坂本龍馬作品一覧

  • 幕末に転移したら、坂本龍馬の妻になりました
    完結
    5.0
    坂本龍馬のことが大好きな歴女、彩夏は彼を題材とした映画ポスターの前で写真を撮った瞬間、なぜか突然1867年の長崎へタイムスリップしてしまった!しかも坂本龍馬の妻、おりょうになってしまったようだ。 「おりょうとして暮らすしかないでしょう」 同じく令和から転移してきたというカメラマンの上野にそう言われ、戸惑いつつも憧れの龍馬と暮らし始めた彩夏のドキドキは止まらない!このまま妻として彼を支え、幕末で生きる決意を固めたが、転移した年が龍馬が暗殺される慶応3年であることに気付く。 大好きな龍馬が暗殺されることを知る彩夏は、彼を守る方法がないか上野に相談することに。しかし上野からは歴史を変えてはいけないと協力を得られなかった。それでもなんとか暗殺を阻止したい彩夏はとある方法を思いついた――。
  • 坂本竜馬―土佐海援隊 (時代小説文庫)
    5.0
    竜馬の胸に身内のふるうような感激が湧いてきた。無意識に袴の膝をごしごしこすっていた…。今日、熱烈な攘夷論者の竜馬は、勝麟太郎と会い、少年の頃から抱いていた海への夢が広がるのを感じていた。海の豪商と海軍建設の夢。混乱の幕末、暁暗の星のごとく現われ、時代の開拓者として維新回天の軌道をつくり、明治の夜明けと共に光りの彼方に消えた男の豪快で波乱に満ちた実像に迫る傑作長篇。 (※本書は1991/6/1に発売し、2022/1/7に電子化をいたしました)
  • 龍馬へ 幕末の奇蹟 坂本龍馬の物語(1)
    完結
    5.0
    これは、幕末の志士・坂本龍馬の人生を描く物語である――。天保6年、土佐に生まれた坂本龍馬。その幼年時代は意外なことに、"ハナ垂れ小僧"のいじめられっ子!? 漢字も書けず、剣術も怖い。花を摘み、海を見つめる龍馬のことを、人は「馬鹿だ」とあきれていたが、その小さな胸の内側には、「海の外側」をも見晴るかす、広い心が育っていた! 第1巻は、12歳の物語。海に憧れる龍馬は、大シケの中、廃材船を漕ぎ出すが――。
  • もしも坂本龍馬がヤンキー高校の転校生だったなら
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 坂本龍馬没後150年の記念の年に贈る、大人気「もしも」シリーズ第3弾! もしも、徳川幕府が系列学園を多く抱えるマンモス高校だったら…、 新撰組が京都校の裏生徒会だったら…、 龍馬のいう「日本の洗濯」が、スポーツで荒廃したヤンキー高校を立て直すことだったなら…。 個性的すぎる志士&女性たちが繰り広げる、幕末・維新の激動のドラマを、スポ根学園コメディに置き換えた、笑って学べる歴史コミックエッセイ。 数々の「学園モノ」へのオマージュネタにも注目!
  • 坂本龍馬殺人事件
    5.0
    坂本龍馬の命日十一月十五日、その墓前で切腹事件が起きた! 京都霊山護国神社の境内で、龍馬研究会の会員・坂本竜が割腹死したのだ。竜には生前、龍馬と同じく複雑な女性関係が……。数日後、同会の桂秋子も毒物死。さらに、龍馬の隠れ家「寺田屋」で第三の惨劇が! 名探偵キャサリンが、龍馬暗殺の謎と、彼を取りまく女性群像を追いつつ、意表をつく真犯人に迫る!
  • 吉田松陰と幕末志士たち 明治維新を10倍楽しむ奇人変人ガイド ~坂本龍馬、高杉晋作、伊藤博文、大隈重信、久坂玄瑞、佐久間象山、黒田清隆など~
    5.0
    <まえがきより>  明治維新は、松陰を筆頭に“変人たちの半ば自暴自棄な行動”が最終的にブラッシュアップされて成立したものだ、という側面がある。実のところ、当初は日本の近代化もそこそこに「幕府を倒せ」とか「外国人斬るべし」といった目標を掲げる何とも危うげな運動でしかなかったのだ。  その危うげな動きがどのようにして真っ当な社会変革へと収束していったのか。松陰をはじめとする志士たちの実像はどのようなものだったのか。 <目次> ●第一章:驚きの実情~天下の奇人・吉田松陰と松下村塾 現代なら異常者扱い!? 自称革命家としての松陰 松下村塾は社会不適合者のフリースクールだった!? 薩摩藩が維新を主導できた理由~薩摩版・松陰――島津斉彬の存在 吉田松陰とは何者なのか!? ●第二章:維新志士の人物伝~幕末は奇人変人のオンパレード!? 不美人!? 容姿を理由に結婚を断られた~杉文 戦場で読書に耽った変人~久坂玄瑞 狂気の言動、日本を救う~高杉晋作 傍若無人! 曰く「我は国家の財産也」~佐久間象山 高熱にうなされながらも芸者をはべらせた!? ~伊藤博文 あの有名宰相は見栄っ張りの死にたがり!? ~大隈重信 酒の勢いで一般市民を殺害! 酒乱の宰相~黒田清隆 常軌を逸した社会不適合者~勝小吉 松陰の妹2人を妻にした!? ~楫取素彦 ●第三章:大河の舞台をおさらい~まじめに復習する明治維新 幕末の動乱~日本国、その幼年期の終わり 開国か攘夷か~現実と誇りのせめぎあい 明治維新~新たなる日本の夜明け ★impress QuickBooks(http://quickbooks.impress.jp/)は、気軽に電子書籍を楽しんでいただきたいという想いから生まれた電子専門レーベルです
  • 劇画 坂本龍馬の一生
    5.0
    現在の龍馬人気の原点となった坂崎紫瀾の小説『汗血千里駒』(明治16年刊行)をコミック化。日本の夜明けを信じ、幕末を駆け抜けた坂本龍馬はじめ、中岡慎太郎、高杉晋作、西郷隆盛ら維新のヒーローたちの青春群像! 龍馬のエピソードと男気全開の、幕末を知る入門にふさわしい一冊です。
  • 実況!空想武将研究所 もしも織田信長が校長先生だったら
    5.0
    もしも…戦国武将が小学校の先生だったら…!? 本能寺の変で織田信長が死んでいなかったら…!? 大坂城があべのハルカス級の高さだったら…!? 戦国武将がYouTuberだったら…!? サッカー日本代表が戦国武将イレブンだったら…!? 野球日本代表が戦国武将ナインだったら…!? 織田信長が内閣総理大臣だったら…!? 毛利元就の「三本の矢」が折れてしまったら…!? 武田信玄の「風林火山」に1文字加えるなら…!? 上杉謙信が義の武将ではなかったら…!? そんな楽しい「もしも」を空想武将研究所と一緒に空想しよう!
  • 南原宏治の「演技論」講義
    5.0
    観る人の心を揺さぶる。 オリジナルな輝きを放つ。 厳しい芸能界で一流になる方法とは? 自分を磨き、幅広い役を演じる技術とは? 昭和の個性派スターが天国から特別講義。 一流のプロだけが知っている表現力を究める7つの極意。 適正な自尊心/自己管理の徹底/他人への気配り/人間研究/ 幅広い教養/嫉妬を避ける方法/信仰 【人生やビジネスにも 役立つ自己表現術!】 ■■ 南原宏治の人物紹介 ■■ 1927~2001年。俳優、演出家。幸福の科学本部講師。神奈川県出身。東京大学農学部中退。1951年、コンテストで「ミスター日本」に選ばれたのを機に芸能界デビュー。映画「坊っちゃん」「ゼロの焦点」「網走番外地」、テレビドラマ「国士無双」「羅生門」「無法松の一生」「白い巨塔」等、主演・出演作品は多数あり、“映画の三船・テレビの南原”といわれた。映画「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーの劇場公開版吹き替えのほか、パナソニックや日本IBM、小林製薬のCM等にも出演している。1986年、幸福の科学の霊言集に出合い、翌87年に入信。その後、幸福の科学の職員となり、伝道部長や財務の特命担当を務め、晩年は救世運動に尽力した。 目次 まえがき 1 名優・南原宏治氏の特別霊指導で「演技論」を訊く 2 「名悪役」が伝授する「天使」の演じ方 3 「悪人を演じる」ことは難しい! 4 「役に入り込む」ための訓練法 5 人気者になって嫉妬されたら、どうすればいい? 6 役者に必要な「人間観察力」とは 7 「型にとらわれない生き方」は坂本龍馬に学べ! 8 「存在感」のある俳優・女優になる秘訣 9 “異物”を受け入れる組織をつくれ! 10 俳優・タレントの卵たちへのアドバイス 11 「過去世」はやっぱり“NG”? 12 南原宏治氏による「演技論講義」を終えて あとがき
  • 異聞・珍聞 龍馬伝
    5.0
    1巻1,571円 (税込)
    日本史上の一大偉人である坂本龍馬。その龍馬についての既説の不十分さを補い、誤りを正し、新たな話題を提供し、知られざる逸話を紹介する。長年の龍馬研究の成果を結集した、こだわりの「龍馬伝」。 ※本作品は紙書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 時代劇の間違い探し
    5.0
    長谷川平蔵は「鬼」ではない、江戸時代に「脱藩」という言葉はないーー。テレビ時代劇や時代小説の中に潜む、ヒト・モノ・コトバのウソを時代考証家と武術研究指導家が軽快な筆致で一刀両断します。 【目次】 第1章 ヒトのウソ・ホント  吉田松陰、十一歳にして東大生以上の学力を備えていた  薩長同盟を演出したのは坂本龍馬ではなかった  江戸時代に士農工商という身分制度はなかった  大名行列に一般民衆は土下座しなかった  武士の歩き方は泥跳ねしない  江戸時代まで正座という習慣はなかった  ほか 第2章 モノのウソ・ホント  峰打ちをしたら刀はポキッと折れる  真剣白刃取りは存在しない必殺技  「侍は刀がなければ弱い」は間違い  日本刀はなぜ両手で握るのか?  日本刀は筋力のない子供や老人でも振れる  時代劇の逆手斬りは現実でも可能  ほか 第3章 コトバのウソ・ホント  長さの単位で縦方向に「間」は使えない  庶民や下級武士の家には玄関がなかった  早馬と早駕籠、どちらが早い?  逆袈裟とは上から下に斬るのか、下から上に斬るのか  江戸時代に「脱藩」という言葉はなかった  時代劇に「さぼる」という言葉はあり得ない  ほか
  • ウエスタン武芸帳(1)異西部の剣士
    5.0
    パラレルワールドの“幕末”期に沖田総司の必殺剣が閃く!  1875年。新撰組が京都・池田屋に勤皇の志士を襲ってから、10年が過ぎた。その間各地で幕府軍は圧倒的な勝利を収め、土佐・長州はすでに降伏し、鳥羽伏見で西郷が重傷を負った薩摩も、幕府に屈するのは時間の問題となっていた。勝利の要因が機械人間(オートマン・ソルジャー)等の科学王国フランスが貸与した最新兵器にあったとはいえ、時の大勢はほぼ決していたのである。  ただ唯一幕閣が懸念するのは、《龍馬ある限り、陽は沈まぬ》と讃えられた坂本龍馬の行方であった。彼はある目的を抱いて、新大陸アメリカに逃れたのである。  龍馬捕縛を命じられたのは、新選組一番隊長・沖田総司であった。総司は、龍馬の恋人・小夜を囮役に伴い、山南敬助等新選組同志4名と共にフランスの水中船に乗り込んで追跡を開始した。  鬼才が描く壮大なSFアクション時代劇・第1弾! ソノラマ文庫では未収録だった雑誌『獅子王』連載時のカラー扉イラストを巻末に特別収録! ●菊地秀行(きくち・ひでゆき) 1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、1982年『魔界都市“新宿”』でデビュー。1985年、『魔界行』三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者。著作は300冊を超える。
  • 龍馬降臨
    5.0
    幸福維新をはじめるぜよ。「日本」という近代国家をデザインした坂本龍馬の180分間のロングインタビュー。現代の海援隊とは何か。マスコミは最初から民主党政権をつくるつもりだった。核を持つのが嫌か、核兵器で死ぬのが嫌か。なぜ幸福実現党の応援団長をしているのか。明治維新の志士たちは数多く生まれ変わってきている。龍馬本人が語る暗殺の真相。
  • ばぶれもん 1巻
    5.0
    東京ナンバーワンの腕っぷしを誇る超ヤンキーの竜平(18歳)が、幕末の土佐にタイムスリップ!! 坂本龍馬家に居候し、激動の時代をロック音楽とiPhoneと腕力でねじ曲げちゃう!? 期待のヤンキー漫画家、入魂の第1巻!!
  • 世界史・日本史未解決事件ファイル
    5.0
    歴史には、いまだ解き明かされない事件や疑惑があふれている。迷宮入りとなった暗殺事件の黒幕は誰だったのか。姿を消したあの人はどこへ行ってしまったのか。長い間まことしやかに語られている噂は本当なのか……?坂本龍馬やケネディ大統領の暗殺から、伝説となってしまった事件まで、歴史の闇に埋もれた「未解決事件」の真相に迫る。マリリン・モンローは自殺ではなく他殺?!――容疑者として浮かび上がってきた意外な人物とは……? ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」がルーブル美術館所蔵のほかに3枚も存在する!?  松尾芭蕉隠密説の真偽は? モーツァルト変死の影に見え隠れする巨大な組織の謎、壇ノ浦で入水自殺したのは、安徳天皇の身代わりだった! アポロ11号は月には着陸していない!?――映像にみる不可解な点とは?抜け落ちてしまったジグソーパズルのピースをいかに埋めるか。歴史の謎解きを楽しんでいただければ幸いである。

