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抜群におもしろい文芸時評の白眉――1977年から78年にわたり、初期代表作となる『マルクスその可能性の中心』、『日本近代文学の起源』と並行して書かれた、著者唯一の文芸時評集。100人近い現役作家を俎上に載せた短い<時評>と<感想>に、この類稀な批評家のエッセンスが凝縮し、横溢する。転換期に立つ「近代文学」の終焉を明瞭化した記念碑にして、これから文学にかかわる者の、必読の書。
◎「……この『反文学論』は、著者の批評活動すべてが圧縮されたものだと言える。読者は、本書に対して、まるで「柄谷行人」という映画の予告編をみているような印象をもつであろう。そのことを可能としているのは、ひとえに本書が「文芸時評」という制約を受けていることによるのだ。」<池田雄一「解説」より>
※本書は、1991年11月『反文学論』(講談社学術文庫)を底本としました。
Posted by ブクログ 2013年01月04日
77/03から78/11にかけて東京新聞夕刊に連載された文芸評論。「日本近代文学の起源(講談社文芸文庫)」で近代文学を成立させている様々な要素に関する理論を時評を絡めて評論しています。私が読んだ当時は学術文庫でしたね。20数年前に氏の著書を読み漁ってた頃、講演(テーマは国木田独歩だったか)を聴講する...続きを読む
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