作品一覧

  • 本質をつかむ聞く力 ──ニュースの現場から
    3.7
    1巻825円 (税込)
    真偽不明、玉石混淆の情報があふれている。耳触りのいい言葉や衝撃的な発言を鵜呑みにしてはいけない。フェイクニュースに惑わされないために、何が本当で何が本質か、見極めるにはどうすればいいのだろう。
  • 反骨 翁長家三代と沖縄のいま
    -
    1巻1,600円 (税込)
    かつて保守本流だった現知事・翁長雄志。彼を突き動かす根はどこにあるのか。彼が語る祖父・父と沖縄戦の関わりから、一族と沖縄史が二重写しに見えてくる。本土・沖縄・米軍、三すくみの中、現役TBS記者が沖縄人(うちなーんちゅ)のまなざしに迫り、解決の糸口をさぐる。
  • ハードトーク
    3.8
    1巻1,496円 (税込)
    「あなたはこれから報いを受けるのよ――」。妻の予言通り、首都テレビのエース記者の岡村俊平は、名声も家族も失った。20年に亘る負の連鎖を断ち切るため、最後の大勝負に挑むことに。因縁の相手は時の総理大臣。魑魅魍魎が跋扈する報道現場の内幕を、TBS「NEWS23」前キャスターがその苛烈な経験を元に描く、渾身の長編小説。
  • ここを出ろ、そして生きろ
    3.8
    1巻1,232円 (税込)
    目の前の誰かを救うためNGO活動に没頭しながらも、戦後利権に群がる民間組織の現実に戸惑いを覚えるさゆり。より危険な道を選ぶことでしか「生」を実感できない焦燥感に悩む、プロの人道支援者ジャン。コソボ、コンゴ、NY、エルサレムを舞台に、生死の境界を往く恋人たちの壮絶な闇を追った、渾身の長編小説。

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ユーザーレビュー

  • 本質をつかむ聞く力 ──ニュースの現場から

    Posted by ブクログ

    何が真実なのか、という視点をいつも持っていたい。最近、周りの人が「対話」していなくて、誰も他の人の話を聞いていなくて、ただ、吐き出す人がいるだけだ、と感じていたので、「聞く」のに集中したくて、手に取った。
    本当の意味で「聞く」。戦争時に色々な事実が「言い換え語」によって、捻じ曲げられたこと。こころで「聞く」を学べたと思う。手元に置いて、何度も読み返して、複雑なものを排除する社会の傾向に抗おうと決意を新たにする。諦めない。

    0
    2022年11月05日
  • ここを出ろ、そして生きろ

    Posted by ブクログ

    フィクション?ノンフィクション?
    国際的なすごく難しい問題を背景にしながらも、主人公の日本人女性とフランス人との揺れる心情、近ずく気持ちにどんどんと読み進めることができた。先日亡くなった山本美香さんの姿ご重なる。死と向き合わせで現場で携わる人の、すばらしい志に頭が下がる。
    誰もが大聖堂の完成を見ずに死ぬだろう。それでも続けるのはなぜか。それが正しいことだと知っているからだ。

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    2012年09月18日
  • ここを出ろ、そして生きろ

    Posted by ブクログ

    コソボ、コンゴで国連・人道支援NGO活動に身を投じる恋人たちのリアルと、そこに潜む深い心の闇。同様の職に就く友人たちを思いながら読んでいたが、途中からそんな余裕は無くなった。何かに駆り立てられるような終盤にとにかく圧倒される。支援の皮肉な矛盾、本当の救い、人を思うということ。読後もずっと胸がざわついている。

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    2012年04月04日
  • ここを出ろ、そして生きろ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    NPOで働く2人の恋愛小説。

    NPOや非営利団体を描いた物語を初めて読んだ。
    いくら世界の機関でも組織としての手順を重要視する考え方が存在するんだと知った。
    他にも国連職員はパスポートを2つ所有しているとか、戦場でも救援活動は仕事の取りあいとか・・・
    衝撃的だった。
    これも著者が長年記者として世界を見てきたからこそ描けた内容なのかなと・・・

    最後に題名の意味が分かるのだが、なんとも涙が止まらなかった。

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    2012年02月13日
  • ここを出ろ、そして生きろ

    Posted by ブクログ

    152現場を知った人でないと書けない作品。人道支援って何か、身の回りの一人を救うこととどう違うのか?結論は出ないけど、正しい教育と子供の成長しか世界の平和って語れないのかなあと思う。

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    2021年11月25日

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