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植物標本集(ハーバリウム)
もしかすると、野々山博士のハーバリウムか。大河原の脳裡に、そんな言葉が思い浮かんだ。ハーバリウムとは、さく葉標本を集めた植物標本集のことである。別に、標本を収める植物標本館という意味でも使われる。野々山博士のハーバリウムは、植物園の学芸員の間では伝説に近いものがあった。(「植物標本集」より) 第18回SFマガジン読者賞を受賞した「ダーフの島」を含む、植物にまつわる珠玉の短編小説を収録。電子オリジナル作品。 *ダーフの島 *世界玉 *口紅桜 *トキノフウセンカズラ *植物標本集(ハーバリウム) *ブルームーン *計算の季節 *スヴァールバルからの便り ●藤田雅矢(ふじた・まさや) 1961年、京都市生まれ。農学博士。1995年、第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞。同年、「月当番」で第26回JOMO童話賞佳作。2007年、「ダーフの島」でSFマガジン読者賞受賞。著書に『星の綿毛』『クサヨミ』など小説のほか、『捨てるな、うまいタネNEO』などの園芸書もある。 -
ハーフ・パパイア
ハーフ・パパイアとなって、あの人の内部に入っていく自分 美術館という空間に身を置く1人の女性がいる。 その空間にあるアブストラクトなオブジェが なぜだろう、彼女にとってはなによりも自然に身体に通じるような 親密さでもって迫ってくる。 美術館に1人で来ている彼女は、同じく美術館に1人で来ている女性を 顔を見ることなく、後ろ姿のフォルムのみに執着したりする。 かつてクラスメートだった男性との事件を経由して いよいよ彼女のセクシュアリティは境界を超え、 さらにアブストラクトな領域に入っていく。 【著者】 片岡義男 1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/ -
バイク物語 白の章
「マシンは絶好調! スプーンにオイルが浮いとるで!」浩二がヘルメット越しに怒鳴りつけてくる。千明は大きく頷いた。給油完了。「千明、出ろ!!」 曾我千明は17歳。16歳の誕生日に中型免許を取って、チーム〝バルカン〟に所属、鈴鹿8時間耐久レースに出場する女子高生レーサーだ。彼女が男たちに混じってバイクに乗っているのには理由がある。不世出の天才ライダー・池田直樹がレース中の事故で命を落とした時、彼女はある決意をしたのだ……。オートバイレースを舞台に繰り広げられる青春小説。 ●石井敏弘(いしい・としひろ) 1962年、岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学卒業。1987年、第33回江戸川乱歩賞を『風のターン・ロード』で受賞。岡山商科大学でミステリーを主体とした文学の教鞭を取りつつ、ミステリー・イベント用原作小説の書き下ろし他、現在は脚本家としても活動。 -
バイク物語 青の章
RZ350とともに過ごした、数々の思い出が深い感慨といっしょに胸を去来した。初めて、この峠を走った日のこと。友人のバイクのタンデムシートで、〝風〟を感じたこと。ハンドルグリップを、初めて握った日のこと。RZで、友ともつれ合ってこの峠を走り込んだこと。数々の笑い。数々の汗。そして、失ったもの。悲しみ……。 オートバイと共に過ごした高校生活。友情、恋愛、ライバルとの峠レース。レーサー志望の少年と病身の少女をめぐる青春小説。 ●石井敏弘(いしい・としひろ) 1962年、岡山県倉敷市生まれ。岡山商科大学卒業。1987年、第33回江戸川乱歩賞を『風のターン・ロード』で受賞。岡山商科大学でミステリーを主体とした文学の教鞭を取りつつ、ミステリー・イベント用原作小説の書き下ろし他、現在は脚本家としても活動。 -
