河治和香の一覧
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作品一覧
2020/10/30更新
ユーザーレビュー
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このシリーズの最終巻。
安政の大地震、大雨と洪水。
次々と命の危機を感じるような江戸。
そんな中であっても、江戸市民は、ご利益があるとか、ナマズのせいだとか、次々と瓦版が大いに出て、出版印刷業界は、建築関係の職人とともに、懐が一気に豊かになる。
大商人だけでなく、職人たちが潤うと、新しい文化が生まれ...続きを読むPosted by ブクログ -
国芳の長女登鯉(とり)が主人公。
シリーズ第3巻目。
北斎の娘、お栄と登鯉(とり)は火事の見物でたびたび出くわす。密かにお栄に憧れを抱いている。
お栄はあまりに名前の大きな存在である父を持つ絵師としての自分と同じ境遇の主人公を好ましく思っている。
そんななか、北斎がついに亡くなる。
嫌われている国...続きを読むPosted by ブクログ -
登鯉(とり)が労咳の症状に気づいてから時間が経つ。
年若い弟子が三人入門。
その一人がのちの芳年。
鯨が江戸の海に現れ、黒船がやってくる。
江戸町民たちはこぞって見に行く。
子安の親分は、魚河岸の代表格となり、役所と談判に乗り込むほどに。
それぞれ時がたって、遊び人ではいられなくなった。
遠山...続きを読むPosted by ブクログ -
作者、河治和香さんは江戸風俗画家三谷一馬氏に師事。江戸の風俗を学んだ、日本大学芸術学部卒の作家。
江戸の浮世絵画家といえば、葛飾北斎、そして次は歌川国芳だろう。
歌川国芳も多作な画家だ。家族の他にも弟子達食い扶持を稼がねばならなかったからだし、また愛情深い人物なのだ。
そんな国芳に弟子入りした面々も...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ第2巻もたっぷりとした余韻に。
副題のように、今回は恋がテーマ。
国芳のむすめ、とりの恋もそうだが、国芳が愛してやまない心の師匠葛飾北斎との縁も。
北斎が愛したが、その愛ゆえに道をはずす孫、仁三郎。
その仁三郎の背中に紋紋の刺青の下絵を書いたのが国芳。
それがゆえに、北斎は国芳を遠ざける。...続きを読むPosted by ブクログ