三村芳和の作品一覧
「三村芳和」の「カラダの知恵 細胞たちのコミュニケーション」「酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「三村芳和」の「カラダの知恵 細胞たちのコミュニケーション」「酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
酸素は何でも燃やしてしまう。
栄養素を燃やせばたくさんのエネルギーができる。
二七億年前、光合成によって海水から酸素ガスが発生したとき、酸素とは無縁だった生物は、その魅力に惹かれて体内に採り入れた。
ここに生物は進化への道を選び、多種多様の種が生まれる。
しかし一方、酸素はからだの成分も燃やし、細胞を傷つけ、寿命さえ縮めてしまう。
ヒトもふくめた生物は、この魔性の気体にどう対処してきたのか。
[ 目次 ]
第1章 山に登るとどうして息が切れるのか
第2章 酸素がない所でどうやって生きるのか
第3章 酸素元素はどこからやってきたのか
第4章 エネルギーをつくるのに酸素はどういう役
Posted by ブクログ
『酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎』(三村芳和、2007年、中公新書)
本書は、酸素がどのようにして地球に作られ、生物がどのように酸素を使い、酸素が人間にどのような役割を果たしているのか、ということについて書かれている。取り上げられているトピックが豊富で、かつ科学・生物・地学の知識がいらずに楽しく読める。
「呼吸」というのは、息をするためにするものではなくて、ミトコンドリア内での好気呼吸において糖からエネルギーを取り出し、その過程で発生した二酸化炭素を排出するためにする、ということは意外に知られていないのではないか。
そのような酸素にまつわる「はなし」が詰まった書である。
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