無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
Posted by ブクログ 2015年01月18日
幕末の混迷を経て、「立憲君主制国民国家」というものが形成されて行った。これは“挙国一致”で“破約攘夷”を目指さなければならないというようなエネルギーが昇華したものだ…こうした“挙国一致”というようなエネルギー…その後、どういうような経過を辿ったか?そして現在は?そういう意味で、幕末辺りの歴史に向き合...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月15日
幕末の複雑な政治情勢は1990年の大河ドラマ翔が如くなどでようやく概観をつかんだ気がしていたが、本書ではかなり違った印象を受けた。特に大政奉還から王政復古の大号令までの詳細な経緯、主要人物で倒幕を掲げる者はいなかった…ドラマでは悪役の久光公が有能でたびたび孝明天皇に相談されていた…など驚きかつ新鮮だ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月03日
とても勉強になりました。
佐々木さんとしての幕末史が書かれています。調査して、自分を通して文章にされているので、大事と思われるところの濃淡や主観的な表現があるのは当然ですが、それでも客観をベースに書かれていて、幕末・維新を知るための本としてはとても参考になる本だなと思いました。
キーワードは
・...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月16日
戦後70周年に当たり、ちょうどいいタイミングで、幕末の維新の背景と経緯、結果を再確認することができた。
欧米列強との軍事力の差による不戦と、屈辱的な通商条約締結が攘夷の背景にあった。攘夷とは排外主義という意味合いもあるが、本質的には自国の尊厳と権利を取り戻すことにあったのだろう。
薩長中心に政治体制...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月07日
幕末の歴史について、著者自身の研究成果を踏まえながらわかりやすく解説している本です。
「尊攘派」対「佐幕派」という図式で語られがちな幕末の歴史ですが、著者は「攘夷」ということばにさまざまな意味が含まれていたことを指摘しています。そのうえで、ペリー・ショックによって巨大な軍事力を見せつけられた日本が...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月06日
本作の主張の根拠となる史料の読み方が適切なのか判断できないのだが、なかなかに刺激的で野心的な見解が展開される。特に「攘夷」を巡る主張には耳を傾ける必要ありかと。理由は美しく単純なアウトライン。
当方の基本的スタンスは、科学的主張は美的センスに満ちていて単純であればあるほど望ましい、です。これは自然科...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。