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分かることはいくつになっても面白い! 老いとは自由だ! 主婦から、夫の死を経て63歳で作家に、芥川賞を受賞した著者初エッセイ集。家事をしつつ考え見出した生活に密着した至言満載。
夫を亡くし、63歳で主婦から作家に
大ベストセラー/芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』著者の初エッセイ集
身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、
家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること――
書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学
その頃の私は相変わらず家庭の幸福に酔うてもいたが、
そうでもない自分も知っていた。
つまらない、飽き足らない、心の奥で私はそう思っていたはずで、
それをはっきりと言葉にすることを恐れてもいた。
言葉にしたとたんそれが顕在化する。(中略)
人に見くびられないように、いい人と思われるように外に武装し、
内に外に何重にも押し固めて見えなくなっている自分の心というもの(中略)
家庭という狭い世界にいるけれど、台所からだって世の中は見える、
そううそぶいて何とか心の均衡をとっていたところがある。ーー本文より
NHK『こころの時代』で大反響「ドラゴンボール」も収録
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Posted by ブクログ
桃子さん、好きだったなあ。千佐子さんのことも、きっと好き。「きっと」というのは、やはり華やかなメディアの世界の作家先生というより、確かにこの世界に生きているひとりの女性、もっと言うならば「おばあさん」、という感じがするから、有名人を好きと言うほど簡単には好きと言いづらい親しみやすさのようなものがあって。
でもね、フェミニズムとか個人主義とか声を上げなきゃとか考えながらも、「うふ」とか「誰得」とか、するっと出てくる言葉なんか、やっぱりすごく好き。内なる声、合議制、といった言葉に、『おらおらで〜』は映画も良かったんだよなあと思い出し、「桃子さん、好きだったなあ」と、はじめのつぶやきに戻る。
Posted by ブクログ
芥川賞受賞作「おらおらでひとりいぐも」著者の初エッセイ集。
「おらおらでひとりいぐも」を読んだ時は方言にてこずり、物語りに入り込むまで時間がかかって、途中で断念しそうになった。読み進めるとその方言がいい味を出してくるのだが。
こちらのエッセイは読みやすく、夫を50代で亡くし、寂しさと戦いながらも還暦を過ぎてから作家になった作者の話。若い人にはあまり響かないかもしれないが、歳を重ねると孤独や老いの不安を抱えてどうやって前向きに生きていくのかが課題になる。現在70歳の作者が感じた孤独と老い。63歳で作家となって変わっていった生活などが語られているエッセイ集です。
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