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  • 革命的飲酒主義宣言
    5.0
    『週刊SPA!』の人気連載「文壇アウトローズの世相放談」の対談から50本をセレクト。小沢一郎、愛子さま、マイケル・ジャクソン、iPad、坂本龍馬、茂木健一郎、ボブ・ディラン、酒井法子、菅&鳩山、村上春樹、尖閣諸島etc.を語った1年半。

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  • 龍馬の洗濯 亀山社中から薩長同盟
    5.0
    1巻1,320円 (税込)
    浪士が幕末日本にごろごろしている。藩から追い出された彼らにはカネが無い。メシも食わなければならない。一部で浪士が暴徒と化している。ならば浪士が寄り合い、商いをしよう。商売をするなら侍のメンツを捨てろ! そこに、坂本龍馬の亀山社中は誕生した。総合商社の原型が長崎亀山で姿をあらわしたのである。また龍馬は、かき集めた情報に価値を見つけ、それをカネに換えていく。天稟の機略家が蒸気船に乗って日本を走り回る。一介の剣客が、やがて日本を変えていくリーダー論を詳述した。単なる幕末史を超えた、現代に合わせ見る日本型ビジネスの真髄がよく分かる。
  • HAPPY MAN (1)
    完結
    5.0
    時は幕末。時代は変わろうとしていた。坂本竜馬と同じくして誕生した爆裂怒涛の桂小五郎。バカで真っ直ぐで純情な小五郎の幕末爆笑ストーリー!幕末過激派筆頭 長州藩 桂小五郎の通るところ敵なし!?
  • 今日は人生最悪で最高の日 1秒で世界を変えるたったひとつの方法
    5.0
    ○描いても描いてもボツになり絶望したが、『ONE PIECE』を描き上げた尾田栄一郎 ○余命5年と宣告されたが、ソフトバンクを大成長させた孫正義 ○ようやく手に入れた船が沈没したが、そのことをきっかけに大金を手にした坂本龍馬 偉人の伝記を読むと、最悪な日は、不幸な日ではなく、新しい自分が始まる日であることがわかります。最悪な出来事は、自分の人生が、想像を超えて面白くなる兆しなのです。偉人伝を読むことで、このときの不幸があったおかげで、未来にこういう幸せがくるのかと、人生を俯瞰する視線が立ち上がるのです。 本書は、『あした死ぬかもよ?』『今日、誰のために生きる?』(SHOGENとの共著)などベストセラー作多数のひすいこたろう氏が、偉人たちの挫折と“なぜ彼らが復活できたのか”を、ユーモアあふれる語り口で解説していきます。16人の偉人のエピソードから、ときに涙し、ときに笑いながら、最悪な日を最高な日に変える方法を知ることができます。 ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 君が眠りゆく朝に(上)
    5.0
    禁門の変によって荒れる京の町に潜伏する慶喜。彼は、暗殺された孝明帝の復讐を密かに胸に誓っていた。そんな慶喜を突然訪ねてきた勝麟太郎は「人斬り以蔵」と呼ばれる一人の青年を彼に託す。刃の如き瞳を持ち、必殺の暗殺剣を振るう以蔵に護衛されることになった慶喜は…!? 最後の将軍徳川慶喜の辿った数奇な運命を軸に、沖田総司・坂本龍馬といった幕末の男たちの熱き戦いを描く力作!!
  • 幕末イグニッション(1)
    完結
    5.0
    坂本竜馬暗殺犯と噂される男・佐々木只三郎。小太刀日本一と称されるこの佐々木、暗殺の日より十三年前の江戸で、稀代の天才学者・佐久間象山から、あるフランス人少女の護衛を依頼される。その対価、三百六十万両。少女を狙うは水戸一派、勝麟太郎、そして坂本竜馬。この事案をきっかけに時代は「幕末」へと変容していく――。
  • 幕末的思考
    5.0
    幕末から明治への列島の歩みは、暗から明への昇華ではない。それは、列強による開国への圧力を前に、尊皇攘夷から尊皇開国への転向とその隠蔽、新政府の正統性の急造を伴いながら、慌しい近代国家建設を余儀なくされる過程であった。しかしそこでは、植民地化への危機感と理不尽への抵抗を糧に、普遍的価値のうえに新社会を構想する思考が、徒手空拳で模索されてもいた。中国や西欧からの輸入ではない、この国に地生えの思考が育まれる契機は、しかし、生みの親でもある対外的「危機感」に圧迫され、皇国主義イデオロギーの席巻という試練のなかで影を潜めていった。帰結の一つは、現在も続く第二極の不在である。本書は、「明治維新」という事後的な枠を通しては見えてこないその思考――幕末的思考――の系譜を、吉田松陰、中岡慎太郎、坂本龍馬、福沢諭吉、中江兆民、北村透谷、夏目漱石、朝河貫一、中里介山らに辿り、その画期性を歴史の行間にあぶりだした精神史的試論である。松陰の「やむにやまれぬ大和魂」の射程、中岡と坂本の連携を支えた地べたの普遍感覚、私情こそ公的なものの源泉であると見た福沢や、後発近代社会こそが民権論を実践できるという兆民の価値転倒の試み、『こゝろ』で「先生」の殉死に託した漱石の抵抗、介山『大菩薩峠』が描く明治がこない世界――。彼らの未成の思考を紡ぎ直すこと。その今日的意味の切実さを、幕末の人びとの経験は我々に教えている。
  • 角川つばさ文庫版 西郷どん! 西郷隆盛の物語
    5.0
    薩摩の下級武士の家に生まれた西郷隆盛。勉学にはげんだ子ども時代から、藩主の息子、島津斉彬との運命的な出会いと若き日々の活躍。そして、斉彬の死と島流しとなった挫折の日々。幼なじみの大久保利通の助けもあり、島からもどった西郷は、薩摩藩の政治の中心人物となる。坂本龍馬と出会い、そして、薩長同盟、倒幕へと動きだす。勝海舟との江戸無血開城をなしとげ、江戸幕府の時代を終わらせる。若くして日本の歴史を動かした英雄・西郷隆盛。2018年大河ドラマ『西郷どん』原作の児童文庫版。挿絵多数で、小学生から楽しめる物語!【小学上級から ★★★】
  • 風雲戦国伝 風雲児たち外伝
    完結
    5.0
    1979年から続くみなもと太郎のライフワーク『風雲児たち』の外伝。ペリーの来航で幕を開け、まさに風雲急を告げる動乱の幕末に現われた坂本龍馬などの風雲児たち。だが、その生き方や考え方は幕末にいきなり現れたわけではない。それを理解するには遠く関ヶ原の戦いにまでさかのぼってしまわなければいけないという、だれも考えつかなかった風雲戦国伝。悲運の武将・大谷吉継、会津武将伝、彦根武将伝、尼子十勇士などなど収録。これぞ歴史大河ギャグマンガの金字塔。
  • ねこねこ日本史でよくわかる 日本の歴史
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アニメ放送で小・中学生に大人気の『ねこねこ日本史』、待望の歴史学習書。日本史に興味を持った子どもが楽しく学べる一冊。大人気4コママンガ『ねこねこ日本史』から歴史学習書が登場!! ゆる~く歴史が学べる擬猫4コママンガ『ねこねこ日本史』。NHK・Eテレにてアニメも放送の本作をもとにした歴史学習書です。『ねこねこ日本史』のかわいい猫イラストとわかりやすい解説で日本史の入門書としてピッタリ。日本史の偉人の解説を中心に、年号語呂合わせやクイズも付いた充実の一冊です。この本を読んで日本史の世界に飛び込もう!! 本書が扱っている人物:卑弥呼/聖徳太子/持統天皇/聖武天皇/最澄・空海/藤原道長/紫式部/平清盛/源頼朝/源義経/足利尊氏/武田信玄/上杉謙信/織田信長/豊臣秀吉/伊達政宗/徳川家康/真田幸村/宮本武蔵/徳川綱吉/赤穂浪士/徳川吉宗/大塩平八郎/坂本竜馬/新選組/ ※本書は歴史学習書であり、漫画ではありません。※『ねこねこ日本史』を知っている方はもちろん、知らない方にも楽しめるつくりになっています。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。
  • 幕末Rock-howling soul-: 1
    完結
    5.0
    時は幕末――世の女性たちの人気を一身に受ける最高愛獲(トップアイドル)がいた。幕府公認の「天歌(ヘブンズソング)」を歌い人気を博す、その名も「新選組」。麗しい容貌と刺激的な「雷舞(ライブ)」で、町中の人々の心を虜にしていた…新選組が人気を集める一方で、幕府は「天歌」以外の歌を禁止し、その禁を破るものを厳しく処罰していた。 「自由に歌が歌えないなんておかしい」自由と歌を愛する男・坂本龍馬は、Rockの力で世界を変えるべく、桂小五郎、高杉晋作と共に立ち上がる!! TVアニメも放映された大人気ゲームが待望のコミカライズ!! 幕末を駆けぬけるロッカーたちの情熱の物語、ここに開幕!!
  • 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 平成攘夷論 上巻
    5.0
    1~2巻660円 (税込)
    日本を貶める反日夷狄を撃ち払ってくれる! 日本は悪意に囲まれている。大虐殺があったとされる南京攻略から70年の今年、中国、アメリカで関連反日映画が多数作られ、「慰安婦決議」など反日の嵐が日本に押し寄せている。こうした攻撃をよしりんが歴史の真実をもって返り撃つ。本書はいわば一家に1冊の「反日ゲーム攻略本」ともいえる。かつて吉田松陰も西郷も坂本龍馬もみな攘夷だった。維新後も日本人が「開国攘夷」の独立心を抱き続けたが故に、日本は欧米列強から一目置かれ、独立を全うできたのだ。だが、戦後の日本人は「謝罪恭順」にうつつを抜かし、そのツケが回ってきた。攘夷とは独立の志である。中・韓・米そして反日日本人ら「夷狄」の攻撃から日本を守る真実がこの本にある! 書き下ろし&全篇再構成・再編集の渾身の書!(2007年7月発表作品) フィックス型EPUB110MB(校正データ時の数値)。 【ご注意】※レイアウトの関係で、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。タブレット端末、PCで閲覧することを推奨します。
  • 復讐の道標
    5.0
    大学受験に失敗し、沈んだ気持で入ったスナックで、良介は“女”のかすかな悲鳴を聞いた。このことが、不思議な世界に迷いこむきっかけだった。数日後、直径5cmほどの金属の円筒が突然、彼に送られてきた。これが、なんとタイム・マシンだったのだ。――マシンによって救い出した“女”は、未来からやって来た時間監視局員だった。そして、次に二人がテレポートしたのは幕末の京都。坂本竜馬暗殺の夜だった……。奇妙な世界に巻き込まれた良介が活躍する長編青春SF。
  • 幕末純情伝~龍馬を斬った女~
    5.0
    剣客たちにおそれられる新選組の沖田総司は、男装の美しい天才女剣士であった。惚れた男、土方歳三のためであれば、ひたすら多くの志士を斬りつづける。ついに狂おしい愛憎の刃は、やがて、「この男が死ねば日本は滅ぶ」とまでいわれた大政奉還の立役者・坂本龍馬に向かう。歳三と龍馬のあいだで揺れ動く女総司の情念を通して解き明かす、めくるめく幕末絵巻。

