国内小説 - 講談社の検索結果

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  • 誰かが呼んでいる
    値引きあり

    誰かが呼んでいる

    小説・文芸
    5.0
    1巻462円 (税込)
    仲のいい二人の若い女性が、赤い糸で結ばれていたそれぞれの伴侶、つまり赤い糸で結ばれている「誰か」を見つけるまでを描いた、傑作恋愛小説。
  • ダレカレ

    ダレカレ

    小説・文芸
    3.3
    1巻1,716円 (税込)
    「かえりたい。かえりたい! かえりたい!!」 ドロドロの食べ物、かけさせてもらえない電話、へんな薬。 少女は見知らぬ男の拘束から逃がれ、明け方の街を駆ける。 「おとうさんは、どこへいったの?」 恐怖、不安、孤独。どこへ行けばいいのかもわからない。 まだ暗い街で見つけたひと筋の灯り。 暖かな光に導かれた先はベーカリーだった。青いエプロンをつけた男の人がやさしく迎えいれてくれた。 「ようやくたどり着けた」 店中に広がる焼きたてパンの香りは少女の不安を溶かし、安堵でこころを満たした。 しかし……。 インディゲームクリエイター・yonaが手がけるNintendo switch(TM)・Steamで配信中のゲーム『ダレカレ』を、『英国妖異譚』『欧州妖異譚』『古都妖異譚』などのシリーズで人気を博する篠原美季が小説化。 ゲームに描かれた「誓い」を軸に小説オリジナルのエピソードを加えた、生きること信じることを問いかける感動の物語。
  • 誰とでも話してやろう 私の海外レポート

    誰とでも話してやろう 私の海外レポート

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    人間同士の触れ合、感動を呼ぶドキュメント。インドの猛暑の中でも、東西ドイツの緊張の中でも、人間は同じ――外国は、はるかな国ではなかった。人間が暮らすいちばん基本的な部分では、どこの国もどこの人も、同じであった。時代や社会体制を超えて、人間には、人種や民族を問わずに、不易なるものが必ずあるのである。放送人としての原点を自己に問いながら、初めての海外取材を鮮烈につづった、感動のドキュメント。
  • 誰にも出来る殺人

    誰にも出来る殺人

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    安アパート「人間荘」は、1階に7部屋、2階に9部屋があって、それぞれに人間離れした住人が住んでいる。12号室の住人は変わるたびに、人間荘で起きた殺人事件を、黒い表紙のノートに書き遺して……。そのノートが暴く5つの連続殺人と、その円環を閉じる最後の殺人の物語で、「新本格」の先駆けとなるような奇想に満ちた大傑作。
  • 誰の上にも青空はある

    誰の上にも青空はある

    小説・文芸
    4.5
    1巻722円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「頑張るんじゃない。楽しむんだ」……35万部の人気写真家HABUが贈る、新たな自分と出会うための写真と言葉――単調で平凡な毎日に埋もれ、夢やみずみずしい気持ちをおろそかにするのではなく、そこに自分なりの幸せを見つけるためには、どうしたらいいのだろう。美しい空の写真に、明日へのヒントとなる短い文章を添えた、ずっと大切にしたい1冊。25年にわたって「空」を撮り続けてきた写真家が贈る、心に響く写真詩集。
  • 誰の為の女
    値引きあり

    誰の為の女

    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    夫に裏切られ、恋人に捨てられ、そしてまた「過去ある女」の烙印ゆえに無残にも崩れ去った女の夢‥‥。男に翻弄され傷つき、その絶望の淵から凝視した男のエゴイズム。情欲をひきずりながらも、仮借なきまでに男の偽善の仮面を引きはがすに至った、ある女の熾烈で哀切な、男たちへの訣別の書簡。女の新生を描いた名作。
  • だれの息子でもない

    だれの息子でもない

    小説・文芸
    4.0
    1巻814円 (税込)
    二〇二八年市民皆武装立国法により各家庭には携帯型対空ミサイルが配備。その保守システム管理と故人となった市民のネット内人工人格を消去することが安曇平市役所電算課で働くぼくの仕事だ。家族を捨て出奔した父が孤独死して十数年。ぼくの目の前に現れたのは死んだはずの親父のアバター=ネットファントムだった。
  • 誰も知らない
    値引きあり

    誰も知らない

    小説・文芸
    4.0
    1巻462円 (税込)
    女たらしで有名な大会社の御曹司・英太郎と、その親友の清司。そして、英太郎の妹、清司との結婚に踏み切れない幾代、清純な娘・麻子、英太郎との肉体関係で結ばれた柳子たちの、それぞれの愛の行方は……。そして、脳溢血で倒れた父親のロボットとして会社運営に携わる英太郎は麻子と結ばれ、清司は幾代と、柳子は知らぬ顔して別の男と結婚して……。
  • 男性性の探究

    男性性の探究

    小説・文芸
    3.5
    1巻1,870円 (税込)
    ひとりの男性として自分は何が語れるだろうか? #MeToo運動をきっかけに覚えた、男性としての居心地の悪さ、動揺、そして目覚め。 フランスの哲学者・宗教社会者である著者が、男性支配の構造と、その解体を語る。 リオジエが問題視するのは、女性の身体に向けられる男性の視線である。歴史的・社会的・文化的に培われてきたこの眼差しが、女性を客体化(objectiver)し、もの(objet)として所有すること、資本として蓄積することを可能にしてきた。そのようにして男性優位の構造が形作られてきた。そこに問題の核心がある。(「訳者解説」より)
  • 小さい心の旅

    小さい心の旅

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    8歳で父をなくした昌男は、小学校を卒業すると給仕になったが、満たされず、小僧奉公に出ても、どれも長続きしない。童話作家になりたいと願う昌男を、元気づけてくれるのは、文通をしている北国の少女だった……。大正から昭和への転換期を生きる少年の、心の成長をつづった、自伝的小説。日本児童文学者協会賞、赤い鳥文学賞、サンケイ児童出版文化賞受賞作品。
  • 小さな恋のうた

    小さな恋のうた

    小説・文芸
    4.3
    1巻726円 (税込)
    音楽を愛し、小さな島でめいっぱい青春を生きる高校生たちの物語。友情、家族、恋、そして沖縄をとりまく"日本の今"を描く感動作!
  • ちいさなこと

    ちいさなこと

    小説・文芸
    -
    1巻880円 (税込)
    友哉は帰省した凛と再会し、二人して数年ぶりに同じ町に住む比佐子のアパートを訪ねる。凛は相変らず元気だったが、比佐子は生命力を失っていた。レイプ現場にいたという比佐子の証言とは異なる凛の言葉に、違和感を覚えた友哉。事件を追及する意欲はなくても、小さな町の小さな事件は、普通の会話からその真相が淡々と解き明かされていく。紡ぎ出される人々のばらばらな思惑と見方……。たった3日間の「日常」を描いた青春小説。
  • 小さな部屋・明日泣く

    小さな部屋・明日泣く

    小説・文芸
    4.7
    1巻1,540円 (税込)
    朽ちかけた貸部屋に我物顔に出入りする猫、鼠、虫たち。いつしか青年は、凄まじい〈部屋〉を自分と同じ細胞をもつ存在と感じ熱愛し始める――没後10年目に発見された色川武大名義の幻の処女作「小さな部屋」、名曲「アイル・クライ・トゥモロウ」そのままの流転の人生を辿る女を陰影深く描く「明日泣く」など12篇。戦後の巷を常に無頼として生きながら、文学への志を性根にすえて書いた色川武大の原質とその変貌を示す精選集。
  • チェルシー
    値引きあり

    チェルシー

    小説・文芸
    3.4
    1巻275円 (税込)
    死へと向かっていく少女たちの心の闇を描くネット掲示板「メビウスゼロ」に書き込みをする“チェルシー”と名乗る少女。その掲示板では集団自殺旅行が計画されていた。チェルシーによる、死の旅の結末は? (講談社文庫)
  • 取り替え子

