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ドキュメント 遺伝子工学
1970年代、アメリカでは糖尿病患者が増え続け、当時ウシやブタから抽出して入手するしかなかったインスリンの供給不足が危惧された。打開策は、バクテリアにヒトインスリン遺伝子を入れてインスリンを生産させること。このテーマに天才たちが挑み、壮絶な戦いが繰り広げられた。のちにノーベル化学賞を受賞した科学界の巨人ウォルター・ギルバート、わずか1000ドルの出資金で生まれたベンチャー企業ジェネンテック社、そのチームに参加した日本人研究者・板倉啓壱……。この戦いが遺伝子工学という新しい科学分野の礎となり、バイオテクノロジーという巨大産業を生むきっかけになったのである。科学史上に残る研究競争を、アメリカで板倉啓壱の指導を受けた著者がドラマチックに語る。 -
学校では教えてくれないオモシロ科学実験
理科が嫌いだったり苦手な人は、学校時代に科学の本当の楽しさを知らずに過ごしてしまったのではないか。受験のための暗記だけが理科ではない。科学の楽しさは、実験や工作にあるのだ。本書では、身近な材料でできる科学実験、手品、工作の51例を絵と写真入りで紹介。科学実験では、「シャボン玉」「スライム」「静電気」が人気ベスト3という。まずは「巨大シャボン玉の実験」「磁性スライムを作る」「空中浮遊!ペットボトルの中を漂う発泡スチロール球」など。続いて「台所で遊ぶ」の章では、「瞬時に凍るジュース」「お酢を入れて作る!柔らかく巨大な生卵」など。「コインや磁石で遊ぶ」の章では、「五円玉を宙に浮かす」「千円札の上から落ちない十円玉」……。他にも「大きな穴が開いているのに水がこぼれないペットボトル」や「からだに電気を流して電子オルゴールを鳴らそう」など、大人も思わず目を丸くする。科学博物館の学芸員がとっておきの科学実験を披露する。 -
地熱が日本を救う
小説『マグマ』で日本の“電力危機”を予見した著者が、未来を変えるクリーンエネルギー、地熱発電の可能性に迫る! 日本のエネルギー問題を真正面から問うた必読書!! -
空飛ぶ納豆菌
地球を半周して飛来する黄砂は、微生物たちの格好の乗り物だった! 中国奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠から偏西風によって日本の上空に飛来してくる黄砂に、カビや細菌類が付着していることがわかってきた。黄砂が含む水分やミネラルが、長距離を移動する微生物たちにとってとても具合がよかったのである。黄砂からどのような微生物たちが見つかったか。微生物たちが長距離を移動する間に起きる化学的・生理学的変化とは何か。黄砂が落ちる場所で微生物たちがもたらす生態系、農業、人間や家畜の健康への影響とは何か。「黄砂に乗る微生物」をめぐり、科学者たちの探求が始まった。☆ 黄砂が飛んでくると、微生物の量が5倍にふえる☆敦煌の上空を飛ぶ黄砂の10%にカビや細菌が付着☆金沢や能登の上空の黄砂でも、微生物を採集☆標高3000mの立山の積雪から、黄砂と微生物を採集☆生態系、健康への影響はこれからの研究課題 -
地震予報
1993年、世界的にも有名なアマチュア天文家が、FM電波を使った流星観測データのなかに、地震前兆が含まれていることを発見した。阪神・淡路大震災を機に、前兆の観測研究を開始して17年。前作『地震予報に挑む』(講談社科学出版賞を受賞)から12年。さらに精度を増した観測方法や各種経験則、前兆変動の特徴などを網羅した串田式地震前兆観測法の集大成。なぜ地震発生が予測できるのか? 地震の場所・規模・時期はどのように割り出されるのか? 地震前兆は検出できるし、前兆に対応する地震は必ず発生する。本書に書かれている根拠と手法で、地震が予報できる日がやってくる。第1章「東北地方太平洋沖地震」、第2章「地震前兆の発見と経緯」、第3章「失敗の山とわずかな成功」、第4章「長期継続前兆に挑む」、第5章「地震予報の実現に向けて」、第6章「仕組みと経験則」 -
透明人間になる方法