バイト・クラブ
働くってことは、生きるってことだ。 「東京バンドワゴン」シリーズの著者が贈る、 高校生たちが大人の階段を上る青春群像。 〈カラオケdondon〉の奥まった一室。そこはお客に貸さない部屋。通称〈バイト・クラブ〉のための部室だ。ここの部員になるための資格は、【高校生の身の上で「暮らし」のためにバイトをしていること】。ファミレスにガソリンスタンド、バッティングセンターなどなど。稼いだお金の使い途は学費だったり生活費だったり、将来のためだったり。お金はなくても、ここには私たちなりの「青春」がある。でもある日、そんな日常を一変させるような事件が起こる――。 -
バカが全裸でやってくる
バカが全裸でやってくる。僕の夢は小説家だ。そのための努力もしてるし、誰よりもその思いは強い。しかし努力と環境では、才能は覆せない日々が続いていた。お話をつくることを覚えた子供の頃のあの日から、僕には小説しかなかった。けれど僕は天才じゃなかった。小説家になりたくて、でも夢が迷子になりそうで。苦悩する僕のもとにやってきたのは、全裸のバカだった――。大学の新歓コンパ。そこにバカが全裸でやってきた。そして、これが僕の夢を叶えるきっかけになった。こんなこと、誰が想像できた? 現実は、僕の夢である 『小説家』 が描く物語よりも、奇妙だった。 -
馬鹿が惚れちゃう
商売だから、というばかりじゃなくて、 旅の中でふと、裸になる時間の物語 秋の気配が漂い始めた道を、1台のキャデラックが北上していく。 飛行機を使うことなく、まだ青函連絡船が生きていた時代。室蘭まで。 キャデラックでストリッパーを劇場まで送り届けるという 馬鹿馬鹿しくもゴージャスな、楽しい旅。 派手な芸名、アナウンス、踊りの合い間に 移り変わる天候や北の町、港の風景が、文字通り幕間のように挿入される。 場所も辺境、人も辺境。この先どうなるかわからない ポンと投げ出された日々を描く心やさしきロードノヴェル。 【著者】 片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。 -
バカとバカンス
「誰が何と言おうと、世界は平らだ。俺が作ったのだから間違いない」と男は言う。天地創造を成した男は、シンプルで美しい世界が人間の醜悪な知性に汚されていくことが我慢ならなかった。というかもう開発デスマーチが嫌になった! ノーモア執筆! ノーモアノベルジャム! ノーモア徹夜! ただ、今はベッドの中でとろけたい。手で溶けずにお口で溶けたい。 そんな曖昧な精神状態で書かれた小説が! 鬼才、天王丸景虎の幻の一作が、白日の下にさらされる! 誰か! 出版停止して! 今すぐ! 誰かが買う前に! そのスイッチを押してはいけない! 無意味! 俺が買い占める! -
爆笑大問題
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 待望の最新・時事問題漫才集――天下無敵の超辛口、切り捨て御免で無責任! 怖いものなしで言いたい放題、世紀末日本をメッタ斬りにする笑いのテロリズム!! 第1講 どーなるどーする日本の政治!? 第2講 どーなるどーするクリントン!? 第3講 立ち直るのか、日本の経済!? 第4講 これでいいのか、日本の休日!? 第5講 どーなるどーする日本の夫婦!? 第6講 もうすぐ行けるぞ宇宙旅行!? 第7講 おかしくないか、日本の音楽!? 第8講 どーなるどーする環境ホルモン!? -
爆笑問題のザ・コラム
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あの「コラム」が1冊の本になった!――ニュースキャスター・太田光の多事暴論!? 時事問題から風物詩まで、ボケて、ひねって、唸らせる至高の話芸の傑作選。「センター試験」「忠犬ハチ公」「春ですね」「久米 宏」「ドラフト会議」「外務省を何とかして下さい」「タレント候補乱立」……。ありとあらゆるものをネタにして一発撮り直し無し! 爆笑問題の偉大で無謀なる挑戦をご覧あれ。 -