    取り替え子

    小説・文芸
    3.9
    1巻836円 (税込)
    国際的な作家古義人(こぎと)の義兄で映画監督の吾良(ごろう)が自殺した。動機に不審を抱き鬱々と暮らす古義人は悲哀から逃れるようにドイツへ発つが、そこで偶然吾良の死の手掛かりを得、徐々に真実が立ち現れる。ヤクザの襲撃、性的遍歴、半世紀前の四国での衝撃的な事件…大きな喪失を新生の希望へと繋ぐ、感動の長篇!
  • 智恵子飛ぶ
    値引きあり

    智恵子飛ぶ

    小説・文芸
    3.8
    1巻330円 (税込)
    『智恵子抄』に描かれない智恵子像――天才芸術家である高村光太郎の陰で、その秘められた才能を花咲かすことの出来なかった妻・智恵子。天真爛漫な少女時代、平塚らいてう等と親交を深める青春時代、光太郎との運命の出逢い、そして結婚、発病……。一心に生きた智恵子の愛と悲しみを余すことなく描いた、芸術選奨文部大臣賞受賞の傑作長編。
  • 近いはずの人

    近いはずの人

    小説・文芸
    3.4
    1巻825円 (税込)
    2019年本屋大賞2位『ひと』で話題の著者が贈る、死に別れた妻の本当の姿を探す物語。 突然、交通事故で妻が死んだ。 わずかな繋がりを求め、妻の携帯電話のロックを解こうと「0000」から打ち込みはじめる俊英。 しかし、ついに解いて目にしたのは、事故当日に妻と“8”という男が交わしたメールだった。 <19時前に着けると思います。待っててね、エミリン> <エミリンは待ってます。お茶でも飲んで待ってます> “8”とは誰か? 妻とはどういう関係だったのだろうか。 妻の姉や友人に会い、彼女の足跡を辿るうち、怒りや哀しみとは別の感情が頭をもたげ――。 残された夫は再起できるのか。感動が胸を満たす物語。 313ページのたったひと言に、あなたはきっと涙する。
  • 地球喪失
    値引きあり

    地球喪失

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    生物化学研究所の若き学究・宮原は、街の暗がりで焦っていた。手に持つスーツケースには、たとえようもない邪悪なものの幼生が収まっていたから。追っ手をかわし、早くこれを処分しなければ、人類に明日という日はなくなる。しかし、それはあまりに巨大な力へのはかない抵抗にすぎなかった……。映画「ゴジラ」の原案を担い、怪獣という存在を生み落とした怪奇小説家が、遊星から来た圧倒的な恐怖にあらがう人々を、ミステリータッチで描き出す。
  • 地球にちりばめられて
    値引きあり

    地球にちりばめられて

    小説・文芸
    4.1
    1巻396円 (税込)
    「国」や「言語」の境界が危うくなった現代を照射する、新たな代表作! 留学中に故郷の島国が消滅してしまった女性Hirukoは、ヨーロッパ大陸で生き抜くため、独自の言語〈パンスカ〉をつくり出した。Hirukoはテレビ番組に出演したことがきっかけで、言語学を研究する青年クヌートと出会う。彼女はクヌートと共に、この世界のどこかにいるはずの、自分と同じ母語を話す者を捜す旅に出る――。 誰もが移民になりえる時代に、言語を手がかりに人と出会い、言葉のきらめきを発見していく彼女たちの越境譚。 「国はもういい。個人が大事。そこをいともたやすく、悲壮感など皆無のままに書かれたのがこの小説とも言える」 ――池澤夏樹氏(文庫解説より)
  • ちぐはぐなディナー

    ちぐはぐなディナー

    小説・文芸
    3.5
    1巻2,090円 (税込)
    人生の曲がり角は、真夏のパリの晩餐にあった。 ジゼル・アリミ賞を受賞した「反逆へ向かう女性たちを描く、一触即発の密室劇」 8月の暑い夜。パリのラスパイユ大通りにある高級アパルトマンを1組の夫婦が訪れた。エティエンヌが旧友のレミと、レミの妻のジョアルを招いたのだ。エティエンヌの妻のクローディアを交えて、4人でディナーを囲む。弁護士で自信に満ちたエティエンヌ。運動療法士で内気なクローディア。経済学の教師で社交的なレミ。IT業界で成功を収める思慮深いジョアル。それぞれの胸に秘めた思いを抱えながら、ディナーは進行していくがーー。 踏み出してみれば、なんてことのない一歩だった。
  • 『地検のS』第1話無料試し読み
    無料あり

    『地検のS』第1話無料試し読み

    小説・文芸
    4.4
    1巻0円 (税込)
    2018年2月刊行され話題をよんでいる検察ミステリー『地検のS』より、第1話「置き土産」を全文無料公開。

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  • 地上生活者 第1部 北方からきた愚者

    地上生活者

    小説・文芸
    -
    1~6巻2,750~3,960円 (税込)
    日本の植民地時代、樺太・真岡町まで流転していった一朝鮮人家族。愚哲は国民学校5年生のときに皇国少年として日本の敗戦を迎えるが、ソ連の侵攻後、一家はユダヤ人の協力を得て辛くもサハリンを脱出する。一族離散のこの体験と歴史の非情は、愚哲少年にはかり知れぬ罪意識を植えつける。在日朝鮮人としての自己形成がうまくいかぬこの未成年者と朝鮮戦争の勃発。戦後日本の、欺瞞と忘却の中で生きる愚哲の希望とは何か。
  • 血太郎孤独雲

    血太郎孤独雲

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    将軍家献上宇治の御茶壺行列にやくざの群が斬り込んだ! 虹壺をねらい黒八、闇兵衛の伊賀者が、盗っ人が躍り、浪人者、莫連女、妖尼が躍る……。公家、茶壺、刺青、やくざを結ぶ因縁とは? 「和麿さま」と瓜二つ、男っぷりの無宿者、血太郎の忍法「流れ雲」が冴える――破天荒! 奇妙な人物が織りなす忍法復讐譚。
  • 父親
    値引きあり

    父親

    小説・文芸
    3.8
    1巻512円 (税込)
    不倫の恋におちた娘と、娘の恋愛により深く傷つく「父親」という孤独で哀れな存在を、切々と描きつくす恋愛大作。スタイリストの仕事に打込む純子は、妻子ある青年実業家の強引な情熱に動かされ、道ならぬ恋におちた。新製品開発競争で苦境に立つ化粧品会社重役の父・菊次の、複雑な思いを絡めて描く傑作長編。
  • 月ぬ走いや、馬ぬ走い

    月ぬ走いや、馬ぬ走い

    小説・文芸
    4.4
    1巻770円 (税込)
    第67回群像新人文学賞、第46回野間文芸新人賞、第11回沖縄書店大賞(小説部門)トリプル受賞! 琉球大学在学中、21歳での鮮烈なデビュー作! 沖縄に生きるアメリカルーツの男子小学生、片足を失い幻肢痛に苦しむ米兵と結婚したコザの女性、特攻へ向かう旧日本軍将校──。14人の語りを通して、戦中から現代までの沖縄の80年史を描き、その因果の物語を辿る。 『月ぬ走いや、馬ぬ走い』は、沖縄の近現代、連鎖する暴力、死者と記憶と時間といった明らかな主題や情報が霞んでしまうほど詩的で恍惚的な文章に満ち、読後にそのすべてが名状しがたい体験として迫り残り匂いたつ。抜群のリズムと声によるこの容赦のない疾走はまったくの才能である。 ──川上未映子 島尾敏雄ほか先人のエコーを随所に響かせながら、沖縄に深く堆積したコトバの地層を掘り返し、数世代にわたる性と暴力の営みを、『フィネガンズ・ウェイク』的な猥雑さで、書きつけた作品。Z世代のパワフルな語部の登場を歓迎する。 ―― 島田雅彦 十四章の構成で沖縄の近現代史を描き切る、しかも連関と連鎖、いわば「ご先祖大集合、ただし無縁者も多い」的な賑わいとともに描き切る、という意図はものになった、と私には感じられた。/この小説はほぼ全篇、ある意味では作者自身のものではない言葉で綴られていて、だからこそ憑依的な文体を自走させている。つまり、欠点は「長所」なのだ、と私は強弁しうる。要するにこの「月ぬ走いや、馬ぬ走い」は小さな巨篇なのだ。 ―― 古川日出男 「読んだものを茫然とさせ、彼のいままでを氷づけにし、そのうえで、読むことをとおしてあたらしい魂を宿らせる、そんな小説でありたい……テクストでの魂込め(まぶいぐみ)とでも呼ぶべきところが、ぼくの目標です。」豊永浩平(受賞のことば) ぼくがここにいて、そしてここはどんな場所で、なによりここでぼくはこうして生きてきた、ってことを歌って欲しいんだ、ほとばしるバースはライク・ア・黄金言葉(くがにくとぅば)、おれらは敗者なんかじゃねえぞ刻まれてんのさこの胸に命こそ宝(ぬちどぅたから)のことばが、月ぬ走いや、馬ぬ走いさ!
  • 父の回数