「透明マント」は、世界的ベストセラーで映画にもなった「ハリー・ポッター」シリーズにも登場する魔法の定番中の定番アイテム。いま世界中の研究者が真剣に、この「透明マント」の開発に取り組んでいます。脳で念じるだけで物を動かす「サイコキネシス」は、人間を被験者にしてロボットASIMOの手を上げさせる公開実験が成功を収めています。太陽の光で飛ぶ「宇宙帆船イカロス」に至っては、JAXAが実際に打ち上げ済みです。また、ドライバーが不要な「自律走行自動車」や、放射線に強いゴキブリを使った「生きたリモコン昆虫」も、試作品の段階から現実の段階に移行しています。このようにSF作品や映画に出てくるような様々な「夢の技術」がいまどのようになっているのか、その「完成度」をやさしく楽しく紹介します。小説よりもおもしろい現実のお話で、私たちの周りで「驚きの技術」が、いままさに社会を変えようとしている様を描きだします。 -
細胞が自分を食べる オートファジーの謎
私たちの体を構成する細胞の中で、日々、劇的な変化、大規模な「リサイクル」が起きていることが分かった! からだをつくるタンパク質で言えば、食事を通して摂取する実に3倍もの量のタンパク質を毎日、分解しては、また新しく合成していたのである。こうした細胞内で起きている主な分解方法が、オートファジーである。オートファジーは、細胞内を毎日、きれいに掃除しては、その中身を新しいものに置き換える、重要な働きをしていた。これで、たとえば、シロクマが何日も食べなくても生きているわけがわかった。食料がなくとも、自分の細胞の中のものを「食べて」いた!なぜこうした仕組みが備わっているのか、この仕組みはからだの成長や老化、病気や免疫とどう関わっているのか。いまやオートファジーは、生物学者や医者たちから熱い注目が寄せられている生命現象である。従来の生命観を大きく変える、オートファジーのホットな話題を提供する。 -
東大博士が語る理系という生き方
20代後半から30代前半の科学者8人が、東大に入るまでの道のり、現在の研究テーマ、科学者をめざす若者へのメッセージを語る。「なんと世界をわかりやすく説明する学問だろう」と驚いた生物学、世界中のメディアが取り上げたバイオインフォマティクスの研究成果、想像とは大きく違った建築学科の実態、ポスドクに進む覚悟……。さらに監修者二人も対談を行い、研究者を志したきっかけを吐露する。本書の執筆陣の一部には、瀬名秀明氏が講師として科学技術の伝え方を伝授した、「東京大学科学技術インタープリター養成プログラム」の受講生も含まれている。瀬名氏が本書の監修をつとめているのはそのためだ。さらに瀬名氏と同じ静岡出身・薬学専攻の脳科学者、池谷裕二氏も、東大准教授の立場から監修者として参加。二人の意外なエピソードも含め、科学者たちのみずみずしい生の声を知る一冊である。 -
ロボットは涙を流すか 映画と現実の狭間
機能的・哲学的に難解なロボットの諸問題を、SF映画の話題作を通して分かりやすく論じる。複雑なロボットの骨格を学ぶには『ターミネーター』を、ロボットと我々の間に生じる「哲学的な障壁」の教本は『A.I.』『サロゲート』、C-3POとR2-D2はロボットの社会における役割を教えてくれる。さらに、人間とロボットの境界は『攻殻機動隊』における「電脳」「義体」を通して考える、というわけだ。現代科学はSF映画に近づき、境界があいまいになっている。例えば、サイズが小さい「トランスフォーマー」ならばすでに作られているし、「電脳」のように脳を直接コンピュータにつなげる技術も発達を遂げている。今後、果たしてロボットは「こころ」を持てるのだろうか? 2006年、自身がモデルのアンドロイド「ジェミノイドHI-1」を作り、世界から注目を集める、知能ロボティクスの第一人者が考える近未来が見えてくる。 -
粘菌 その驚くべき知性
「知の巨人」、南方熊楠もビックリ! 粘菌のすごさ。「知性とは、発達した大脳皮質をもつ生きものだけが持てるものである」。この一般常識に、日本人研究者が「待った!」をかけた。脳はおろか、細胞同士をつなぐ神経系もない、単細胞でアメーバ状生物の粘菌が迷路で最短ルートを示し、時間の記憶を持ち、ハムレット的逡巡を見せた後、ある判断までする。もう立派に知性を持つといえるのではないか!この驚きの結果は、いま世界中で注目の的。粘菌の持つ「知性」の正体とはなんなのか。粘菌はいかにして「知性」をつくれるのか。知性とはなにか、意識とはなにか、身体とはなんなのか、大きな波紋を投げかけている。著者らは、2008年イグ・ノーベル賞の認知科学賞を受賞。さらにタバコの煙やお酒の匂いを嫌う粘菌の五感をめぐる話題から、関東圏の鉄道網を粘菌に設計させたユニークな実験まで、粘菌の驚異の能力に迫っていく。 -