爆弾魔 科学捜査研究所物理係
犯行文に添えられた暗号―― 爆弾魔の狙いとは!? 元科捜研研究員が描く、警察科学捜査ミステリー (あらすじ) 横浜にあるロケット開発企業の旧工場で爆発が発生。火災原因調査のスペシャリストである久龍小春は、特殊犯捜査係の熊谷と灰島とともに現場調査を開始する。 経営者の四ノ宮の証言によると、数日前から爆破予告文が届いており、次のターゲットを示す暗号文も残されていた。そして予告通り、他の宇宙関連施設で第二、第三の爆破が起き――。久龍たちは犯人を突き止めることができるのか!? 【著者について】 新藤元気(しんどう・げんき) 1993年、愛知県生まれ。筑波大学大学院数理物質科学研究科修了後、科学捜査研究所に入所。 現在は半導体メーカーに勤務。第22回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『久龍小春の鑑定ファイル 小さな数学者と秘密の鍵』(宝島社文庫)で2024年にデビュー。 -
化け猫島幽霊分校の卒業式
ある事情で子供の頃からの夢だった教職を辞め、フリーター生活を送っていた青年、生田覚は、友人から離島での教師の職を勧められる。 島を訪れた覚を待っていたのは、たくさんの猫と美しい巫女。そして、天国に旅立ち忘れた4人の子供達の幽霊だった。そう、覚が頼まれたのは、「幽霊の子供達の先生」になることだったのだ。 最初は拒否する覚だったが、子供達と交流するうち、彼らを新しい世界へ卒業させることを決心するのだが――。 猫の住む島を舞台に、青年と子供達の心の再生を描いた優しい愛の物語。 -
ばけもの食道楽紀行
行き着く先が地獄でも、みちづれになりたいひとがいる――。 恐怖や悔恨を抱く人間を食うばけもの・不知火。彼に村を滅ぼされたが心の揺らぎがないため唯一見逃された青年・春之介。美しい不知火に魅入られた春之介は、いずれ彼の餌になることを決め、ともに旅に出る。 美味しい人間を、不知火に食わせてやるために。 煙を吐く骨の村、湖を守る大蛇、過去を覗く巨大な異形。ふたりは様々な異形や人間に巡り合い、不可思議な事件に巻き込まれていく――。 ばけものと青年。孤独を抱える者同士の、ふたりっきりの旅路の物語。 【登場キャラクター】 ・春之介(はるのすけ) 山奥の村の生き残り。 自分の村を食いつぶしたばけものである不知火とともに生きることを決め、 「食われてもいい」という覚悟を持って旅をしている。 ・不知火(しらぬい) 人間を食うばけもの。人間が発する「悔恨」や「恐怖」が大好物。 人と異形の間の子で、人間の姿と、異形の姿を持つ。 〈 旅の中で出逢う様々な異形 〉 ・けぶる骨 白い煙を吐く、骨の異形。団子を食わせようとしてくる。 ・満ちた蛇 縁切りの伝承がある湖に住む大蛇。 ・巨大な毛玉 人間の過去を覗くのが好きな毛玉の異形。 ・燐と巽 人間の女性と、鳥の異形。ハルたちのように、ふたりで旅をしている。 -
化け物たちの祭礼――呪い代行師 宮奈煌香
これを人は末代までの呪いと呼ぶ 呪いを払うのではなく、身代わりとなって呪われる『呪い代行師』。彼女のもとに、呪われた依頼人が一人、また一人…… 呪い代行師・宮奈煌香のもとに、猫を使役した呪いの相談が相次ぐ。煌香は全盲の姉・莉唯の勧めで、恋人の探偵の手を借り呪術者を探すのだが、それをきっかけに日常が変わり始める。美しく優しかった姉の変貌、転がり込んできた女の子、暗闇に浮かぶ仮面。これは化け物である私の呪い。だけど私の呪いは誰も代行してくれない。「急がないと、もう死ぬわよ」。〈化け物たちの祭礼〉が幕を開ける。 七原しえ・装画 -
希望をレンタルしてみませんか?
