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Posted by ブクログ 2023年10月19日
久しぶりに感想を書かねばと思えた本
星五つをつけたい本と出会いたい、星五つをつける本の感想しか書きたくないと思っていたので、この本との奇跡的な出会いに感謝
桃子さんの心の叫びに度々涙した。
人生の或る意味とか、地球史46億年ノートからも考察される生命の存在する意味(意味なんてないのだけど)そんな...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月25日
独居老人の東北弁による脳内会話
家の中で立てる音はネズミの動く音
そんな中で桃子は脳内で複数の自分が話している
娘である直美との確執、亡き夫周造との思い出と喪失の記憶、過去の自分との対話、故郷の八角山と自分の見立て
「老い」「死」「孤独」を否応なく感じる
いずれ自分もこうなると思い、読んでいて...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月24日
70歳にして家族の一員としての役目を終え、一人になった桃子さんの心の内、自問自答をリアルに吐き出し綴るエッセイのような随筆のような作品。一人で暮らす故の時間の余裕からくる、これまでの経験を基にした深い思考。自分はこのような境地に達していないが言わんとするところはよく分かるし共感する。方言を織り交ぜた...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月04日
東北地方出身のお年寄り、桃子さんの、心の内を描いた本。
誕生日プレゼント本。自分じゃぜーったい選ばなかった。芥川賞とったんだよね。当時話題になってて、芥川賞とか追わない人種なもんで、変わった題名だな、どんな本かと思っても、興味もなくて読まなかった。誕プレで貰って、第一印象ではぜーったい刺さらない本...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月19日
第158回芥川龍之介賞、ドイツのリベラトゥール賞受賞作。70代の桃子さんというおばあさんが昔を回顧しつつ、老いを感じて日々過ごす様子を著した一冊です。娘からの指摘で頭の衰えを感じたり、昔の若い頃を思い出して向き合ったり年齢を重ねるとはこういう事かと感じました。夫を亡くしたことで感じた思い出は時に悲し...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月11日
数年前、母が読んだと言っていた本。
あのとき母は、良かった、と言うだけで
読んでみて、と薦めはしなかった。
自分で手にとるのを、待つでもなく待っていてくれた。
(きっとそんなことばかりなんだと思う。
ほれ、と背中を見せるでもなく見せてくれて、
待つでもなく待っていてくれる)
“ごく自然に周造...続きを読む
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