ダンゴムシに心はあるのか
「ファーブル昆虫記」にも出てくる、庭先によくいる小さくて、触ると丸くなるダンゴムシ。このダンゴムシにも「心」があると考え、行動実験を試みた若い研究者がいた!迷路実験、行き止まり実験、水包囲実験など、未知の状況と課題を与え、ついにダンゴムシから「常識」では考えられない突飛な行動を引き出すことに成功した。ダンゴムシに「まじめタイプ」と「変わり者タイプ」がいることがわかった。水が苦手なはずのダンゴムシに、自発的に水へ入っていく個体が現れた。壁登り行動の発現、障害物を「伝い歩き」するダンゴムシ……大脳がないダンゴムシにも心があり、道具を使う知能もあることを示唆するユニークな実験を紹介し、「心-脳」問題に一石を投ずる。終章では、タコやコメツキガニを使った行動実験も紹介し、「心の科学」の新しい展開と可能性を示す提案がいっぱい。 -
あなたにもわかる相対性理論
二十世紀最大の発見といわれるアインシュタインの相対性理論は、どこが真に革命的だったのか? 著者自身が人生において大きな影響を受けたアインシュタイン思想の核心を、「反発力」「見えないものを見る力」「ユーモア力」「粘り強く考える力」「自立力」など、10の視点から捉えなおす。また、「時間の遅れ」「物体の縮み」「空間のゆがみ」など、相対性理論のポイントを誰にでもわかるように解説。さらに、巻末に特別付録として、相対性理論の第2論文「物体の慣性はエネルギー保有量に依存するだろうか?」の著者自身による翻訳と解説を掲載。有名な公式 E=mc2 がいかにして導き出されるのかを示す。 -
環境を知るとはどういうことか
生物学者・岸由二は三浦半島の小網代や、都市河川である鶴見川の環境保全活動に尽力し確かな成果を挙げてきた。小網代とは、源流から海までまるごと自然のままで残っている、全国的にも稀有な流域である。岸と解剖学者養老孟司は、本書で共に小網代を訪れた後、「流域思考」を提唱する。大地は大小の流域によってジグソーパズルのように構成されている。自分の暮らす流域のかたちを把握することができれば、他の流域についての理解も可能になり、ひいては地球環境に対するリアルな認識が生まれる。また、葉のつき方、木の並び方などの自然のありさまは、種の生存にまつわる問題の「解」をあらわすものだ。流域を歩き、「解」を見つめよ。そうすれば、地球の中に暮らす人間が持つ「まともな感覚」が得られるはずだ――。後半では元国土交通省河川局長の竹村公太郎も参加。行政者の視点と志を述べる。 -
世界に勝てる! 日本発の科学技術
「ジャパン・アズ・ナンバースリー」(米「ウォールストリート・ジャーナル」紙)、「飛躍する竜(中国)、沈む太陽(日本)」(英「タイムズ」紙)といった海外論調が示すように、日本の地位の低下が著しい。では、逆風に揺らぐ「ものづくり大国」をいかに立て直すか? 従来路線の強化や事業の再編成が指摘されるが、それだけでは新興国にも勝てない!残された解決策は、いまや他国の追随を許さない「サイエンス型革新技術の創出」である。本書では、アンドロイドロボット、スピントロニクス、ナノカーボン、高温超電導、光触媒など、日本が世界に誇る最新成果を取材し、明日への展望を示す。江崎玲於奈氏(ノーベル物理学賞受賞者)推薦。 -
笑う科学 イグ・ノーベル賞
「裏ノーベル賞」の異名を持つ「イグ・ノーベル賞」の人気が高まっている。本書は1991年の創設以来、「ハトを訓練してピカソとモネの絵を区別させることに成功」「犬語翻訳機<バウリンガル>の開発」「迷路を解く粘菌の研究」「ジャイアントパンダの排泄物から採取したバクテリアで、生ゴミを90パーセント以上削減できることを実証」(2009年生物学賞)などの功績で、19年間で14件を受賞し、文字通りイグ・ノーベル賞で世界をリードする日本人受賞者の取材をもとに、「まず人を笑わせ、そして考えさせる」研究を徹底分析。たかがオモシロ科学と笑うなかれ。科学とは本来自由であり、「笑える」ものなのだ! -
原発とプルトニウム
