【感想・ネタバレ】どぜう屋助七のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

あのひと鍋にこんなにも多くのドラマが背負い込まれていたとは…
ヘラヘラ食べっちまってすまない事をしたなぁ。先に読んでいれば、振り袖だって味わって呑んだのに…

今も浅草で営業中の「駒形どぜう」
三代目助七の生涯を通してみる幕末から明治。
河治さんの描く江戸時代にはいつもしっかり体がある。現代から夢見る古き良き時代ファンタジーではなくて、現代へ続く人生の積み重ねが感じられる。当時の思考回路はそうだっただろうなと納得出来る。
時代は人の感情が作り出すもので、歴史は時代の積み重ね。字面で学ぶ流れでは「未開だったんだな」で他人事だった出来事も、抗いがたい波に飲まれるやるせなさとして我がごとに出来る。

だから今度はもっと、しっかり味わうのだ。
鯨だって食べるのだ。

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2024年04月10日

Posted by ブクログ

時は幕末から明治、場所は浅草・駒形、泥鰌料理のどぜう屋の話。激動の時代の中に繰り広げられる人情とグルメの物語。お店は現在も営業中だそうで、是非行ってみたい。

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2021年09月09日

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