エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話

おんぼろミニバンで世界を巡り、酒場でけんかに明け暮れるアウトロー登山家。視界ゼロで三千メートル級の山に客を運ぶ、命知らずの飛行機乗りなど、クライマーたちの奇怪な生態を描いた痛快登山エッセイ12話。解説は角幡唯介氏。

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エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死と隣り合わせのクライミングに取り憑かれた人間たちを、かつて自分もそうだった著者が絶妙な距離感で描写する。
    対象に対してリスペクトすると同時に憐れむような文章が楽しい。
    クライミングの描写はとても恐ろしく、なぜ好んでこんなことをやるのか?と感じつつ、ちょっと惹かれもする。つまりはクライミングの魅力が

    0
    2020年08月11日

    Posted by ブクログ

    ジョン・クラカワー『エヴェレストより高い山 登山をめぐる12の話』朝日文庫。

    ジョン・クラカワーのデビュー作の復刊。個性的なクライマーの様々な挑戦を描いた山岳エッセイ集。

    まるで自分が高山の難所に身を置いているのではないかと錯覚してしまう程の切れ味のある描写とウイットに富んだ文章。読んでいて手に

    0
    2018年06月30日

    Posted by ブクログ

    『荒野へ』の著者ジョン・クラカワー氏による、山にまつわる12話のエッセー集。

    ボルダリングのパイオニアの話や、エベレストを超える山を発見(?)した話などなど、一口に山がテーマと言ってもエッセイの内容は様々で面白い。それにしても凍傷や高山病にかかりながら、頂点を目指す人々のモチベーションはどこから来

    0
    2019年03月31日

    Posted by ブクログ

    『空へ』「荒野へ』以前に、こんなエッセイを書いていたんだね。
    結構深刻に”ヤバい”状況でも、この人の独特のユーモアや軽さがあるから、面白く読めてしまうんだね。

    0
    2018年07月23日

    Posted by ブクログ

    町の誇りである大学アメフト部によって引き起こされたレイプ事件を町ぐるみで隠蔽しようとする地方都市の暗部を描いた『ミズーラ』、狂信的なモルモン教徒が引き起こした殺人事件を描いた『信仰が人を殺すとき』など、人間のどす黒いダークサイドを写実するノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。

    そんな彼のキャリ

    0
    2020年12月12日

    Posted by ブクログ

    傑作「空へ」「荒野へ」のクラカワーによる山岳エッセイ。書かれたのは「空へ」よりも前で、新装版だそうだ。十二篇収められており、一篇が短いせいか、もうちょっと詳しく読ませて!と、もどかしい感じもするが、九編目の表題作以降はさすがの迫力。

    自分自身も含めて、クライマーたちを英雄視せず、突き放して書いてい

    0
    2019年03月30日

    Posted by ブクログ

    命を懸けた冒険といえば、冬山登山であり、誰もがしり込みするようなキャニオリングやボルダリングであるが、そんな危険を、危険であるからこそチャレンジするイカレタ野郎たちの美しい物語です。

    この世界で有名なのは、ヘルマン・ブール、サー・エドモンド・ヒラリー、ロイヤル・ロビンズ、ラインホルト・メスナー、ジ

    0
    2018年09月10日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    WILDERNESS AND RISKが面白かったので、クラカワーの過去作品も読んでみようと手に取った1冊。12編のルポを収録しているがどれも非常に面白い。

    ド直球山岳ルポである表題作以降の後半4作品がメインディッシュなんだろうけど、個人的にはまっているボルダリングの話「ギルー伝説の男」や下界での

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本屋で見て、何となく購入。そういう直感で選んだ本は面白いことが多いが、本書もそうだった。
    ヒマラヤ、アルプス、マッキンリーといった高所から、ボルダリングに近いような岩山まで、登らずにはいられない登山家たちの一風変わった行動、精神、そして悲劇まで、山にまつわる様々なエピソードがバランスよく綴られている

    0
    2018年07月27日

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