畏怖する人間

畏怖する人間

1,562円 (税込)

7pt

4.0

その出発以来、同時代の「知」に、圧倒的な衝撃を与えつづけて来た著者の、秀れた光芒を放つ第一評論集。群像新人文学賞受賞作「意識と自然――漱石試論」をはじめとし、その後の『マルクスその可能性の中心』『日本近代文学の起源』『探究1』『探究2』など、柄谷行人のその後の力業を予告する、初期エッセイ群。

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畏怖する人間 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読む、考える、本を読むというのはこういうことだ。批評や評論はこのように描いたらどうだ・・・。
    20代の柄谷行人が巨人に真正面から挑み、荒削りで衒いなく身をもって教える。

    柄谷が文学研究のとば口で人生を賭けて夏目漱石や江藤淳、小林秀雄や吉本隆明などの作品を思索する本質的で奔放な論考を取り纏めたもので

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    柄谷行人 「畏怖する人間 」

    夏目漱石の存在論的な恐れ(内側から見た私)を抽出し、その系譜として 小林秀雄、吉本隆明、江藤淳らの思想的到達点をたどる構成。夏目漱石から吉本隆明への系譜はわかりやすかった。


    意識と自然(漱石試論1)
    漱石小説の二重構造を指摘し、漱石の存在論的な恐れ から漱石の内的

    0
    2020年11月20日

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