国内ミステリー - KADOKAWA作品一覧
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3.9悪意は拡散する――。衝撃の結末が待ち受ける、『告白』以来の学校ミステリ! この作品を書けたことで、小説家として次のステージに一歩進むことができました。 ――湊かなえ 県下有数の公立進学校・橘第一高校の入試前日。新任教師・春山杏子は教室の黒板に「入試をぶっつぶす!」と書かれた貼り紙を見つける。迎えた入試当日。試験内容がネット掲示板に次々と実況中継されていく。遅れる学校側の対応、保護者からの糾弾、受験生たちの疑心。杏子たち教員が事件解明のため奔走するが……。誰が嘘をついているのか? 入試にかかわる全員が容疑者? 人間の本性をえぐり出した、湊ミステリの真骨頂!
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4.0六本木の老舗中国料理店「佳花飯店」が爆破され、同店の社長・宋海礼と和菓子屋「はしもと」の三代目・橋詰成人らが会食中に爆死した。「佳花飯店」内部にいた人間は、従業員、客を問わず、生存者はひとりもいなかった――。 死亡・行方不明八十七名、負傷者十七名を出した大惨事。それは世界規模の犯罪組織「魔都委員会」が六本木侵攻の第一歩として起こしたものだった。魔都委員会の目的、それは世界中の大都市を自分たちの支配下におくことだった。大都市の歓楽街を手中に収めることで、巨額の収益を吸いあげているのだ。 各々の父を失った宋麗豊と橋詰海人の二人は、父親たちが、同委員会の侵略を阻むために世界に散っている対抗組織〈守る側〉のメンバーだと知る。父の遺志を継いだ麗豊と海人は、世界規模の闘いに身を投じるが――。
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4.0可瀬理玖は自分の住む町に生きにくさ、息苦しさを感じ、〈ここではないどこか〉に行きたいと思っていた。 上京できれば大学はどこでもよかったのだが、せっかくならと大好きな写真家・渡引クロエが通っていた大学を選んだ。 クロエが立ち上げたという創作サークル「猫を探す人の会」に入り、クロエの人生を追体験することにする。 サークルは見つけたものの、廃部寸前の少人数サークルで活動はほぼゼロ……。 気を落としていると、写真を撮った相手と写真を通して会話ができるという不思議な力を持つ女の子・渡引真白と出会う。 理玖はクロエとそっくりな顔をした真白を見て驚く。なんと娘だったのだ。 真白がサークル「猫を探す人の会」に入ったのは、一度も会ったことのない父を探すためで、 その手がかりがサークル内にあると確信しているという。 理玖は真白の父親探しを手伝うことにしたが、そこにはとある事件が絡んでいて……。 青春恋愛キャンパスミステリー!
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4.0――殺りたい仕事がきっと見つかる。殺し屋.comへようこそ―― 暗殺仕事専門のオークションサイト「殺し屋.com」。 誰でも匿名で殺人を依頼(出品)することができ、誰でも落札したら暗殺仕事でお金を稼ぐことができる。 ただし、仕事の失敗は、いかなる理由があっても許されない――。 刑事でありながら副業で悪党を狙った暗殺を請け負う佐分利吾郎。 認知症の老人に成りすまして「殺し屋.com」のアカウントを乗っ取り、殺し屋となったホームヘルパーの女。 暗殺成功率100%で伝説と化した凄腕の殺し屋、ジャッカル。 そして、ある少女の依頼をきっかけに、暗殺を斡旋する<組織>へと肉迫する探偵、君島。 金を稼ぐために暗殺仕事に手を染めた「殺し屋」たちは、転がるように窮地に追い込まれてゆく。 そして迎える、衝撃の結末とは。 日本ホラー小説大賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞、史上初の3冠を達成した異才が放つ、 一気読み&二度読みたくなること間違いなしの、殺し屋エンタテインメント! 「ぞっとするような生々しい暗黒世界へと読者を誘う快作だ」 ――書評家 大森望氏 ※本電子書籍は、KADOKAWAより刊行された単行本『殺し屋.com』を改題の上、文庫化した『暗殺競売』が底本です。
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-代議士の大川が急死した。3年前に起きたカズノコ買占め事件の取材がきっかけで大川と懇意にしていた新聞記者の瀬沼は、大川のことを知る浜本に話を聞くが、その後浜本は福井県の東尋坊で死体となって発見される。浜本の持っていた船絵馬に興味を持つ美人編集者の悠子、カメラマンの桐原とともに瀬沼は調査を始めるが、今度は悠子の部屋が何者かに荒らされ、桐原も暴漢に襲われて負傷してしまった。二つの事件は関係があるのか、そしてその秘密を解き明かす船絵馬の秘文字とは? やがて瀬沼は、事件の後ろに巨大な陰謀が隠されていることに気がつくが……。サスペンスに富んだ冒険ミステリーの傑作。 ※本書は、カドカワノベルズ『船絵馬殺人事件』(昭和五十九年三月二十五日刊)を改題した書籍が底本です。
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3.5西洋文化史の異端の系譜「魔学」を説く、風変わりな青年教授。そして、不本意ながら先生の助手に収まったぼく。推理小説を象った魔術師の物語、待望の復刊第3弾。 学園祭という日常の非日常で起きる奇妙な監禁事件。それに二人が関わると展開はもう予測不可能! ソリッドシチュエーションをあざ笑う奇抜な設定に幻惑され、めまいを起こすこと間違いなし。現実と虚構の境界が曖昧になり、読んでいる者も狐につままれる。衝撃のラストは必見!
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3.316歳になった翌朝、爾はひどい悪夢から目を覚ます。その手の平には寝る前にはなかった浅い傷と、指には長い髪の毛が絡みついていた。前夜、近所で起きた女性の通り魔殺人の報道を知り不安に駆られる爾。異変は次々起き、三度目の朝。爾は自分が脱いだTシャツから血の匂いをかぎ取る。そして少女の他殺体発見のニュースが! その少女は、看護師を務める爾の母の患者だった。犯人が自分かもしれない。爾は親友の達樹にも話せず悩んでいた。ある日、学校で見知らぬ少年と遭遇する。達樹からは自分たちの幼なじみの白兎だと言われるが、爾には全く見覚えがなく……。大人のサスペンス・ミステリ、第3弾!
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3.7――海に現れた「壁のない密室」―― 何者かに海中深くに引きずり込まれた元ダイバー。 無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。 現場はソナーで監視され、誰も近づけないはずの“音の密室”。 事件の調査依頼を引き受けた、防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、 大海原に隠された謎に挑む! (「コロッサスの鉤爪」)。 表題作ほか計2編収録。『ミステリークロック』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。 本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」の2篇を分冊して文庫化したものです。 他の「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」は、同時に発売された文庫『ミステリークロック』に収録されています。
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3.5――命がけの推理劇がはじまる―― 人里離れた山荘での晩餐会。招待客たちが超高級時計を巡る奇妙なゲームに興じる最中、 山荘の主、女性作家の森怜子が書斎で変死を遂げた。それをきっかけに開幕したのは命を賭けた推理ゲーム! 巻き込まれた防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、時間の壁に守られた完全密室の謎に挑むが......(「ミステリークロック」)。 表題作ほか計2編収録。『コロッサスの鉤爪』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。 本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」の2篇を分冊して文庫化したものです。 他の「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」は、同時に発売された『コロッサスの鉤爪』に収録されています。
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