    父の回数

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    話題のシスター・バイオレンスアクション『ババヤガの夜』の著者が放つ傑作小説集。 父親が死んだという連絡がある。母親は三十年以上前に父と離婚してから、まったく没交渉だった人間だ。葬式を準備する私と母の顔には、「めんどうくさい」という字がくっきり刻まれている(「かたす・ほかす・ふてる」)。 誰にも同情されず、注目もされず、生きる営みを淡々鬱々と続ける人々の心を照らすものとは? 孤独な現代人の心を揺さぶる「ダイバーシティ」ファミリー小説五編。 こんな風に書かれる主人公たちが心底羨ましい。理屈じゃなくて、肌触りが好き。独り占めしたいから読まないでください! ―尾崎世界観(シンガーソングライター・小説家) 全編、順番を付けられないくらい好きです。そして、どのお話にでてくる人も好きです。 共に生きられなくても、あなたを生かしてくれるひとはいるのだよ、と王谷さんが語りかけてくれるようでした。 ―町田そのこ(作家) これはあなたの話であり、わたしの話であり、あなたのすぐ隣で生きているひとの話だ。 ―永井玲衣 (哲学者・作家) つながりは言葉のまえに、そこにあって、じぶんの家族も、本当は名付けられないなにかだ。 本書は家族という最小の社会につけられた、無数の傷を愛そうとするこころみである。 ―海猫沢めろん(作家) この小説たちは、まさに現代の「人間喜劇」(19世紀の文豪バルザックの小説群)だ!―(担当編集)
  • 父の秘密

    父の秘密

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    中学3年生の娘は、年末のある日、父と暮らす家の古土蔵を大掃除していたら、ある家族の写真を見つけてしまった。それは、昭和19年5月、東京・麹町の家で、その家族が撮った1枚のようだったが……。戦争を抱えながらも、懸命に戦後を生きて行く家族たちの物語。
  • 父のようにはなりたくない
    値引きあり

    父のようにはなりたくない

    小説・文芸
    4.4
    1巻330円 (税込)
    中2の息子が「高校に行かない」と言い出した。その原因が自分にあるなんて……。表題作をはじめ、どこの家にも起こりうる、ささやかだけど重要な「事件」たち。泣き虫の息子と、息子を叱ってばかりの夫。娘が見せた家とは違う顔。息子のヌード雑誌にうろたえる妻。子育ての悩みがほぐれていく、8つの短編集。子育てに正解なんてない。でも、少し見方を変えるだけで前向きになれるとしたら……? 読めば気持ちが軽くなる!(収録作品=泣き虫のままでいい/ずる休みをしようぜ/久しぶりの食卓/みんな頭がついている/引き出しの奥にあるもの/捨てることのできないもの/勝とうとするから意味がある/父のようにはなりたくない)
  • 千々にくだけて

    千々にくだけて

    小説・文芸
    3.8
    1巻649円 (税込)
    バンクーバー経由でニューヨークに向かったエドワードは、奇妙なアナウンスとともにカナダの見知らぬ街で足止めされる。繰り返し流れるテロの映像に芭蕉の句がオーバーラップして……。9.11を日本文学として初めて表現したと評価された大佛賞受賞作に、著者の原風景ともいうべき名作「国民のうた」を併録。(講談社文庫)
  • 地底での散歩

    地底での散歩

    小説・文芸
    -
    1巻5,115円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 共産主義者を経てクリスチャンになった小説家は、日常を描く実存主義的な作品で一世を風靡した。深い経験と洞察が生み出す思索を読む 【目次より】 まえ書きにかえて 自己に眼覚めるころ キリスト教の中で キリスト教のユーモア 道化師の孤独 笑いについて 宗教と信者 復活はあるか 私は何故クリスチァンでないか 政党と私 「十分である」ということ 現代の魔術 「交り」ということ 恋愛について 組織と共同体 丸出し論議 出会いについて 推理小説と聖書 非神話化の問題をめぐって 罪の観念と罰 非正統派の弁 私の反省 上原集団脱出記 赤岩栄「キリスト教脱出記」の書評として 文学のなかで キリスト教と文学 信仰において 信仰と小説 マス・メディアの問題 距離 救いと文学 現代とニヒリズム 観客席で 映画における人間 芸能時事 あとがき 椎名 麟三 1911~1973年。小説家。本名は、大坪 昇(おおつぼ のぼる)。第一次戦後派の代表作家。 著書に、『深夜の酒宴』『重き流れのなかに』『深尾正治の手記』『永遠なる序章』『その日まで』『病院裏の人々』『赤い孤独者』『嫉妬』『邂逅』『愛と死の谷間』『自由の彼方で』『神の道化師』『美しい女』『愛の証言』『母の像』『その日まで』『運河』『人生の背後に』『新作の証言』『雨は降り続いている』『明日なき日』『断崖の上で』『罠と毒『長い谷間』『媒妁人』『カラチの女』『懲役人の告発』『変装』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 知的対応の時代

    知的対応の時代

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    あなたの生活に知的スパイスを! 来るべき余暇社会のための「知的生活読本」PART2。いまこそ<知的生活>生涯設計の発想を! ――労働の「リリースとしての余暇」から「紀律する余暇」へ、ポスト・マス・レジャーへの考察と、日本遠望、根有り草、和魂洋魂のすすめ、など、遠くエジンバラから、喧噪の街から、そして思索者の書斎から、様々な角度からの様々な提言。来たるべき時代に対応すべく、知的生活の生涯設計のたて方を示唆する好著。
  • 地に満つる愛

    地に満つる愛

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    瀬戸内海の同じ島に育った、高校の同級生という二人の青年。一人は高松市の講習所で農業を教えているが、船に乗って島へ帰ってきた。二人は役場に勤めている同級生の女性に声をかけるが、その女性は……。まじめな島の若者たちを描いた名作。
  • 恥部の思想 現代日本のエッセイ

    恥部の思想 現代日本のエッセイ

    小説・文芸
    4.0
    1巻880円 (税込)
    低俗視されていた映画などB級文化の優性の発見――単行本刊行時「恥部を軽蔑するな! 恥部こそ生産的だ!」という挑発的な名コピーで、活字文化信仰を震撼させた快著。映画、演劇、ミュージカル、演歌、浪曲などを低俗と見なす風潮に敢えて抵抗し、溌剌とした批評精神と快適極まる説得力で、「B級文化」を「合法化」した先駆的なエッセイ群。常に既成価値を転倒し、未来性を追求する著者の強靱な力業。
  • 地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている

