国内小説 - 河出書房新社の検索結果
検索のヒント
検索のヒント
■キーワードの変更・再検索
記号を含むキーワードや略称は適切に検索できない場合があります。 略称は正式名称の一部など、異なるキーワードで再検索してみてください。
■ひらがな検索がおすすめ!
ひらがなで入力するとより検索結果に表示されやすくなります。
おすすめ例
まどうし
つまずきやすい例
魔導士
「魔導師」や「魔道士」など、異なる漢字で検索すると結果に表示されない場合があります。
■並び順の変更
人気順や新着順で並び替えると、お探しの作品がより前に表示される場合があります。
■絞り込み検索もおすすめ!
発売状況の「新刊(1ヶ月以内)」にチェックを入れて検索してみてください。
-
海を吸う/庭に接ぐ
第60回文藝賞〈短篇部門〉優秀作! 体中に開いた穴に液体が溜まっていく少女、〈森〉に侵食された父と娘……破格の才能が紡ぎあげる耽美と汚穢の世界。柴崎友香・松田青子・朝宮運河 驚嘆! 「身体の感覚と心の内とを具体的な手触りや光景が直接感じられるような言葉で書かれ、 それを追い求めていく力のある書き手」 柴崎友香(選考委員) 「“目覚め”る前の、八方塞がりで終わりのない感情や自らの体への絶望がテンションを 下げることなくラストまで到達している」 松田青子(選考委員) 「登場人物の肉体は傷つき、溶解して、得体の知れない何かにメタモルフォーゼする。その過程は息を呑むほどおぞましく、それでいて蠱惑的だ」 朝宮運河(怪奇幻想書評家) 『海を吸う』 体中に穴が開き、液体が溜まっていくひより。いっくんは「穴の底を貫く」よう言い、母は「筒になりなさい」と言う。独特の重さと湿り気に満ちた世界に読み手を引きずり込む、圧巻の文藝賞〈短篇部門〉優秀作。 『庭に接ぐ』 「ここから先は森だよ」「ここは庭の終わりで森の始まりだから」「森に入ってはいけない」。森へ続く〈庭〉のある家で暮らす父と娘。ある日、森から戻ってきた父は正気を失っていた――二人きり閉ざされた箱庭を何かが侵食する。濃密な悪夢の気配に吞まれる受賞第一作。 全国書店員、震撼 そんなつもりではなかった。この物語に気軽に土足で踏み入ってしまった事を悔やんでしまう。著者が育み堕とした独自の聖域じみた世界に、足跡を残してしまったかもしれないことが本当に。 幻想的かつ不気味な雰囲気を持つ作品のなかでも、自身の想像の箱を押し広げる力が飛び抜けて強いと思わされた! ――豊永大(紀伊國屋書店グランフロント大阪店) どろっとしたナニカの表現が、文字だけなのに触ってしまったのかと思うくらいに巧みで、読みながらナニカを触ってしまったのかと錯覚した。 ――中沢雅(くまざわ書店西新井店) 強く「身体」がある。 身体から出るものへの感覚が研ぎ澄まされていて、暴力的なまでのにおいと液体。 吸われる。接がれる。曖昧になっても残る強烈な身体感覚。 ゾクゾクとしてどこかに連れ去られそうになった。 ――海老原眞紀(リブロ福生店) 気持ち悪い、でも目が、意識が逸らせない、見届けなければならないという気持ちがどこから来るのか分からないままにページを捲っていました。 ――迫彩子(蔦屋書店熊本三年坂) 他者の言葉や世界の重さが、静かに侵入してくる。 独特の湿り気を帯びた文体は、読む者の感覚をじわりと叩き起こし、曖昧だった内面と外界の境界をあらわにする。 いったい何を意味しているのかと考えるうちに、未知の世界観へと深く引き込まれ、気づけば何度もページをめくっている。 ぞくりとする読書体験。癖になる一作だ。 ――新井沙佑里(紀伊國屋書店 新宿本店) 甘美でしなやかなこの物語を咀嚼する幸福にしばらく浸っていたかった。 ――山本亮(大盛堂書店) -
お隣さんの置き配がヤバすぎる
『ババヤガの夜』の王谷晶氏 推薦! めちゃくちゃな世の中にボコボコにされている女たち、世界よりもっとはちゃめちゃになってやれ!! 今、元気のある人もない人も読んで笑って泣いてほしい。 ・ 大御所作家からのセクハラで筆を折り、半引きこもり生活を送る漫画家・侑李。立派な家で何不自由なく暮らす隣人の専業主婦・花帆。 近所で連続通り魔事件が起こり、隣家には不穏な空気が……。花帆にはじつは秘密があったーー 交わるはずのなかった二人は「置き配」をきっかけに、「女である」だけで自分たちを削り取っていくものたちに、真っ向から挑むことに……。 バイオレンスと癒しの疾走するシスターフッドな復讐物語! ・ 人気音楽ユニットYOASOBIが楽曲化した「New me」の原作短編小説を書いた有手窓による、初めての長編小説。 -
