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われわれは、もはや脱構築ではなく、建設をこそ語らねばならない──。あらゆるものが瓦解したこの20年間に、思想家・柄谷行人は、はたして何を考え、語ってきたか。本書は、その崩壊が誰の眼にも明らかとなった1995年以降の講演を著者みずから精選した、待望の講演集である。近代文学の使命とその盛衰を反照的に論じた「近代文学の終り」、日本にいつしか根づいた特異な民主主義観を、近代における個人化という根源から再考する「日本人はなぜデモをしないのか」など、計11本の講演を収録。その言葉には、いま最も必要とされる強靭な思想が確かに宿っている。学芸文庫オリジナル。
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年08月14日
タイトルが思想的「地震」と書かれているのは、そして1995年からの講演を集めているのは、柄谷が生まれた神戸の地を襲った阪神大震災と無関係ではないだろうと考えてみる。
20年は長いようで短い。自分が柄谷を読むようになったのが、おそらく1990年頃であったので、これらの講演はそれ以降の話であり、中期の...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月25日
難しかった。前提知識が全然足りてない。笑
ただ、「日本人はなぜデモをしないのか」はとても面白かった。
ニュースでも今の若者は、と言われるし、自分自身も自分含めてダメだな、デモって怖そう、なんで一生懸命やってるんだろ(他人事)、SEALDsでやってたことはすごいとは思うけどどうなん?…てか民主主義...続きを読む
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