DVDレンタルショップ「もんすたぁ」は、望む者に適したバケモノを有料で貸し出してくれる。そこでバイトとして働くことになった女子大生・巡森は、信じられない不思議な世界へと足を踏み入れるのだった――。 -
バスケット戦記 ~愛しい君の視線を釘付けにする、最高にクールなバスケ~
その最高にクールな舞台に辿り着くため、わたし達は多くの犠牲を払っていく。 愛する者の視線を全て奪いたいと願い、NBAを目指した少年ーー宗谷 紅耀。 身長168センチのスコアラーたる少年は未来のNBAたる最強のライバルに挑み、多くの壁を乗り越えていく。 ただひたすら好きな女の子に最高にクールなバスケを見せ、惚れさせたいという願いを胸に。 しかし一人の強さを求め続けた少年には致命的な弱点があった。スモールプレイヤーにとってはあまりにも致命的な弱点ーーパスが壊滅的にできない。 絶対的なバスケセンスを持ちながらも、その壊滅的な弱点を持ち続ける宗谷 紅耀。果たして彼はその弱点を克服できるのか?ーーあるいは、それを消し去るほどの何かを得ることが出来るのか? 物語の中心として繰り広げられる未来のNBA率いる高校最強のチームvs宗谷紅耀&彼の想い人が率いる廃部寸前のチーム。 日本最強のバスケ選手ーー東洋のマイケルジョーダンと言われる未来のNBAたるライバルとの試合で、宗谷 紅耀の進化が試される。 圧倒的な戦力差を覆えす宗谷 紅耀のバスケ。NBAレジェンドたる、アレンアイバーソンのクロスオーバーやジャマールクロフォードのシェイク&ベイク。他にもステフィンカリーのロゴスリーやマヌジノビリのユーロステップーーその他にも多くのレジェンド選手の技が登場し、東洋のマイケルジョーダンとぶつかる、最強の試合を刮目せよ!! すべてのバスケットプレイヤーに贈る、一人の小さな少年がNBAを目指す無謀な物語ーーバスケット戦記。 さぁ戦いの時だーー魂に従い時の声をあげよ。天元を超え天界に至りし、我らがNBAの道へ神の加護あれ!! バスケット戦記ーー愛しい君の視線を釘付けにする、最高にクールなバスケ!! 彼ら彼女らの物語をどうか見届けて下さいーー後悔はさせません。 では、物語の終わりで皆さんを待っています。by 華道 龍勢 -
バストを整えてマイナス10歳 ―全身のシルエットが見違える!―
「いくつになってもバストは育つ! 整えられる!」を合言葉にこれまで3万人以上の女性たちを美胸に導いてきた「おっぱいの神様」こと寺澤佑実子氏の美胸&育乳術を初公開。バストアップできる身体の土台を整えるための「自律神経」「骨格矯正」「栄養学」による多角的なアプローチを軸に、メンタルマネジメントやエクササイズ、細胞活性や腸内環境改善のための食事や入浴法に至るまで、美胸育成のためのメソッドをクローズアップ。年齢や大小に関わらず、誰もが理想の「美バスト」を手に入れるための究極の1冊。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 -
バスに乗って9キロへ
カムチャツカ半島、ペトロパブロフスク・カムチャツキー。世界で最も早く一日が始まる街で、多彩な個性が交錯する。虚無感と飢餓感が漂う世界観。出口のない日常を淡々と綴る語り口。その独特な温度感に、読み進むほどにとらわれて離れがたくなってしまう。読後、心に深く刻まれる不思議な余韻が残る、青春ストーリー。 「極東、極北、極寒の街の大学で教鞭を取るアジア系外国人。おそらくこれまでの日本文学にほとんど存在しなかった舞台設定と主人公。「ロシアに住んでも良いことはない」「ここはロシアだから全部うまく行くよ」。驚くほど自由に絡んでくる街の人々と主人公が、ひたすら酒を飲むだけのエピソードを読まされているはずなのに、季節の移り変わりがやがて訪れる別れの時を想起させ、安ワインを買い足す行為ですらいつしか切ない痛みを伴い胸に迫る。そこには大掛かりなスペクタクルやミステリーはない。だからこそ、この小説は正真正銘の純文学であり、短い永遠を大切に封じ込めた青春物語の快作なのだ。」 ?福島拓哉(映画監督)。 -
バスへ誘う男
