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幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして――。
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Posted by ブクログ
父の仕事で海外に移住することになり、番犬である虎をペットにすることに。 虎の本能、力強さ、主人公との絆……とにかく読後感が凄かった(´Д`)
アフリカと思われる国に引っ越しして 番犬虎と出会う 番犬として仕事や幸せそして本能で生きていることのなどが臨場感を感じた
大きな愛と、抑えきれない強さで守ってくれる虎と、 それに応えられず後悔している女の子の話。 ペットを飼う前に読んで欲しい本かもしれない。
世界には、本に描かれているような治安の悪い国があることを初めて知った。 人間を守るための犬がいることも… 今の生活があたりもえでなく、幸せであること覚えておこう
私も犬を物心ついた頃から飼っていて、 今の犬が3代目。 幼いまどかと同じで 無責任に所有していたのだと、ハッとした。 虎とまどかとの愛と罪のお話を読み終えて、 私も虎を失ったような気がして、 昔飼っていた犬たちも、もちろん 今飼っている犬も大切に かけがえのない時間を共有していきたいと強く思った
まどかには忘れられない犬がいた。ローデシアン・リッジバックの『虎』。『全身で伝えてくる愛となんの曇りもない信頼のまなざし』にグッときた。今は亡き愛犬たちを懐古し、静かに本を閉じた。
サラサラ読めるけど読み応えのある文章はさすが千早茜さんだ、と思う。 犬を飼っている人は読んでほしい。 虎の幸せって、人が犬を飼う事の意味って、責任って、、、
千早さんの新たな一面をまた見せてもらいました。 日本から離れた異郷の地で、幼かった主人公と犬の愛を描いた小説です。 犬を飼う人間として感じるところがたくさんありました。 彼らの与えてくれる愛は私たちを幸せにしてくれます。 では、私たちは彼らを幸せにできているでしょうか。 We have to...続きを読む consider what is happiness for dogs. They are different from humans.
異国の空気や植物の色鮮やかさが閃き、香りまで漂ってきそうだし主人公の犬・虎は生命力に溢れ毛並みに触れた時の感触が思い出せる(私には存在しない記憶だが)くらい文章から質感を感じます。 犬の形にぽっかりと空いたまどかの胸の奥の穴は塞がることはないのでしょう。
強烈な美しさに憧れながらも、完全には混ざり合えない異国の地。 確かな絆はありながらも、透明な壁に隔たれているような、少女と犬。 景色や空気の描写が匂いたつようにリアルで、虎とまどかの濃密な時間を追体験しているような気分で読んだ。
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