    小説・文芸
    3.7
    1巻825円 (税込)
    「気軽で便利で、安定の美味しさ」を味わえる外食チェーン店の魅力を愛情とユーモアをまじえて綴った 人気エッセイシリーズ 第1弾『気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 第2弾『それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』 第3弾の最新作は、『地方に行っても気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている』! 全国津々浦々の各地では、それぞれの土地で独自の進化をしてきた 「地方チェーン」があり、生活する人たちに密着している。 何を食べて育ってきたかを知れば、その土地に住む人のことが分かるなどというように 日本人に馴染み深い、寿司やカレー、餃子などの人気メニューが、それぞれの地方によって、 どんな道筋を経てきたのかを知ると「地方チェーン」は、もはや身近な異国と思えるほどに奧が深い。 たとえば、「551」という数字の並びを見聞きした時に、 関東と関西にそれぞれに住む人が「ある時とない時」の顔ほどに分かれてしまうほどだったり 回転寿司と言えば、北海道のあのチェーン店でしょ! いや北陸だろう、 それならば石川県か富山県、どのお店?などなど・・・。 日本列島47都道府県の各地で愛され続けている「地方チェーン」の醍醐味をご堪能あれ。
  • チマチマ記
    値引きあり

    チマチマ記

    小説・文芸
    3.5
    1巻352円 (税込)
    宝来家で飼われることになった迷いネコ兄弟のチマキ、ノリマキ。大きな洋館に住むこの大家族は、ちょっと複雑な関係ながら皆個性的で仲が良い。そしてこの家にはいつもいい匂いが漂っている。それは、専業料理人である息子のカガミさんが作る毎日の料理。春野菜のドライカレー、豆乳チキンスープ、里芋あんの桃まんじゅう……家族の健康を考え、美味しくて体にいい食事を作り続ける。そんな彼が気になるのは、居候の桜川くんだが。
  • チャイルド・スナッチ

    チャイルド・スナッチ

    小説・文芸
    5.0
    1巻660円 (税込)
    子供を巡る離婚の両親と調査員の愛と苦悩――有能なロスの日系人私立探偵・タニは、日本へ失踪した妻子を探してほしいとの依頼を受けて、来日。だが、なぜか、次々に正体不明の男たちから凄まじい襲撃を受けて……。離婚や別居にともなって、親の一方が勝手に子どもを連れ去ってしまうチャイルド・スナッチ(子どもひっさらい)の世界的風潮を背景に描く、鮮烈な社会派ハード&ミステリー・ロマン。
  • チャンネルの5番

    チャンネルの5番

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    初恋、おしゃれ、男友だち、旅、仕事………諸事万端103題をなつかしのテレビ番組に寄せて綴る、とっても楽しいマリコとショージのスペシャルトーク。「もっと可愛いらしく」のラブコールに応えて、山藤画伯が挑むマリコの七変化ならぬ百変化も見逃せない魅力。ところで、あなたはいくつ番組を思い出せそうですか?
  • 宙返り(上)

    宙返り

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻859円 (税込)
    「後期大江文学の臨界点」――いとうせいこう急進派による無差別テロ計画を知り、実行を阻止するためにテレビで「すべては冗談でした」と棄教を宣言した新興教団の指導者・師匠(パトロン)と案内人(ガイド)――10年後、ふたりは若い協力者とともに活動を再開する。だがその矢先、案内人が元急進派に殺され、事態は急変する。 希求する魂のドラマを描く、感動の長篇小説。
  • 中学時代

    中学時代

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    ぼくらの2Dに、「和」と「団結」のことばを贈り、クラスをいつも爆笑させてくれた担任のモンキー。ぼくたちは、先生がすきだ。でも、先生はまちがっている。先生、教師をやめてください! ――新しく変わった世の中で、自分たちの道を切り開いていく、男女共学第1期生の中学生活を「学級日誌」の形でつづった問題作。
  • 中国五千年(上)
    値引きあり

    中国五千年

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻356円 (税込)
    歴史の要点は、政権(王朝)の興亡にある。どのような人物が王朝をたて、どう政治をしたか。有徳と暴虐の交替、文化の差が政権を変える有様を、明快平易に語る史書。三皇五帝の神話時代から、祭政一致の神意国家、地方分権の封建制社会、秦の始皇帝による天下統一。再びの動乱、隋による再統一まで。<上下巻>
  • 中国笑話集
    値引きあり

    中国笑話集

    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    昼間、子供を隣家へ追いやっての房事。ところが、子供がすぐに帰ってきたのであわてて叱ると……。健康で、エロティックで、辛辣で、小気味よく、痛快。豊かな歴史に育まれたさまざまの笑いと知恵が、色とりどりに渦巻く。「笑林」等の原典から訳出され、笑いの醍醐味を満喫させる600編のコント集。
  • 中国発掘物語

    中国発掘物語

    小説・文芸
    -
    1~2巻660円 (税込)
    北京原人化石、殷墟発見など地中の夢を探る――北京原人、50万年前のヒト。第二次大戦時、その「遺骨」はどこへ消えたのか? ついに実在が証明された殷王朝、ではその前の夏王朝は? 20世紀に入り、中国では次々と新しい遺跡が発見され、発掘された。奴隷王朝の実態、青銅時代の流転、さまざまな墓陵の謎……。地中からの歴史の響きを詳細にさぐる。
  • 中国美女譚
    値引きあり

    中国美女譚

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    紂王に愛された「妲己」、項羽と生きた「虞美人」、高祖劉邦の亡き後、呂太后に責め殺された「戚夫人」、処女のまま花神となった「張淑君」、辺境に嫁いだ「王昭君」、中国史上唯一の女帝「則天武后」、玄宗皇帝の寵姫「楊貴妃」、復讐と恋の狭間で苦しんだ「凝香児」、芳艶な10代の少女「費美人」、紫禁城で権力をほしいままにした「西太后」。愛欲と陰謀と怪奇渦巻くロマンス。10人の中国美女の伝説。
  • 中国妖姫伝
    値引きあり

    中国妖姫伝

    小説・文芸
    -
    1巻275円 (税込)
    中国の歴史を華麗に彩った美姫たち。驪姫(晋)、無残な末路を呼ぶ妖しい情炎。夏姫(陳)、吸精導気の房術が保つ永遠の美貌。朱太后(秦)、邪婬と陰謀に生きた始皇帝の母。呂太后(漢)、殺戮に明けくれた血塗りの女権。甄フク(漢)、権力抗争の陰に咲いた一途な女心。則天武后(唐)、恐怖政治と巨陽に徹した妖帝。楊貴妃(唐)、玄宗皇帝をまどわせた凝脂の肌。
  • 中年女
    値引きあり

    中年女

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    小ぎれいで素人くさく、何となく御しやすい感じを男に与えるトキは、39歳の未亡人である。村の男たちは、トキの女を意識して蝟集する。彼女の噂は消えることがないが、噂の実体を掴んだものはいない。村人は、未亡人という名に拘束を与えることに、満足があるようだった。しかし、トキは、女であることを十二分に生かして生き泳いでゆく。愛欲のむなしい絆を描いた、巨匠の珠玉長編小説。
  • 中年シングル生活

    中年シングル生活

    小説・文芸
    3.5
    1巻565円 (税込)
    懲役18年――私は彼女が最後にいった言葉を忘れずにいる。オトナになるまで再婚しては駄目といったのである。そしてすでに懲役は20年の長きにおよんでいる。不幸でもなく幸せでもなく、同時につまらなくもない中年的シングル生活の実情を、自信と痩せがまん半々に記した、これはユーモア読み物なのである。
  • 中年ちゃらんぽらん
    値引きあり

    中年ちゃらんぽらん

    小説・文芸
    -
    1巻374円 (税込)
    尽した会社や愛した子どもに裏切られてもけなげに生きる可憐な中年族に送る大応援歌。 中年族をはげますペーソスあふれる長編――戦中、戦後を苦労して生きぬき、国家や会社の御為に、個人の幸せなどそっちのけにして頑張った中年世代。老後こそ子供や孫に囲まれて安らかでありたいと思ったが、肝心の子供たちは「わしら、知らんでえ」と冷たい。すべてに裏切られ、似たもの年代の似たもの同士で、今後の楽しみを作ろうと不器用に努力する中年男女たちに捧げる強力な応援歌。願いが裏切られた今、人々はどう生きるか。
  • 「超」英語法

