コロッサスの鉤爪

コロッサスの鉤爪

825円 (税込)

4pt

――海に現れた「壁のない密室」――

何者かに海中深くに引きずり込まれた元ダイバー。
無残な遺体には鉤爪で付けられたかのような不審な傷が残されていた。
現場はソナーで監視され、誰も近づけないはずの“音の密室”。
事件の調査依頼を引き受けた、防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、
大海原に隠された謎に挑む! (「コロッサスの鉤爪」)。
表題作ほか計2編収録。『ミステリークロック』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。


本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」の2篇を分冊して文庫化したものです。
他の「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」は、同時に発売された文庫『ミステリークロック』に収録されています。

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コロッサスの鉤爪 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ドラマ化もされていた防犯探偵シリーズの中短編集その2。『ミステリー・クロック』よりもこちらが好みだった。「鏡の国の殺人」はトリックが専門的すぎて理解が難しいが、先にドラマで見ていたのでイメージしやすかった。表題作は謎もトリックも魅力的で、多視点で描かれていくのもスリリングで読む手がとまらない。ただ、

    0
    2021年03月01日

    Posted by ブクログ

    とてもとてもとても好きなお話。
    鏡の国のアリスをテーマにした短編と、
    深海をテーマにした短編。
    1作目はまたもや強烈なキャラクターの人が出てきて、出てきた瞬間この話はお前が主人公だ、と思った(笑)

    表題作のコロッサスの鉤爪は、榎本&純子シリーズで一番好き。
    貴志祐介はやっぱりサイコパスを書くのが上

    0
    2020年12月16日

    Posted by ブクログ

    防犯探偵・榎本シリーズの4作目。鏡の国の殺人に比べて、表題作のコロッサスの鉤爪がトリック、人物描写、動機のいずれにおいても印象が強かった。まず、密室は密室でも”音の密室”とは言い得て妙であったし、トリックも人間、動物、技術など複数の要素が組み合わさって成立していた点がよくできているなと感じた。

    0
    2025年11月15日

    Posted by ブクログ

    奇天烈な発想であれ、可能性を一つ一つ排除していく姿勢が好ましい。
    それにしても純子、こんなにポンコツだったか?

    0
    2025年11月10日

    Posted by ブクログ

    再読。
    キャラが面白くて読みやすい。榎本と青砥の掛け合いについ笑ってしまう。
    でも、犬のコロのエピソードはちょっと…辛いからいや。
    博識になります。

    0
    2025年05月13日

    Posted by ブクログ

    室内迷路の密室と、海上で誰も近付けない密室。
    さすが貴志祐介、読みやすい。
    後者のコロッサスの鉤爪は犬の可哀想な部分があったので二度は読みたくないかな。
    だんだん榎本のキャラが変わってきてる感じ。青砥も。これはこれで面白いけど。

    0
    2025年02月06日

    Posted by ブクログ

    鏡の方は説明されても頭の中で状況が描けず、単なる変わったトリックの発表会みたいになってしまった。話も面白くない。
    コロッサスは話が面白くトリックも比較的想像しやすい。できるかどうかというのは置いといて。
    ただどっちも短編のせいか解決後の余韻がほぼないのが残念。

    0
    2021年02月25日

    Posted by ブクログ

    鏡の国のアリスモチーフの迷路のある美術館での密室殺人、大海原の密室殺人。どちらも面白かった。特に表題作の「コロッサスの鉤爪」は、よくこんなトリック思いつくなぁ…っていう。

    0
    2025年05月16日

    Posted by ブクログ

     防犯探偵・榎本径シリーズ第4弾。「ミステリークロック」との2分冊。こちらは表題作の他、「鏡の国の殺人」が収録されている。
     2編とも雰囲気が異なり、それぞれに楽しめる内容ではあったが、「コロッサスの鉤爪」はこれまでの内容からすると異色な感じがする。視覚的な密室ではなく、舞台は大海原であり、ソナーに

    0
    2023年07月12日

    Posted by ブクログ

    貴志祐介。本来は4作品入りの短編集を、文庫では二つに分けたそうで、その二つめを読んだ。

    本作は、セキュリティ会社の社長?のふりをした犯罪者?の榎本という人物を探偵役とした、密室系謎解きシリーズであるらしい。今回は「鏡の国のアリス」のモチーフをふんだんに使った事件と、海で起きた事件の二つを読んだが、

    0
    2023年02月23日

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