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50万部突破の感動作、2020年、最強の布陣で映画化決定!田中裕子、蒼井優が桃子さん役を熱演、「南極料理人」「モリのいる場所」で最注目の沖田修一が脚本・監督。すべての人生への応援歌。
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「おらおらでひとりいぐも」
2020年11月6日公開 出演:田中裕子、蒼井優、東出昌大
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Posted by ブクログ
2017年芥川賞(下半期②)受賞作 亭主に先立たれ、子は巣立ち、一人田舎に暮らす70代の桃子さんの話。 哲学的な話だなーという印象。 桃子さんが、 1つの事象を掘り下げる人である。 多数の内の声を飼ってる⁈人である。 内省できる時間/環境がある。 外から受ける刺激が少ない。 まー色々掘り下げる…...続きを読む46億年…。 ただ、暗く畏まった話にならない理由は東北弁にあると思う。少なくとも馴染みがない言葉なので何処かほんわかしてしまう。 しかし、作品中「桃子さんは…」は何回あったんだろf^_^;
問わず語りの桃子さん
カピバラKSの90歳認知症老母は「誰も喋る人がいない」と言い、近所の人も「寂しそう」と言う。しかし、デイサービスを勧めると、他人に気を使うから嫌とのこと。困ったものである😔カピバラKS自身もコミュ障独身中年で、親戚とは老母介護のイザコザにより疎遠、寂しい老後まっしぐらだ。そこで本書により、おひとりさ...続きを読むまの老後を愉しく生きるヒントを得たいと思っていた🤔その結果はさておき、主人公桃子さんは、教養ありすぎ、内省力高すぎである。可笑しくて心に刺さりまくる名調子の独白に舌を巻いた😲
#笑える
これはすごい 桃子さんはすごい ひたすらに自分と会話して会話して オレオレ詐欺にお金を出してしまう母親の心境というものにはぞわりとした そんなことに気づいてしまうなんて 桃子さんの年齢にはまだ遠いけれど、こうなれるのなら、孤独でも寂しくても大丈夫な気が…しなくもない いや分からないな 私には孫は...続きを読むいないし桃子さんほどの経済的なゆとりはなさそうだし それでもひとりで行ぐしかね
久しぶりに感想を書かねばと思えた本 星五つをつけたい本と出会いたい、星五つをつける本の感想しか書きたくないと思っていたので、この本との奇跡的な出会いに感謝 桃子さんの心の叫びに度々涙した。 人生の或る意味とか、地球史46億年ノートからも考察される生命の存在する意味(意味なんてないのだけど)そんな...続きを読む事を老いた女性の東北弁から自答させられる、哲学の小説だった。 この東北弁がまたイイ。脳内に繰り広げられるありとあらゆる思考、自問自答、普段こうして考えているだろう取り留めのない事が、そう、ジャズのように東北弁で脳内を駆け巡る。それはもう、もはやお洒落で、はたまたリアルで。こうして桃子さんなりの解答に辿り着く過程が素晴らしい。 孤独の確かさというか、ひとりになって直面する孤独というものへの準備というか心構えもさせてもらった。 最終的に老婆がたどり着いた解答は、かけがえのない真実で、真理で、心に染み渡って、度々涙が溢れてしまった。 老いと死を受け入れる準備をしている桃子さんの所に孫が訪ねてくるシーンも本当に素晴らしい。人生ってそういうもの。私もああやって老いていくのだろうな、と想像すると、また涙が止まらなくなってしまったのです。 一人の女性の一生を、雄弁な東北弁で芯まで表現されていて、嘘のないリアルな人の内面の愚かさ、美しさ、雄大さ、そういう深いものに触れさせてもらった、素晴らしかったです。
孤独な老女の内省を方言を使いながら見事に文章化している。いずれ行く道と思いながら読みつつ、現在の自分に置き換えて悩み苦しみ前を向きしてしまう。独りは悲しくて楽しい。
夫を亡くした桃子さん。 その物語であるけれど、思いの丈を、詩のようにでも荒々しくぶつけてくる思いが、なんともリアリティがあっておもしろい。 おもしろくて2回読んでしまいました。
後半に出てくる、夫との会話や、それに続く独白のパートがとくに良かった。当たり前にずっと一緒だった存在が、ある日急にもぎ取られるように不在になる、圧倒的な孤独感が、身に迫るように感じられた。 途中からは、小池真理子さんの、夫を想いながらのエッセイを思い出しながら読んでいた。
たまに町中で会う「ちょっとこの人変かも」と思う人の頭の中ってこんな感じなのかも。 差別とか嫌悪とかそういう意味ではなく、その必死さに心うたれた感じ。
タイトルは宮沢賢治の詩、「永訣の朝」の一節でひとりで死んでいくという意味だそうだ。その裏にはひとりで生きていくと言う意味が隠れている。 子供達が巣立ち、連れ合いには先立たれ、気がつけばひとりぽっんと残される。 年をとると誰もがかかえる孤独、病気そして死への恐怖。不安との裏腹にひとりで生きていくとい...続きを読むう覚悟。 誰もが年を取ればこの状況に陥るであろう揺れ動く気持ちを東北弁で語っている。 最初は東北弁を理解することに注意がいってしまい戸惑ったが、読み進めると主人公の気持ちがじわじわと伝わってきてグッと心を掴まれる。 この本はまさに自分の母の姿だし、のちの私の姿である。
70歳にして家族の一員としての役目を終え、一人になった桃子さんの心の内、自問自答をリアルに吐き出し綴るエッセイのような随筆のような作品。一人で暮らす故の時間の余裕からくる、これまでの経験を基にした深い思考。自分はこのような境地に達していないが言わんとするところはよく分かるし共感する。方言を織り交ぜた...続きを読む独特な文体、そして高尚な表現も面白い。作者のも提示された思考を自問ししばしは小説から気持ちが離れることを繰り返したとは作品への共感からだと思う。 一人暮らしになった自分を想像しながら、いつかまた読み返したいとも思った。
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