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歌川国芳と娘の登鯉と一門を巡る人間模様
<鬼振袖(おにふりそで)>とは薹(とう)の立った娘の振袖姿のこと。浮世絵師国芳を父に持つ侠風(きゃんふう)な美少女登鯉にも、いつの間にか甘やかな娘時代は過ぎてゆく。初恋の男の凄惨な自死、遠島になった最愛の男との思いがけない再会とその恋の行方、しがらみに縛られて素直になれない若親分への淡い想い……。
一方、相変わらずの即席頓智(そくせきとんち)で発禁覚悟の諷刺画を描きまくって世間の喝采を浴びていた国芳は、遠山が奉行を勤める南町奉行所隠密廻りによって、要注意人物として行状を密かに探索されることに……。昔なじみの金さんがなぜ? 『侠風むすめ』『あだ惚れ』が絶賛された、シリーズ第3弾!
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Posted by ブクログ
国芳の長女登鯉(とり)が主人公。
シリーズ第3巻目。
北斎の娘、お栄と登鯉(とり)は火事の見物でたびたび出くわす。密かにお栄に憧れを抱いている。
お栄はあまりに名前の大きな存在である父を持つ絵師としての自分と同じ境遇の主人公を好ましく思っている。
そんななか、北斎がついに亡くなる。
嫌われている国芳は葬式に娘を代わりにおくる。
鳥居耀蔵がお役御免となった後、江戸市中も楽しみが復活。虎の親戚、豹の見物をすると疫病にかからないという噂が出て国芳たちは繰り出す。そこで、迷子に出会う。
尾張藩の藩主の跡目争いの最中にまだわずか10歳で田安家から尾張藩の藩主となった少年だった。
当時の尾張藩は幕府に睨まれ、直径の藩主を立てられない時代が続き常に跡目争いが起こっていた。
国芳の家に連れてきた迷子の様子、その様を一つの物語にしていて秀逸。
などなど、どのエピソードも傑作の回。
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小説・文芸
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