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  • 竜馬がゆく 1
    続巻入荷
    4.8
    12歳、「坂本の寝小便ったれ」とからかわれ泣かされる。字を満足に覚えられず寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬だが母の死を受け入れることをきっかけに強い男へと変わっていく。 17歳、強くなった竜馬と武市半平太、岡田以蔵との出会い――そして江戸へ。 司馬遼太郎の傑作歴史小説を初の漫画化。坂本竜馬の奇跡の生涯を『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウが描く、幕末大河コミック第1巻!
  • ぐだぐだエース RE
    完結
    4.8
    「Fate/Grand Order」を鮮やかに彩る、ぐだぐだサーヴァント達。 生前、激動の時代を、彼らがいかに生き、駆け抜けていったのか――。 織田信長、沖田総司、坂本龍馬、岡田以蔵他、全13篇収録。
  • 天翔の龍馬 1
    完結
    4.8
    慶応3(1867)年11月15日。京都・近江屋、母屋二階の奥八畳間にて坂本龍馬は暗殺犯の凶刃に倒れ、新生日本を見ることなく、その生涯を閉じたとされている。――――もし、あの日、龍馬が死んでいなかったとしたら…?誰もが一度は考えたことがあるであろう、日本史最大級の「たら」「れば」に、真っ向勝負をかけた意欲作! 動乱の幕末期を、大胆な切り口と圧倒的なスケールで描く、“新・龍馬伝”に瞠目せよ!!
  • 合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】
    4.8
    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、全8巻(文春文庫)が合本に。 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第1巻/幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作。 第2巻/勤王・攘夷の勢力と、巻き返しを図る幕府との抗争は次第に激化してきた。土佐藩でクーデターを起し、勤王化して天下へ押し出そうとする武市半平太のやり方に限界を感じた竜馬はついに脱藩を決意する。 第3巻/浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。竜馬はどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始める。「幕府を倒さねばならないのだ」と――。 第4巻/長州の没落、薩摩の保守化、土佐の勤王政権の瓦解。竜馬はついに一隻の軍艦を手に入れた。 第5巻/池田屋ノ変、蛤御門ノ変と血なまぐさい事件が続き、時勢は急速に緊迫するが、竜馬自身にも危機が訪れる。心血を注いだ神戸海軍塾が幕府の手で解散させられてしまったのだ。 第6巻/竜馬が動いた。慶応二年一月、幕府の厳重な監視下にある京で、密かに薩長の軍事同盟が成立する。維新への道は、この時大きく開かれた。 第7巻/同盟した薩摩と長州は着々と討幕の態勢を整えてゆく。そして竜馬は、思い切った奇手を思いついた。大政奉還――。 第8巻/慶応三年十月十三日、京は二条城の大広間で、十五代将軍徳川慶喜は大政を奉還すると表明した。ここに幕府の三百年近い政権は幕を閉じた。しかし竜馬はそれを見とどけることはなかった……。「竜馬がゆく」遂に完結!
  • 山本覚馬 知られざる幕末維新の先覚者
    4.7
    維新のリーダーというと西郷隆盛・高杉晋作・坂本龍馬など、勝者側ばかりが注目されてきた。しかし、敗れた会津藩にも明治維新に大きく貢献した人物がいた。新島八重の実兄、山本覚馬である。「諸外国の脅威の前に日本の独立が脅かされている折、薩摩だ長州だ会津だと、国内で相争っている場合ではない」と薩長との対立を回避すべく奔走。維新後は、会津藩とは相容れない関係にあったはずの長州藩の信任を得て、京都の近代化に大きく貢献し、新島襄とともに同志社大学創立にも関わる。藩の枠を超えた広い視点と卓越した先見で新国家のビジョンを描いた会津の「坂本龍馬」。激動の時代を生き抜いた覚馬の生涯から、もう一つの幕末維新史を描く。

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  • お~い!竜馬 1
    完結
    4.7
    弱虫な竜馬は、近所でもいじめっ子の的で、姉の乙女に助けられる毎日。そんな竜馬も7つになり学問は楠山塾、剣道は日根野道場にはいるが、塾でも道場でも落ちこぼれ。とうとう塾を退塾となる。しかし母、幸は病の床でも竜馬を優しく見守ってくれる。そんな幸と花見に出かけた竜馬を見つけたいじめっ子達だが、幸の親切心に心を打たれた彼らは、幸のために捨てられた傘で日傘を作ってくれた。そこに通りかかった上士。土佐では禁止されている郷土の日傘を目撃された竜馬達は…。激動の幕末に一陣の風を送りこみ、炎のように生きた男・坂本竜馬。その英雄の若かりし時代を描く、幕末風雲大作!!
  • 京都 ものがたりの道
    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    「京都という街は、タイムカプセルのようだ」と著者は言う。オフィス街の真ん中に聖徳太子創建と伝えられるお寺があったり、京都きっての繁華街に、坂本龍馬と中岡慎太郎が暗殺された地の石碑がひっそりと立っていたり。そこには人々の日常があり、みなが変わりない暮らしを続けている。そんな石碑になど目を留めない人もたくさんいるはずだ。 それでも著者は、そんな場所に出会う度に、タイムカプセルを開けたような気持ちになるのだという。幕末の争乱期の京都へ、平安遷都する以前の京都へ、近代化が急速に進んだ明治・大正時代の京都へ……。さまざまな時代の“時”のカケラが、街のそこかしこに埋まっている。この場所で徳川慶喜は何を思ったのだろう。平家全盛のころの六波羅は、どんな景色だったのだろう。安倍晴明はここで何を見たのだろう。その“時”のカケラは、一瞬の時間旅行へと誘ってくれる。   日本美術研究者として活動する著者が、京都の通り界隈にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、地元の人々の季節折々の暮らし、街歩きでの目のつけどころや楽しみどころ、京都人の気質までを生活者の視点から紹介する。さらに、自身のご家族のこと、京都府警と側衛の方たちとのやり取りなどの日常生活の一端を、親しみやすい文体でつづる。6年以上、著者が京都に暮らす中で感じ、経験した京都の魅力が存分に語られており、「京都」という街の奥深さと、「京都」の楽しみ方を知る手がかりとなる。 新聞連載の24作品に、書き下ろし3作品を加えて刊行。京都の街歩きに役立つ「ちょっと寄り道」情報や地図も掲載。
  • 人間力を高める読書法
    4.7
    ラジオ文化放送の大人気番組「武田鉄矢 今朝の三枚おろし」を書籍化! 『失敗の本質』『ザ・ラストマン』『1行バカ売れ』『修行論』『持丸長者[幕末・維新編]』などを紹介 【著者紹介】武田鉄矢(たけだ・てつや) 1949年4月11日生まれ。福岡県福岡市出身。O型。福岡教育大学卒業(2008年に名誉学士授与)。 72年、フォークグループ「海援隊」でデビュー。翌年「母に捧げるバラード」が大ヒット。日本レコード大賞企画賞受賞。 77年には山田洋二監督の映画「幸福の黄色いハンカチ」に出演。「3年B組金八先生」「101回目のプロポーズ」などのドラマにも出演。 『私塾・坂本竜馬』(小学館)、『西の窓辺にお行きなさい―「折り返す」という技術』(小学館)など著書も多数ある。 【目次より】 ◆序論 ◆1行バカ売れ ◆GO WILD ◆ザ・ラストマン ◆体にいい食べ物はなぜコロコロと変わるのか ◆失敗の本質 ◆修行論 ◆持丸長者[幕末・維新編] ◆狼の群れと暮らした男 ◆日本語が世界を平和にするこれだけの理由 ◆アドラー心理学入門 ◆福井モデル 未来は地方から始まる ◆しらずしらず
  • 幕末の志士を支えた「五人」の女 坂本龍馬の「おりょう」から近藤勇の「おつね」まで
    4.5
    幕末日本のキーパーソン、坂本龍馬、武市半平太、桂小五郎、高杉晋作、近藤勇の妻らの生きざまを描いた半生記。江戸末期のキーワードとして知られる薩長連合、尊王攘夷、新撰組など、一時代を築いた、そして、国を動かした志士たちの偽らざる私生活の実態が見える!彼らを愛し、愛された五人の女性にスポットライトをあてた、教科書やドラマでは決して知り得ない、激動の時代を彩った女たちの心根、そして愛を綴った感動秘話!
  • 幕末志士 完全ビジュアルガイド
    4.5
    1巻1,762円 (税込)
    乱世を駆け抜けた108人の幕末英雄伝! 美麗イラストと徹底解説で熱き風雲児たちを完全網羅! 鎖国から開国へ、幕藩体制から新政府樹立へ……。揺るぎない想いを胸に抱き、日本の未来を変えるべく、男たちは回天の狼煙をあげました。 本作は、己が思想を抱き、日本の未来のために力強く立ち上がった幕末志士108人を、すべて描きおろしによる美麗なイラストにより、大胆なキャラクター化に成功した、新感覚の完全ビジュアルガイドです。高視聴率を誇るNHK大河ドラマ「龍馬伝」の人気を筆頭に、現代の日本社会に生きる私たちこそが今振り返るべきテーマがこの時代の彼らの生き様にあります。土佐のカリスマ・坂本龍馬、新撰組を率いた近藤勇、長州の風雲児・高杉晋作、江戸を守った幕臣・勝海舟など、幕末の動乱に活躍した志士たちを余すところなく収録! 全頁フルカラーによる構成、さらに志士たちの能力をグラフで表現するなど、ゲームのような感覚で楽しみながら読める本書は、歴史ファンが待ち望んだ、これぞまさに“幕末本の決定版”です。
  • おりょう 龍馬の愛した女
    4.5
    時代の波に翻弄されながら、国事に奔走する龍馬の帰りをひたすら待ち続けるおりょう。寺田屋では捕吏に追われる夫を命がけで守り、鹿児島では我が国初の新婚旅行も体験した。あるときは愛の喜びにふるえ、あるときは嫉妬の炎を燃やす。時代のしがらみの中で、自由に、奔放に、そしていちずに愛に生きた女――幕末の風雲児・坂本龍馬の妻おりょうの、波乱の生涯を描く力作長編小説。

