新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本

ビジネス・実用
1,149円 (税込)

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幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争うイギリスとロシア、そしてフランス、プロイセンなどの列強が、日本への影響力強化を目論み、熾烈な攻防を繰り広げていた。各国の思惑、幕府軍・新政府軍への介入はどんなものだったのか。日本はなぜ独立を守れたのか。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、地球規模で歴史を俯瞰するグローバル・ヒストリーの視点で、黒船来航から戊辰戦争終結までの激動の十六年を描き出す。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎新書
  • タイトル
    :
    新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本
  • タイトルID
    :
    1513011
  • 電子版発売日
    :
    2024年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

     2022年10月、NHKスペシャルで幕末史に関して2回に渡って放送された番組を書籍にまとめたのが本書である。幕末と言えば、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟、新撰組、白虎隊など、英雄と悲哀で描かれることが多い。本作は、黒船来航から戊辰戦争の終わりまでのわずか16年間に疾風怒濤のごとく織りなした歴史の数々を国内外の新資料をふんだんに活用して多角的に検証する。特に、従来の日本一国に軸足を置いたナショナル・ヒストリーに終始した歴史観に対して、世界列強が地球規模で進出したグローバルヒストリーの視点で新しい幕末史を描き出した点は特質すべきである。時事刻々と迫られる外国からの開国という圧力。尊皇攘夷に対する国内の対立は深まり、一方で欧米列強の草刈場として搾取され、大量の武器を購入して対立に備える。おりしも、クリミア戦争やアメリカ南北戦争などによる世界の武器の改良は、日本の内戦にも持ち込まれる。アームストロング砲やガトリング砲などの大量破壊兵器や命中力の高い銃による闘いは、従来の刀による日本古来の近接、白兵肉薄戦といった戦い方を大きく変える。日本国内は内戦によって疲弊し、欧米列強は武器や戦艦の輸出などによる自国の国益と北海道などの植民地化にのみ終始していたと検証する。現代まで続くウクライナ戦争など、イギリスの歴史家E・H・カーが「歴史とは、現代と過去との間の対話である」と指摘している通り、あらためて「すべての歴史は、現代史である」と言うことを学んだ。

    0
    2026年04月16日

    Posted by ブクログ

    薩摩藩と長州藩を中心とした官軍が徳川幕府を打倒して天皇を中心とした新政権を樹立した、というのが一般的な明治維新の理解だと思うが、そこにイギリスやフランス、ロシアといった欧州列強の思惑が実は大きく働いていたことが近年の研究によって明らかになってきた。ハリスやパークスなど、イギリス外交官からの報告文書が相次いでイギリス王立博物館などで見つかったことを受け、海外から見た日本や江戸幕府がどのようなものだったかが説明される内容となっている。

    1800年代はイギリスがいち早く産業革命を達成し、世界各地に植民地支配を広げていた時代である。イギリスに負けじと欧米列強も支配地拡大に乗り出す中で、当然極東の日本にもその手が伸びてくる。日本人にとってはアメリカのペリー提督による黒船来航がショッキングな出来事として語られるが、実際のところアメリカは南北戦争が勃発して海外どころではなくなり、日本の開国に対してはイギリスの思惑が大きく作用することとなる。

    対する日本側の交渉役は、幕府で外国奉行や勘定奉行を歴任した小栗上野介忠順であった。大老井伊直弼の独断によって不平等条約を結ばれるも、その後の経済政策や賠償金問題を乗り切りながら海外から最先端の武器を調達する辣腕を発揮していく。しかし小栗忠順がイギリスに支払った資金は、薩摩藩に融資されて武器購入に使われ、それらが長州藩に流れて幕長戦争に発展し、敗れた幕府の威信が大きく低下したというのは皮肉な流れである。

    一方でイギリスが日本の植民地化を企図していたかと言えば、日本の地政学的な立地と世界に先駆けて民主主義化したイギリスの議会の反対によってその意思はなかったと考えられる。むしろ賠償金や武器売買による経済的利益を最大限得るために、日本の金など鉱山資源開発を後押ししつつ幕府と各藩の対立構造を煽っていったと見るのが、イギリスが日本を金の卵を生む存在として見ていた理由であろう。