自然状態ではほとんど存在しない猛毒の放射性元素、プルトニウム。原爆の材料として科学者によって人工的にこの世に生み出された。核兵器所有国、ならびにいまは北朝鮮とイランが、この物質、プルトニウムを隠し持っていると疑われているが、じつは、日本も「平和の原子力」=原発の使用済み燃料として、長崎原爆5000発分のプルトニウムを所有している。テロリストにも狙われるプルトニウム。この問題をめぐって、いま日本は、どうしたらいいか、大きな岐路に立っている。 いったいどのようにしてプルトニウムは科学者によって作られたのか。自らの好奇心に忠実に真理に迫る科学像から政治や経済、国家の動向に左右される科学へ、科学の性格が大きく変質した20世紀前半の半世紀を、懸命に生きる科学者たちの群像としていきいきと描き出す。そして今日の日本の原発とプルトニウムをめぐる複雑な事情にメスを入れる。 -
ネオ・サピエンス誕生(インターナショナル新書)
SFの中にしかなかった世界が今日、現実になる。明日はさらに人間の身体能力、コミュニケーション能力が「拡張」され、人間存在と社会の意味を変えるだろう。そこに現れるのはネオ・サピエンス、そしてユートピアなのか? ロボットや脳、情報科学の研究者、ジャーナリスト、ミュージシャン、アスリートらが、来るべき「人間拡張」の未来を考える。2021年9月刊の『kotoba』(集英社)の特集「人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?」を新書化。 -
カラスをだます
世界唯一! 「カラス誘導」稼業の全貌 著者は「カラスの鳴き声」の研究で博士号を取った研究者であり、長年の研究成果である「鳴き声でカラスを操る技術」を駆使してカラス被害に対し科学的な対策を提案する「株式会社CrowLab」の創業者。本書は、 カラスはなぜ黒い? 襲われないためにはどうすればいい? などの基礎的な問いから、肉はおいしい? どうすれば食べられる?などの興味にも、そして、どうすれば追い払える?という切実な問いにも、自ら確かめた事実だけをもとに答えていく。18年にわたる研究のクロウを読み終える頃には、頭上のカラスの鳴き声が気になりはじめ、必要以上に恐れなくて済むようになるだろう。カラスの非愛好家にこそお勧めの、「カラスとの真剣勝負」半生記! ※電子書籍では一部の画像をカラーで収録しています。 〈目次〉 |第一章 カラスを動かす 第二章 カラスになりきる 第三章 カラスとしゃべる 第四章 カラスを食べる 第五章 カラスを減らす -
マンガでわかる 量子の黙示録
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 10次元の襲来!! 世界の終わりがやってくる!? 宇宙(ビッグ)の起源(バン)、ヒッグス粒子、ダークマター、重力子(グラビトン)…難解な量子論が予測する究極の世界がストーリー漫画でよくわかる。21世紀に続く新発見の数々。素粒子物理学のニュースについていけますか? 日常世界がまったく違った目で見えてくる!素粒子物理学入門!! 人類がはじめて宇宙を合理的な目で見るようになってから、3000年ほどがたちました。その間に自然科学の実験や観測は、何度も定説を覆して来ました。量子論は今日、刺激的で難解な知的冒険の挑戦状を、私たちに突きつけています。本書は素粒子物理学の最先端を、実験物理学者と漫画家のコラボでSFストーリーに仕立てた入門講座です。10次元と戦う女子中学生「夢咲こすも」とご一緒に、最後までおつきあいください!! ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。 -
天才と発達障害
アインシュタイン、モーツァルト、ヴィトゲンシュタイン、南方熊楠、芥川龍之介……「異脳の人」を殺さないための処方箋を明かす! 本書は、「創造」「才能」がいったいどのようにして生まれてくるのかを、誰もが知る天才たちを具体的に挙げながら、精神医学的見地から解き明かす作品である。 歴史上の天才たちには、精神疾患の傾向がみられることが多い。これは数々の医学的データから明らかになっている。たとえば音楽の天才モーツァルトは、明らかに発達障害の特徴があった。落ち着きない動作、「空気」を読まない所作などで周囲から嫌がられた。一方、創作に入ると「過剰な集中力」を示し、素晴らしい作品を瞬く間に書き上げた。 物理学の歴史を変えたアインシュタインは、ASD(自閉症スペクトラム)の症状を示していた。他者とのコミュニケーションに障害を抱え、言葉の発達も遅れていた。しかし、飛び抜けた数理的洞察力によって、古典的物理学の常識を覆す理論を打ち立てた。 著者は、発達障害には「マインド・ワンダリング」(いわゆる「心ここにあらず」の状態)、そして「過剰な集中」という2つの特性があることを指摘。そして、相反するこの2つの特性が、天才の特異な能力と密接に結びついているという仮説を提示する。 そして、「才能をもつ子供や若者をいかに殺さずに育てるか?」というテーマについて、日本社会が取り組むべき解決策を提案する。発達障害に悩む親や本人にとっても福音となる作品だ。 -