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  • [新装版]西郷隆盛の人生訓
    4.5
    1巻950円 (税込)
    いま、求められるリーダーの条件が、先見力、情報力、判断力、行動力、体力を踏まえた「組織重視主義者」とするならば、リーダーにふさわしい器は圧倒的に西郷より大久保利通だろう。しかし、当時から今に至るまで、人間重視を貫いた西郷の「人望」が上回っているのはなぜなのか。さらに現代における「人望」とは何なのか──。明治維新の立て役者でありながら、西南戦争で非業の最期を遂げた西郷隆盛。幕末から現代に至るまで、人々を魅了し続ける彼の魅力とはなにか。本書は、西郷隆盛の激動の人生をたどりながら、現代をたくましく生き抜く知恵を学ぶ。人脈づくりの要諦とは。いかにして自分を磨くか。ライバル・大久保利通や坂本龍馬とのエピソードも交え、その人望力の秘密に迫る。

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  • 手紙が語る歴史秘話 書簡と現代語訳で日本史の裏側を読み解く ~戦国武将から明治の文人まで~
    完結
    4.5
    全1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 貴重な資料を所蔵元の専門家が詳しく解説! ★ 年表や相関図、ゆかりの地で深堀も。 ★ あらたな視点で語られる「あの出来事」、 家臣や友人にみせた「意外な素顔」 ★ 親しい人への私信に垣間見える日常や家族のありかた…。 ★ 激動の時代を生きた人物たちの足跡と、 息づかいを感じる人気の連載が1冊に! ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 裸一貫から天下人に登りつめた豊臣秀吉、 江戸幕府を開いた徳川家康、 薩長同盟の成立に尽力した坂本龍馬…。 私達が歴史上の偉人に思いを巡らせる時、 映画やドラマ、時代小説に描かれたイメージが 浮かんでくることが多いのではないでしょうか。 後年に創作された逸話や伝聞ではない、 生身の姿を描くことは難しいものです。 そうした時に手掛かりとなるのが、 その人物が自ら記した手紙です。 記された内容は差出人の人柄だけでなく、 その時代の空気感までも伝えてくれます。 また、個性溢れる筆跡にも性格が表れているようで、 遠い過去に生きた人物がぐっと身近に 感じられることもあるかもしれません。 貴重な歴史資料でありながら 様々な楽しみ方ができるのは、 直筆の手紙ならではだと思います。 戦国や幕末といった時代の転換期の 緊迫感が感じられるようなものから、 日本を代表する作家の交友関係を伝えるもの、 家族への愛情に溢れたものまで様々。 その中から四〇点を厳選し、 相関図やゆかりの史跡などを加えて纏めたのが本書です。 日本史上の事件の舞台裏を覗いたり、 偉人の意外な素顔と出合ったり、 はたまた手紙の筆跡に注目したり。 それぞれの楽しみ方で読んでいただければ幸いです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 戦国時代 * 毛利元就→三人の息子 * 浅井長政→阿閉甲斐守 * 明智光秀→土橋重治 * 豊臣秀吉→滝川一益 * 徳川家康→浅野長政 * 徳川秀忠→結城秀康 ・・・など ☆ 江戸時代 * 直江兼続→松本高次 * 勝→本居宣長 * 平賀源内→宮脇又右衛門 * 十返舎一九→藤森善兵衛 * 原惣右衛門→超倫子六左衛門 * 松尾芭蕉→句空 ・・・など ☆ 江戸幕末期 * 河井継之助→河井代右衛門 * 坂本龍馬→乙女 * 沖田総司→佐藤彦五郎 * 高杉晋作→木戸孝允 * 渋沢栄一→千代 * 徳川斉昭→徳川慶恕 ・・・など ☆ 明治以降 * 樋口一葉→くに * 太宰治→井伏鱒二 * 芥川龍之介→山本喜誉司 * 福澤諭吉→鐘 * 夏目漱石→藤代禎輔 * 徳川慶喜→筆子 ・・・など
  • 東大教授がおしえる 日本史をつかむ図鑑
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 細かいことにこだわらず、本書を通読して日本史を大づかみ! 東大史料編纂所 山本博文教授が解説する歴史をつかむコツ ★ 古代から現代まで日本史を大きな流れでつかむ ★ イラストで解説しているから自然と頭に入りやすい ★ 通説をくつがえした学説がわかる 旧石器時代人はどんな生活を営んでいた? 縄文人はどんな生活をしていた? 邪馬台国はどこにある? 古墳はなんのためにつくられた? 聖徳太子は実在しないって本当? 蘇我氏は本当は悪者ではなかった? 「大化の改新」は本当はなかった? なぜ古代朝廷は唐と戦った?  古代史最大の内戦壬申の乱はなぜ起きた? どうして聖武天皇は仏教を信仰した? 桓武天皇は怨霊を怖れて平安京を作ったって本当? どうして武士が権力を握った? なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いた? なぜ北条氏は将軍にならなかった? モンゴル軍を退けたのは本当に「神風」?  鎌倉幕府はなぜ滅亡した? なぜ朝廷は南と北に分裂した? 信長は本当に革新的な人物だった? 関ヶ原の戦いで家康はなぜ勝てた? 家康はなぜ江戸に幕府を開いた? 江戸幕府はなぜ二百数十年も続いた? 江戸幕府はなぜキリスト教を弾圧した? 田沼意次の政策はなぜ「改革」と呼ばれない? ペリーはなぜ日本へやってきた?  なぜ井伊直弼は桜田門外で殺された? なぜ徳川慶喜は大政奉還を行なった? 西郷隆盛はなぜ反乱を起こした? なぜ日清・日露戦争で日本が勝利できた? 日本はどうして韓国を併合した? 日本はなぜ満洲国を承認した? 第二次世界大戦でなぜ日本は米国と戦った? バブル経済はなぜ起きてどのように終わった? (略) ~本書「はじめに」より~  日本史を学びはじめたとき、人類の誕生や旧石器時代からの細かな事象を覚えていくと、なかなか日本史の全体像が理解できません。そのうち、なにが大切なのかもわからなくなり、日本史嫌いになる人も多いようです。また、現代まで学んだあとも、断片的な知識は頭に残っていても、日本史がどのようなものかがつかめていないと感じる人も多いようです。  日本史を理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことです。筆者は、かつて『歴史をつかむ技法』(新潮新書)でそのつかみかたのコツを書きましたが、本書では、イラストを交えてよりわかりやすくそのコツを示しました。 (略)  大河ドラマで人気の時代は、戦国時代や幕末維新の激動の時代です。戦国時代では上杉謙信や武田信玄、織田信長など、幕末維新では坂本龍馬や西郷隆盛など人気の人物がたくさん出てきます。  こうした人の生き方や考え方を知るのは、日本史を好きになるひとつの契機になりますから、自分が好きな時代から詳しく見ていくことも大切です。  それに加えて、戦国時代は、なぜ各地の戦国大名たちが争っていたのか、そもそもどうして戦国大名という存在が誕生したのかを考えようとすると、日本史全体を理解することが重要になります。  そのためには、室町時代の守護という存在を理解しなければなりませんし、応仁・文明の乱という争いが起きた原因を考えていくことが必要になります。そうしたことを細かく詰めていくことも大切で、本書でもイラストで理解できるようにしています。  本書を読めば、いままでつかみきれないでいた日本史の全体像が自然と頭に入ってくると 思います。細かいことにこだわらず、何度も通読してもらえれば幸いです。
  • 教科書に載せたい日本史、載らない日本史~新たな通説、知られざる偉人、不都合な歴史~
    4.5
    変わる日本史の教科書。歴史は常に“進化”する 新史料の発見や発掘調査などによって歴史上の人物や出来事の解釈が変わり、過去の話にも関わらず歴史は“進化”している。それに伴い学校で習う日本史も変わっている。本書では、「大化の改新は645年ではない」「古墳時代終末期に登場する八角墳とは?」などの近年の教科書変化を取り上げるとともに、これから教科書に載るであろう最新の日本史研究成果を紹介する。 例えば、「織田信長は天下統一を目指していなかった」「坂本龍馬は薩長同盟に関与しておらず、船中八策はフィクションだった」などの説だ。 加えて、「幕末に天然痘のワクチンを普及させ多くの命を救った殿様」や世界遺産級の近代遺産「高輪築堤」など、ぜひとも教科書に載せたい歴史も取り上げている。 一方で、教科書に載る歴史人物の中には、人には知られたくないだろう不都合な真実もあるが、そうしたエピソードも紹介している。 教科書が変化する面白さと、新説の驚きを堪能できる一冊。
  • 最強の教訓! 日本史
    4.5
    1巻950円 (税込)
    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、ドイツの偉大な政治家オットー・ビスマルクの言葉である。自分の経験だけから学ぼうとすると限界があるが、成功したり偉大な業績を残したりした先人たちからであれば、大いに役立つ教訓を得ることができる。本書では、著者独自の観点から21人の歴史人物を選び、8つのタイプに分けて紹介している。具体的には次の通り。(1)「並はずれた器量の人」=北条泰時・勝海舟・坂本龍馬・渋沢栄一、(2)「正義・大義の人」=行基・和気清麻呂・吉田松陰、(3)「行動力のある人」=北条政子・後醍醐天皇、(4)「我慢・忍耐の人」=吉備真備・徳川家康、(5)「覚悟の人」=大石内蔵助・大久保利通、(6)「進取の精神の人」=市川團十郎・高橋是清、(7)「非情の人」=伊達政宗・土方歳三・細川藤孝/忠興、(8)「奇想天外の人」=三井高利・早川徳次 予備知識ゼロでも一気に読める、最強の自己啓発書! 文庫書き下ろし。
  • 幕末 暗殺!
    4.5
    定説は覆されるのか? 真犯人の驚きの動機とは? 幕末の江戸で、京で、多くの命が刺客によって闇に葬られた。暗殺――。彼らはなぜ殺されなければならなかったのか。血塗られた歴史の暗がりに、7人の作家が、想像力と推理と筆で光を当てる。実力派たちが江戸末期の政局の暗部に斬り込んだ、大好評オリジナル競作アンソロジー。   谷津矢車×桜田門外の変◆「竹とんぼの群青」 早見俊×塙忠宝暗殺◆「刺客 伊藤博文」 新美健×清河八郎暗殺◆「欺きの士道」 鈴木英治×佐久間象山暗殺◆「血腥き風」 誉田龍一×坂本龍馬暗殺◆「天が遣わせし男」 秋山香乃×油小路の変◆「裏切り者」 神家正成×孝明天皇毒殺◆「明治の石」
  • 100%ムックシリーズ 完全ガイドシリーズ310 渋沢栄一完全ガイド
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2021年の大河ドラマ『青天を衝け』の主人公 日本の資本主義の基礎を作った渋沢栄一のすべてがわかる! 本ムックでは、時代背景・出来事・関係人物・功績など 全方位から渋沢栄一を徹底解説します。 総力特集は「渋沢栄一の真実100」と題して、500もの企業の設立や経営に関与し、 日本の資本主義の礎を作った渋沢栄一の功績だけでなく、 「坂本龍馬が生きていたら最大のライバル!?」「西郷隆盛が渋沢に怒られた」 などの人となりや知られざるエピソードまでを網羅。 幕末の志士だった20代、実業家に転身した30代など、さまざまな顔がわかります。 また、特別企画として、渋沢栄一の考えや珠玉の名言をまとめた著書であり いまなおビジネスマンに読み継がれる『論語と算盤』を漫画で超訳解説。 幕末・明治・大正・昭和を生きた91年の生涯の偉業が一目でわかる 特製ピンナップ付きです。
  • 世界危機をチャンスに変えた幕末維新の知恵
    4.5
    1巻730円 (税込)
    南北戦争がなければ明治維新は起きなかった!? 幕末・明治の歴史は経済で動いていた。アメリカの南北戦争によって南部の綿花地帯が荒廃、世界的な「綿花飢饉」が起こっているなか、いち早く海外情報を得ていた薩摩藩はそれを利用して倒幕資金を稼いだ。また、藩主・島津斉彬は集成館事業を興して近代化を進めた。薩摩藩家老・小松帯刀は坂本龍馬と組んで、世界を相手にビジネスに乗りだす。近代化路線は大久保利通・岩崎弥太郎・松方正義らへと引きつがれる。が、急速すぎる工業発展に危惧を抱いた前田正名は『興業意見』を発表して農業の重要性を説く。政府内での対立によって官を辞し下野してのちは、全国をまわって「布衣の農相」と呼ばれた。そしてついに、渋沢栄一が日本型資本主義を確立する。資本主義の崩壊が叫ばれるいま、時代を超えて通用する倫理観やモラルを示した資本主義を目指した彼らの奮闘ぶりから、その志を感じとれ!
  • 京都見廻組
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 坂本龍馬暗殺の実行犯、謎多き見廻組の正体を鬼才が解剖する! 京都見廻組の史料はほとんど残されていない。四百名近くの組士を擁する組織であったにも関わらず、佐々木只三郎や今井信郎、桂早之助など、龍馬暗殺に関わった人物たちの履歴が僅かに伝えられるだけで、大部の研究書はなく、活動の詳細も分っていない。本書は、今に遺される写真や肖像画を手がかりに、「歴画」という独自の手法で幕末の景色を描き続けてきた黒鉄氏が、限られた史料の点と点を結び、見廻組という集団の実態に迫るもの。貴賎老少に関わらず召し抱えられた新選組。一方、旗本・御家人で組織された京都見廻組。同じ京の治安部隊として作られた二つの組織を比較しながら、幕末という特異な時代に若いエネルギーを費やした者たちの運命を、ときにコミカルに、ときにシュールに描き出していく。見廻組をはじめて俯瞰的に捉える意欲作であり、黒鉄歴画の新たな挑戦である。
  • 陸奥宗光 「日本外交の祖」の生涯
    4.5
    条約改正や日清戦争の難局を打開した外交指導者、陸奥宗光。幕末の紀州に生まれた彼は、坂本龍馬のもと海援隊で頭角を現す。明治新政府において県知事などを務めるが、政府転覆計画に関与し投獄される。出獄後、欧州遊学を経て再起し、駐米公使としてメキシコと対等条約を締結。1892年、伊藤博文内閣の外務大臣に就任し、条約改正や日清戦争で手腕を発揮した。最新の研究成果をもとに、「日本外交の祖」の実像に迫る。
  • 超ビジュアル! 幕末・維新人物大事典
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★★この一冊で幕末・明治維新がまるわかり!★★ 大迫力のCGで、歴史的名場面をリアルに再現! 坂本龍馬、西郷隆盛、高杉晋作など、90名の幕末・維新の志士たちを超美麗&かっこいいイラストで紹介しています。 肖像画、史跡写真などの資料も満載で、読み応えもばっちりです。 この1冊で幕末・明治維新がまるっとわかります。 【目次】 【1章】黒船来航 【2章】尊王攘夷 【3章】大政奉還 【4章】戊辰戦争 【5章】明治維新 【6章】文明開化 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 読み聞かせ 世界を変えた人が、子どもだったころのお話
    4.5
    104人の偉人たちの子ども時代を、ちょっと短めに、読みやすくまとめました! ガリレオ、坂本竜馬、マザー・テレサ、アインシュタイン、ジャンヌ・ダルク、樋口一葉……さまざまな分野で大活躍した偉人たちは、小さいときから何でもできる「特別」な子だったのでしょうか? いえ、いえ。そんな子ばかりではありません。この本は、ふつうの偉人伝とちがって、日本をはじめ世界中の偉人たちの「子ども時代」を、わかりやすく魅力的な文章で紹介しています。約3分くらいで読み聞かせができるお話をメインに扱っているので、少しの時間で、ムリをせずに読み聞かせをしたいときに活用できるでしょう。とかく伝記は説教くさくなりがちですが、本書のお話は、思わず引きこまれ、共感できるものばかりです。きっと、子どもたちは偉人の子ども時代と自分を重ね合わせ、勇気づけられることでしょう。

