ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日

1996年3月のネパール入国からベースキャンプ設営、順次キャンプを延ばし、5月10日の大量遭難にいたるまでを、各国の公募隊参加者の動向や彼らの証言をもとに組み立てられた山岳ノンフィクションです。

著者のクラカワーはアメリカのアウトドア誌のレポーターとして、ニュージーランド人ガイドの率いる公募登山隊に参加、その実態をレポートするはずだったが、たまたま事故の当事者となり、幸運にも生還することができました。

5月10日の登頂後、下山中、悪天に襲われ、あいついで6人が死んでいくさまを詳細に描いた後半は、読者の胸をうちます。

著者は、帰国後、辛抱強く取材を重ね、本書を著わし、世界15カ国で出版、ベストセラーとなりました。

原題は『空へ INTO THIN AIR』。

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ヤマケイ文庫 空へ-「悪夢のエヴェレスト」1996年5月10日 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年09月25日

    翻訳に少し読みづらさがあるが、内容には圧倒された。いつかエベレストを間近に眺めたい。登りたいと、軽々しくは言えない。

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    Posted by ブクログ 2022年05月17日

    小さな満足がいくつも重なって幸福めいたものになっていき、ひとことでいえば、クライミングに対する飢餓感がすっかり鈍っていた。

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    Posted by ブクログ 2022年03月09日

    1996年5月にエベレストで起きた大量遭難事故の詳細。
    筆者自身が登山家であるため、山での描写が非常に詳しくリアルで、自分も作者と同じ場所にいるような気持ちになった。
    悲劇が待っていることはわかって読んでいたが、先が知りたくて一気に読んでしまった。
    この本を読んだらエベレストなんて絶対に登りたくない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月24日

    デスゾーン、映画エベレストと合わせて非常に読み応えがかった。

    印象的だったのは、クラカワー自身のアンディへの無念
    アンディ自身は実際に非常に追い込まれていて、チームとしたらクラカワーはヘルプに回れる側ではあっただろう。

    また、ロブがダグに時間切れを告げられなかったのは、情、といっていいだろう。
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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    映画で初めて、エベレストの事故を知った。エベレストの過酷な環境および、事故の前後を詳細に記述されており、エベレストに登るくらい息苦しい。
    再度読みたい。

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    Posted by ブクログ 2020年10月25日

    数々の登山家を魅了してやまない世界最高峰のエベレストを舞台に、登山のプロフェッショナルでなくても多額の金さえ払えばエベレスト登頂をアシストする公募登山隊の実態を取材するために登山に同行した著者が目にしたのは12人もの死者を出し、エベレストの登山史史上で最悪とも言える悲劇であった。

    著者のジョン・ク...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月23日

    1996年5月10日エベレスト大量遭難事故。
    映画『エベレスト 3D』を観て以来、この件に釘付けになった私。その第一級資料と言える本書をようやく読み終えた。
    ちなみに、とにかく登場人物が多いので、映画を2回観てwikiを熟読してなかったらまったく展開について行けなかったと思う。

    私が最も驚くのは、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月09日

    1996年エベレストで起きた大量遭難死事故の現場に居合わせたルポライターが書いた実話である。
    実際に何人もの人が死んでいるため、この表現は不適切ではあると思うが、とても面白い、というのが正直な感想。
    ハラハラドキドキでページを捲り、結末を知っているがゆえに、死に繋がる悪手の判断をする場面では、天を仰...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月19日

    映像をみた後に一気読み。おそろしい!人間が、山が。(でも、人間も山も好き。)作者はこの作品を書き終えた後、自責の念は薄まったのだろうか?もう一度映像を観なおしたくなった。

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    Posted by ブクログ 2015年12月23日

    読み応えあります。
    顧客とガイドとシェルバと営業者それぞれの立場、また商業登山隊ごとの事情と天候と登山者の体調、実力が絡み合い事故が起きている。
    それにしても、壮絶な環境である・・・デスゾーン。

    先日読んだスコット隊のロシア人ガイド ブクレーエフ氏の著作よりも、ジャーナリストなので読みやすく、より...続きを読む

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