陪審法廷

陪審法廷

764円 (税込)

3pt

米国フロリダに住む日本人少年、研一。隣人の少女パメラは、養父からレイプされていることを彼に打ち明ける。彼女を救うため研一は養父に向けて拳銃の引鉄(ひきがね)をひいた……。第一級殺人罪で裁かれる少年は、終身刑か無罪か。陪審員である12人の普通の市民が出した評決は? 国際派作家が描く迫真の法廷サスペンス。(講談社文庫)

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陪審法廷 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2010年03月07日

    日本の医学界に失望し渡米した内科医である父をもつ牧田研一。
    一方、グアテマラ出身で幼い頃両親を亡くしストリートチルドレン
    を経て孤児院の生い立ちという不幸から抜け出そうと夢を描き
    4千八百キロの旅の果てに米国に不法入国し、
    縁あって外科医に看護師という裕福なクロフォード夫妻の
    養女となったパメラ。
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    Posted by ブクログ 2010年03月04日

    米国在住の日本人少年が犯した殺人の罪状の有無を陪審制で問う、というものですが
    重たいテーマでありながらも、集中して一気に読んでしまうほど、考えさせられる作品です。

    陪審制で判決が下される米国の地で、
    日本人が殺人を犯し、米国の法に基づき裁かれ、
    一方で(米国籍ではあるが)日系人が陪審員に選出される...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月26日

    アメリカでの裁判の模様を描いた小説です。フィクションですが。ストーリーはわかりやすいし、なかなか面白い。そして日本の裁判員制度について考えさせられる。アメリカは陪審制で裁判員制度とはちょっと違うが、それでも日本の裁判制度に関して考えられさせる。

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    Posted by ブクログ 2017年07月12日

    #fb こういう結末しかないのだろうが、言葉を交わせずサラバなところに妙に感情移入して、ごめんなさい。

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    Posted by ブクログ 2015年05月09日

    陪審員制度を取り入れている米国は、民意を反映した裁判の手本のように言われるが、実態はこの著書にあるとおり。州によって多少異なるものの、基本は量刑ありきの「有罪 or 無罪?」を問うだけの裁判ゲーム。そういう意味では、法のプロが審議し、量刑も吟味される日本の裁判を、比較論で良否判断することはできない。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月03日

    久々に面白い小説でした。
    「12人の怒れる男」という映画が重なりました。
    さまざまな人種のいるアメリカという国では明確に線の引けない曖昧な基準では社会が成り立たないのでしょうかね。

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    Posted by ブクログ 2018年10月14日

    余計なものが削ぎ落とされていて、わかりやすい。日本人の裁判員は、ここまで論理立てて物事を考えることができるのか。直感でクロと思ったら、そのまま思考停止すると思うが。

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    Posted by ブクログ 2009年10月13日

    裁判員制度がスタートすることもあり何となく手にした本。
    筋書き的には先が読めるものの、内容は面白く、すんなりと入り込めた。考えさせられることも多く、アメリカと日本の違いも鮮明になる。

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    Posted by ブクログ 2012年04月19日

    2009/3/19 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2012/4/17~4/19

    グアテマラからアメリカに密入国し、医師と看護師夫婦の養女となったパメラ。幸せそうに暮らしているように見えたパメラであったが、隣家の日本人同級生研一に養父からレイプされていることを告白する。密かに彼女に恋していた研一は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月16日

    面白かった
    アメリカの陪審員裁判での法廷サスペンスストーリー
    アメリカの陪審員制度の勉強になります。

    ストーリとしては、
    中学校卒業間際の日本人少年、研一が、隣人のガールフレンド、パメラの養父を殺害
    第一級殺人罪で裁かれる研一は終身刑か無罪か
    陪審員の出した結論は?
    といった展開です。

    パメラは...続きを読む

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