配信予定・最新刊

作品一覧

  • クリスマス・イヴの聖徳太子
    NEW
    -
    1巻2,200円 (税込)
    わたしの言葉を奪いにくるならわたしはお前の命を奪う──。三島由紀夫、穂村弘、BL、タワマン文学、木嶋佳苗etc. 稀代の歌人にして天性の批評家による言葉のレジスタンス。 『はつなつみずうみ分光器』の編者であり 『をとめよ素晴らしき人生を得よ』が話題の 稀代の歌人・天性の批評家 過剰な言葉と繊細なレトリックで オンリーワンの文体を持つ著者による エッセイ、小説、批評、書評を収録 いまを生きるための 言葉のレジスタンス 【目次】 まえがき 1 don’t call my name 「フェイクニュースは私だ」 我々は既にエミリー・ディキンソンではない 「ファン」の美学と倫理について 少女小説家になりたかったあなたへ  2 終焉は祝福している スタンダード・ナンバー ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?――小説 名誉男性だから 3 一千年後のジャンヌ・ダルク 超資本主義社会における恋愛至上主義について MINE――小説 4 奇蹟は燃えている パーフェクト・スター――左川ちかについて 誘惑のために うつしかえされた悲劇――三島由紀夫『豊饒の海』について 原型――小説 5 don’t sing for us ふたたびの、聖書――穂村弘『ラインマーカーズ』文庫版解説 デフォルトを解除する鍵――短歌とBLについて 生という謀反――『馬場あき子全歌集』書評 凄いままでいてもらわないと困る――水原紫苑『如何なる花束にも無き花を』書評 これからの批評のための3冊
  • 現代短歌パスポート1 シュガーしらしら号
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    1~5巻990円 (税込)
    新シリーズ創刊!最注目の歌人10名による書き下ろしの新作短歌アンソロジー歌集。 榊原紘 伊藤紺 千種創一 柴田葵 堂園昌彦 谷川電話 吉田恭大 菊竹胡乃美 宇都宮敦 初谷むい 【収録作品】 榊原紘「Classic」 伊藤紺「雪の匂い」 千種創一「White Train」 柴田葵「おさしみ」 堂園昌彦「春は水さえとろけさせる」 谷川電話「夢を縫う、たき火を保つ」 吉田恭大「フェイルセーフ」 菊竹胡乃美「火のぬいぐるみ」 宇都宮敦「羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール)」 初谷むい「天国紀行」 【目次】 榊原紘 Classic 伊藤紺 雪の匂い 千種創一 White Train 柴田葵 おさしみ 堂園昌彦 春は水さえとろけさせる 谷川電話 夢を縫う、たき火を保つ 𠮷田恭大 フェイルセーフ 菊竹胡乃美 火のぬいぐるみ 宇都宮敦 羊毛期の到来(ウール、ウール、ウール) 初谷むい 天国紀行 執筆者プロフィール 【著者】 榊原紘 1992年愛知県生まれ。奈良県在住。第2回笹井宏之賞大賞受賞。2020年、第一歌集『悪友』刊行。ゆにここオンラインカルチャースクールで「推しと短歌」の講師を務める。短詩集団「砕氷船」の一員。 伊藤紺 歌人。1993年生まれ。横浜在住。著書に歌集『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(いずれも短歌研究社)、ミニ歌集『hologram』(CPcenter)。 千種創一 1988年愛知県生まれ。2015年、『砂丘律』。2016年、日本歌人クラブ新人賞、日本一行詩大賞新人賞。2020年、『千夜曳獏』。2021年、現代詩「ユリイカの新人」に選出。2022年、『イギ』、ちくま文庫版『砂丘律』。 柴田葵 歌人、ライター。第2回石井僚一短歌賞次席。第1回笹井宏之賞大賞受賞により、第一歌集『母の愛、僕のラブ』(書肆侃侃房)を出版。東京都在住。身長164センチ。 堂園昌彦 1983年東京都生まれ。早稲田短歌会を経て、現在、短歌同人誌「pool」所属。2013年、第一歌集『やがて秋茄子へと到る』(港の人)刊行。ブログに歌書紹介サイト「短歌のピーナツ」。 谷川電話 1986年愛知県生まれ。2014年、角川短歌賞を受賞。歌集に『恋人不死身説』(2017年、書肆侃侃房)、『深呼吸広場』(2022年、書肆侃侃房)。 吉田恭大 1989年鳥取県生まれ。「塔短歌会」「早稲田短歌会」で短歌を学ぶ。2019年第一歌集『光と私語』(いぬのせなか座)を刊行。同年より詩歌の一箱書店「うたとポルスカ」を運営。 菊竹胡乃美 1995年福岡県生まれ。2015年から短歌を始める。第一歌集『心は胸のふくらみの中』(書肆侃侃房、2023年)。 宇都宮敦 1974年千葉県生まれ。歌集『ピクニック』(2018年、現代短歌社)。ブログ「Waiting for Tuesday」(https://blog.goo.ne.jp/utsuno)。 初谷むい 1996年生まれ、札幌市在住。第一歌集『花は泡、そこにいたって会いたいよ』(書肆侃侃房、2018年)、第二歌集『わたしの嫌いな桃源郷』(書肆侃侃房、2022年)。
  • をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人短歌のレジスタンス
    4.0
    1巻2,090円 (税込)
    注目を集めたウェブ連載に、 書き下ろしを加えた待望の書籍化。 語られてこなかった女性歌人たちのレジスタンスを、 現代によみがえらせる。 『はつなつみずうみ分光器』の著者が挑む、 女たちの群像伝記エッセイ。  * * * 「きちんと目を向けさえすれば、ちゃんとわかることなのだった。  彼女たちの存在も、彼女たちの歌の価値も。」  ――本書「はじめに」より 1949年、女性だけの短歌結社「女人短歌会」と歌誌「女人短歌」が誕生した。 戦後短歌において独自の場を築き、数多くの才能を送り出してきたにもかかわらず、 彼女たちの活動は十分に顧みられてこなかった。 短歌をはじめ、さまざまな表現領域に光を当ててきた著者が、 男性優位の世界に抗いながら独創的な歌を詠みつづけた女性たちの姿と作品、 知られざるシスターフッドの軌跡を、 時を越えて鮮やかに描き出す。 「この本を読むあなたたちへ。  彼女たちの声も歌も、  おそらく未来のあなたたちに捧げられている。  絡みあった複雑な旋律を、  どうか、耳を澄まして聴いてほしい。」 巻末には、登場する女性歌人たちの作品から著者が選出し、 一首評を加えた精選120首のアンソロジーを収録。 【著者略歴】 瀬戸夏子〈せと・なつこ〉 1985年、石川県生まれ。歌人、批評家。著書に、歌集『そのなかに心臓をつくって住みなさい』(現代短歌社)『かわいい海とかわいくない海 end.』(書肆侃侃房)、評論集 『現実のクリストファー・ロビン 瀬戸夏子ノート2009-2017』(書肆子午線)、歌集ガイド『はつなつみずうみ分光器 after 2000 現代短歌クロニクル』(左右社)など。

