はーばーらいと

はーばーらいと

1,650円 (税込)

8pt

信仰と自由、初恋と友情、訣別と回復。
淡々と歌うように生きるさまが誰かを救う、完全書き下ろし小説。

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はーばーらいと のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年04月21日

    ひとことで言ってしまうと、家族で新興宗教に入信した幼馴染を助ける話。閉じられた集団の持つ無意識的な圧力は本当に強力で、なかなか抗うのは難しい。自分の信念や価値観を、自分以外の何か(宗教やインフルエンサーとか)に譲るのではなく、(そっちの方が楽なんだけど)、
    大変だけれども、地に自分の足をしっかりつけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月20日

    宗教の本は今まで避けていたけれど、読んでよかった。ひばりちゃんの言葉に何度も、あるある!ってなった。思想は違ってもいい人が多い。だんだん自分の方が不適合者なんじゃないかと揺らぐ辛さ。同じ時間の迷路の中にいる感じ。いけるかなと思っても、急に教えが顔を出してくるやりとり。
    私の抱える宗教に対する違和感の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月07日

    お久しぶりのばななさん。勝手に海外の話だと思い込んでて、読み終わったら旅行にいきたくなるような話だと良いなと思っていたが、全然違くて宗教二世のお話だった。
    閉じられた世界の正義は怖い。男女でも恋愛感情でなく、何年も会っていなくても、相手を救いたいと思える関係性って、なかなか築けないよなあと思った。

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    Posted by ブクログ 2023年10月22日

    宗教二世の問題についての小説。

    すごく重い話なんだけど、透明なきらきらした風をかんじるみたいな小説。

    終盤は涙が止まらないけど、悲しいだけではなくて勇気づけられる。

    希望はある、たしかに愛がある。

    こんなふうに私も自分の周りの人を大切にして、自分の人生を愛して生きたい。

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    Posted by ブクログ 2023年10月17日

    いわゆる新興宗教2世が宗教から抜けていく話。
    よしもとばななさんのタッチで描かれる世界はとても淡々と、けれど胸が詰まるような苦しさと一筋の希望がある。
    新興宗教は定期的に話題になる。
    2世と呼ばれる人たちのことも近年は特に話題になるように思う。
    ニュースを聞けばどこかに分かりやすい悪者がいる気がする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月12日

    吉本ばななさんの、近年の集大成のような物語だと思った。かといって、スピリチュアルすぎるわけでもなく…。
    いつも思うけど、ばななさんの作品に出てくる大人の存在ってとても大きい。(親だったり、おばあちゃんであったり)
    そして何より、タイトルがとても良かった。
    わたしにも港のあたたかな光が見えた気がした。

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    Posted by ブクログ 2024年02月18日

    悪人らしい悪人が出てこないのに、とても苦しくなる物語。望まない善意や、善い閉鎖的な空間がもたらす厄介さが生々しく伝わってくる。それでも、終わりには希望が見える。決して楽しい物語ではないが、色んな人に読んでほしい。

    人間、誰しも自由に生きてよい。善意や、面倒見の良さは、それで救われる人もいる尊いもの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月14日

    風を感じても、星空を見ても、木々が揺れても、私にはみんなあなたの面影に見えた。あなたは私の全てだった。

    助けてくれたらもう、一生感謝します。すでにしているけれど、いっそう。
    私の一生の感謝は、きっとすごく効くよ。

    誰かの痛みを無視すれば、必ずそれは自分になんらかの形で返ってくる

    私だって人間だ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年01月18日

    ひさびさばなな。

    スピリチュアルな感じでなんだかなぁと思って最近はあまり手に取ることはなかったばなな作品だけど,これはすんなり読めた。なんでだろう。

    若い時は、どっぷりはまってほとんどの作品はよんでいたんだけどな。

    なんといってもこの小説の肝はつばさのお母さん。とてもとてもカッコいい。理想の母...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月31日

    宗教二世をテーマにした作品だが、家族、人としてのつながりがメインテーマ。

    簡単な方に流されず、真っ直ぐにぶれない登場人物達の心の強さが何よりも印象的。
    そんな人達から放たれる優しい言葉に行動は影や暗さのある雰囲気の作品の中、美しさや希望を感じられる。

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はーばーらいと の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    晶文社
  • ページ数
    156ページ
  • 電子版発売日
    2023年06月26日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

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