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  • 新説 坂本龍馬(インターナショナル新書)
    4.4
    あなたの知っている坂本龍馬、フィクションではありませんか? 龍馬の名は、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』など伝記小説から広まったため、実像と離れた「伝説」が生まれ、今なおそれが通説となっている。歴史学者が丹念に史料を読み解くことでわかった龍馬の実像とは!? 龍馬は薩摩藩士? 薩長同盟に龍馬は無関係? 亀山社中はあったのか? 大政奉還は龍馬のアイディア? など、新知見が満載。「英雄フィルター」を外してみれば、龍馬の真価が見えてくる。――(本書「プロローグ」より)私は、明治維新史を専門としているが、その主な対象は幕末政治史であり、さらに絞り込めば、薩摩藩を中心に研究を行っている。その他にも、攘夷といった対外認識論(外国に対する考え方、世界観)にもアプローチしている。そうした中で、とくに前者の研究において、龍馬の存在はきわめて重要である。しかし、史料にあたっていくと通説と違った龍馬の動向が散見され、過大評価された部分も少なくないと感じる。一方で、過小評価されていた部分も発見した。これは、龍馬の価値を高めることとなるだろう。こうした新しい龍馬を提示したい。
  • 日本人だけが知らない戦争論
    4.4
    ■戦争はなぜ、地球上からなくならないのか? 20世紀は戦争の世紀でした。 全世界を巻き込んだ2度にわたる世界大戦をはじめ 中東戦争、朝鮮戦争、ベトナム戦争、米ソ冷戦……。 東西冷戦終結後は 内戦が世界各地で勃発するようになり 戦争はますます複雑化、多様化します。 戦争やテロがこの世からなくならないのでしょうか? その答えはいたってシンプル。 いつの時代にも 戦争を起こしたい奴らがいるからです。 ■「戦争とは何か?」をほとんどの日本人は知らない 人殺しは犯罪ですが 戦争は国家に権利として与えられています。 一方、日本は憲法9条で戦争放棄をした唯一の国です。 日本は国連加盟国の中で唯一、 戦争を起こす権利を持っていない国なのです。 ■そんな平和ボケした日本人は 「戦争とは何か?」がまったくわかっていません その証拠に戦争に関するまちがった認識を 「事実」として信じ込まされて疑いません ・石油の対日全面禁輸が原因で日本は大戦に突入した ⇒ ウソ! ・中国が尖閣諸島に侵攻したら米軍が出動する ⇒ 99%ありません! ・倒幕運動に参加した坂本竜馬らは歴史的ヒーローだ ⇒ ウソ! ・南北戦争はリンカーンによる奴隷解放が目的だった ⇒ ウソ! ・戦争のきっかけとなる大恐慌は人為的なものではない ⇒ ウソ! これはほんの一例にすぎません。 日本人の戦争に関する誤った常識、歴史認識を徹底的に正します。 すべての日本人必読の書。
  • 幕末史(新潮文庫)
    4.4
    嘉永六年(一八五三)六月、ペリー率いる米艦隊が浦賀沖に出現。役人たちは周章狼狽する。やがて京の都はテロに震えだし、坂本龍馬も非業の死を遂げる。将軍慶喜は朝敵となり、江戸城は開城、戊辰戦争が起こる。新政府が樹立され、下野した西郷隆盛は西南戦争で城山の地に没す――。波乱に満ち溢れた二十五年間と歴史を動かした様々な男たちを、著者独自の切り口で、語り尽くす。
  • わが夫 坂本龍馬
    4.3
    幕末の風雲児・坂本龍馬の恋女房おりょうが後年「反魂香」などに残した回顧談から、素顔の龍馬を描く。寺田屋での出会いと祝言、襲撃の場面から、船での薩摩旅行、その死まで。本書でおりょうが語る龍馬からは、古き時代の不良のにおいがぷんぷんとする。おりょうもまた負けてはいない。幕末の輻輳する価値観のなかで、次の時代を信じて行動する男と連れ添った女房が語る「反魂香」は生き生きとして、現代女性にも通じる視線が新鮮である。史料を読みやすい現代かな遣いで収録。

