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Posted by ブクログ
やっぱり吉本ばななの小説は読んでいて息苦しさを感じるけれど、ほの温かさを感じる。
真っ暗な海にも誰を照らすでもなくほの明るいハーバーライトと同じように、真っ暗な中に小さな光を灯してくれる。
この穏やかな優しい温かさがとても好き。
ひばりの、彼女の中にある光を頼りに、環境に抗える強さは勿論のこと、つばさの接し方、ひばりにかける言葉(特に退会当日に最初にかけた言葉や服を渡すところ)はとても魅力的だった。
傷つき壊れかけた人に対して、同情でも哀れみでもなく、あくまで自分の本心からの言葉を彼女にかけ、救っていた。
「救う気なんてなくっても、生きているだけで。」
このひばりのセリフから容疑者Xの献身の
「人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある」
を思い出した。
この思いをこれからも大切にしたい。
Posted by ブクログ
重いテーマだけどサクッと読めるサイズ感で、しんどい描写もあるけど淡々と進んでいくから不思議な感覚だった。自分が心から信じられる考え方を自分で選んで信仰する一世と、親の選んだ道で自分の考え方との摩擦を感じながらも否定できない二世。宗教二世って本当に難しい。幸せの価値観が違う者同士は、想い合っていても(善かれと思っていても)相手の自由を奪ったり人生を否定してしまったり、傷付けてしまうんだろうな。自分と違う相手をそのままに受け入れて、強制することなく共存できればどんなに良いだろうか。考えさせられる話だった。長く苦しんだひばりが、自由に羽ばたけますように。
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