転生

転生

817円 (税込)

4pt

3.7

2011年度芸術選奨受賞作家。謎の死を遂げたパンチェンラマ十世が、突然蘇った。卑しい男の魂が転生してしまったのか、この活仏(かつぶつ)は意地汚くて女好き。動くミイラと化したラマは、当局の目を避け、小僧のロプサンを連れてインドへの道を急ぐが……。核の脅威が迫るチベット高原でラマはある行動に出る。(講談社文庫)

...続きを読む

転生 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年09月06日

    面白かった!!
    笑って、ドキドキして、怒って、ホッとして、考えさせられて、ちょっぴり涙した!!
    手塚治虫さんが生きてたら描くのではないかという題材。パンチェンラマ10世のミイラが生き返るというとんでもない話なのだが、現実におきている中国のチベット侵略を批判している。

    こんな救世主が現れなくてならな...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月27日

    実に深刻なチベット弾圧の状況を描いているけど、荒唐無稽で可笑しい。うまい。ただ内容的には作者がチベットを描きたいってのが先行してて人物や設定はそのおまけって印象も否定できないかな。

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月02日

    パンチェンラマ十世のミイラが蘇るという荒唐無稽な物語の中にチベットの現状を描き込んだスラップスティック・コメディ。
    ダライラマやチベット仏教をを扱った本は何冊か読んだけれど、本作を読んで全然わかっていなかったと感じた。たとえば、作中にある〈素のままのチベット人は、今でも勇猛果敢で残酷で、その上狡猾な...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月01日

    7月-1。3.0点。
    チベットの村で、パンチェンラマのミイラに、魂が復活。
    寺の小姓と一緒に、中国当局から逃げる。

    荒唐無稽な話に見えるが、さすが篠田節子。チベットの時事問題やらに、うまくストーリーを紡いでいく。
    一気読み。

    宗教系の話がうまいな。

    0

    Posted by ブクログ 2011年05月06日

    篠田節子の本は時折貪るように読んでしまう。今回も死んだ魂がミイラに転生する、というなかなか有りえない設定なのだが、リアリティのある筆力ですっかり引きこまれてしまった。

    本作については後半若干失速した感があり、エンターテイメント感はあり面白いのだが、もう少し盛り上がりと言うか、テーマがテーマなので何...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年07月27日

    チベットの状況やラマのことは全く知らなかったので、その状況を知るにはよい本だったが、ストーリーとしてはイマイチ。もっとも、普通に書けば重くなりすぎてしまうかもしれないので、コメディタッチでちょうどいいのかもしれないが。しかし、解説で夢枕獏も書いているが、作者は大丈夫なのか。

    0

転生 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

講談社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

篠田節子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す