解答者は走ってください
この世界は破壊すべきである、○か×か? 過去の記憶がない怜王鳴門にある日届いた「きみの物語」。読者を挑発する究極のマルチバース小説! 第60回文藝賞優秀作。穂村弘驚嘆! 我々も現実世界に閉じ込められた登場人物だ。小説の枠組み自体が問題視され、登場人物が複数の階層を貫いて行動する本作を、もっとも推した。 ――選考委員・穂村弘 「お前は、この世界を壊すのか」 「うん」「すべてを無へ帰す」 「なんのために」 「パパのために」 (本文より) クイズ大会、国家転覆、そしてギターケース爆弾――。 型破りな展開と、移り変わる世界線が、物語と現実の境界を突破する、破格のデビュー作! -
風を飼う方法
吹かれたいときに吹いてくれる風のないことには心おぼえがある。百子は黙って、窓を閉める。全4篇が描き出す、人生の物憂さと微光。『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』著者の初小説集。 『ここで唐揚げ弁当を食べないでください』で話題の著者、初の小説集! ゆきはひとりになって働きはじめ、私は水浴びする男を見つめ、雨の夜に三人は出会い、百子は絶望を抱えたまま暮らしている。 全四編が映し出す、人生のもの憂さと微光。 装幀=岡本太玖斗 【収録作品】 ●「けだるいわあ」 唐揚げ弁当ひとつくださいと口に出す。真っ赤なエプロンの女のひとは「はあい」と愛想なく、しかし不機嫌そうでもなく、どちらかというとぽかんとした感じで返事をした。 ●「水浴び」 ルーフバルコニーではおじさんが水浴びをしていた。パンツ一丁の姿で、青いホースから水をどんどんあふれさせ、頭の上からきもちよさそうに水を浴びている。 ●「カリフラワー」 あの夜は小雨で、傘をささなくてもよいほどの小雨で、というより雨は、わたしが家を出たときにはまだ雨は降っていなかった。気配はあったが、気にしなかった。 ●「風を飼う方法」 吹かれたいときに吹いてくれる風のないことには心おぼえがある。百子は黙って、窓を閉める。 -
烏と孔雀
また、私たちは「津原泰水」に会える 全作品単著未収録。タイトル・収録作・収録順決定=津原泰水。 『綺譚集』『11eleven』に続く待望の第三作品集がついに刊行。 『綺譚集』(創元推理文庫)、『11eleven』(河出文庫)に続く第三作品集『烏と孔雀』。本作は、生前、著者が担当編集者と刊行に向けて進めていた作品集です。『烏と孔雀』というタイトル、収録作品、掲載順にいたるまで、著者本人が決定。1998年発表のものから最晩年(2022年)の作品、さらには書き下ろしまで、全14作品が収録。 ・幻獣たち ・I, Amabie ・北三鷹市の開ヶ町 ・エリス、聞えるか? ・クニヨシ・カネコのキャビネット ・エルビスさんの帽子 ・指輪物語 予告篇 ・SARS-CoV-2の物語 ・恋するマスク警察 ・ボッサ・ノヴァ2020 ・戯曲 中空のぶどう ・おなかがいたいアナグマ *書き下ろし ・カタル、ハナル、キユ ・リサイクル(亀井省吾の場合) コロナ禍にご自身の代表作「五色の舟」を無料公開した際に書かれた文章「『五色の舟』全文公開に際して」も特別掲載。解説はミステリ評論家の日下三蔵氏が担当。「津原泰水の足あと」と冠された解説は、少女小説作家「津原やすみ」時代の話から晩年にいたるまで、小説家・津原泰水の魅力溢れる原稿です。いまだ多くの読者を魅了し続ける唯一無二な物語作家・津原泰水による、唯一無二な「物語」たちをご堪能ください。 -
熊はどこにいるの
「わたし、殺しました、生みたての赤ちゃんを」──震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。各紙誌絶賛! デビュー18年、著者最高傑作。 「これほどの強度の小説は滅多にないし、ここには真の意味での熊がいる。」──古川日出男 「いつかこんな夢の中に自分もいたような気がする。止まらない余震のような小説。」──斎藤真理子 生きるためにもがく者、 死ぬための場所を探す者── 暴力から逃れた女を匿う山奥の家に暮らす、リツとアイ。 津波ですべてを失ったサキと、災後の移住者であるヒロ。 震災から7年の地で、身元不明の幼子をめぐり、4人の女たちの運命が、いま、動き出す。