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Posted by ブクログ
兄弟子、1Q84O1さん(本名)の『民王 シベリアの陰謀 (2)』のコメント欄でこの本を教えて頂き探していたところ出会えました (๑˃̵ᴗ˂̵)و
素晴らしい厚みです!
ありがとう一休さんっ!!
信州上田出身の富島平太は、中堅ゼネコン『一松組』に就職し、作業現場で作業服にヘルメットで働いていた。
就職から四年目、大口公共事業の受注部署である業務課に異動になる。
業務課は、下請けとの価格調整などの仕事の他、裏の仕事『調整』という名の重要任務があった。つまり、談合だ、、、
平太には大学のテニスサークルで出会い、就職してから付き合い始めた銀行員の彼女(萌)がおり、業務課に異動してから価値観にズレが生じてくる。
そんな時、萌に近付く萌の銀行のエリート銀行員、、、
平太の仕事を中心に、彼女の萌ちゃん、平太のお母さんの病気など同時進行していきます。
それらの物語を丁寧に描きながらも、談合ってこういうもんだぜ!談合はダメだぜっ!っていうのがしっかり伝わるお仕事小説。
そして萌ちゃんね、、、
萌ちゃんに近付くエリート銀行マンの園田俊一、コイツ嫌ですねー(-。-;
女はこういうタイプに弱いのか!?
踏み潰してやりたくなりました( *`ω´)
なのに、園田のお母さんはとってもいい感じd(^_^o)
池井戸さん読むの、かなり久しぶりでした。
以前は経理の偉い人が、池井戸さんや辻村さんの本を譲ってくれたりしていたのですが、その方が退職されてから全く読んでいませんでした。
池井戸さん、大量殺人事件書きませんしね(笑)
久しぶりに読んだら、めっちゃ面白かったです。こんなに厚いのに一気に読んじゃいました♪
一休さんありがとうございました(*´꒳`*)
さぁて、今日はこれから会社の仲間4人で女子会ですっ!飛騨牛コース&ノミホ 5500円 らしいです♪行ってきまぁーす٩(ˊᗜˋ*)و
Posted by ブクログ
吉川英治文学新人賞受賞作。
おもしろかったー!
ゼネコンの「談合」がテーマ。
645ページもあるから身構えたけど、冒頭から面白く、そして読みやすい。2日で読んでしまった。
中堅ゼネコンの一松組で建築・土木に携わる、入社三年目の富島平太。「オレたちバブル入行組」などに出てきた白水銀行も。
入札に向けて邁進する中で、あっと驚かせるシーンがたくさん。特に抜本的なコスト削減には感嘆させられた。
登場人物も魅力的。
お調子者だけど優秀な先輩の西田。寡黙な実力者の尾形。人情味あふれる天皇こと三橋。
ライバルたちを小物感あふれる書き方にするのは池井戸流ですね。
平太の母と園田の母も、良い。
萌のストーリーはここまで詳細には必要なかった気はするな。
Posted by ブクログ
中堅ゼネコンの現場で働く主人公・平太は、ある日いわゆる「談合課」に突然異動を命じられる
「談合」は業界を守るための「必要悪」だと諭されて、戸惑いながらも徐々にその考えに染まっていく平太
一見、単なる社会派小説に思われるが、この平太の人事異動が恋人・萌との距離をつくるキッカケとなってしまう
萌の方も勤務先の銀行での考えと平太の「仕事」に対するズレから、徐々に同じ銀行の上司に惹かれていく
企業で働くとは? 生き方とは? 家族とは?
自分にとって真に近くにいてほしい人とは?
そうした問いかけを平太や萌の視点を通して読者に語りかけられる
そして平太と同郷で母とも繋がりがあったと思われるゼネコン会の天皇・三橋との出会いによって平太の考えや取り巻きが大きく変わっていく
また検察側の視点も程よいタイミングで入ってくることで、談合する側だけの論理ではなく「社会」として広い視点で「談合」を見つめながら物語は進む
読みながら平太とともにハラハラしながら、社会人として自分自身にも投げかけられるような問いが随所に散りばめられており、さらに池井戸作品としては安定のミステリ要素もしっかりと踏まえた結末に楽しませてもらった
本書あとがきに書かれていたが、私は著者が当初候補としていたタイトルがこの作品にはとてもしっくりくると思った
「走れ、平太」
泥臭く社会に揉まれながらも、目の前の道を走っていく青年の姿に好感を持たない人はいないはずだ
Posted by ブクログ
ネタバレ 池井戸潤最高でした。この所10冊以上Unlimited出してるから、毎日の様によんでるが、この本と空飛ぶタイヤはとくに良かった、今迄、1000冊以上、サスペンス絡みの人間ドラマ読んでるが、結末に至るストーリーが、まるで映画観てるごとく、先が読めない様で、読むと感動してしまう、最高作品である。
「今回の地下鉄工事の入札で、なぜ一松組は他のゼネコンとJVを組まなかったのか。なぜ、談合の打ち合わせに尾形常務が出席しなかったのか。なぜ、他社の談合担当者が逮捕されたのにウチは誰も逮捕されないのか。それはつまり、これが最初っから尾形の策略だったからだ」
内部告発して検察に情報を流していたのは──尾形常務なんだよ」
「検察だよ。東京地検だ。俺も調べてみた。内藤っていうのは、今回の特捜部長だ。間違いない。尾形はこう考えたのさ。競争相手を談合で潰し、一松組だけが生き残って地下鉄工事を受注することはできないか。また、そうなれば全国で指名停止を食らった真野建設も山崎組も村田組も、しばらくはなにもできなくなる。それは一松組にとって千載一遇のチャンスだ。これぞまさしく談合特需だ、ザマーみろってな!」
「三橋の調整を失敗に追い込むことさ。調整が不調に終われば、社長の意向がどうあろうと公正入札に頼らざるを得ない。尾形さんの狙いは、談合潰しなのかも知れないぜ」
ただ尾形常務の計画に利用されるために来たんですか、ここに。談合課に」
潜る、とは、談合で取り交わされた約束を破り、低い価格で落札することを意味する。禁じ手というより、裏切り行為だ。
中堅ゼネコン一松組の若手、富島平太が異動したた。「三橋の調整を失敗に追い込むことさ。調整が不調に終われば、社長の意向がどうあろうと公正入札に頼らざるを得ない。尾形さんの狙いは、談合潰しなのかも知れないぜ」先は、「談合課」と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾くぞ――たしかな技術力を武器に、真正面から入札に挑もうとする一松組の前に、「談合」の壁が立ちはだかる。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ!(講談社文庫)
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