バス旅の謎を 解くのは元刑事の妻!? 大人の〈バス旅ミステリー〉第二弾 父はなぜバスで徘徊するのか? 富士塚を建てたのは誰!? 路線バスは町と町、 人と人をつないでいく 路線バス旅のコーディネイターを始めた「私」は、 客の依頼を受けて共に「小さな旅」をする中で、 いつも町の「小さな謎」に出合ってしまう――。 故人が望んだ墓石の向きはどちらなのか、 ベランダにさらされ続ける布団の意味、 恋人との別れを決意した女子高生は なぜ再び彼に会ってしまうのか、 富士塚を建てたのは誰……。 驚愕し、心温まるバス旅ミステリー。 目次 第一章 バスへ誘う男 第二章 墓石と本尊 第三章 さらされ布団 第四章 二者択一 第五章 榎の恩徳 第六章 焼べられぬ薪 第七章 築山と信仰 第八章 目的地 終 章 解説 西上心太 -
バタアシ行進曲
棟という棟の中に、人々がうごめいているはずであるのに、団地の夜は恐ろしいほど、静寂に満ち溢れていた。上下左右を全く同じように、人々が生活をしている〈家〉が並んでいる。そして〈家〉の一つ一つは他人の生活のための〈家〉に囲まれ、人々はその自分の箱の中でひっそりと息をひそめて、生活しているのだろう。(「バタアシ行進曲」より) 活気を失った巨大団地群で暮らす人々の変異を描いた表題作と「似てない生活」、中篇2本を収録した電子オリジナル作品集。 *バタアシ行進曲 *似てない生活 ●竹野雅人(たけの・まさと) 1966年生まれ。東京都出身。法政大学経営学部卒業。大学在学中の1986年に「正方形の食卓」で第5回海燕新人文学賞を受賞してデビュー。1994年、『私の自叙伝前篇』で第16回野間文芸新人賞受賞。 -
バタフライダンスにSAYONARA
夢の中では無敵の<帝王ホリウチ>として、やりたい放題。 しかし現実に帰れば、派遣ドライバーの仕事を適当にこなしながら両親と同居する、牛乳大好物のイモくさい男。 やがて、あまりにも夢の世界だけを求めていくうちに、夢うつつの境界がずれていく。 冒頭に引用される荘子『胡蝶の夢』さながら、黒アゲハが随所にあらわれ、堀内の夢と現実の世界を行き来し、両者の境界の危うさを露呈させる……。 精彩に富む故に震撼とさせるホラー描写、サイコ・ミステリー的謎解き、脱力ギャグ、切ない恋物語と、バラエティに富んだエンターテイメント性満載……現実とは?夢とは? 心とは? 他人とは? 社会とは? と哲学させもする異色のハイブリッド・ノベル。 ミュージシャン、画家としても活躍する著者 寺澤 晋吾の『夕焼けとにょろり』『七日目の蝉』『無理矢理な人たち~この素晴らしき世界~』に続く小説第4弾。 表紙絵・寺澤晋吾 -
バックミラー
宝の持ち腐れのような袋小路に、僕はいた――。シニカルな笑いと冷徹な観察力で、都会の人々のままならぬ人生を写した、令和の《没落小説》、爆誕! 日常版「滅びの美学」――麻布競馬場推薦。 「宝の持ち腐れのような袋小路に、僕はいた。」 元ストーカーと暮らしながら他人のストーカーを覗き見る、落ち目のミュージシャン 極度の無駄嫌いで、ビジネスのため東京駅至近の高層マンションに住むM&A会社社長 緑豊かな公園前の低層マンション生活を送るも、突然樹木伐採が始まり困惑する女…… 麻布競馬場(作家)、 推薦!。 “日常版「滅びの美学」――極限まで乾燥したユーモアが、人生の空虚を容赦なく照らし出す。” シニカルな笑いと冷徹な観察力で、都会に生きる人々のままならぬ人生を写す、令和の《没落小説》爆誕! 『バックミラー』発売記念 著者コメント 初の短編集です。厳選した12作の中には、名刺がわりにしたい作品が幾つもある一方、「これは見られたくない」という、作家や人間の恥部そのものを表出させつつ、思わぬ角度から光を当ててくる作品もあり――。結果的に、代表作と思える一冊になりました。 -
バッテリー 全6冊合本版
中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で岡山の県境の街に引っ越してきた巧。ピッチャーとしての自分の才能を信じ、ストイックなまでにセルフトレーニングに励む巧の前に同級生の豪が現れ、バッテリーを組むが…。入部した中学野球部で巧と豪が直面した問題、ライバル校・横手二中との試合、ときに揺らぎ悩みつつも唯一無二のバッテリーの絆。「児童書の枠を超えている」「子どもだけでなく、大人にも読んで欲しい」刊行直後から大反響を呼んだあさのあつこ不朽の名作。 ※本電子書籍は「バッテリー」「バッテリーII」「バッテリーIII」「バッテリーIV」「バッテリーV」「バッテリーVI」をあわせたセット本です。 -
