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Posted by ブクログ 2020年08月11日
死と隣り合わせのクライミングに取り憑かれた人間たちを、かつて自分もそうだった著者が絶妙な距離感で描写する。
対象に対してリスペクトすると同時に憐れむような文章が楽しい。
クライミングの描写はとても恐ろしく、なぜ好んでこんなことをやるのか?と感じつつ、ちょっと惹かれもする。つまりはクライミングの魅力が...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月31日
『荒野へ』の著者ジョン・クラカワー氏による、山にまつわる12話のエッセー集。
ボルダリングのパイオニアの話や、エベレストを超える山を発見(?)した話などなど、一口に山がテーマと言ってもエッセイの内容は様々で面白い。それにしても凍傷や高山病にかかりながら、頂点を目指す人々のモチベーションはどこから来...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月12日
町の誇りである大学アメフト部によって引き起こされたレイプ事件を町ぐるみで隠蔽しようとする地方都市の暗部を描いた『ミズーラ』、狂信的なモルモン教徒が引き起こした殺人事件を描いた『信仰が人を殺すとき』など、人間のどす黒いダークサイドを写実するノンフィクション作家、ジョン・クラカワー。
そんな彼のキャリ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月30日
傑作「空へ」「荒野へ」のクラカワーによる山岳エッセイ。書かれたのは「空へ」よりも前で、新装版だそうだ。十二篇収められており、一篇が短いせいか、もうちょっと詳しく読ませて!と、もどかしい感じもするが、九編目の表題作以降はさすがの迫力。
自分自身も含めて、クライマーたちを英雄視せず、突き放して書いてい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月10日
命を懸けた冒険といえば、冬山登山であり、誰もがしり込みするようなキャニオリングやボルダリングであるが、そんな危険を、危険であるからこそチャレンジするイカレタ野郎たちの美しい物語です。
この世界で有名なのは、ヘルマン・ブール、サー・エドモンド・ヒラリー、ロイヤル・ロビンズ、ラインホルト・メスナー、ジ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年07月27日
本屋で見て、何となく購入。そういう直感で選んだ本は面白いことが多いが、本書もそうだった。
ヒマラヤ、アルプス、マッキンリーといった高所から、ボルダリングに近いような岩山まで、登らずにはいられない登山家たちの一風変わった行動、精神、そして悲劇まで、山にまつわる様々なエピソードがバランスよく綴られている...続きを読む
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