眼球達磨式

眼球達磨式

1,540円 (税込)

7pt

3.1

無為な日々を過ごす「彼」は、移動式の監視カメラ「アイ」を手に入れた。極小眼球型の機体で街を疾走するが、ある日、なんとアイが勝手に自走をはじめ――。第58回文藝賞受賞作。

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眼球達磨式 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    粗筋を読んで気になって読んでみたんですけれども…あまりにも…何が起きているのかよく分からない描写の連続でしたかねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    てか、作者は何を表したかったのか…それすらも判然としない読書でしたけれども…著者は大分若いんですけれどもまあ、そういう最近の若い人の感覚?を多

    0
    2025年04月02日

    Posted by ブクログ

    おもしろかった。文章も無理なく作者の言葉で書かれていた。自分の意思だと思っていたものが、いつしか意思から離れている瞬間がこの作品でうまく描かれてた。そしてそれは最初から意思だったのか、そうでなかったのか、わからなくなる。自分の意志とは案外信頼におけないもの

    0
    2024年10月30日

    Posted by ブクログ

    不思議なお話で
    短いから、どういう終わり方なのかな~~と
    思っていたら
    唐突に終わってしまった
    表紙が、お話そのもの
    どんどん続きそう・・・なのに
    死んでしまったなんて

    0
    2022年07月10日

    Posted by ブクログ

    彼の目線から「アイ」目線へのシフトは意外とスムーズ
    いつのまにか「アイ」になってるわたしは目を見張りながら読んでいる
    転がるたびに混ざり合う日常は掴めそうで掴めない、というか掴みづらい
    初読みにして最後という衝撃
    もう少し読んでみたかった

    0
    2022年04月12日

    Posted by ブクログ

    確かにロードノベルと言えば言えるかもしれない.移動式小型カメラアイの魚眼,地上2センチの世界がどんどん転がり出して,猿にヤモリに犬の登場.おいていかれた僕の前に広がる現実であって微妙にズレた街.この不思議な世界観が現実を侵食する.切り口がとても面白かった.

    0
    2022年04月11日

    Posted by ブクログ

    著者にとって、デビュー作であり最後の作品になってしまった「眼球達磨式」
    わたしは、この作品の世界観がとても好きです。
    上手く言葉で表現することが難しいのですが、どこかメタ的要素が含まれていて、独特の文体で、これからもっとこの人の作品を読みたいなと思っていたのですが、亡くなってしまったので、この作品が

    0
    2022年04月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目玉のような外見のカメラ付ラジコン“アイ”を購入した“彼”。遠隔操作で見回り中、アイが女性に持ち帰られてから、どんどんおかしな方向へ導かれる。彼の制御下を離れたアイが、無機物な犬、猿、ヤモリをお供に不審者探しへと繰り出す様は、桃太郎の鬼退治のようでもあるが、最後に成敗されたのは……。この物語は、異な

    0
    2022年07月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ラジコンで遠隔操作できるはずだったがアンコントローラブルになった小型カメラ〈アイ〉が映し出す世界に釘付けになった彼のお話し。

    「見る」ことの能動性・受動性について考えられる作品かなと思いきや、読み進めると想像を超える展開に。一読しただけですんなり理解するのは難しかった。

    物語の主要な登場人物は「

    0
    2022年05月03日

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