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  • 無限の住人~幕末ノ章~(1)
    4.3
    あの伝説のネオ時代劇『無限の住人』の公式続編が始動! 逸刀流との戦いから八十年余り、時は幕末。土佐で隠遁していた「不死の侍」万次はある志士の訪問を受ける。その男の名は坂本龍馬。「土佐藩士たちを護ってほしい」と請われた万次は龍馬を伴い京の都を初めて訪れる。そこで待ち構えていたのは新選組。ご存じ最強の佐幕派武闘集団が牙を剥いた――。最強の剣士は誰か? 龍馬を斬ったのは誰か? 万次だけが全てを識る!
  • もしも徳川家康が総理大臣になったら―絶東のアルゴナウタイ― 1
    4.3
    人気SFビジネス小説を実力派作家・藤村緋二がコミカライズ! 新型の感染病が蔓延する日本。官邸でクラスターが発生し、総理が感染、死亡! かつてない混乱の中、政府はAIによって偉人達を復活させ、最強内閣をつくる計画を実行する。官房長官坂本龍馬、財務大臣豊臣秀吉、総務大臣北条政子、外務大臣足利義満……etc. そして英雄たちを率いるのは、総理大臣徳川家康! 最強の英雄たちが、病蔓延る日本の現状を打破するべく動き始める!
  • 新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本
    4.3
    幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争うイギリスとロシア、そしてフランス、プロイセンなどの列強が、日本への影響力強化を目論み、熾烈な攻防を繰り広げていた。各国の思惑、幕府軍・新政府軍への介入はどんなものだったのか。日本はなぜ独立を守れたのか。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバル・ヒストリーの視点で、黒船来航から戊辰戦争終結までの激動の十六年を描き出す。
  • 心が強い人はみな、「支える言葉」をもっている
    4.3
    1巻1,375円 (税込)
    簡単には折れない心を保つためには、支えるものが必要です。 それが言葉です。 傷つき、くじけそうになりながら、それでも前を向きたいあなたへ、30個の言葉を贈ります。 1日ひとつ、言葉を心に刻む、30日のレッスンをはじめましょう。 本書では、心を支え、強くしたいシチュエーションごとに、ぴったりな言葉30個を選びました。 たとえば、「自分に自信が持てず、心が折れそうなとき」には、こんな言葉。 「これでいいのだ。」 赤塚不二夫 歴史的ギャグ漫画『天才バカボン』に出てくる、バカボンのパパの決めぜりふですね。 「失敗してしまった。なんて自分はダメなんだ......」と思い悩んでいたとしても、バカボンのパパだったら「これでいいのだ」と肯定してしまうでしょう。 さっさと次の行動に移るはずです。 しかも、バカボンのパパのめちゃくちゃぶりを見れば、自分の失敗なんてありふれたつまらないものに思えてきます。 「これでいいのだ」と言うと、勢いがついて先に進める。 自分を肯定し、状況を肯定して前に進むのです。 肯定するからエネルギーが出ます。そして状況を好転させていくことかができます。 このような解説とともに、一日ひとつ言葉を刻む「齋藤式」言葉のレッスンです。 たとえば・・・ レッスン1日目 まわりの評価を気にして疲れてしまったとき 「なまけ者になりなさい。」 水木しげる レッスン3日目 誰も自分をわかってくれないと感じたとき 「世の人は われをなにとも ゆはばいへ わがなすことは われのみぞしる」 坂本龍馬 レッスン11日目 誰かのせいにしたくなったとき 「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」 茨木のり子 レッスン13日目 個性という言葉にちょっと疲れたとき 「みんなちがって、みんないい。」 金子みすゞ レッスン20日目 感じの悪い人に仕返しをしたくなったとき 「いじわるされるたびに しんせつにしてやったらどうだろう。」 藤子・F・不二雄 レッスン27日目 何が自分の幸せなのかわからなくなったとき 「一生の間に一人の人間でも 幸福にすることが出来れば 自分の幸福なのだ。」 川端康成 レッスン30日目 自分のすべきことがわからなくなったとき 「けれどもほんとうのさいわいは 一体何だろう。」 宮沢賢治 どんな技術でも30日間あればかなり上達するように、心も強くすることができます。 この本の中に、かならず、あなたにぴったりの言葉があるはずです。 それは、先人たちからあなたへの贈り物なのです。
  • 笑えて、泣けて、するする頭に入る 超現代語訳 幕末物語
    4.3
    猛烈なスピードで変化し、混乱を極めた幕末。吉田松陰は、プリズンライフをエンジョイして牢獄を学校にしちゃうし、勝海舟は幕府を「オワコン! 」って言っちゃうし、坂本龍馬が新時代の構想をパーフェクトに語った噂は噓かもしれないし。超フクザツで、その分ドラマチックな時代を、「圧倒的に面白い」「わかりやすい」と評判の超現代語訳で一気読み。
  • 映画ノベライズ 天外者
    4.3
    三浦春馬主演映画として話題の『天外者(てんがらもん)』の完全ノベライズ。 ノベライズ部分は、映画のシーンを重ねてもらえるように印象的な場面写真を入れ込み、 巻頭のカラーページ(8P)では、劇中の名シーンほか、未公開カットを特別収録! 感動的な名場面を思い出しながら、映画とセットで楽しめるコンプリート感のある一冊です。 【映画「天外者」概要】 時は幕末から明治初期。人並み外れた賢さと、大胆な行動力で 未来を切り拓いていく幕末藩士・五代友厚(三浦春馬)が、 坂本龍馬(三浦翔平)や岩崎弥太郎(西川貴教)、伊藤博文(森永悠希)らとともに 「夢のある未来をつくるため」に激動の時代を駆け抜ける。 地位や名誉のためではなく、人のため、そして、日本の未来のために 人生を捧げ抜いた男の物語が、今ここに甦る――。 天外者とは、薩摩弁で「凄絶な才能の持ち主」という意味の誉め言葉。 2020年12月11日全国の劇場にて公開され、現在もロングラン上映中。 原作脚本:小松江里子プロフィール 大阪出身。TBS系ドラマ『卒業』(1990年)で脚本家デビュー。 『若葉のころ」(1996年)、『青の時代』(1998年)、『Summer Snow』(2000年)、 『元カレ』(2003年)など数多くのテレビドラマを手掛ける。 代表作に、NHK大河ドラマ『天地人』(2009年)、『花燃ゆ』(2015年)、 NHK連続テレビ小説『どんど晴れ』(2007年)、フジテレビ系『花嫁のれん』 (2010年~)は、シリーズ4まであり、日本ほか世界約40ヵ国で放映中。 最近の作品は、NHK『明治開化 新十郎探偵帖』(2020年)など。 映画脚本は、『利休にたずねよ』(2013年)ほか、『サクラサク』(2014年)、 『海難1890』(2015年)などがある。 2008年、放送文化に大きく貢献した人物に贈られる橋田賞を受賞したほか、 2010年に『天地人』でエランドール賞、『海難1890』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した。 ノベライズ:大谷道子ほか
  • 竜馬がくる
    4.3
    時は幕末。明治維新の立役者の坂本竜馬は京都で暗殺される…。短い人生を終えるはずだったが、ふと目覚ると見知らぬ風景が広がっていた。竜馬にひとりの若者が話しかける。髪はボサボサで、頼りない見た目をしたその人物は、若き日のナポレオンであった! 竜馬は革命中の18世紀フランスに転生していた! しかし革命の立役者であるはずのナポレオンは恋愛小説家志望で革命に興味無し。竜馬は頭を抱える…。革命が成立しないと全世界の歴史が変わる! もちろん日本も! 竜馬は英雄を奮い立たせる攻めの一手を打つ! 囚われの王女マリー・アントワネットの救出計画! 恋愛体質の英雄の心に火はつくか? 転生した竜馬の手腕が試される!!
  • ミスター味っ子 幕末編(1)
    完結
    4.3
    全4巻630~770円 (税込)
    ミスター味っ子・味吉陽一がなんと幕末にタイムスリップ!? ペリーにカツ丼を喰わせ、ゴールドラッシュのアメリカでハンバーグを作り、坂本龍馬とカレー勝負を繰り広げる。味っ子は料理で歴史とどのように関わっていくのか──!?
  • 火の鳥伝記文庫 アラマタ新聞 創刊号
    無料あり
    4.3
    アラマタ博士は、日夜、古今東西の偉人について研究しています。偉人ののヘンな部分を発見したり、世間がまったく興味をしめさない人物の人生を調べたりしているのです。そんなアラマタ博士が「アラマタ新聞」を発行。11人の偉人たちの知られざる姿を大発表します! (徳川家康/豊臣秀吉/武田信玄/坂本龍馬/野口英世/ナイチンゲール/エジソン/ライト兄弟/アインシュタイン/ヘレンケラー/西郷隆盛)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 血の日本史
    4.3
    反乱、暗殺、裏切り、虐殺、謀略。栄耀栄華を極めた者は、明日は無残な敗者となった――。長屋王、平将門、千利休、田沼意次、坂本龍馬、西郷隆盛ら、時代の頂点で敗れ去った悲劇のヒーローたちの人間ドラマを、気鋭の時代小説作家が生き生きと描きだす。大和時代から明治維新まで、千三百年にわたるわが国の歴史を四十六の短編小説によって俯瞰する、新しい《日本通史》の試み!
  • 志の見つけ方 話し言葉で読める言志四録
    4.3
    吉田松陰、西郷隆盛、坂本竜馬、勝海舟……。ここに並べたそうそうたる人物たちには、ある共通点があります。それはどんなことでしょうか? 彼らのいずれもが、ある一人の学者から多大な影響を受けました。佐藤一斎。『言志四録』を著わした江戸時代末期の学者です。『言志四録』は、佐藤一斎が晩年に書いた書物です。「幕末のバイブル」と言っていいほど、この国の心ある多くの人たちが手に取って、そこに記された言葉の数々を人生の指針としました。吉田松陰も西郷隆盛も、『言志四録』に生きる力を与えられ、生きる意味を知らされたのです。本書は、そんな『言志四録』の内容を抜粋して読み易く、やや大胆に現代語訳したものです。本書につづられた言葉群がきっと、現代社会という「戦場」で日々奮闘している読者の皆様にとっても良きアドバイスになることと、信じています。

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  • 竜馬がゆく(一)
    4.3
    総発行部数2500万部超! 坂本竜馬の奇蹟の生涯を壮大なスケールで描く、司馬文学の金字塔、遂に電子化! 土佐の郷士の次男坊に生まれながら、ついには維新回天の立役者となった坂本竜馬の奇蹟の生涯を、激動期に生きた多数の青春群像とともに壮大なスケールで描きあげる。司馬遼太郎の永遠のベストセラーが半世紀の時を経て、電子版で新たによみがえる! 第1巻/生まれ落ちたときから背中一面に旋毛がはえていたため、豪気な父は、“千里の駿馬”になるかもしれないと、竜馬と名付けた。が、十二になっても寝小便する。近所の子から「坂本の寝小便ったれ」「坂本の泣き虫」 とからかわれ泣かされて帰ってくる。字を満足に覚えられず、寺子屋の師匠に見捨てられる。そんな竜馬は、十四歳の時に小栗流の道場に通いはじめてから、にわかに顔つきまで変わっていった。竜馬は強い――。幼年時代から、江戸での剣術修業、奥手だった青年時代、人斬り以蔵、桂小五郎との出会いなどを描くシリーズ第1作
  • PEACE MAKER 鐵 1巻
    4.2
    池田屋事件以降の市村鉄之助(いちむら・てつのすけ)をはじめとした新撰組の活躍を描いた「PEACE MAKER」の続編。池田屋事件から三ヶ月、茶屋で兄の辰之助(たつのすけ)と団子を食べていた鉄之助は、目の前を通り過ぎたドレッドヘアの奇妙な男が、父親と同じ異国の歌を歌っていたのに気づき、彼を追いかけていく。その奇妙な男の正体こそ、幕末の風雲児・坂本龍馬(さかもと・りょうま)であり……!?
  • 新選組 手塚治虫文庫全集
    完結
    4.2
    新選組へ入隊した少年・深草丘十郎は、父の仇を討つべく剣の修行に励む! 謎の少年・鎌切大作、近藤勇、沖田総司、坂本龍馬など剣客たちとの出会いを通じて、少年は成長していく……。独自の解釈で描く、手塚治虫版『新選組』! ほかにシルクロードが舞台の冒険活劇『鉄の道』を併録。 <手塚治虫漫画全集収録巻数>『新選組』 MT11『新選組』収録/『鉄の道』 MT74『鉄の道』収録 <初出掲載>『新選組』 少年ブック 1963年1月号~10月号/『鉄の道』 小学六年生~中学生の友一年 1962年1月号~1963年3月号
  • 幕末史
    4.2
    日本が大きく揺らいだ激動の幕末。江戸の末期、国際社会へ漕ぎだしていった時代に、いったい何が起きたのか。吉田松陰、坂本龍馬、大久保利通といった若者たちは、どのような志を抱いて生きたのか。本書は、日本を立ち直らせるために「挙国一致」で立ち向かった人々の姿を、最新の史料からダイナミックに見通していく。黒船来航から明治国家の建設まで、日本が根底から生まれ変わる軌跡を、第一人者が一望に収める。
  • ぶらり日本史散策
    4.2
    山本五十六の恋文を読んでみたら……歴史探偵・半藤さんが見つけた楽しい歴史の場面60! 新発見・山本五十六の恋文から聖徳太子、坂本龍馬まで登場。日本史の一場面を訪ねて、知的な驚きと半藤さんならではのユーモアたっぷりに解説した、歴史こぼれ話集。一日一話、気になるタイトルから気楽に知識を得られる1冊です。
  • 脳の王国
    4.2
    1巻1,232円 (税込)
    『週刊ポスト』人気連載 遂に電子書籍化!『週刊ポスト』の人気連載「脳のトリセツ」全70話を、テーマ毎に7つの章に再構成した単行本を電子化。現在の脳ブームの火付け役である著者が、脳のパフォーマンスを最大化するための方法論を第一章に凝縮して解説。第二章では、天才や一流のアスリートたちの実践例を紹介する。脳のポテンシャルを引き出すことに成功した(している)人物として登場するのは、アインシュタインや坂本龍馬、福沢諭吉、羽生善治、イチロー、記憶力世界チャンピオンなどの多士済々。第三章では「脳と人生」にまつわる不思議を語り、その後の章では、閉塞する日本=ガラパゴス論、教育論、脱藩論……と著者の底なしの好奇心と脳科学の“汎用性”が、読者を広範で深い社会の考察へと誘う。 巻末には、30万部超のベストセラー『日本辺境論』著者である仏文学者、内田樹氏が登場。若者の就職・教育問題や日本社会の改革論では大いに一致しながら、「怒りのツボ」「世間との付き合い」といったパーソナリティの部分では、絶妙なコントラストが展開される対談「天下無敵のススメ」。鋭い舌鋒の中にユーモアをたたえた二人の「立ち会い」は必読!

