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未曾有の震災も過去となりつつあり、被災地も平穏な日々を取り戻し始めた。本当の危機は、しかし、いま、迫ってきている。西日本を襲う南海トラフ巨大地震は、2030年代に起きるという。しかもそれは首都圏も直撃する、最悪の「五連動地震」となる可能性が高い。さらに日本列島の活火山は噴火スタンバイ状態にある。だが、恐れすぎてはいけない。地震のメカニズムを理解し、地球科学の思考法を体得すれば、着実に、巨大災害は減らせるのだ。本書を読んで一人一人が自律して行動することが、明日の震災を「生き抜く」ための第一歩となる。
...続きを読むPosted by ブクログ 2014年07月21日
「3.11」の後に書かれた、地震を中心とした地学・防災学に関する一般入門書。
「日本周辺でもM9クラスの地震は普通に起こりうる」という、3.11後に常識化した考え方を踏まえた地学一般書。東海・東南海・東海の各地震は、3連動タイプが起こることを前提に被害などを説明していることが特徴的。
また貞観地震...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年04月21日
有名な鎌田先生の著作だけあって,極めて平易で分かりやすい文章です.
個人的には,「結果防災」の考え方に惹かれました.河川の土手部分に桜並木を植えるのは,地盤が緩みがちな春先に,一般市民に足で踏み固めをしてもらい,堤防を強化する目的があったそうです.
先人の知恵に学ぶべきことが,本当にたくさんあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月11日
4月から授業が始まって教科書を読むことが多くなって、なかなか他の本を読んでいませんが、今月末に地震学入門の授業が金沢であるので、そのための予習の意味も含めての一冊。
前半は大地震発生のメカニズム、後半は減災のための実践的な内容の本でした。首都圏での地震における帰宅困難者向けの帰宅支援マップを使い、東...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月01日
2022.09.30
いわゆる「南海トラフ地震」や富士山の噴火など、これまでの地震の歴史を交えながら必ずくると言われている大震災に向けてどう行動するべきかを理解することができた。
防災のためにあれをやろう!と強く意識するのではなく、日常の中に溶けこませていくことが大事。
例えばいつも持ち歩くカバン...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月28日
これまた絶望的な気分になる本 大地震頻発するようで
とりあえず国が破れても自分は生き残れるようにしなくてはならぬが、現状あまりにも備えがなさすぎるなあ うちには食料ほぼストックされてないし
とはいえ鎌田さんの理想の備えのレベルはかなり高いし、予測は厳し目にし過ぎなのではと思わなくもないけど、万一起き...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月20日
筆者の言うとおり、日本は間違いなく東日本大震災後、地殻の活動期に入った。専門家に指摘されるまでもなく、素人でもわかる。
また、筆者の説くとおり、一人一人が減災の意識を持って備えることの重要性も、よく理解できる。
それでも、生き延びれるかどうかは所詮運次第と思う、自分がいる。
家族のことを考えれば、...続きを読む
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