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  • 緊急事態下の物語
    3.2
    1巻1,815円 (税込)
    濃厚接触、反ユートピア、ゾンビと猫、ライブカメラ、臆病なテロリスト…。2020→20XX、コロナ禍を生きるための、最前線の作家たちが贈る、もうひとつのパンデミック。

ユーザーレビュー

  • をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人短歌のレジスタンス

    Posted by ブクログ

    戦前、短歌において女性歌人はなにをどう詠んできたか。

    今よりも不自由な時代に、表現は遥かに自由で驚く
    (不自由な時代だから相対的に輝いてるわけではないだろう)

    今はSNS含め有象無象の表現が溢れ、文化の輪郭は見えにくくなってるのかもなぁ

    0
    2025年11月25日
  • をとめよ素晴らしき人生を得よ 女人短歌のレジスタンス

    Posted by ブクログ

    おもしろかった〜
    取り上げられたどの歌人たちも強烈な個性、そして人間関係……

    もうずっと、短歌の楽しみ方が未だわからなくて、
    というか、どういう情景に対して歌っているものなのか、ぴんとこないところがあって、

    感性の問題もあると思うけど、時代を含め、共有できるものが少ないからかもしれないので、こうやって人となりを知ることでようやく鑑賞できるのかもしれない……

    0
    2025年10月29日
  • 緊急事態下の物語

    Posted by ブクログ

    コロナ本がたくさん出てきたが、今まで読んだ中で1番コロナ禍という感じだった。
    2度見をした。すごいなぁこのママ。
    パパがいるのに彼氏がいるの?え?
    で、彼のところに行くために
    夕ご飯と明日のお弁当を作って、夕方さっさと出かけていく。
    SNS上でケンカする友達のお父さんとお母さん。
    イーイーさんの友達のお父さんがコロナで死んでお葬式も普通にできなかった。
    日本に来んなよって外国人差別をされる。
    ママの彼がコロナ陽性になって、ママは濃厚接触者でPCR検査。
    で、とりあえず学校休んでと娘に言うママ。
    日曜日はバスケの大会なのに。
    よその男と遊んで濃厚接触したママのせいで全部ぶち壊される私の気持ちは?

    0
    2021年07月10日
  • 緊急事態下の物語

    Posted by ブクログ

    コロナ禍を生きるあなたへ贈る、もうひとつのパンデミック。
    5人の作家さんによるアンソロジー♬

    『腹を空かせた勇者ども』金原ひとみ ★3.5

    コロナ禍の新たな日常を送る、育ち盛りの中学生、玲奈のもとにある日突然おとずれた「濃厚接触者」の知らせ。

    『オキシジェン』真藤順丈 ★2.5

    顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い、反ユートピアの物語を紡ぐ男が企てる、脱ディストピアの叛乱。

    『天国という名の猫を探して』東山彰良 ★3

    死者は活発に人肉を求め、生者が死んだ様に隠れて生きる暮らしで、ぼくは飼い猫を探す旅に出た

    『ただしみ』尾崎世界観 ★3

    ただ街を映すだけのライブカメラは、嘘の

    0
    2022年03月02日
  • 緊急事態下の物語

    Posted by ブクログ

    金原ひとみさんと尾崎さんの文章が読みたくて、
    金原さんのお話は高校生?の話だったけど、面白かったな

    自分にもあんな時があったのかも

    尾崎さんの小説は新しい感じがして、面白かった。
    定点カメラについて、全然知らなかったから、

    0
    2021年12月25日

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