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  • [新装版]勝海舟の人生訓
    4.2
    1巻950円 (税込)
    勝海舟はもとは身分の低い御家人だったが着々と出世し、徳川幕府が倒れる寸前には幕府の終戦最高責任者として江戸無血開城を果たした。その後は明治新政府に参加し海軍大臣や枢密顧問官にもなっている。つまり勝は「二君に仕えた幕臣」の典型である。そんな勝の生きる姿勢を、「忠臣二君に仕えず」と苦々しく思っていた福沢諭吉をはじめとする世論。しかしながら勝は「白か黒か」の二者択一的なものの考え方や行動をとらなかった。「自分で、自分を窮地に追い込まない」、つまり自分を大切にするという、積極的で柔軟な自然体で人生に対していったのである。それは単にエゴイズムに走るということではなく、他人の意見を尊重し、他人の人格を尊重したからこそ、自分の人格を大切にした、ということなのである。本書は、勝海舟のたどった人生と、西郷隆盛、坂本龍馬、島津斉彬など彼がかかわった多くの人達とのエピソードをまじえながら語られる、含蓄ある箴言集。

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  • 威風堂々(上)-幕末佐賀風雲録
    4.2
    1~2巻1,980円 (税込)
    天保九年(一八三八)二月一六日。九州の佐賀城下にひとりの男子が誕生した。幼名を八太郎。後の大隈重信である。名君と謳われた佐賀藩主鍋島直正(閑叟)に、その才能を見いだされ、同じく熱い志を持つ仲間たちと、激動の幕末へ乗り出した若き重信。西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬、岩崎弥太郎をはじめ錚々たる志士たちと巡り会い、佐賀の、そして日本の未来のために奔走する! 近代国家・日本の礎を築いた偉人の生涯を描く!
  • ビジネス小説 もしも徳川家康が総理大臣になったら
    4.2
    内閣全員、英雄――。 2020年。 新型コロナの初期対応を誤った日本の首相官邸でクラスターが発生。 あろうことか総理が感染し、死亡する。 国民は政府を何も信頼しなくなり、日本はかつてないほどの混乱の極みに陥った。 そこで政府はかねてから画策していたAIとホログラムにより偉人たちを復活させ最強内閣をつくる計画を実行する。 AIにより総理大臣に選ばれたのは、江戸幕府の創始者である徳川家康。 経済産業大臣には織田信長、財務大臣に豊臣秀吉、厚生労働大臣に徳川綱吉、法務大臣に北条政子、外務大臣に足利義満など錚々そうそうたるメンバーの中で、 皮肉にも総理大臣の補佐役である官房長官に選ばれたのは、江戸幕府を終わらせた男・坂本龍馬だった。 そんな歴史に名を刻む面々で組閣された最強内閣は、迅速な意思決定で、 東京ロックダウン、50万円給付金、リモート国会、令和版楽市楽座、リモート万博など、大胆な政策を次々と実行していく。 最初は「過去の人間に政治ができるのか」と半信半疑だった国民も、偉人たちのえげつない決断力と実行力に次第に歓喜し、酔いしれていくが……。 時代を超えたオールスターは未曾有の危機にどう立ち向かうのか!? そして、ミッションを果たした先に待ち受けていたものとは……!? ビジネス、歴史、政治、ミステリー、 あらゆるジャンルと時代の垣根を超えた教養溢れる 新感覚エンターテインメント!!
  • 天翔ける
    4.2
    幕末、福井藩は激動の時代のなか藩の舵取りを定めきれず大きく揺れていた。決断を迫られた藩主・松平春嶽の前に現れたのは坂本龍馬を名乗る一人の若者。明治維新の影の英雄、雄飛の物語がいまはじまる。
  • サッカーおくのほそ道 Jリーグを目指すクラブ 目指さないクラブ
    4.2
    【「サッカー本大賞2017」大賞受賞! 】 Jリーグを目指すクラブと目指さないクラブ、 百年構想の真実を描く渾身のルポルタージュ、ここに誕生! Jを夢見るアマチュアクラブから、地域に密着した企業チームまで全国津々浦々のクラブを取材し、 「J3以前・以降」で変わりゆく日本サッカーの原風景をめぐる旅で、見えてきたものとは? 写真家である著者による美麗なカラー写真も満載! 【目次】 第1章 Jリーグを目指さなかった理由 Honda FC―2008年・春 第2章 幻の「石川FC構想」 ツエーゲン金沢&フェルヴォローザ石川・白山FC―2008年・春 第3章 SAGAWAに「野心」はあるのか? SAGAWA SHIGA FC―2008年・春 第4章 いつか「普通のクラブ」になるまで 福島ユナイテッドFC―2011年・春/12年・冬 第5章 「半袖隊長」の矜持 AC長野パルセイロ―2011年・秋 第6章 なぜ今「J3」なのか? 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ―2013年・春 第7章 「今そこにあるサッカーを愛せ! 」 ホンダロックSC―2013年・春 第8章奈良劇場総支配人、大いに語る 奈良クラブ―2013年・夏 第9章 アマチュアにとっての「約束の地」 三菱重工長崎―2014年・秋 第10章 ゴン中山「現役復帰」の舞台裏 アスルクラロ沼津―2015年・秋 第11章 「ミスターレノファ」と呼ばれた男 レノファ山口FC―2015年・秋 第12章 街クラブが「世界を目指す」理由 ブリオベッカ浦安―2016年・春 第13章誰が「坂本龍馬」だったのか? 高知ユナイテッドSC―2016年・春 第14章 激突! 南部対津軽 ヴァンラーレ八戸&ラインメール青森―2016年・夏 第15章 近所にフットボールクラブがある幸せ 東京23FC&東京武蔵野シティFC―2016年・秋
  • 人生の教養を高める読書法
    4.2
    【内容紹介】 前回大きな反響を頂いた「人間力を高める読書法」に続く文化放送ラジオの大人気番組を書籍化の第2弾がついに発売! 四半世紀続く「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」の中から特に人気のある内容を厳選しました。 是非、武田さんの味わい深い文字の世界の語りをご堪能ください。 【著者紹介】 [著]武田 鉄矢(たけだ・てつや) 1949年4月11日生まれ。福岡県福岡市出身。O型。福岡教育大学卒業(2008年に名誉学士授与)。72年、フォークグループ「海援隊」でデビュー。翌年「母に捧げるバラード」が大ヒット。日本レコード大賞企画賞受賞。77年には山田洋次監督の映画「幸福の黄色いハンカチ」に出演。「3年B組金八先生」「101回目のプロポーズ」などのドラマにも出演。『私塾・坂本龍馬』(小学館)、『西の窓辺にお行きなさい─「折り返す」という技術』(小学館)、『人間力が高まる読書法』(小社刊)など著書も多数ある。 【目次抜粋】 はじめに 1)オックスフォード&ケンブリッジ大学世界一「考えさせられる」入試問題 2)脳は、なぜあなたをだますのか 3)世界からバナナがなくなるまえに 4)植物は〈未来〉を知っている 5)「ゆっくり」話すと、空気が変わり、人生が変わる! 6)人体 5億年の記憶 7)AIが神になる日 8)誤解学 9)増補 21世紀の国富論 10)「ぐずぐず」の理由 あとがき
  • 人魚ノ肉
    4.2
    八百比丘尼伝説が新撰組に! なんと沖田総司が吸血鬼! デビュー作「宇喜多の捨て嫁」が直木賞候補となり文学賞5冠を獲得した驚異の新人の第二作が本作! 八百比丘尼伝説をベースに舞台は幕末の京都。 坂本竜馬、新撰組が登場するが、実は吸血鬼やゾンビ、ドッペルゲンガー。 史実を忠実に辿りながらも、誰も想像しなかった展開、かつ構成がとられた作品。 人魚の肉を食べた者は不老不死になるというが… 舞台は幕末京都、坂本竜馬、沖田総司、斎藤一らを襲う不吉な最期。奇想の新撰組異聞。
  • 幕末 暗殺!
    4.2
    幕末維新期には、日本人同士が殺し合い、多くの血が流されました。おのおのが大義を掲げ、あるいは武士としての矜持から、刃を向けたということなのでしょう。とりわけ、要人の暗殺事件は、歴史を大きく動かすことになりました。現代において、暗殺は決して肯定されるものではありませんが、歴史小説のテーマとしてはとても魅力的です。 作家集団「操觚の会」に集う7人が、7つの暗殺事件を題材に、大胆な想像力と推理を駆使して作品を書き下ろしました。いずれの事件も謎に満ち、真犯人についても諸説ある、作家としての創作意欲をかき立てるものばかりです。はたして、どのような展開と結末が待っているのか!? 幕末史の暗部に真っ向勝負を挑んだ、粒揃いの作品をご堪能ください。 谷津矢車  竹とんぼの群青   ◆桜田門外の変 早見 俊  刺客 伊藤博文   ◆塙忠宝暗殺 新美 健  欺きの士道     ◆清河八郎暗殺 鈴木英治  血腥き風      ◆佐久間象山暗殺 誉田龍一  天が遣わせし男   ◆坂本龍馬暗殺 秋山香乃  裏切り者      ◆油小路の変 神家正成  明治の石      ◆孝明天皇毒殺
  • 経済で読み解く 明治維新 ~江戸の発展と維新成功の謎を「経済の掟」で解明する~
    4.2
    「明治維新」とはいったい何だったのか? “経済の掟”で「維新成功」の謎を解く! 江戸時代の日本は“世界最強”の「資本主義」の国だった! ! “世界史の奇跡”と言われる、「明治維新」とは何か? なぜ「江戸幕府」は“倒産”したのか? 江戸幕府のマクロ経済政策から、百姓のビジネスモデルまで、 維新前史を“経済的視点”で描く―。 「経済」がわかれば、「日本」がわかる! 日本近現代最大の謎に挑む、著者渾身の書下ろし! ! ■ 歴史教科書には矛盾が満載! ■ “経済の掟”がわかる人、わからない人 ■ 維新の成功は「江戸時代の蓄積」があったから ■ 信長、秀吉の遺産を相続した家康 ■ 荻原重秀が理解していた「貨幣の本質」とは? ■ 耳障りの良い思想「貴穀賤金」 ■ 坂本龍馬もパクった「海商」のビジネスモデル ■ 新通貨「円」の登場! 他
  • さすが!と思わせる できる人の話し方
    4.2
    話し方の根本は、人と議論で勝つことや説得することよりも、人とつながり互いに共感し合って仲良くすることにある――。坂本竜馬もこの話し方で歴史を変えた!  ◎ひとつひとつの文を短く話す◎強調したいことを真っ先に言ってしまう◎上手なスピーチをどんどん真似る◎リズムよく話すコツをつかむ……心がつながる会話・スピーチ術。
  • 龍馬史
    4.1
    坂本龍馬を斬ったのは誰か? 黒幕は? 幕末最大のミステリーに挑んだ 気鋭の歴史家が、史料の丹念な読解と巧みな推理でついに謎を解きあかした。 自筆の書状から龍馬の内面に迫り、龍馬が生きた幕末という時代、土佐藩の事情などを一つ一つ検証。既成の枠にとらわれない自由な発想の持ち主が生まれた背景にも迫ります。 坂本龍馬の生涯をたどることで、複雑な幕末史が分かる。
  • インナーパワー
    4.1
    医師免許をもつプロアスリートが教える、 幸せな人生と健康な体を手に入れる方法! 古くから日本人は、「正しい姿勢」であることを大切にしてきました。 なぜ、「正しい姿勢」が大事なのか、その理由を見事に解き明かしたのが本書です。 著者は医師免許をもつプロアスリート。 医学的知見と豊富な運動経験から、 人間のもつ根源的な力である「インナーパワー」を引き出すことで人生はうまくいくと提唱しています。 では、どうすれば「インナーパワー」を引き出すことができるのか。 ひと言でいうと、「正しい姿勢を意識して体を動かすことでインナーマッスルが鍛えられ、 その結果、インナーパワーが強くなる」とのこと。 すると、ここぞというときに最大限の力を発揮できるようになり、健康な体も手に入るというのです。 そんな夢のような生き方を歩んでみたいと思いませんか。 *目次より ◎成功者が共通してもっている「ある意外な事実」 ◎運動しなくても運動効果が得られるかんたんな方法とは? ◎体が弱ると、心まで弱るのはなぜだろう? ◎人間の体はたとえ60歳からでも進化できる ◎インナーマッスルを鍛えると脳の機能も向上する ◎60の力の人間が100の力の人間に勝つ方法 ◎昔の人が「背筋を伸ばしなさい」にこだわる理由 ◎人間はなぜ腕を振って歩くのか ◎毎日同じ動きばかりしていると、脳も体も退化する ◎運動とは「運を動かす」ことである ◎正しい姿勢なくして坂本龍馬は生まれなかった
  • ねこねこ日本史
    4.1
    1~14巻704~968円 (税込)
    ねこじゃらしで民衆をあやつる卑弥呼、法隆寺でつめとぎする聖徳太子、だれにでも飛びかかる足利尊氏、おとものサルよりも小さい織田信長、犬を100匹飼う徳川綱吉、マタタビにおぼれる大石内蔵助、異国の猫におどろく坂本竜馬! 猫で、ゆる~く歴史が学べる(かもしれない)! 特別描き下ろし「ネコネコ世界史」、「ためになる(かもしれない)かいせつ」など、単行本用の描き下ろし原稿も収録!
  • 水中考古学 地球最後のフロンティア
    4.1
    1巻2,420円 (税込)
    話題沸騰! 「朝日新聞」「日経新聞」「北海道新聞」「西日本新聞」「埼玉新聞」「信濃毎日新聞」「文藝春秋」「週刊東洋経済」「サンデー毎日」「週刊現代」 新聞・雑誌の書評続々! 溺れるほど面白い、水中考古学の世界へようこそ。 ・坂本龍馬のいろは丸は銃を積んでいなかった? ・海に沈んだイカリから蒙古襲来の神風の進路が判明? ・湖に沈む一隻の釣り舟はキリストの舟だった? ・沈没船から見つかったオーパーツは世界最初のコンピューターだった? 水中に沈む沈没船や遺物から歴史を塗り替える発見が相次ぐ。 まだ見つかっていない遺跡も多く、 まさに地球最後のフロンティアといえる。 しかし、世界に冠たる海洋国家の日本は水中考古学の分野では後れをとっている。 貴重な水中遺跡が充分に保護されず失われていく現状を憂い、立ち上がったのが「海のランディ・ジョーンズ」こと佐々木ランディだ。 水中考古学の魅力と価値を伝える使命感で筆をとり、 書き連ねた魂の玉稿。 「水中考古学者は財宝の夢を見ない。どんな財宝よりも面白いことが水中には眠っているからだ。人類の歴史を解き明かす鍵が君を待っている」――著者 「日本人なら水中考古学」と叫びたくなる知的探求の世界へ、いざゆかん。 ■CONTENTS 【写真で見る】美しく神秘的な水中考古学の世界 【入門ガイド】水中考古学 冒険の書 【1章】水中考古学で解き明かす蒙古襲来の真実 【2章】さざ波のような人生で水中考古学の魅力に溺れる 【3章】世紀の大発見でたどる海底探査の歴史 【4章】瓦は語る 相島海底遺跡が伝える水中考古学の魅力 【5章】実録・海底遺跡の発掘調査 日本の海は世界に通ず 【6章】日本の水中遺跡冒険図鑑 【7章】世界の水中遺跡冒険図鑑 【8章】謎めくアジアの船 オリエンタルの魅力と歴史 ウインディーネットワーク杉本憲一社長が語る水中探査への飽くなき挑戦 水中遺跡“偏愛"ランキング