バッドガイズ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ニューヨークタイムズベストセラー ドリームワークス映画化決定! 30カ国以上のキッズがハマった! この世で最も“イケてない”アンチ・ヒーローズ登場! このお話は、わたしたちひとりひとりが持っている多様性にきづかせてくれます。個性派ぞろいのメンバーのストーリーで、お家時間を楽しんでください。 ———————訳者 中井はるの シリーズ累計1,000万部突破! 世界が夢中になった“きらわれもの”たちのヒーロー大作戦! きらわれもののミスター・ウルフは どこからどう見てもワルそうな“ザ・悪役”。 でも実はヒーローに憧れる“いいヤツ”だった。 世の中の誤解をとくべく、友だちで同じ悩みをもつ スネーク、ピラニア、シャークを巻き込んで 『ヒーロークラブ』を結成!! みんなを助ける英雄になるために、あの手この手で奮闘します。 全ページふりがなつき! 絵本では物足りなくなったお子さんたちへ 絵本と比べるとページも文字数も多いけれど 児童書や子ども向けコミックスに比べると 絵も大きくてコマ数も少ないつくり。 絵本では物足りなくなったお子さんにぴったりな一冊です。 『グレッグのダメ日記』『ドッグマン』『ワンダー』など 数多くの児童書を翻訳した訳者 中井はるのさんよりコメント “ニューヨークの書店で薦められ、1巻を購入して日本に戻ったら、このお話を訳すことになりました。 これはただのヒーローものじゃありません。 どの登場人物も、みんなの嫌われ者。ふつうに暮らしていても、悪者あつかい。そこでミスター・ウルフは、自分たちは実は悪者じゃないと証明しようと立ち上がるのです。みんなに好かれるなんてムリだと思っていたほかの登場人物たちは、しぶしぶウルフの思いつきに巻きこまれ、失敗をくりかえしながらも、困っていたり、窮地にいる者を助けます。それはもう、波瀾万丈の展開です。 これは、昔話で言えば『泣いた赤鬼』のよう。あるいは、私が訳した『ワンダー』のジュリアンのその後も思わせます。 これは小さな子どもたちから大人まで楽しめるグラフィックノベルなのです。みなさんも、他人から「こういう人」だと決めつけられて悲しい思いをしたことはありませんか? あるいは、他人に、自分が望んでいないレッテルを貼られるってことありませんか? このお話は、わたしたちひとりひとりが持っている多様性にきづかせてくれます。個性派ぞろいのメンバーのストーリーで、お家時間を楽しんでください。 -
バツイチオヤジ達の黄昏と夜明け ──生きづらい時代を楽しく生き抜く
人生は、いつからでもやり直せる ──喜楽に生きろ! 離婚を機に自由を手にしたJOEと、対照的な性格を持つ親友KEN。 アラフィフとなった二人は、恋愛、友情、仕事に向き合いながら、生きづらさを増す時代をどう楽しく生き抜くかを模索していく。 夜の街での出会い、男同士の友情、団塊ジュニア世代ならではの焦燥感。 さらにコロナ禍による停滞や不安を経て、JOEの人生観は大きく変わっていく。 遊びや刺激を追い求めていた日々から、本当の自由とは何か、人生のパートナーとは何か、仕事のやりがいや社会との関わりとは何かを見つめ直し、やがてその関心は街づくりやアート、社会貢献へと広がっていく。 これは単なる中年恋愛小説ではない。 昭和・平成・令和を生き抜いてきた男たちの再生と成熟、そして時代への違和感を抱えながらも前へ進もうとする姿を描いた物語である。 不器用でも真面目に生きてきた人の胸に、きっと何かが残る一冊だ。 -
XXX日後に呪われるだけの誰かさんの日記
類型化、不能。“生あたたかい系”日記調ホラー 不気味で、かわいい。 ウェブで話題の新感覚ホラー、観測者ゾクゾク増加中! XXX日後に呪われて死ぬらしい――ある呪いを抱える琴浪は、日々遭遇する怪奇現象、実話怪談を日記に残すことを続けている。 空き家となっていた琴浪の実家で肝試しをした挙句全焼を招いた「バカ」の霊や、動く肉の塊「生肉」、奇妙ながらもどこか愛嬌のある居候を迎えながら、安アパート暮らしの社畜として露命を繋いでいた。 会社の同僚や、宗教勧誘の訪問者、そして生肉たちとの関わりが、次第に琴浪の過去に起因する呪いと交差し―― 『入居条件:隣に住んでる友人と必ず仲良くしてください』著者最新作にして、第13回ネット小説大賞受賞作を書籍化。
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