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初小説にして芥川賞候補作となった『いなくなくならなくならないで』に続く、向坂くじらの小説第二弾! 幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、愛に疑念を抱いていて――
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Posted by ブクログ
小学校卒業近くまではバレエをやってて、中学は地元の学校へ、フリースクールにも週一回通い、高校卒業後は庭のテントでバイトしながらの生活。不機嫌でいびつで、神経質でろくでもなく、何者にもなれない、繊細で潔癖な子供の、誰も生まれないけど死ぬ人はいる物語。 好き嫌いがすごくわかれる作品なのではないかと思う...続きを読むけど、私は好き。
友人に紹介してもらった芥川賞候補作品。 輪郭はある、それもぼやけて見えるけどきっとしっかりある。そう感じたのは平仮名の多さ? 頭が割れて噴き出す感覚に共感。
生きづらさと それを物ともせずに、貫く魅力を感じた。 彼女の周りも彼女の魅力に気がついている。 てすが やっぱり 私なら楽に生きたい。 そして彼女なりにこれからの生き様を 踊りで表現して欲しい
芥川賞候補作品 息を呑むような疾走感と 愛へのアンチテーゼ。 誰かを愛すこと、好きになることはすなわち、 その人以外の誰かを愛せないこと。 一見痛切な展開であり、期待を予見させたかと思えば、それは幻影でしかなく、本質は偏愛と過剰なまでの平等。 主人公目線で描かれるこの作品は、 その目まぐるし...続きを読むく変わる状況や内面をあまりにも繊細で高潔な文章、語彙で表現しており筆舌に尽くし難い。 にも関わらず、私はどこが生きづらい我々を客観的に見ているような気持ちに陥る。 終始偏屈とは一切感じないが、 その僅かな表現から滲み出る悲観は、近年極端に楽観を求められる世界にある種光を与えているのではないか。 そしてまた、一入の感情は余韻そのものでもある。 ある種の裏切りは我々をいつまでも楽しませてくれる。
面白い!!! 傍から見たら何してるのかわかんないアンナだけど、所々考え方に共感する場面もあったり。 踊りの描写は躍動感があって素敵だった
この一個前に読んだ本が面白すぎて危うく星を減らすところだったが、かなり面白かった。 というか、読めたタイミングも良かった、一気読みできたから。 読み終わって最初のページを読むと全然解釈違った。勘のいい人は最初から気づくのか?できて半信半疑か。
「怒る」とも「泣く」とも違ったから、自分でそれに「割れる」と名付けた。(中略)それがアンノが自分のお母さんに失望した、初めての経験だった。 怒るでも泣くでもなく、自分が世界とうまくいかずに、頭の中を感情が駆け巡る。そんな気持ちに共感を覚えた。 アンノは常々、一人だけを愛し、それ以外を切り捨てる愛し...続きを読む方に「割れ」させられる。 一途とも残忍とも捉えられる愛を感じてきた未熟な少女が向かう先にあるものとは.. 愛が持つ二面性をこれでもかと描き、読者に突きつける文章にとても惹かれた。
淡々とした穏やかな文章で痛みの輪郭をくっきり浮き立たせられるみたいな本だった。私は彼女の踊りを見たことがないけど、彼女の踊りを知っているような気がした。 【読んだ目的・理由】芥川賞の候補作が読みたかったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆4.2 【一番好きな表現】流線形の犬のように走る体を、か...続きを読むぎりない遅さへと引き延ばすことが、そのときアンノの踊ることだった。(本文から引用)
主人公が幼い頃はまだ大丈夫でも、成長するにつれてはみ出し、いられる場所が少なくなり、行き場を失う様子は悲しい。 気持ちがたかぶり、自分が割れてしまう感覚。おさえようにも、どんどんと中身があふれ出す感じが伝わって苦しくなった。 詩的で繊細な文章が良い。
矛盾の上に成り立つ営みに私は折り合いが付けられず頭が割れそうになる。瞬間の中に特有なモノが見えるからと言って先回り出来るような便利なモノじゃない。 ここではないどこかへ行きたい。往きたい。愛より痛いほうへ。 主演は當真あみさんがお似合いだと思う。
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