作品一覧

  • 寝盗(ねと)られ宗介
    -
    1巻440円 (税込)
    「レイ子、オレはおまえがいなきゃ、生きてゆけねえんだよ! 出て来やがれ!」みずからの心を燃え上がらせ、愛を高揚させようとして、座長は何度も女房をそそのかし、しゃにむに男をつくらせ、いっしょに旅に追い出してきた。だが、ついに今度は、女房は帰ってこない……。すべての<愛する者たち>のために――、つかこうへいの描く正しい恋人、夫婦のあり方!

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  • 幕末純情伝~龍馬を斬った女~
    5.0
    1巻440円 (税込)
    剣客たちにおそれられる新選組の沖田総司は、男装の美しい天才女剣士であった。惚れた男、土方歳三のためであれば、ひたすら多くの志士を斬りつづける。ついに狂おしい愛憎の刃は、やがて、「この男が死ねば日本は滅ぶ」とまでいわれた大政奉還の立役者・坂本龍馬に向かう。歳三と龍馬のあいだで揺れ動く女総司の情念を通して解き明かす、めくるめく幕末絵巻。

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  • あなたも女優になろう
    4.0
    1巻440円 (税込)
    女性には凛々しく生きてほしい。著者は、その象徴的な存在として女優をとりあげる。彼女たちは、凛々しくて、輝いて、観ている者に希望と感動を与えてくれる。彼女たちの美しさを支えているものはなんなのか。女優との出会いやふれあいを語ることで、いい女になるために“人生どう生きるか”を考えるきっかけを与えてくれる36のエピソード集。

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  • 娘に語る祖国
    4.1
    1巻440円 (税込)
    ひとりの娘への愛が日韓の国境をなくす! 現代演劇界の第一人者が、芝居の演出をするために訪問した祖国・韓国への旅を中心に、在日韓国人として体験したさまざまな葛藤、日本人女性との結婚、娘の国籍選択などを通して祖国とは何かを考える。日本と韓国のはざまで揺れる自分の心の中を剥き出しにした、著者がたどった心の軌跡。

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  • ロマンス
    4.0
    1巻550円 (税込)
    「おまえを見守りながら、ただ静かに泳いでいた」。美しい元オリンピック候補シゲルに惚れてそばで尽くすようになった牛松。そして今、時間のとまった酒場で、自分と同じ、秘めた「愛」を生きようとする息子に父親として語りはじめる。よろこびと苦渋にみちた、過ぎ去った青春の日々を。「愛」を問いつづける作家の宿命のラブ・ストーリー。(『青春 父さんの恋物語』改題)

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  • 明日、恋する貴方に
    -
    1巻550円 (税込)
    「結婚式に出席します。利夫」 式の前日、招待していない元恋人から、そう書いた速達が届きました……。 やさしくて裕福な夫だが、浩之との結婚生活は退屈だった。恵子は、役者の利夫に惹かれてゆく。どんな結末が待っているか知らずに。 (「恋愛と結婚」) 恋愛とは? 結婚とは? 既婚の貴方、結婚を夢見る貴方に捧げる“つか流”恋愛小説。

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  • 広島に原爆を落とす日
    3.5
    1巻660円 (税込)
    祖国よ、女よ、わが愛を受けとめよ! 逃げ場のない闇に追い詰められた人間の尊厳をかけて、最愛の者の頭上に、原爆を落とさなければならなかった主人公・犬子恨一郎(はんいちろう)。第二次世界大戦の日本と世界に、精密に築かれた壮大なフィクションを重ね、愛と祖国、そして生の意味を問う。人間の根源を見つめ直す、つかこうへい、渾身の長編傑作!

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  • 幕末純情伝~龍馬を斬った女~

    ネタバレ 購入済み

    コミカルな沖田像

    人物の性格や死に様などかなり歴史改変してあるが、そのハチャメチャさがいい。こんな新選組ものがあったのかと驚き。
    沖田の喋り方が男勝りから女らしいのまでコロコロ変わるが、そこがC調会話劇として面白くもある。
    シナリオとしてはかなり破滅的な展開なのだが、勢いで一気に読ませてくれた。さすが映画になっただけある。

    #笑える

    0
    2022年09月29日
  • 娘に語る祖国

    Posted by ブクログ

    娘みなこに語りかけるように祖国に対する思いや
    実体験が書かれている。

    女の子として生まれた子供の将来を考えての
    優しい発言、在日韓国人としての実体験や
    憤りなどを赤裸々にしたエッセイ(かな?)。

    かなり思いのまま、筆を走らせている印象。
    でもその正直なところに好感を持った。

    本書が発行されてから長い年月が過ぎ、
    日韓は微妙さを残しながらも、日本側から
    したら只今韓流ブーム真っただ中。
    随分時代が変わっているのかもしれない。

    4歳みなこの将来も心配しているが、その
    将来となった今、つかこうへいさん自身は
    この世を去り、みなこは宝塚歌劇団のトップに
    登りつめた後、ラブリンさんとお別れし・・

    0
    2013年04月07日
  • 娘に語る祖国

    Posted by ブクログ

    「娘よ、祖国とはお前の美しさのことです」。劇作家つかこうへいさんが、飾らないけど心に響く言葉で綴った、在日韓国人としての苦悩と自負と希望。読んだ後に、隣の人にやさしくなれる本です。

    0
    2011年06月27日
  • 娘に語る祖国

    Posted by ブクログ

    つかさんのみなこちゃんへの愛がとても伝わってきて涙が出てきました。
    愛にあふれた方だったんだなあ……。
    在日の人たちが差別されてた、というのはわたしの世代ではぴんとこなくて、つかさんが書いていることをあまり理解できないところもあるのですが、自らのアイデンティティーを求めて韓国へ渡った話、祖国とは家族への愛であること、男がとるべき道ががつんと書かれていました。読んでよかった。
    みなこちゃんはこんな大きな愛に包まれて育ってきたからこそ、あんなに頑張れて輝いているんだなあ。努力家だもの。

    0
    2010年07月18日
  • 広島に原爆を落とす日

    Posted by ブクログ

    出会いは舞台だったんです。でも、舞台脚本とは内容が違うんですねー。登場人物の名前からして違うもん。タイトルだけで必ず「はだしのゲン」みたいな内容を想像されてしまうんですが、そういうシーンは皆無です。原爆を落とすまでの、落とす側のお話です。愛とエゴです。(勿論フィクション)…舞台をもう一度見たいですね。そしてあの長台詞をもう一度聞きたい。あんなに感動したのはこれがはじめてだったから。

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    2009年10月04日

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