作品一覧

  • 生きのびるための流域思考
    3.3
    1巻935円 (税込)
    かつてない量の雨が日本列島を襲っている。頭上の雨だけを見ていても水土砂災害は分からない。雨は流域で集められ、災害を引き起こすからだ。生きのびるために、いまこそ、流域思考を身に着けよう!
  • 「奇跡の自然」の守りかた ──三浦半島・小網代の谷から
    4.5
    1巻990円 (税込)
    源流から海までの生態系が自然のまま残された「小網代の谷」はどのように守られたのか? 地元の人や訪れた人たちが手伝い一緒に森を育てる、自然保護の新しい形とは?
  • 日本水没 (Wedgeセレクション No.53)
    -
    1巻220円 (税込)
    2015年9月10日、茨城県常総市で鬼怒川堤防が決壊し、常総市の3分の1が水に浸かった。報道では、常総市の避難指示の遅れが何度も指摘されたが、同じような豪雨が都心部に流れ込む荒川、江戸川、庄内川(名古屋)、淀川(大阪)の上流域に降り注ぐと、ハードの整備や市町村による避難誘導だけではとても防ぎきれないことが、現地や専門家への取材で判明した。異常気象がもたらすこの大都市水害の時代に、私たち日本人がいかに備えるべきかをまとめた一冊! 【WedgeセレクションNo.53】 <目次> 【PART1】 常総・徹底取材で分かった「あの水害はどこでも起きる」 文・Wedge編集部 【PART2】 広島土砂災害も同じ原理 危険な山肌は全国18万ヵ所 文・中西 享 【COLUMN】 地名が示唆する水害 文・楠原佑介 【PART3】 あの日レスキューは4000人を救った! でも東京だったら50万人も孤立する 文・Wedge編集部 【INTERVIEW】 住民は避難しない 「流域思考」へのパラダイム転換が必要 岸 由二 【INTERVIEW】 過保護に慣れた日本人 国土より国民の意識を“強靭化”させよ 片田敏孝 ※この電子書籍は、月刊『Wedge』2016年1月号に掲載された記事を一部編集したものです。記事中の事実関係、データ、肩書き等は掲載当時のものです。
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ
    4.0
    1巻880円 (税込)
    生物学者・岸由二は三浦半島の小網代や、都市河川である鶴見川の環境保全活動に尽力し確かな成果を挙げてきた。小網代とは、源流から海までまるごと自然のままで残っている、全国的にも稀有な流域である。岸と解剖学者養老孟司は、本書で共に小網代を訪れた後、「流域思考」を提唱する。大地は大小の流域によってジグソーパズルのように構成されている。自分の暮らす流域のかたちを把握することができれば、他の流域についての理解も可能になり、ひいては地球環境に対するリアルな認識が生まれる。また、葉のつき方、木の並び方などの自然のありさまは、種の生存にまつわる問題の「解」をあらわすものだ。流域を歩き、「解」を見つめよ。そうすれば、地球の中に暮らす人間が持つ「まともな感覚」が得られるはずだ――。後半では元国土交通省河川局長の竹村公太郎も参加。行政者の視点と志を述べる。

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ユーザーレビュー

  • 「奇跡の自然」の守りかた ──三浦半島・小網代の谷から

    Posted by ブクログ

     神奈川県三浦半島の先端、小網代の谷は、奇跡の自然だ。
     何が奇跡なのかというと、一つの流域、川が雨水を集める流れ始める源流から河口まで自然が残っていることである。

     たくさんの偶然が重なって、小網代の森の自然は残ったといってもいい。
     古くは水田があったところにゴルフ場の開発などが計画されながらも、開発が進捗せず長い時間に手付かずの自然となった。また、開発計画の途中でバブルが崩壊して積極的にゴルフ場開発ができなくなった。
     大規模な開発計画があったからこそ、住宅などが細分化されて建たずに、手付かずで放置されていたのである。

     また、バブル絶頂時のリゾート開発のときからも
    、この貴重な自然

    0
    2017年06月05日
  • 「奇跡の自然」の守りかた ──三浦半島・小網代の谷から

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     三浦半島の先端にある小網代(こあじろ)という「源流から河口までまるまる保存されている自然」公園があります。都市に近い場所で、「流域」丸ごと保存されている場所は同緯度帯では世界でここだけ。
     この本は、リゾート開発や宅地開発の波からどのようにこの自然が守られて、それが継続されて、公園になって、市民に支え続けられたか、を、実践的な「プロジェクト管理」の視点から記載されています。
     今までの保全の常識とは異なる懐深い長期的な対策がこちら。
     1.珍しい絶滅危惧種を見つけて貴重だから守れという
     2.開発企業や自治体を「悪者」といいふらす
     3.開発は何が何でも反対。木一本でも倒すな!
     4.いろい

    0
    2016年08月05日
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ

    Posted by ブクログ

    環境についての、たくさんの話題があり、とても刺激的でした。

    その中でも、流域思考についてとても興味を持ちました。

    手軽に読めて、刺激を受けるのにとても良い本だと思います。

    0
    2012年04月26日
  • 環境を知るとはどういうことか 流域思考のすすめ

    Posted by ブクログ

    以前からずっと気になっていた場所、小網代。
    その小網代が載っていたので思わず買いました。
    小網代を養老氏と岸氏が歩きまわっての対談という、ちょっと変わった形式。
    内容的には小網代の話を皮切りに、「流域思考」について考えていくという構成です。子供の頃、川で遊び、川とともに育ってきた人には是非とも読んでいただきたい一冊です。

    0
    2010年07月16日
  • 生きのびるための流域思考

    Posted by ブクログ

    気候が変わり、豪雨が多くなった今、河川の氾濫などの災害を防ぐための対策が必要です。
    この本は主に東京都町田市の源流から神奈川県横浜市を通って流れる鶴見川の流域治水について、長く鶴見川流域で防災・自然保護に取り組んでいらっしゃる岸先生が紹介しています。

    息子が小学生の時、夏休みの自由研究で源流から河口までの約42.5キロを徒歩または自転車で何日もかけて調べ、レポートにまとめたり、ボランティアの河川の清掃活動に参加したりしました。
    そのおかげで私も「流域思考」が身につき、どれだけ防災のための治水対策が行われているかを知り、川を身近に感じ、安心して暮らすことができています。
    「知る」ということの大

    0
    2024年03月10日

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