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Posted by ブクログ
20年前の話なのでかなり時代を感じるけど、その時代の汗臭がする、というか非常に変なオーラのある本。
20年前、栗本薫がビックリする位面白い、雰囲気のある小説を量産していたのはちょうどこの本が書かれた頃である。と私は思う。グインサーガも始まったばっかりだ。
話は、30代になってもまだ就職もしないでロックバンド率いてるシンが、バンドのグルーピーの女の子惨殺事件によりその子の生前について調べはじめる、という内容。世間の流れにあわせられないアウトローな男が、バカバカしい位にロック的な生き方、行動にこだわり、孤独を愛し周囲と勝手に壁を作ってはそれを「ロックだ」と結論づける。シンも大概ロックな奴だが、女の子は生き方から死に様までもう存在自体がロックだった、ということで。
何ていうか、主人公のシンが考えるロックな奴は、絶対に栗本薫は読まない。この本を読んでる私もシンにしちゃ一般ピープル、相容れない多くの事の一つに含まれる。そんな読んでる私に向かって、わかってもらえない生き方を貫いてみせる彼、その孤独さを共感はできないながらもまったり見つめつつ、「しかしロックな生き方って何なんだ?」とぼんやり思う、そんな一冊。
Posted by ブクログ
ぼくらのシリーズの石森信ちゃん(ちゃんというにはもう33才)のお話。不運な星の元に生まれてきたとしか思えない女の人を、死んじゃってから彼女という人に興味を持った信ちゃんがあちこちかぎまわる。ライはほんとにめちゃくちゃなやつ。それぐらい奔放に生きられるなら淋しくたって上等やんけと思うけど。ヤクザと堅気にこだわってしまう辺り、信ちゃんは根が堅気なんじゃないの?ホンモノのヤクザはそんなこと気づきもせんと極楽トンボしてるんちゃうか。音楽、やりたくなってしまうね。何のためとかそういうのじゃなくて食欲や性欲のように音楽欲ってものは私にもあると思う。'93
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