    「超」英語法

    小説・文芸
    3.6
    1巻660円 (税込)
    英語が苦手なのは学び方のせいだった! 目からウロコの学習法――多くの時間と労力を費やしていながら、なぜ日本人は英語が苦手なのか? それは、勉強の仕方が間違っているからだ。英会話学校の無駄、話すことに力点を置く間違いなど、「方法の誤り」を指摘しつつ、著者の経験に基づく効果的な学習法を開陳。学生からビジネスマン、シニア世代まで、英語に自信をつけたい人必読。
  • 超合本 妖怪アパートの幽雅な日常

    超合本 妖怪アパートの幽雅な日常

    小説・文芸
    4.3
    1巻4,400円 (税込)
    共同浴場は地下洞窟にこんこんと湧く温泉、とてつもなく美味いご飯を作ってくれる手首だけの賄(まかな)い「るり子」さん――両親を亡くした稲葉夕士が、高校進学と同時に入居したのは、人間と妖怪が入り乱れる「妖怪アパート」だった! 見たことのない光景に度肝を抜かれながら、夕士は一歩一歩、大人になっていく。
  • 蝶花嬉遊図
    値引きあり

    蝶花嬉遊図

    小説・文芸
    3.6
    1巻246円 (税込)
    売れっ子脚本家という立場を捨て、おしゃれを捨て、50代の妻子ある男、レオとの恋愛を選んだ33歳のモリ。ただレオがいて、楽しくおしゃべりして、美味しくご飯を食べる。3年続いているそんな生活が「幸福の極限」だった。幸せの絶頂は、永遠に続くのか。人生の本質を教えてくれる、恋愛小説。
  • 超合本 源氏物語 巻一~十

    超合本 源氏物語 巻一~十

    小説・文芸
    -
    1巻6,600円 (税込)
    誰もが憧れる源氏物語の世界を、気品あふれる現代語に訳した「瀬戸内源氏」。文学史に残る不朽の名訳で読む華麗なる王朝絵巻。巻一では、光源氏の誕生から、夕顔とのはかない逢瀬、若紫との出会いまでを収録。すべての恋する人に贈る最高のラブストーリー。全10巻をまとめた究極の合本版!
  • 超合本 青春の門 第一部~第七部 【五木寛之ノベリスク】

    超合本 青春の門 第一部~第七部 【五木寛之ノベリスク】

    小説・文芸
    -
    1巻4,400円 (税込)
    第一部 筑豊篇──筑豊の地で生まれた伊吹信介。幼い頃に死んだ父伊吹重蔵。女一人で家を守る母タエ。情に厚い竜五郎らに見守れ、精悍な青年に成長する。幼なじみの織江との愛と性。ふくらむ人生への希望。信介は東京に出ることを決意する。誰もが一度は通りすぎ、だた一度しか通ることが許されない、それが青春の門。世代を超えて共感を呼ぶ史上最大のビルドゥングスロマン第一部。──そして第七部 挑戦篇まで。
  • 超空洞物語

    超空洞物語

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    その〈空洞〉から、すべては始まった。 天下の奇書か、物語の起源か?日本最古の大長篇「うつほ物語」の謎を、光源氏が解きあかす。 「平家物語」を全訳した著者が、一千年の日本文学史を超絶マッシュアップ。歴史を現代につなぐ驚異の新作! 京の都の政治抗争を逃れ、みずから須磨の海辺へと流寓した光源氏。詫び住まいに携えたのは父帝ゆかりの七絃の琴と、 七絃の琴の一族を描く大長篇「うつほ物語」の第一巻だった。満月の宵、徒然なるままに「うつほ」の最終場面を墨絵に描いた光源氏は、その巨大な物語の迷宮を遡り、九枚の物語絵によって読み解いていく――。日本物語文学史の豊穣なる起源を、現代に再生させる冒険の書。
  • 長春五馬路

    長春五馬路

    小説・文芸
    2.3
    1巻1,353円 (税込)
    ひたすら、淡々と、生きる、長春で。敗戦後、木川正介は、毎日五馬路に出掛ける。知り合いの朝鮮人の配下となり、大道ボロ屋を開業して生きのびている。飄々として掴みどころなく生きながら、強靭な怒りにささえられた庶民の反骨の心情は揺るがない。深い悲しみも恨みもすべて日常の底に沈めて、さりげなく悠然と生きる。想像を絶する圧倒的現実を形象化した木山文学の真骨頂。著者最後の傑作中篇小説。
  • 寵児

    寵児

    小説・文芸
    3.8
    1巻1,430円 (税込)
    ピアノ教室の講師をする女は、離婚して娘と暮している。娘は受験を口実に伯母の家に下宿して母親から離れようとしている。体調の変化から、ある日女は妊娠を確信する。戸惑う女が男たちとの過去を振返り自立を決意した時、妊娠は想像だと診断され、深い衝撃を受ける。自立する女の孤独な日常と危うい精神の深淵を〈想像妊娠〉を背景に鮮やかに描く傑作長篇小説。女流文学賞受賞作品。
  • 鳥獣戯画

    鳥獣戯画

    小説・文芸
    4.0
    1巻2,200円 (税込)
    人間が考えることなど動物は何もかもお見通しなのだ。二十八年間の会社員生活を終え自由の身となった小説家。並外れた美貌を持ちながら結婚に破れた女優。「鳥獣戯画」を今に伝える名刹を興した高僧。父親になる三十歳の私。恋をする十七歳の私。語りの力で、何者にもなりえ、何処へでも行ける。小説の可能性を極限まで追い求める、最大級の野心作。
  • 鳥獣戯画/我が人生最悪の時

    鳥獣戯画/我が人生最悪の時

    小説・文芸
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    「凡庸さは金になる。それがいけない。何とかそれを変えてやりたいと思い悩みながら、何世紀もの時間が無駄に過ぎてしまった」――28年間の会社員生活を終え自由の身となった小説家。並外れた美貌を持ちながら結婚に破れた女優。「鳥獣戯画」を今に伝える高山寺を興した高僧明恵。父親になる三十歳の私。恋をする十七歳の私。時を超え、主体を超え、物語は旋回していく。語りの力で何者にもなりえ、何処へでも行くことができる小説の可能性を、極限まで追い求めた谷崎賞作家最大級の野心作「鳥獣戯画」。単行本未収録の傑作短篇「我が人生最悪の時」を併録。自筆年譜付きの決定版。
  • 超人類生誕秘録(1)紅孔雀の巻
    値引きあり

    超人類生誕秘録

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    現存世界の背後に潜む幽冥な魔窟・シャンバラに、謎の女・紅孔雀を捜しに、火雷厳道が現われた。この地で春をひさぐ女たちの魂を救う火雷厳道の底知れぬ熱力に、地下空洞・シャンバラの支配者や魑魅魍魎は怯えた。妖しい美女との淫楽、羅刹の座をめぐる凄惨な戦い! 官能とバイオレンスが噴出する傑作シリーズ第一弾!
  • 長征 毛沢東の歩いた道

    長征 毛沢東の歩いた道

    小説・文芸
    4.0
    1巻918円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国革命を成功に導く鍵となった行軍の全貌を写真と証言で再現――長征は、中国史上もっとも重要な事件である。8万の紅軍は、国民党・蒋介石の襲撃を避けて、1万2500キロの撤退を開始した。毛沢東はこの行軍の成功により、その後の30年間、最高指導者として中国を担っていく道を切り拓いた。天安門事件前後の中国大陸を世界で初めて取材して、この大長征を再現した大作。
  • 挑戦 巨大外資(上)

    挑戦 巨大外資

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻900円 (税込)
    米大手製薬会社ワーナー・パーク社の日本法人に30代前半にして経理本部長としてスカウトされた香山岑之は、社全体を把握するコントローラーとして卓越した手腕を発揮して本社からも絶大な信頼を獲得する。しかし、その裏では彼の追い落としを図る陰謀が待ち受け、欲望渦巻く人事抗争に立ち向かうことに。(講談社文庫)
  • 挑戦の世代