生き物が老いるということ 死と長寿の進化論
どうして人間以外の生き物は若返ろうとしないのだろう? イネにとって老いはまさに米を実らせる、もっとも輝きを持つステージである。人間はどうして実りに目をむけず、いつまでも青々としていようとするのか。実は老いは生物が進化の歴史の中で磨いてきた戦略なのだ。次世代へと命をつなぎながら、私たちの体は老いていくのである。人類はけっして強い生物ではないが、助け合い、そして年寄りの知恵を活かすことによって「長生き」を手に入れたのだ。老化という最強戦略の秘密に迫る。 「国私立中学入試・国語 最頻出作者」3年連続1位(日能研調べ) -
海底の支配者 底生生物 世界は「巣穴」で満ちている
地球の2/3を占める海の底に広がる世界――海底。そこに穴を掘って暮らすのがゴカイやユムシ、シャコなどの底生生物だ。彼らは常に海底下に潜って隠れているうえ、多くは体が柔らかく、化石として残りにくいため、近年までその生態は謎につつまれてきた。そこで生痕、つまり「巣穴」を解析するアプローチで彼らの“隠された行動”を明らかにしてきたのが、産業技術総合研究所地質調査総合センターの清家研究員だ。サーフィンのごとく波乗りして移動する底生生物とは? 水深1000mを超える海底の巣穴に樹脂を流し込んで判明した事実とは? 東日本大震災前後で三陸沖海底の生態系に起きた激変とは? 世界初となる発見を重ね、文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞した氏が驚くべき、そしてどこかユーモラスな底生生物の生態と海底の神秘を綴る。この世界は、彼らの巣穴で満ちている! -
ケプラーの八角星 不定方程式の整数解問題
不定方程式の整数解を視覚的に解決する。正方形のビリヤードの片隅から突き出された玉の行方をめぐって、高校生4人が携帯メールを通して問題に取り組む。極めつきは、立方体のビリヤードの中を行き交う玉の軌跡を求めているうちに不思議な物体が姿を現す。意外な結末が待っている数学読み物。(ブルーバックス・2009年6月刊)※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
なるほど高校数学 数列の物語 なっとくして、ほんとうに理解できる
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 数字の並び方に秘められた謎を解く これが数列の面白さ。高校で学ぶ数学を、テーマ別に「わかりやすく、自由に、広がりを実感できる」ように語る、数学入門シリーズ。数列の表し方から、等差数列、等比数列、数列の和、パズルを解くように推理する漸化式、頭を悩ます数学的帰納法までを、ゆっくりと説明します。数列の向こう側には、無限が見えてくる! (ブルーバックス・2011年1月刊) -
フェルマーの大定理が解けた! オイラーからワイルズの証明まで
ついに解けた! どう解けた?「Xn+Yn=Znという方程式は、nが2より大きい自然数であれば、自然数解X、Y、Zをもたない」――フェルマーの最終予想とも呼ばれるこの問題は、問題の意味が誰にでもわかるほどやさしいにもかかわらず、アマチュアの数学愛好家はもちろんのこと、多くの著名な数学者たちの挑戦を、数100年ものあいだ退けつづけてきた。だが、ついに1994年、A・ワイルズがその証明に成功した。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
光速・時空・生命 秒速30万キロから見た世界(インターナショナル新書)
