踊れ、愛より痛いほうへ

踊れ、愛より痛いほうへ

1,870円 (税込)

9pt

初小説にして芥川賞候補作となった『いなくなくならなくならないで』に続く、向坂くじらの小説第二弾! 幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、愛に疑念を抱いていて――

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踊れ、愛より痛いほうへ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    生きづらさと
    それを物ともせずに、貫く魅力を感じた。
    彼女の周りも彼女の魅力に気がついている。

    てすが

    やっぱり
    私なら楽に生きたい。

    そして彼女なりにこれからの生き様を

    踊りで表現して欲しい

    0
    2025年09月13日

    Posted by ブクログ

    芥川賞候補作品

    息を呑むような疾走感と
    愛へのアンチテーゼ。

    誰かを愛すこと、好きになることはすなわち、
    その人以外の誰かを愛せないこと。

    一見痛切な展開であり、期待を予見させたかと思えば、それは幻影でしかなく、本質は偏愛と過剰なまでの平等。

    主人公目線で描かれるこの作品は、
    その目まぐるし

    0
    2025年07月08日

    Posted by ブクログ

    面白い!!!

    傍から見たら何してるのかわかんないアンナだけど、所々考え方に共感する場面もあったり。
    踊りの描写は躍動感があって素敵だった

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    この一個前に読んだ本が面白すぎて危うく星を減らすところだったが、かなり面白かった。
    というか、読めたタイミングも良かった、一気読みできたから。
    読み終わって最初のページを読むと全然解釈違った。勘のいい人は最初から気づくのか?できて半信半疑か。

    0
    2025年06月26日

    Posted by ブクログ

    淡々とした穏やかな文章で痛みの輪郭をくっきり浮き立たせられるみたいな本だった。私は彼女の踊りを見たことがないけど、彼女の踊りを知っているような気がした。

    【読んだ目的・理由】芥川賞の候補作が読みたかったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.2
    【一番好きな表現】流線形の犬のように走る体を、か

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    主人公が幼い頃はまだ大丈夫でも、成長するにつれてはみ出し、いられる場所が少なくなり、行き場を失う様子は悲しい。
    気持ちがたかぶり、自分が割れてしまう感覚。おさえようにも、どんどんと中身があふれ出す感じが伝わって苦しくなった。
    詩的で繊細な文章が良い。

    0
    2025年10月18日

    Posted by ブクログ

    矛盾の上に成り立つ営みに私は折り合いが付けられず頭が割れそうになる。瞬間の中に特有なモノが見えるからと言って先回り出来るような便利なモノじゃない。
    ここではないどこかへ行きたい。往きたい。愛より痛いほうへ。

    主演は當真あみさんがお似合いだと思う。

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    「アンノがはじめて割れたのも、アケミバレエスクールでのことだった。」p4

    芥川賞候補作。

    「割れる」という感覚を共有できるかどうかどうかがキモなのかもしれない。
    傍目には、キレる、とか、怒る、とかになるんだろう。
    自分が理解されなかった、相手が理解できなかった、怒りや悲しみ、衝撃が、ないまぜにな

    0
    2025年09月10日

    Posted by ブクログ

    怒りとも悲しみともまた違う感覚を「割れる」と呼んだ幼い頃の主人公アンノ。愛と暴力が結びついてしまった結果、痛みを求めることで結局は愛や命に向き合おうとしているように見え、その葛藤する彼女の姿には真っ直ぐで力漲るものがありました。

    独特な表現センス漂う文章は難解だけど感覚的に訴えかけてくるものがあり

    0
    2025年08月25日

    Posted by ブクログ

    芥川賞候補であったので興味が湧き読んだ
    『割れる』という表現が怒り・悲しみ・泣くではない微妙な感情
    家族愛や恋愛などが苦手なのだろう
    バレエのように、しなやかにバランスが取れていたら
    どんなに楽しい青春を過ごせた事だろう

    0
    2025年08月24日

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