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エジプトで発掘調査を行う考古学者・峰の乗るフランス行き飛行機が墜落。機内から脱出するとそこはサハラ砂漠だった。生き残った6名はオアシスを目指して沙漠を進み始めるが食料や進路を巡る争いが生じ!?
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Posted by ブクログ
スケールが大きい読み応えがある冒険小説!まさに徹夜で読んでしまった一冊!砂漠、活劇、のみならず核、環境といった現代の社会問題をも絶妙に絡み合わせて重厚だが疾走感がある描写に脱帽です
私の好きな小説のジャンルに『旅』と『砂漠』があり、こぬ二つにヒットする作品は決して決して多くありません。 井上靖さんの敦煌、パウロコエーリョ氏のアルケミスト、村山由佳さんの遥かなる水の音などなど・・・ 読むたびに砂漠の過酷さとイスラム圏の幻想的な風景がまぶたの裏側に浮かんできます。 本作品はア...続きを読むルジェリアのサハラ砂漠を舞台とした話になりますが、最初に飛行機が墜落します!ミイラが盗まれます?登場人物達が皆怪しいです・・・ 下村敦さんの社会派冒険ミステリーを是非ご堪能ください!
考古学者がフランスへの移動中に乗っていた飛行機が サハラ砂漠に墜落 他数名の生存者あり そこに残るものとオアシスを求めて移動するもの そのあとは追うもの追われるものの展開など いろいろ盛り込まれています 砂漠を何日も歩き続ける大変さって どんだけだろうなぁと
この間、著者ほどフィールドの広い作家は稀ではないかと書いたが、今作は何と冒険小説。 また、新しい分野を読者に提供してくれた。 しかし、解説によると、著者は80年代の冒険小説の時代に生まれたから冒険小説の申し子といえるそうだ。 舞台はサハラ砂漠、主人公は発掘調査を行う考古学者。 この考古学者、発掘した...続きを読む遺跡の一部を転売してしまうという、こ狡いオヨヨな男。それでも、物語の進展とともに”たくましく”?なって行く。 搭乗した飛行機が砂漠に墜落し、生き残った者たちと砂漠からの脱出を図る。しかし、同行者は皆ワケ在りな者たちばかり。 本性を現した採掘の盗人と戦い、砂漠の危険な動物に遭遇し、ゲリラに襲い掛かられ、追いつ追われつの逃走劇は、読者を捉えて離さない。 その背景にあるのは、”天然原子炉”? それに関連した国際的な謀略も! 唐突感はあるが、冒険小説に、環境問題やエネルギー問題を絡めたところに、社会派と称される著者の面目を感じる。
場所がサハラである事に惹かれ読みました。 驚きもあり面白かった 結果、何で最初に永井を殺せと峰に行ったのか。それも陰謀か。 下村敦史さんの他の本も読みたいと思います。
異国情緒あふれる設定の中、次から次へと訪れる危機を乗り越えて旅を続ける一行の姿はリアルに描かれ、自分も共に砂漠にいるかのような臨場感を感じました。埋蔵物をめぐるミステリー要素もあり、最後まで楽しませてくれた一冊でした。
飛行機が墜落した場所が砂漠だというだけでもう先を望まなくなりそうなのに、色々な事柄を諦めることなく対処していけるってどんだけ肝が据わってるねん。誰もが怪しく感じる中でなぁ。
ハラハラする内容だった。自分が砂漠に墜落したらと考えたら身震いがしたし、蠍や砂嵐など精神的に摩耗していた。食糧も底が着きかけサバイバルというイメージだった。死ぬ前に一度は砂漠で星を見たいと思った。
下村敦史『サハラの薔薇』角川文庫。 サハラ砂漠を舞台にした冒険小説。砂漠や辺境の地を舞台にした冒険小説と言えば船戸与一を思い出すが、本作には船戸作品のような砂漠の匂いは感じられなかった。主人公の峰が発掘調査費を捻出するために発掘品を横流しするようなセコい考古学者という人物造詣が作品を台無しにしてい...続きを読むるように思う。 エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰はついに念願の石棺を発掘するが、石棺に納められていたのは死後数ヵ月のミイラだった。発掘調査は失敗に終わり、峰が講義先のパリに向かう道中で飛行機が墜落し、サハラ砂漠に不時着する。峰は生命を懸け、生き残った仲間とオアシスを目指すのだが…… 峰が何者かに狙われる理由が非常に弱く、サハラ砂漠を巡る大きな謎と陰謀も納得し難いものだった。 本体価格680円 ★★★★
伏線の回収は丁寧にされてた でもストーリーが展開されていく蓋然性が弱い 読み進めるうちに話が肉付けされていくようで 事後報告な感じ
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サハラの薔薇
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下村敦史
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