世界は素数でできている

世界は素数でできている

880円 (税込)

4pt

4.0

本書では、素数についての話を繰り広げる。素数とは、1と自分自身以外では割り切れない2以上の整数のこと。こんなに簡単な素数が、古代から人々を魅惑しているのだ。
2、3、5、7、11……と神出鬼没に表れる素数。不規則に表れるように見えて、妙な規則性があったりする。素数を表す数式はいまだ見つかっていない。バラバラに見える素数だが、実は秘めた威力を持ち、私たちの身近にもあったりする。たとえば、パスワードを安全にするRSA暗号は素数を用いている。
第1部は、「素数入門編」。素数とは何か、どうして注目されるのか、数学者たちは何を見つけてきたのか、そんなことを解説していく。
第2部では、より深い素数の森を散策する。理系の読者には、「なるほど、そういうわけなのか!」とうなってもらえるはずだ。そして、文系の読者には、「へえ! 素数ってそんなに芳醇な世界観を持っているのか」と驚いてもらえるだろう。
本書は、素数のすべてを総合的に解説し、めくるめく素数の世界を探索できる一冊といえるのだ。

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世界は素数でできている のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2017年12月12日

    こんな本が高校の数学の副読本であると大変ありがたい。

    筆者の数学への思いが伝わってくるが、それであっても数学者への道は途中で挫折したという。数学は真の天才のみに許される世界なのだろう。

    0

    Posted by ブクログ 2020年01月10日

    話の内容はとても面白く、ゼータ関数や量子力学の世界までも素数が関連してくるというのは面白かったです。

    また、自然数の二条の逆数和などの式は有名ですが、そのような直感とは反した結果になるような数式が数多くあり、その説明についてもしっくりくるものがありました。

    ですが、数学的な知識がないと内容が理解...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年12月04日

    [再版]2017年9月15日
    読み物としては、難解。でも、専門書でもない。
    読み切るのに結構時間をかけてしまったが、
    著者が随所でいうとおり、数式を流して短時間で読み切るほうが、本書の面白さが味わえるような気がする。

    0

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