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  • 幕末暗殺
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 時の大老・井伊直弼が襲われた「桜田門外の変」の衝撃に始まる幕末暗殺史。本書は、安政から明治初期という未曾有の国家の変革期に、対立する思想の激突が引き起こした様々な暗殺事件を、奇才黒鉄ヒロシがその時代の景色の中で俯瞰的に描き出し、幕末という時代を捉え直した作品である。構成は、まず「桜田門外の変」の全容を、綿密な史料検証によって、見事に再現する。そして「黒鉄歴画」の真骨頂、「人斬り」と呼ばれた5人の男たちの人間劇がつづく。5人とは岡田以蔵、田中新兵衛、大楽源太郎、中村半次郎、河上彦斎。この時代に生まれたがために「刀」を手にし、この時代ゆえにその使い道を「人斬り」に収斂していった各々の宿命をシュールに描き出していく。さらにブラックユーモアたっぷりの味付けによる、約140頁に及ぶ幕末暗殺年譜は圧巻。大ベストセラーとなった『新選組』、『坂本龍馬』につづく、「黒鉄歴画」シリーズの第三弾である。
  • 全一冊 小説 伊藤博文 幕末青春児
    4.1
    貧農の子に生まれた利助(後の博文)は、吉田松陰の「社会に役立たぬ学問は学問にあらず」との教えに開眼。高杉晋作、桂小五郎、坂本龍馬らとの出会いによって自らを成長させていった。イギリス留学などで培った世界的な視野で幕末の激動を乗り切ってゆく。「日本の夜明け」の原動力となった幕末の青年たちの中で、ひときわ異彩を放つ伊藤博文の若き日々。
  • 坂本龍馬と高杉晋作 「幕末志士」の実像と虚像
    4.0
    幕末・明治維新に活躍した人物の中でも人気ツートップの坂本龍馬と高杉晋作。生い立ちも志向も行動様式も異なる2人のキャラクターを著者が三十余年にわたり蒐集した史料を基に比較し、彼らを軸に維新の礎を築いた志士群像の正体に迫る。
  • 十津川警部 長崎 路面電車と坂本龍馬
    4.0
    警視庁捜査一課の西本刑事が、群馬県の世界遺産・富岡製糸場で毒殺された。難事件に共に挑んできた若きエースの死に、十津川警部は悲しみをこらえ、捜査に乗り出す。西本は九カ月前に捜査を休み、富岡を走る上信電鉄を撮影していた。さらに、同じ頃、恋人の牧野美紀が失踪していたと判明し、十津川は西本の死との関連を疑う。そんな折、高崎で女性の他殺体が発見され……。
  • 坂本龍馬の人間学
    4.0
    坂本龍馬は、幕末の混乱した時代を拓く新しい鉱脈を求めて、「第3の道」を発見した。彼に従う少数の人たちがその道を歩み続け、やがて彼らが幕末明治の歴史を創っていった。龍馬を想うとき、我々は生きる喜びを感ずる。龍馬を読むと、己れがわかり勇気がわく。龍馬は、行動の人、愛の人、そして、人生の師だ。
  • 逆転した日本史~聖徳太子、坂本龍馬、鎖国が教科書から消える~
    4.0
    「漢委奴国王」の金印は偽物だった? 生類憐みの令を出した将軍綱吉はじつは名君だった。教科書変貌でひもとく、大人は知らない日本史新説! 「縄文人たちは竪穴式住居に住んで、狩猟生活をしていた」「聖徳太子は推古天皇の摂政として新しい国づくりを行った」「1192年、鎌倉幕府が開かれた」学生の頃、歴史の授業で習った記憶があるだろう。しかし、新しい発見や歴史研究により、歴史も日々更新され「進化」している。 例えば、鎌倉幕府については、全国に守護・地頭を置いて武家政権を獲得したのが1185年、1192年は源頼朝が征夷大将軍になった年であり、いつ鎌倉幕府が成立したかについては諸説あっていまだに定説がない。教科書でも2段階にわけて紹介している。また、冠位十二階の制や憲法十七条を定めた飛鳥時代のヒーロー・聖徳太子も、いまの教科書では「推古天皇の改革に協力した」と脇役として書かれ、研究者の間ではその存在すら疑問視されている。江戸時代は「鎖国」といわれるが、付き合いをやめたのはスペイン、ポルトガルだけで、オランダや中国、朝鮮とはそのまま莫大な取引きを続けていた。 本書では、高校教師歴27年、「世界一受けたい授業」でもおなじみ河合敦先生による、教科書を切り口にした歴史の新説や、教科書では紹介されない不都合な日本史などを紹介する。あなたの知っている「歴史」はもう古いかも!?
  • 坂本龍馬殺人事件
    4.0
    先祖が八丁堀同心の名探偵が二人の龍馬暗殺の謎を解く! 京都の高級ホテルで〈現代の坂本龍馬〉コンテストが開かれていた。旅行中の歴史ライターの月村弘平と恋人の警視庁捜査一課・上田夕湖もそのイベントを覗いていると、偶然会ったなじみの編集者に、龍馬暗殺の珍説を書くよう依頼を受ける。その打ち合わせの後、現代の坂本龍馬が殺されたというニュースが……新感覚トラベル歴史ミステリー!
  • 坂本龍馬・勝海舟の霊言
    4.0
    幕末の英雄たちは、日本の現状をどう思っているのか?坂本龍馬と勝海舟に直接訊いてみた。
  • マンガ「坂本龍馬」伝!
    4.0
    不可能と思われた「薩長同盟」を成し遂げ、「大政奉還」への道を開いた坂本龍馬の人生をマンガに凝縮!“その時”龍馬は、勝海舟は、お龍は――何を考え、どう行動したのか?“見逃せないポイント”が30分でわかる!!
  • 坂本龍馬の「私の履歴書」
    4.0
    尊敬する人に「坂本龍馬」を挙げる人は多い。龍馬はなかなかのやり手で、自由闊達な魅力的人物であることは確かだが、いっぽうで司馬遼太郎の『竜馬がゆく』をはじめとした歴史小説や、大河ドラマ『龍馬伝』などの空想話を史実と混同し、誤った龍馬像が定着してしまった現実もある。そこで本書では、切れ味の鋭い歴史論評で知られる著者が、あの世にいる坂本龍馬になりきって、その波乱万丈な生涯と、幕末というどろどろとした激動の時代を改めて振り返る。

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  • 坂本龍馬(1) 黒船の巻
    4.0
    坂本龍馬、19歳。ふるさと土佐をあとに江戸は北辰一刀流の名門千葉貞吉の道場で修業中の身だ。1853年夏、ペルリ来航し江戸の町は大騒ぎ。黒船撃退を叫ぶ仲間たちの激論珍論をよそに、龍馬はひとり茫洋と構え、その天稟の資質にまだめざめない。望郷の念にかられ、高知に帰った彼の身に何かが起こる。
  • 坊っちゃんは名探偵! 夏目少年とタイムスリップ探偵団
    4.0
    時間を超えて、若き夏目漱石と子どもたちの大冒険がはじまる!明治時代にタイムスリップしてしまった、拓哉、亮平・香里の3人組。さらに、若き夏目漱石とであってしまったから、またびっくり!そこに、まだ幼い樋口一葉が誘拐される事件がおこった。やがてとどいた奇妙な脅迫状、巨大迷路、消えた身の代金の謎、そしてメッセージに秘められた暗号―たちふさがる多くの謎に、夏目少年と3人の探偵団の名推理がさえる!
  • 地図で読む幕末・維新 90分でわかる!黒船から開国・討幕への戦いのすべて
    4.0
    ペリー来航からから「維新」に至る、わずか15年間は、日本の全歴史を通して最もドラスティックな転換期にあたります。その短い年月の間に、吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛・高杉晋作・勝海舟、そして新撰組など、一度は名前を聞いたことがある人物が多数活躍し、数々の悲劇や英雄物語が紡がれます。しかし、この時代は、諸勢力が活発に離合集散を繰り広げ、さまざまな思想が複雑に入り乱れて猛スピードで事態が展開し、文章だけの解説では、わかりにくい時代であることも事実。文章に地図情報やチャート図、表・写真などを多用してはじめて、「なるほど、そうだったのか!」と理解できるものになります。本書はまさに、そういった一冊。見開き単位で地図情報と図版を満載し、「見る幕末・維新史」ともなっています。西南戦争までの25年間を、最もわかりやすく解説!

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