    挑戦の世代

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    狂乱の証券会社支店長の闘いの日々。団塊の世代のエリ-トが求める愛とはなにか。バブル経済の只中で必死に生きた結果、残るものはなにか。激変する現代に生きる男の姿をみごと描き切った傑作長篇。――若き証券会社支店長が、バブル経済の狂乱の日々のなかで見つめる友情、求める愛、闘う意味を描く。団塊の世代のエリートたちの浮気スキャンダルに巻き込まれ、苛烈な競争に追われ、なお財テクの仕掛人の一人として、無我夢中で駆け抜ける、40歳の男を主人公にした、現代企業人の共感と感動を呼ぶメッセージ。
  • 超・ハーモニー

    超・ハーモニー

    小説・文芸
    3.7
    1巻660円 (税込)
    家出していた兄ちゃんが「女」になって帰ってきた! 講談社児童文学新人賞受賞作『非・バランス』につづく第2弾――有名中学に合格して、響(ひびき)の人生はうまくいっているはずだった。でも、このごろ何をする気も起きない。そんなときふしぎなメロディーが、すっと心に流れ込んできた。そして、家出をしていた兄ちゃんが、「女」になって帰ってきた! 親子、兄弟、友達……みんながギクシャク。この世は不協和音でいっぱいだ!
  • 「超」勉強法・実践編

    「超」勉強法・実践編

    小説・文芸
    3.3
    1巻660円 (税込)
    IT革命なんてコワクない!! 頭が悪いのではない。方法が悪いのだ。これを読めばすべてが変わる。 これなら誰でも出来る! ――激変する日本社会。企業はリストラをすすめ、学歴は力を失なう。もはや自分の身は、自分で守るしかない。その最強の武器こそ「勉強」だ。英語、パソコン、そして日本語。いったい何に集中し、何から手を抜けば、いちばん効率があがるのか? 目からウロコ、具体的で今すぐに役立つノウハウが満載された1冊。
  • 徴用中のこと

    徴用中のこと

    小説・文芸
    -
    1巻2,838円 (税込)
    陸軍徴用の地・シンガポールでの苛酷な実態と人々の姿を、死を見すえた細密な観察眼でとらえ淡々と描いた、井伏文学の特質を伝える長編。――「私たちは従軍中も入城後も、新聞社関係の特派員からときたま原稿を頼まれたが、私の原稿は検閲で没書になるのが多かつた。たいてい没書になつた。その原稿は、そのつどリュクサックに蔵つて置き、日本に帰るとき束ねて持ち帰つた。今、その古原稿で当時の記憶を呼び起こしながら、この原稿「徴用中のこと」を書いてゐる。」(本文より)
  • チル☆
    値引きあり

    チル☆

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    かわいらしい絵&美しい物語。いちばん大切なものだから、みんな忘れて生きている! ――少女・チルの側には、彼女にしか見えない〈くねり〉がいる。青白い顔と黒い尾だけを持っていて、皮肉を言ったり、いじわるしたり。そして、仲良しの老犬・セミマル、遊園地で出会ったマシュマロ、いないはずの弟・ギン……。生きること、失うこと、そして忘れてしまった大事なことを描く、美しくて繊細な、魂の物語。
  • 散る花もあり

    散る花もあり

    小説・文芸
    3.5
    1巻715円 (税込)
    水産会社のフィリピン進出の尖兵となった越智は、現地で政治トラブルに巻きこまれ、危うく日本に舞い戻る。醜悪な現実に背を向け、故郷で屏息する彼のもとへ、ある日、刑事が訪れた。フィリピンで越智を救った青年ヒラリオが、ゲリラとしての密命をおび、日本に潜入したという。青年を助けねばと、越智は立ち上がった! 冒険小説の白眉。フィリピンでの恩人を案じて再起した男の死闘。男の友情が燃える鮮烈な長編。
  • チロル、プリーズ

    チロル、プリーズ

    小説・文芸
    4.3
    1巻1,265円 (税込)
    高3になったチャコは、親友の突然の結婚宣言にうろたえたりする中、予備校で犬顔の男の子ポンちゃんに出会う。最初は恋愛対象として意識してなかったけれど……。私の第一志望はいったい何?
  • 鎮魂曲 短篇集

    鎮魂曲 短篇集

    小説・文芸
    -
    1巻4,070円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「作家にはいつも人生の大きな問題で騒がしい言をたてる人があり、また好んで身辺さじに眼をとめて、さりげなくかたるタイプがある。そんないわば小さい作家の小さい作品にしばしば私たちが深く心を動かされるというのも、つまり私たちがパスカルのいう葦の葉で、ささやかな人生の悲喜にもうち砕かれたり、心おどらせたりする存在だからにちがいない。結城君はこのささやかなものを大切にし、その一本一本の糸をたどり織りあわせて、入念で美しい人生図を浮上させる名人だ。見かけはあくまで燻銀のように光を沈めて典雅ななかに、時の思いがけないパセテッィクな慟哭を迸らせるものがあるのは、氏が熱い浪漫家の夢を心の奥に秘めていて、いつもつねに死と隣り合いで住んでいるからであろう。一行一行を遺書のつもりで書くことはこの作家の戒律であるらしい。この寡作の良心の作家の久しぶりに世に問う作品集が少しでも多くの人の眼に触れることを願わずにいられない」(底本・オビより) 【目次】 「鎮魂曲」 「湖畔」 「夜の庭」 「インドネシアの空」 「木蓮」 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 珍饌会 露伴の食

    珍饌会 露伴の食

    小説・文芸
    -
    1巻1,540円 (税込)
    博覧強記の文豪が描く、奇奇妙妙の「食」尽くし。露伴とその周辺の好事家たちをモデルに描く抱腹絶倒の戯曲「珍饌会」、河豚を愛した文人たちの漢詩を読み解く「桃花と河豚」、故事来歴から料理法まで網羅した「鱸」など随筆六篇を収録。稀代の碩学・露伴の「食」をめぐる蘊蓄と諧謔を味わう名篇集。南條竹則・編。
  • 鎮西八郎為朝
    値引きあり

    鎮西八郎為朝

    小説・文芸
    3.5
    1巻331円 (税込)
    波濤を越えて京をめざす、源為朝の強弓武勇伝――源家の嫡流に生れた源為朝は、2メートルを越す長身に巌(いわお)の筋骨、八人張りの強弓を楽々と引く超人であった。若くして都を追われ、たちまち九州を征したが、保元の乱の京によび戻される。不本意な合戦に敗れて伊豆大島に流されるが、そこには……。南の海に自由を得た清々しい英雄、武者の理想を描く長篇小説。
  • チーム・オベリベリ (上)
    値引きあり

    チーム・オベリベリ

    小説・文芸
    4.3
    1~2巻451~473円 (税込)
    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • チーム・オベリベリ 上下合本版

    チーム・オベリベリ 上下合本版

    小説・文芸
    -
    1巻1,540円 (税込)
    『チーム・オベリベリ(上)』『チーム・オベリベリ(下)』収録。 約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • 追放と自由

    追放と自由

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    おれには生きる場所があるのか……。朝鮮人からも日本人からも疎んじられる、曖昧な存在に苦悶する、石時雄の叫びである。天皇へのテロを妄想し、自殺を計る長い苦悩の闇。焦燥や挫折の果てにみた、希望の光。日本人の妻の愛と友人の励ましを受けて、力強く再生の道を踏み出す、帰化朝鮮人青年の心の遍歴と成長を描いた力作。
  • 塚原卜伝十二番勝負
    値引きあり

    塚原卜伝十二番勝負

    小説・文芸
    4.0
    1巻339円 (税込)
    剣の極意を求める壮絶な決闘を描き、剣豪小説に新しい息吹をもたらした会心作。剣の聖地・鹿島に生まれ、香取神道流の奥儀を極めて、17歳で武者修行の旅に出る。めざすは、諸流達人の集まる京都だ。一人の若者が古今無双の剣士と称されるまでの名勝負をリアルに描き、謎多き塚原ト伝の実像に迫る、長編力作。
  • 築地川・葛飾の女
    値引きあり

