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Posted by ブクログ
貴志祐介の我々は、みな孤独であるを読みました。
ちいさな探偵事務所を経営する茶畑は、クライアントの正木から自分の前世で自分を殺害した犯人を探してほしいという奇妙な依頼を受けます。
そこにサイコパスの暴力団組長の丹野やヒスパニック系のマフィアなどが絡んできて物語は暴力的な様相を呈してきます。
輪廻転生をからませた物語の真相はどこにあるのか、クトゥルフ的な結末になるのかな、と読んでいきました。
フレドリックブラウンの短編が引用されたところで、SFファンタジー的な結末なのかなと思っていたのですが、当たらずとも遠からずでした。
konnokは面白く読みましたが、天使の囀りのような比較的合理的な結末を期待した人は失望するかもしれません。
Posted by ブクログ
貴志さんの小説は、様々なテーマがあり毎回ワクワクさせられる。同時にあらゆる観点と切り口から「人間を人間たらしめるものとは何か」を問いかけられているような気がする。
今回は入口が【前世】で、貴志さんの新しいアプローチにやはりワクワクさせられた。
蓋を開けると前世に加えて、記憶・意識・個と全、そういった切り口で問いかけられている。
私はこの類のテーマが好きなのでなおさら惹き込まれたし、ラストは自然と涙が溢れた。まるで自分も記憶や意識を共に辿ったかのようなちょっとした追体験のような。
今回の着地はきっと賛否別れるんだろうと思う。
でもそれこそが私たちを私たちたらしめている証ともいえるのでは?
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