民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき

726円 (税込)

3pt

4.4

民俗学のフィールドワーク中に“呪われて”しまった大学院生・名鳥歩。彼の周囲では不可思議な研究室荒しや、動物の亡骸が散らばる事件が続く。
身に危険が迫った名鳥に、教授が紹介したのは“怪異喰らい”と呼ばれる謎の美青年・朽木田千影だった。
常に不機嫌そうな朽木田と脳天気な名鳥のふたりは、福井のある農村の風習を手がかりに“呪い”の秘密に迫っていくのだが……。
謎が明らかになる一方、「怪異喰らい」となった千影の哀しい過去を知ってしまった名鳥は――?

...続きを読む

民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2019年08月19日

    民俗学研究室ということで、死者の埋葬の仕方や蛇との婚姻など土地性のある儀式や世界観に踏み込んでいたので、物語上の怪異の存在も自然と受け止めることができました。
    また、ミステリアスかつ浮世離れした朽木田の存在もこの作品の魅力の一つですが、どこかお人好しな名鳥と少しずつ打ち解けていく過程も好きで、本当に...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月23日

    これはおもしろかったー。イラストもキレイだし。主人公くんがちょっと表紙とイメージ違ったけど。あとフォークも違うけど。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年12月25日

    葬送儀礼を研究する民俗学部院生の名鳥
    フィールドワーク中不穏なモノを背負ったようで命の危険を感じ助けを求めたのが、怪異を喰らうという朽木田
    神の怒りに触れた哀しい一族物語

    かなり本確的な蛇神民話をベースにした怪異、異類婚姻譚
    子々孫々、蛇神の娘と婚姻を繰り返さなくてはならない一族が、現代でその約束...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年08月14日

    底抜けに明るくてお人好しの名鳥くんの軽快な語り口のおかげで、暗かったり重かったり怖かったりする話もびっくりするほどテンポよく読めて楽しめました。
    実際は何度も命狙われてますし、人も亡くなりますから、決して明るい話ではない筈なのですが、読後感は爽やかですらある。
    千影くんとの掛け合いも楽しい楽しい。
    ...続きを読む

    0

民俗学研究室の愁いある調査 その男、怪異喰らいにつき の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

富士見L文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す