    築地川・葛飾の女

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    銀座の老舗「森むら」を舞台に、少女が一人前の女になるまでを、旧家の誇りに生きる人々を絡めて描く「築地川」。師である日本画家・滝川清澄への思慕を絶つため、葛飾に嫁していった女弟子の懊悩を、水郷の景物を背景に美しく描く「葛飾の女」。胸奥に火を抱く、繊細で華奢な女たちの、ひたむきな生をうたいあげた、下町の感性を受け継ぐ女三代記の名作2編。
  • 月と太陽
    値引きあり

    月と太陽

    小説・文芸
    4.0
    1巻418円 (税込)
    太平洋上の島に招待されてホラー作家はその双子と会った。皆既日食を見た後、弟のほうが言う。「ぼくらが世界を変えてやるよ」(「絆」)。きみは誰かの獲物になる――奇妙な男にかつて予言された女性からの連絡が絶えた。顔のわからない篤志家は敵だったのか(「瞬きよりも速く」)。圧倒的な想像力で未来の夢を描く傑作!
  • 月の三相

    月の三相

    小説・文芸
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    デビュー作にして芥川賞受賞作『貝に続く場所にて』に続く、最注目の受賞第一作! 「フローラが失踪した」。旧東ドイツの小さな街に広がる噂が、歴史に引き裂かれた少年と少女の物語を呼び醒ます。分断の時代を越えて、不在の肖像をたどる旅。 「不在の者が失踪した後、静寂の表層と化した過去に踊り込もうとする言語がここにある。」 ーー多和田葉子 「傷だらけの歴史、その交差点に花開く魂の仮面劇。生命のリアルはどこに宿るのか。新次元の世界文学が誕生した。」 ――亀山郁夫 旧東ドイツに位置するその街では、誰もが自分の「肖像面」を持っていた。面に惹かれて移り住んだ三人の女たち――望、グエット、ディアナは、失われた「顔」を探して、見えない境界を越えていく。いくつもの時間が重層する街で、歴史と現在、記憶と幻想が交差して描き出す、世界の肖像画。
  • 月は腕に歴史を抱き

    月は腕に歴史を抱き

    王宮の双子の兄妹、陽隼と晃月は互いに魂の片割れと感じ、恋以上の固い絆で結ばれていた。が、病弱な妹、晃月は離宮へ静養に行くことになる。初めて、陽隼がそばにいないという生活で、晃月は、民の暮らしが厳しく、王宮に反乱を起こそうとする者もいる現実を知り成長する。生と死、出会いと別れ――国が滅び平民となった晃月の行く末は……!?
  • 月は東に

    月は東に

    小説・文芸
    -
    1巻946円 (税込)
    起きてしまった知人の配偶者との「関係」の事実を、男は謝罪し弁明するほどに、ますます窮地に陥ってゆく。露呈する主人公の心の「やましさ」を、作家の眼が凝視する。救いを願う個我の微妙な感情と心理を描いた、意欲的長篇。夏目漱石、志賀直哉らと日本の近代小説が探求し続けてきた、人間の「倫理とエゴ」の重く切実な主題を共有する、『幕が下りてから』に続く著者中期の代表作。
  • 月姫系図

    月姫系図

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    極悪非道の金山奉行・大久保石見守長安の配下の忍者・いの字や浪人・兵馬と戦う、正義の剣士・桜井進太郎。信玄の隠し金山をめぐる欲と欲のぶつかり合いと、武田勝頼の妻・月姫の謎とその孫に迫る毒牙。
  • 築山殿無残
    値引きあり

    築山殿無残

    小説・文芸
    -
    1巻330円 (税込)
    養父・今川義元の命で、家康に嫁いだ瀬名姫は、一子・信康をもうけ、築山殿と呼ばれた。今川、織田、徳川一門の確執を背景に、家康は、信長の女を信康の正室に迎えた。渦まく政略の中の嫁姑の葛藤、今川崩壊、信康切腹、築山殿刺殺! 時の歪みに翻弄される戦国女人の哀れを、史料を駆使し鮮やかに描く、本格歴史小説。松本清張氏も絶賛した「築山殿刺殺事件」の真実!
  • 机の上の仙人 机上庵志異
    値引きあり

    机の上の仙人 机上庵志異

    小説・文芸
    3.0
    1巻330円 (税込)
    小精霊が語るファンタジー、空想豊かな奇譚怪談――小さな草庵と風変わりな小精霊が、ある日悠然と、童話作家の机の上に出現した。着流しに袖無し羽織、半白総髪まげの、方寸と名乗る仙人は、以来作家の眼前に出没し、不思議な物語を語ってきかせ、作家を興趣尽きない別天地に誘う。中国の奇書「聊斎志異」から発想し、日本の風土に合せて鮮やかに換骨奪胎し、趣向を凝らした、知的なショートファンタジー傑作物語集。
  • 佃島ふたり書房

    佃島ふたり書房

    小説・文芸
    3.7
    1巻598円 (税込)
    佃の渡しが消えた東京五輪の年、男は佃島の古書店「ふたり書房」を立ち去った。大逆事件の明治末から高度成長で大変貌をとげる昭和39年まで移ろいゆく東京の下町を背景に庶民の哀歓を描く感動長篇。生年月日がまったく同じ2人の少年が奉公先で知り合い、男の友情を育んでいく。第108回直木賞受賞作品。(講談社文庫)
  • つげ義春日記

    つげ義春日記

    小説・文芸
    3.9
    1巻1,430円 (税込)
    伝説の漫画家が私生活の苦闘を描いた幻の日記、待望の初文庫化。 昭和50年代、結婚し長男も誕生して一家をかまえた漫画家つげ義春は、寡作ながらも「ねじ式」「紅い花」など評価の高い作品群が次々と文庫化され、人気を博す。生活上の安定こそ得たが、新作の執筆は思うように進まず、将来への不安、育児の苦労、妻の闘病と自身の心身の不調など人生の尽きぬ悩みに向き合う日々を、私小説さながら赤裸々に、真率かつユーモア漂う筆致で描いた日記文学の名篇。解説・松田哲夫。
  • 対馬丸事件 沖縄の悲劇

    対馬丸事件 沖縄の悲劇

    小説・文芸
    -
    1巻550円 (税込)
    太平洋戦争末期、学童・教師・父兄・病人等1600余名を乗せて、沖縄を逃れ、本土へ向かった学童疎開船・対馬丸は、トカラ列島の一つ、悪石島沖で米潜水艦の魚雷を受けて沈没した。この事実は、長い間、軍の命令で隠されていたが著者は、たくましい想像力によって、船と運命を共にした学童たちと沖縄の悲劇を描く。(講談社文庫)
  • 蔦かずら

    蔦かずら

    小説・文芸
    -
    1巻1,562円 (税込)
    ラスト・ラブ。この恋を失ったらもう二度と人を愛せない。自分を囲っていた男が危篤になったときに抱く熱い恋心、年若の同僚に躰をゆだねられない切なさ、夫の不義を許してしまった妻の寂しさ――。曲がり角で愛に揺れる女性達の心の襞を描いた、8つの連作集。
  • 蔦葛木曽棧(上)

    蔦葛木曽棧

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻825円 (税込)
    時は室町の末。木曽の領主・義明に愛妾として迎えられた遊女の鳰鳥(におどり)には、秘めた大望があった。イスパニアの司僧であった父を惨殺した義明への復讐である。兄の御嶽冠者もまた御嶽山中深く一党を率いて仇の隙をうかがっていた。兄妹の怨念が数多の妖士怪人を呼び集め、風雲まさに急を告げるとき、妖異壮大な物語の幕は開く! 無類の構想力、ロマンの錬金術師の三大伝奇小説第1作。
  • 蔦燃

    蔦燃

    小説・文芸
    3.0
    1巻660円 (税込)
    真砂子の前に、突然現れた、夫・光司の異母弟・末次郎。垣根に絡みつく蔦のように、友江の家にひび割れを作ろうとしているのか、復讐から始まった出会いは、白く透けるような肌を持つ真砂子をエロスに浸し、魔女のように変えていく。会わずにいられなくなった二人は……。鳥清恋愛文学賞に輝いた大人の名作長編。性愛が人の心を変える男女の物語。
  • 突っかけ侍(上)