    イギリス軍艦に搭載されていたアームストロング砲や、奇兵隊が用いたミニエー銃などライフル構造による長射程と命中率向上を実証的に証明して、この戦力差が幕末維新の趨勢を決したと断じる説明には説得力があり、また維新三傑をはじめとした志士たちの英雄的活躍よりもこれら技術革新の賜物であるという面において、この日本における革命もイギリスをはじめとした西欧列強の思惑によって進んだと見るのが妥当なのだろう。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    幕末について執筆されている時代(期間)を明確にしてくれて、各国の国際的視野も入れつつ実際に足を運んで調べているところに凄く感心した。再度読みたいと思った本。幕末好きには読んでほしい

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    すごく良い本。
    やはり、小栗上野介忠順は救国の英雄だった。だからこそ、イギリスから警戒され、薩長軍の暗殺対象になったのか。
    日本の幕末の話は、鎖国した日本から見た世界と日本に限られている。英米露がどのように日本を見ていたのか、今も見ているのか、日本人は知っておくべき。当時も今も、地政学的状況は変わらない。

    0
    2024年08月01日

    Posted by ブクログ

    幕末好きには面白い一冊。
    この時期の海外との関わりを一緒に考えると、確かにそれぞれの藩、勢力の動きが、わかりやすくなる。
    そして改めて、日本が今現在まで完全な植民地化しないでこられたのは、奇跡みたいなもんなんだなぁと思ったり。(ま、植民地化については色々考え方の違いは在るだろうけど、、表面上は、という事で)
    そんでもって、グローバル視点で見ても、土方歳三の生き様は格好良かった、ということにちょっと感動してたりする。ドラマチックな人だよね~。大好き。

    0
    2024年07月24日

    Posted by ブクログ

    幕末の動乱、戊辰戦争をイギリスとロシアの対立構造を中心に列強国の思惑という目線で分析、描かれており面白かった。新政府を勝たせたのはイギリスだった(パークスだった)と言っても過言ではない。

    0
    2024年04月23日

    Posted by ブクログ

    ああ、日本がよくぞ植民地にならなかったのが奇跡。戊辰戦争はほぼアメリカ南北戦争。言葉は悪いが、戊辰戦争は日清日露戦争の前哨戦みたいなものだ。NHKスペシャルを観るぞ。

    0
    2026年02月03日

    Posted by ブクログ

    幕末、開国と攘夷の狭間に揺れた日本。その動きは単なる国内の激動ではなくグローバルな歴史の一環であった。欧米列強の圧力が世界の中での日本の位置づけを問うた時代。最新の研究では日本が取った選択は偶然ではなく地政学や経済的要因、または江戸時代の蓄積による必然であったと示される。西洋技術を受け入れつつ固有の文化を守る姿勢が独自の近代化を生んだ。幕末は世界史の縮図でもあり今も学ぶべき教訓がある。新たな視点で歴史を読み解けば現代への示唆が浮かび上がる。小説ではない学問研究の最新知見。

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    2024年11月20日

    Posted by ブクログ

    幕末史を英国やフランス、プロイセン、ロシアなどの動きや視点を用いて捉えなおすという本。
    大英帝国の自由貿易帝国主義が、結果としてロシアやプロイセンなどの侵略から日本を守る結果になった話は面白い。
    もっとも、イギリスも国益を追求した結果そうなったというだけの話であるが。

    明治新政府の勝利という結果から捉えられがちな戊辰戦争も、一時は旧幕府側が優勢であったことや、それもまたイギリスの暗躍によってひっくり返されたことなど、知らない話が多く楽しめた。

    0
    2024年08月08日

    Posted by ブクログ

    幕末の英雄と言えば、西郷隆盛、坂本龍馬、勝海舟ら。だが歴史を動かしたのは彼らだけではない。幕府と反幕府勢力の戦いの背後では、世界の覇権を争う列強が、日本への影響力強化を目論見、熾烈な攻防を繰り広げていた。国内外の最新研究や機密文書を踏まえ、歴史を俯瞰する。

    0
    2024年08月02日

新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    幻冬舎
  • 掲載誌・レーベル
    :
    幻冬舎新書
  • タイトル
    :
    新・幕末史 グローバル・ヒストリーで読み解く列強vs.日本
  • タイトルID
    :
    1513011
  • 電子版発売日
    :
    2024年01月31日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    11MB

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