作品一覧

  • 農はいのちをつなぐ
    4.0
    1巻990円 (税込)
    生きものの「いのち」と私たちの「いのち」はつながっている.そのつながりをを支える「農」という営みとは何かを,たくさんの生きものが行きかういのちの交差点・田んぼから,じっくりと考える.現代の農が抱える問題とともに,人間が多くのいのちに育まれて生きている,そんなあたりまえのことに気づかされる1冊.

    試し読み

    フォロー
  • 日本人にとって自然とはなにか
    4.0
    1巻880円 (税込)
    日本人は、なぜ自然が好きなのか? 自然を外から、科学的に見るだけでなく自分の体験を呼び起こしながら、内からのまなざしで見る──伝統を大切にしつつも、まったく新しい自然へのアプローチ。
  • 農は過去と未来をつなぐ 田んぼから考えたこと
    4.1
    1巻924円 (税込)
    イネを植えるのに、なぜ田植えって言うんだろう? 田んぼの生き物を数えてみたら、5700種もいることがわかった。田んぼはイネを育てるだけでなく、多くの生き物を育てているようだ。環境稲作を提唱してきた著者が、生産者減少や食料自給などの問題を考えながら、「農」が本来もっている価値を一つ一つ拾いあげていく。

    試し読み

    フォロー
  • 農本主義のすすめ
    3.5
    1巻880円 (税込)
    そもそも「農」とはなんだろうか。農業に関する議論はたくさんあるが、産業の視点から語ったものに過ぎず、農の本質が語られることは近年ほとんどなかった。しかし、大正から昭和初期に、資本主義と農の本質は相いれないとして、「農本主義」を表明し、人間と自然の関係を問いなおす動きが生まれた。残念ながら昭和前期にはファシズムの温床だと誤解されてしまった「農本主義」を、資本主義が行き詰まりを見せる現在、再評価し、天地ともに生きる新たな思想として案内する。

ユーザーレビュー

  • 農は過去と未来をつなぐ 田んぼから考えたこと

    Posted by ブクログ

    百姓目線での感覚を言語化された本。
    戦前生まれで農家の祖父母、バブル世代でサラリーマンの両親の三世代同居家庭に生まれた私。
    物心ついたときから両者の価値観に関する口論を聞いて育ったのはさておき、自然や生き物、食べ物に関心を抱く子に成長した。
    結局私はそれなりの学力と仕事を得て都市に暮らしているけど、世代交代に伴って自身の見直しの必要を痛感し、今は亡き祖父母の知恵を再現してみることをライフワークにしている。
    そんな世代間ギャップを統合してみたくてこの家に産まれてきたのかも、そんな内省の旅ができた。

    0
    2025年10月15日
  • 農は過去と未来をつなぐ 田んぼから考えたこと

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルと表紙に惹かれて読んでみたが
    想像以上に良い本で気がついたら付箋まみれになっていた...

    農業の素晴らしさを伝えるというよりは
    「農」という広い世界に視野を広げて
    「農」にはどんな世界が広がっているのか
    かつて百姓はどのように生きてきたか

    百姓仕事とよばれるものが何を守ってきて
    その価値を現代社会でどのように捉えていくべきか。
    農薬、食料自給率、農家の減少など
    現代の問題についても鋭く切り込みながら
    百姓である著者の視点で語られていく。

    〝百姓仕事は、自然も風景も情愛も生産しています。〟

    明治以降に作られた「日本農業」という概念と
    加速する資本主義社会に対する著者の批判は自分に

    0
    2023年02月10日
  • 農は過去と未来をつなぐ 田んぼから考えたこと

    Posted by ブクログ

    2010年読後、著者に会うため大学主催のサミットに参加。
    農が持つ多面的な魅力を再認識。
    この本には、作る人も受取る人もみんなが共有したい大切な
    ことが書かれている。
    著者に心からありがとうと言いたい。

    0
    2016年12月04日
  • 農はいのちをつなぐ

    Posted by ブクログ

    岩波ジュニア新書は、とてもよみやすい。環境学習に携わる仕事を11年やっていた過去を思い出す。仕事からも土からも離れてしまっていたけれど、やはり帰農したいという気持ちにさせられる。

    0
    2025年10月23日
  • 日本人にとって自然とはなにか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    農業と一元論と日本的な自然概念の需要と。自然が自ずからと天地とNatureだ、Natureの本性本能を受け取らなかったのが選択的なものだというのはたしかにそう。

    0
    2022年08月13日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!