相対論は時間と空間が不確かであることを明らかにし、両者を分断する世界の最高速度が秒速30万キロの光速「c」であることを示した。有名な数式「E=m×cの2乗」は、「エネルギーは質量×光速の2乗と等しい」ことを意味しており、ここで両者を結びつけているのは光速である。このように、光速は世界のそこかしこに潜んでいる。光速を超えることはできるのか? 時間の流れは逆行できないのか? 超光速粒子タキオンやウラシマ効果などSF感覚を交えながら、時間と空間、宇宙の成り立ち、科学と哲学の接点、さらには生命進化への影響にいたるまで、光速に関わる多彩な話題を考察していく。 -
小さな博物誌(小学館文庫)
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 豊かな自然が人間を育てた。少年時代からふるさと篠山の野山で遊び、生き物たちに親しんだ世界的動物学者が綴る自然交遊記。自然の美しさ、いのちの不思議さなど、数々の思い出が感動とユーモアいっぱいの物語に。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。 -
クマは眠れない
クマは眠る。 北域の白雪は紺碧の森を隠し、冷艶な樹海の深みにクマは眠る。 しかし今、クマが安らかに眠れない時代が到来した。 学生時代、故郷青森の果樹園で目撃したハンターによる無残なクマの射殺場面に遭遇し、著者・米田一彦はその人生をクマの調査・研究に捧げる決意を固めた。 以来40年、時には越冬中の母子グマの姿を追い求めて厳冬の山を彷徨し、あるいは捕獲されたクマの射殺現場に立ち会いながら、このいたいけな野生動物と人間とが共生できる方策を模索し続けてきた。行政の無為無策による大規模駆除に対して痛烈な批判を展開する一方、絶滅の危機に瀕しているクマの世界に忍び寄る、新たな要因がもたらす異常行動の謎を解き明かしていく。 本書は、「異端の肖像」米田一彦がその壮絶な生き様を通じて、クマの知られざる生態に迫った渾身の書き下ろし作品である。 -
宇宙人の探し方 地球外知的生命探査の科学とロマン
この宇宙に、高度な文明を持った知的生命体、いわゆる「宇宙人」は存在するのか。人類永遠の謎は、いまやSFではなく現実の科学のテーマになった。それが、望遠鏡が受信する電磁波から宇宙人が発したと思われる信号を解析する「地球外知的生命探査」(SETI Search for Extra-Terrestrial Intelligence)。「宇宙人はいるのか」という問いは、「私たちは特別な存在なのか」という人間存在そのものへの問いである。日本におけるSETIの第一人者が、その歴史的背景から最新動向まで、熱くわかりやすく語った待望の書。 -
質量はなぜ存在するのか 「質量の謎」から始まる素粒子物理学入門
宇宙のすべてを理解することは可能か? ――その鍵は、質量にあった! あらゆる物質には質量がある。質量とはなにか。 物質を構成する最小単位・素粒子の理論をひもといていくと、 「質量があるのはおかしい」ことに気づく。 では、質量はなぜ存在し、どのように生じるのか? この謎を追うことが、宇宙の成り立ちの理解にも つながっていくというのだが――。 真空、重力、相対性理論、ゲージ理論、自発的対称性の破れ、 量子色力学、クォーク、ヒッグス粒子、ダークマター…… 現代素粒子論の基本的な考え方を「数式なし」で総まくり! 質量の起源を追うと、現代素粒子物理学の全貌が見えてくる。 ※本書は、2010年に刊行された『質量はどのように生じるのか』の改定新版となります。 ■本書の内容 第1章 すべては理解できるものか ──元をたどってみる 第2章 質量とは何か ──押しても引いても動かない 第3章 ゼロと有限の境目 ──光のように速く飛んでみる 第4章 自転する素粒子 第5章 右と左が違うのは ──見えざる弱い力 第6章 沈むときは二人で ──真空に沈澱する素粒子 第7章 陽子に針を突きさす ──クォークの登場 第8章 真空の雑踏 ──何でもありの量子論 第9章 未知へのとびら、ヒッグス粒子 おまけの章 ダークマターもあるじゃないか -
