそらしてきた大便が気になってしまいます。そして、家族にも伝えたくなる。自分の体は自分で守る。目をそらさずに今日から観察します。
Posted by ブクログ 2013年01月15日
乳酸菌と、腸の老化防止の重要性が理解できた。なるべく乳酸菌の含まれている食事と、食物繊維を摂って、善玉菌優位の腸内環境を作りたい。ヨーグルト、なるべく毎日食べよう。そして肉類を少し減らして魚の食事も増やしたいなあ。大腸がんや乳がん予防のためにも。そしておなかの中から若くいるためにも。健康でいたいなと...続きを読む思った。
Posted by ブクログ 2016年05月29日
うーん、悪くはないと思うんだけど、なんかすっきりしないんだよなあ。まるで便秘のように。
というのは、データがほとんど提出されていないから。
「食の欧米化」って言うけど、具体的にどういうもの?食の欧米化で大腸がんが増えたんなら、欧米人はもっと多いはずじゃないの?肉の消費量が15倍だから摂取しすぎって...続きを読むほんと?「きわめて足りない状態が15倍になって適正量になった」ってこともありうるんじゃない?などなど、疑問に思う記述がけっこうあるんだよね。
腸年齢を推定するアンケートも恣意的。「肉が大好き」にyesだと腸年齢が上がるんだけど、「肉は大好きだけど野菜をたくさん食べることを心がけている」人だってたくさんいるはず。
てことでもやもやが多い本でした。いや目の付け所とか、基本的な主張はいいと思うんだけど。
Posted by ブクログ 2020年06月29日
「元気のしるし 朝うんち」を読んで、良い便とはどんなものかや、腸に良い食事や運動がざっくりとわかった。
数年に1度、ものすごい腹痛が起きるので、腸内環境をよくするにはどうすればいいかを、より詳しく知りたくて読んだ。
内容は、便通を良くすることの大切さや(病気やアレルギーを予防できる)、便の研究の意...続きを読む義が大半だった。
なので、腸内環境を良くするにはどうすればいいかは、「元気のしるし 朝うんち」の方が情報量が多い。
ただ、なぜビフィズス菌のヨーグルトがアレルギーの予防にいいか(→アレルギーを促進するTh2細胞を減らすから)や、動物性タンパク質をとりすぎるとなぜ大腸癌になりやすいのか(→発癌促進物質の二次胆汁酸が多く作られてしまうから)がわかってよかった。
「元気のしるし 朝うんち」を読んだときも思ったけどべんの先生の人柄いいなあ。
あと、さつまいもヨーグルトは「元気のしるし 朝うんち」でも勧められていたけど、別々で食べてもいいのかな…一緒に食べないといけない理由は書いてなさそうだった。
Posted by ブクログ 2018年11月12日
普段目をつぶっている、大便に焦点を当てるに最適な本。腸こそ万病の源と主張し、食物繊維とヨーグルトが助けになるとのこと。腸高齢化が進んでいるという表現には、笑った。
Posted by ブクログ 2016年01月14日
私たちは、ほぼ毎日大便という体からの「便り」を受け取っている。
それは自身の健康状態を確認するのに大切な便りである。
また、食生活を見直すのにも役立つ。
理想的な大便は、黄色がかった褐色で、悪臭ではなく発酵臭がする。
それには腸内環境を、善玉菌優位にしないといけない。
よい大便のためには、食物繊維...続きを読む、発酵食品を積極的に食べることが大切だ。
これからは食事にヨーグルトを取り入れようと思う。
Posted by ブクログ 2018年10月31日
解決方法は、食物繊維と発酵食品というありきたりのものだった。
乳酸菌やビフィズス菌は乳糖やブドウ糖を栄養とし、ウェルシュ菌などの悪玉菌はタンパク質を原料にして有害物質をつくる。肉を食べると腸内の悪玉菌が増えて、臭いも強くなる。
動物性脂肪は胆汁に含まれる胆汁酸によって脂肪酸とグリセリンに分解され...続きを読む、肝臓に蓄えられる。分泌された胆汁酸は回腸の末端から吸収されて肝臓に戻るが、一部は大腸に流出して発がん促進物質の2次胆汁酸に変わる。
Posted by ブクログ 2013年04月21日
タイトルの通り、大便についていろいろ書かれた本。
これまで特に大便に興味を持って生きてこなかった方については、色々と知らなかったことが知れるので面白いかとは思います。
僕自身としては十分に満足できる内容でした。
大便と絡んで、「健康のためには〇〇するのが良い」というようなこともちょくちょく書かれ...続きを読むていますが、こういう情報についてはどこまでを信じてよいか若干気になる部分ですので、個々の判断にお任せしたいと思います。