三村芳和のレビュー一覧

  • カラダの知恵 細胞たちのコミュニケーション

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    こころと身体の関係を、細胞や神経伝達物質のレベルでとてもわかりやすく解説してあっておもしろく読めた。

    そして生体が「わたし」を認識する仕組みの解説が擬人化されて描かれていて、細胞にとって「わたし」とはなにか、細胞が「わたし以外」と間違えるとはどういうことか、あたりの「細胞の見当識」みたいなものがなんとなくわかった。かなりおもしろかった。

    あと、どのようにして白血球はケガをした箇所まで「這って進む」のか、という知ってもどうにもならないような知識が得られて読んでよかった。

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    2020年06月11日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    酸素がどこから来て、どう使われているかを知れる本。

    なにげなく酸素を吸って、呼吸できなければ死んでしまう、くらいにしか思っていない酸素だが、動物や人がここまで進化するには酸素は必要不可欠であったことがわかった。
    酸素はほかの物質から電子を奪って大きなエネルギーを発生させることができるが、同時に活性酸素という有害な物質も生み出す。このあたりの表裏一体さがおもしろかった。

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    2022年12月08日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    ネタバレ

    はるか昔酸素は地球上になかった。
    地球上に酸素がやってきた後、酸素は嫌気性生物には毒であったが、エネルギー効率の良さから酸素を取り入れる生物が増えた。
    また、後半には活性酸素とどう向き合うかが書かれている。

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    2018年02月01日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    酸素は何でも燃やしてしまう。
    栄養素を燃やせばたくさんのエネルギーができる。
    二七億年前、光合成によって海水から酸素ガスが発生したとき、酸素とは無縁だった生物は、その魅力に惹かれて体内に採り入れた。
    ここに生物は進化への道を選び、多種多様の種が生まれる。
    しかし一方、酸素はからだの成分も燃やし、細胞を傷つけ、寿命さえ縮めてしまう。
    ヒトもふくめた生物は、この魔性の気体にどう対処してきたのか。

    [ 目次 ]
    第1章 山に登るとどうして息が切れるのか
    第2章 酸素がない所でどうやって生きるのか
    第3章 酸素元素はどこからやってきたのか
    第4章 エネルギーをつくるのに酸素はどういう役

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    2011年04月03日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    『酸素のはなし―生物を育んできた気体の謎』(三村芳和、2007年、中公新書)

    本書は、酸素がどのようにして地球に作られ、生物がどのように酸素を使い、酸素が人間にどのような役割を果たしているのか、ということについて書かれている。取り上げられているトピックが豊富で、かつ科学・生物・地学の知識がいらずに楽しく読める。

    「呼吸」というのは、息をするためにするものではなくて、ミトコンドリア内での好気呼吸において糖からエネルギーを取り出し、その過程で発生した二酸化炭素を排出するためにする、ということは意外に知られていないのではないか。

    そのような酸素にまつわる「はなし」が詰まった書である。

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    2010年04月18日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    ●思いの外おもしろかった。酸素とは無縁だった原初の生物は、いかようにして酸素を体内に取り込むこととなったのか等、酸《43:化学》 BC:新書素と生物の関係性について書かれた本。

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    2018年10月28日
  • 酸素のはなし 生物を育んできた気体の謎

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    内容自体はおもしろいのに編集がいろいろと残念というか、全体的に読者のことが考慮されていないなとは思った。

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    2011年08月25日