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Posted by ブクログ
登鯉(とり)が労咳の症状に気づいてから時間が経つ。
年若い弟子が三人入門。
その一人がのちの芳年。
鯨が江戸の海に現れ、黒船がやってくる。
江戸町民たちはこぞって見に行く。
子安の親分は、魚河岸の代表格となり、役所と談判に乗り込むほどに。
それぞれ時がたって、遊び人ではいられなくなった。
遠山は、国芳の家で卒中で倒れる。
背中に鯉の刺青を持った女が見つかる。
その秘密が暴かれる。
二人の父。
ますます病気が進行する登鯉。
親子愛と叶わぬ恋。
悲しいシリーズ第4巻。
Posted by ブクログ
シリーズ4巻目。
登鯉は自分の病状を意識し始めていた。
熱っぽく、咳と一緒に血がにじむ。
労咳と道庵に診断されて以来、自分の死を意識するようになった。
わたしは行けず後家になるのかぁ。
いつ死ぬかもわからないのに、男を本気で愛することに踏み切れない。
そんななか、鯉の刺青を背負った夜鷹が現れるという話を小耳にはさんだ国芳は家を飛び出した。
その女は、この刺青は昔、国芳が書いたものと言ったらしい。
国芳が隠している、登鯉の出生も明らかになる。
次巻、最終巻に続く。