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書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、完結篇!
世間が開国で揺れる中、登鯉の父である人気浮世絵師の歌川国芳は、一門の弟子たちと、相変わらずの江戸っ子の稚気と覇気でのんびりと暮らしている。
国芳の描いた浅草寺の〈一ツ家〉の奉納額は将軍の上覧にも与り、江戸中の大評判となる。
しかし、そこに安政大地震が発生、その混乱の中で倒れる国芳、ちまたに氾濫する鯰絵、そして国芳の描いた一ツ家の祟りを恐れる不気味な噂も聞こえてくる。
絵筆を握れなくなった国芳、一門を背負うことになった登鯉、そして弟子たちは懸命に活きる道を模索する。さらには登鯉の、もどかしい恋の行方は?
悲しいのに明るくて、笑えるのにせつない、書評家絶賛の書き下ろしシリーズ、ついに感動の完結!
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2021年04月19日
このシリーズの最終巻。
安政の大地震、大雨と洪水。
次々と命の危機を感じるような江戸。
そんな中であっても、江戸市民は、ご利益があるとか、ナマズのせいだとか、次々と瓦版が大いに出て、出版印刷業界は、建築関係の職人とともに、懐が一気に豊かになる。
大商人だけでなく、職人たちが潤うと、新しい文化が生まれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月23日
主人公の女浮世絵師を中心に描かれる、このシリーズも最終巻。
チャンバラのない時代物ですが、
人は流行病、事故、自殺(!)などで
さらっと理不尽に死んでいきます。
「死」の気配が非常に濃厚なのにもかかわらず、
どこかカラッとしている、不思議な雰囲気のお話です。
当たり前のように死がすぐそば...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月11日
タヌキの殿様こと、元南町奉行遠山が死んだ。
登鯉の病状も悪化していく中、周りにいた人たちが突然にしてこの世からいなくなってしまう。
あたいもいつ死ぬんだろう。
そんな中、江戸に災禍が襲う。
安政の大地震、一夜にして江戸が灰燼と帰する。
命からがら逃げだした国芳と登鯉だったが、国芳...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年09月02日
終わってしまった‥。
登鯉ちゃん、色々あったね、と肩を叩きたい気分。
最終巻らしく、これまでの男が勢揃い。
新場の小安のこと、私はそんなに好きじゃないけど、登鯉ちゃんを泣かせるなよ!
人はあっけなく死ぬものだなあ。
死ななくとも、何かのきっかけで人生はがらりと変わる。
後書きで著者の経歴を読んで驚...続きを読む
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