    突っかけ侍

    小説・文芸
    -
    1~3巻660円 (税込)
    肥前唐津藩の元御馬廻役・松村金太郎は、今では突っかけ草履の小粋な兄さん、人呼んで「わざくれ橋の金さん」だ。武士稼業はすっぱりやめてはいるけれど、実は、主君・小笠原長行の内命を受けて、ひそかに藩のため働いている……。ある春宵、将監橋の上、唐津藩の内紛で長行の反対派にまわり、藩侯の里方・信州松本藩と手を結んで、藩論を朝廷方に傾けようと企む奸人で、義兄の仇でもある周施方・長谷川番作をバッサリ。ーー粋でいなせな金さんが、同じ脱藩・小南敬助らと協力、小笠原長行を扶けて東奔西走の活躍。剣雲、侠気、哀恋が織りなす、子母澤寛会心の幕末傑作長編! <全3巻>
  • 堤清二とセゾングループ

    堤清二とセゾングループ

    小説・文芸
    4.0
    1巻854円 (税込)
    時代をリードした詩人・経営者の指導力とは 世俗をにくむ詩人であり、バランスシートを読む経営者――相反する二つの顔をもつ堤清二は、100社を超えるセゾングループ企業に君臨する総帥として、何を考え、どう行動してきたのか。時代をリードした「文化産業」の盛衰を克明にレポートして、その実像に迫る力作ノンフィクション。『漂流する経営』を改題。
  • ツボ押しの達人

    ツボ押しの達人

    小説・文芸
    4.0
    1巻693円 (税込)
    放談社週刊ミライ編集部の望来は、かつて指一本で勇名を馳せた達人を取材しに山に入る。人の尊厳を一瞬で奪う筆舌に尽くしがたい凄技を操る達人から、望来は技の手ほどきを受けることに。そこへ編集長刺傷の報が。ヤクザの逆恨みか、それとも…!? 事件解決に乗り出す望来はもう、かつてのひ弱な記者ではなかった!
  • 壺坂幻想

    壺坂幻想

    小説・文芸
    -
    1巻1,353円 (税込)
    盲目で死んだ祖母への鎮魂に、作家は壺坂寺に詣でた。山道を辿ると、みかん水を売って祖母を大切にした叔父の悲運、生きている母の姿など、親族の誰彼もの不幸が思い浮かんでくるのであった……。『雁の寺』『越前竹人形』『飢餓海峡』の著者が、作家生活20年にして初めて、書かずにはいられないテーマに突き当たった。水上文学晩年の陰翳に満ちた豊かな文学世界の到来を約束する、家族を巡る追想の連作短篇集。生きるとは、私とは、何か?
  • 妻が椎茸だったころ
    値引きあり

    妻が椎茸だったころ

    小説・文芸
    3.8
    1巻330円 (税込)
    亡き妻の残したレシピをもとに、椎茸と格闘する泰平は、料理教室に通うことにした。不在という存在をユーラモスに綴る表題作のほか、叔母の家に突如あらわれ、家族のように振る舞う男が語る「ハクビシンを飼う」など。日常の片隅に起こる「ちょっと怖くて、愛おしい」五つの偏愛短編集。<泉鏡花賞受賞作>
  • 妻の温泉

    妻の温泉

    小説・文芸
    -
    1巻2,200円 (税込)
    家業の理髪店で理髪師として出発し、石田波郷門下で句作の道へ。その後、横光利一に師事して小説を書き始め、55年に本書が直木賞候補作となる。選考会では小島政二郎から「ホンモノのリズムが打っている」と絶賛されるが、他の選考委員から「エッセイではないか」「自然すぎる」と批判され、落選。しかしその文章が放つ独特なユーモアと哀感が多くの読者を魅了しつづけ、「名文家」として根強いファンを持つ。「氏の筆の巧妙な幻術に引っかかって(中略)一々事実であると鵜呑みにしないよう」(山本健吉「跋」)ご用心のうえ、この「不世出の作家」が編み出す小説の醍醐味をご堪能あれ。
  • 妻は知っていた
    値引きあり

    妻は知っていた

    小説・文芸
    -
    1巻462円 (税込)
    デパートの設計部に勤務し、若くて優秀な室内装飾デザイナーの菊雄を夫にもつ多緒子は、幸福な家庭生活をおくっている。ところが、菊雄が上顧客である貿易会社の社長令嬢・潮子から、商業装飾の店の専門技師として転職をすすめられ、この事件をめぐる夫婦の感情のもつれが、やがては家庭の苦悶の姿に変っていく……。
  • 小旋風の夢絃

    小旋風の夢絃

    小説・文芸
    4.0
    1巻1,463円 (税込)
    春秋末期の衛国。小柄な十五歳の少年・小旋風(しょうせんぷう)は、盗掘を生業とする養父に育てられた。あるとき彼は、墳墓の棺の中から華麗な琴を発見するが、養父は落盤事故で死んでしまう。小旋風は琴を売ることで貧困から脱し、のし上がろうと考える。彼の野心はやがて、衛国全体を巻き込んでいく。小旋風は自分の唯一の武器である言葉だけを使って、大金を手に入れることができるのか――。第9回小説現代長編新人賞受賞作。
  • 冷たい骨に化粧

    冷たい骨に化粧

    小説・文芸
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    このラスト、中毒必須。 いまもっともアツいBL小説界から一般文芸界へ、新たな才能が花開く! ――残酷な世界を生き延びるため、彼女は唇に嘘を纏った。 夕暮れ時に訪ねてきたのは夫の不倫相手だった。(あやか) 「おじいちゃんを殺した」。母と娘の逃避行ともう一つの秘密。(真夜中のドライブ) 愛する妻に殺されたい。男が挑んだのは命を賭けた悪女の証明。(愛妻家) 作り話が得意なミユは、今日もクラスの人気者。(楽しい話をしてあげる) バス停で出会った不思議な女。その声はどこか懐かしかった。(赤い傘) ほか、全9編を収録。 隠し通すと決めた秘密、守るために握った刃、騙し抜いてほしかった甘い言葉。 その正体に気付くとき、9つの衝撃があなたを射貫く。 衝撃の結末を、心してご堪能ください。
  • 詰め腹

    詰め腹

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    動乱の中近東から安い石油を輸入する放れ業を演じて、業界をあっといわせ、「世界石油」を一流会社にのしあげた社長・葛原大三の満々たる自信が、今や揺らぎ始めた。腹心の橘専務が裏切ったのだ。しかし彼は、背後に迫るさらに巨大な陰謀の存在をいまだに知らない。経営危機を切り抜けようとアメリカに飛び、米資本の融資を取り決めて帰国したとき、彼を待っていたのは社長退陣の要求だった。湯水の如く政界に撒いた献金の効果も、今は空しい。――著者が足で取材した秘材をもとに、金融資本の悪魔にひとしい裏面を鋭く抉る「詰め腹」他5篇。
  • 艶めき
    値引きあり

    艶めき

    小説・文芸
    3.0
    1巻330円 (税込)
    舅にできた女友達を通して昔の恋人に再会した和香子。女癖が悪く甲斐性のない別れた夫を思い切れない千絵子。ふと知り合った男と梅の古木を見にいく律子……。平穏な日常のなかで、女の心にはひそやかに蕾が育まれ、躰(からだ)の奥では小さな焔(ほのお)が燃え続ける。
  • 強い「個性」の経済学

    強い「個性」の経済学

    小説・文芸
    -
    1巻660円 (税込)
    戦争と革命の時代は終わった。新しく到来した平和と安定の時代は、一段と激しさを加える経済競争の時代そのものである。人並みの人間は淘汰され、広い視野・高い視点・鋭い判断力を備えた強い「個性」の持ち主だけが、経済活動はいうに及ばず、あらゆる社会活動・文化活動においても成功者になれるのだ。いま始まった新しい経済の時代を勝ち抜くための必読書。

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