ポケット版 身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シリーズ累計28万部突破!あのロングセラーの待望のポケット版登場! 不思議がいっぱいの小さな世界へようこそ! 地球をきれいにしたり、おいしい食べものを作ったり……。 微生物たちは、 今日も日常のいたるところで動いています。 私たちの体にも、37兆以上もの微生物がいると言われています。 本書では、身近な例を取り上げながら、 不思議でおもしろい微生物の不思議を解説していきます。 例えば、これらの謎は微生物から解明できます! ・体臭はどうやって発生するの? ・納豆の旨みと粘りはどこから生まれる? ・抗生物質って何? ・なぜ日本では生卵を食べられるの? ・風邪・インフルエンザの違いは? ・ニキビはなぜできるの? 彼らのことを知れば、日常がもっと面白くなっていきます。 一緒に微生物の世界を覗きにいきましょう! ■目次 第1章「微生物」ってどんな生物なの? 第2章人間と一緒にくらす「常在菌」 第3章「おいしい食品」をつくる微生物 第4章「分解者」としても微生物 第5章「食虫毒」を起こす微生物 第6章「病気」を起こす微生物 ■著者略歴 1949年、栃木県小山市生まれ。千葉大学教育学部理科専攻卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程理科教育専攻物理化学講座修了。専門は理科教育、科学コミュニケーション。東京大学非常勤講師・元法政大学教授。著書は、『暮らしのなかのニセ科学』『学校に入り込むニセ科学』(共に平凡社新書)、『陰謀論とニセ科学 -あなたもだまされている』(ワニブックスPLUS新書)、『ポケット版 身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本』(明日香出版社)、『面白くて眠れなくなる物理』『新版 面白くて眠れなくなる元素』(共にPHP研究所)、『世界史は化学でできている』(ダイヤモンド社)、『一度読んだら絶対に忘れない化学の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。 -
ポケット版 身近にあふれる「科学」が3時間でわかる本
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 シリーズ累計28万部突破!あのロングセラーの待望のポケット版登場! いつも何気なく使っているテレビ、エアコン、スマホ、ロボット掃除機…… それらが「なぜ動くのか?」「どうしてそうなるのか?」を、やさしい科学の視点でひもとく、文系にも読みやすい1冊。 「羽根のない扇風機の仕組みは?」「ヒートテックはなぜ薄くてあたたかいの?」「ドローンはなぜ空中で止まれるの?」 身の回りにあふれる“科学のふしぎ”を、通勤・通学・移動中のスキマ時間で楽しく学べます! ・持ち歩きやすいポケットサイズで、いつでもどこでも読める! ・身近なモノから最先端技術までをやさしく解説 ・1テーマ見開き完結でスラスラ読める! ・理系はもちろん、科学が苦手だった文系の方にもおすすめ ・中学生~大人まで、幅広い世代におすすめ! 科学は、こんなにも身近で、こんなにもおもしろい! 知れば思わず誰かに話したくなる、日常に役立つ科学雑学が満載です。 家族や友人との話のネタや、子どもへのちょっとした説明にもぴったり。 「科学ってこんなに楽しかったんだ!」 そう思わせてくれる1冊を、ぜひポケットに入れて持ち歩いてください。 【目次】 第1章 『リビング』にあふれる科学 第2章 『掃除・洗濯・料理』にあふれる科学 第3章 『快適生活』にあふれる科学 第4章 『健康・安全管理』にあふれる科学 第5章 『先端技術・乗り物』にあふれる科学 【著者略歴】 1949年、栃木県小山市生まれ。千葉大学教育学部理科専攻卒。東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程理科教育専攻物理化学講座修了。専門は理科教育、科学コミュニケーション。東京大学非常勤講師・元法政大学教授。著書は、『暮らしのなかのニセ科学』『学校に入り込むニセ科学』(共に平凡社新書)、『陰謀論とニセ科学 -あなたもだまされている』(ワニブックスPLUS新書)、『ポケット版 身近にあふれる「微生物」が3時間でわかる本』(明日香出版社)、『面白くて眠れなくなる物理』『新版 面白くて眠れなくなる元素』(共にPHP研究所)、『世界史は化学でできている』(ダイヤモンド社)、『一度読んだら絶対に忘れない化学の教科書』(SBクリエイティブ)など多数。